経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)の菊岡稔社長はオンラインでのインタビューに応じ、スマートフォン用有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルの量産へ、他社との連携を検討していることを明らかにした。数千億円に上る投資負担の軽減が狙い。
菊岡氏は「単独で設備負担を負わない形を考えている」と述べ、提携先との共同事業などを視野に入れる。
 JDIは、液晶に続く事業の柱の一つとして既に茂原工場(千葉県茂原市)で腕時計型情報端末(スマートウオッチ)用の有機ELパネルを生産。主要取引先の米アップルに供給している。  

薄くて高精細の有機ELが世界的に普及する中、より市場規模が大きいスマホ用への展開を視野に技術開発を進めている。





菊岡氏は液晶依存からの脱却に向け、有機ELを「最低でも売上高数百億円規模の中核事業に育てたい」と語った。

 ただ、スマホ用への進出には多額の設備投資がハードルとなる。JDIは、大型投資が重荷となり主力の白山工場(石川県白山市)をアップルとシャープへ売却することになった反省から、他社との連携や技術供与などでリスクを分散する方法を探っている。

 スマホ用の有機ELは、韓国のサムスン電子が圧倒的なシェアを持つ。菊岡氏は「技術の差別化ができ、顧客の需要があるかが参入の判断基準になる」と述べた。 

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