韓国の財閥LGグループの持ち株会社LGは26日、傘下の5社を来年分離して新たな持ち株会社を設立すると発表した。

LGグループは傘下にLG電子やLG化学を持つが、再編により、電子や化学、通信サービスといった中核事業への注力が可能になるとしている。

当局への提出資料によると、トレーディング部門のエルジー・インターナショナル、建材などを扱うLGハウシス、ディスプレイ用半導体を生産するシリコン・ワークス、上場していない化学メーカーのLG・MMAなどを2021年5月に分離する。





再編により、LGグループの現在の持ち株会社の資産は9兆8000億ウォン(88億5000万ドル)になる。新たに設立する持ち株会社の資産は9000億ウォン程度になるという。新持ち株会社は2021年5月に株式上場を計画している。

韓国の財閥は、規模拡大と世代交代に伴い再編を進めており、LGグループの今回の決定もそうした動きのひとつ。 アナリストは、新たな持ち株会社のトップにはLG創業者の息子、具本俊(ク・ボンジュン)氏が就き、新持ち株会社はいずれLGから分離すると予想している。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ