世界中で引用された論文が多い科学者を調べるクラリベイト・アナリティクス社の2020年版Highly Cited Researchers(高被引用論文著者)リストが11月18日発表され、東京工業大学から細野秀雄栄誉教授(選出分野:クロスフィールド(複合領域))と理学院 化学系の前田和彦准教授(選出分野:化学)の2人が選出されました。細野栄誉教授と前田准教授は2019年も同リストに選ばれています。
細野栄誉教授のコメント
銅酸化物と並ぶ高温超伝導体の新大陸となった鉄系超伝導体、iPadや有機ELテレビの画面の駆動用に実用化されたIGZO半導体とその薄膜トランジスタに加え、今回は電子化物(エレクトライド)とそのアンモニア合成触媒への応用、そして新しい蛍光体に関する論文が対象になったようです。 共同研究者とスポンサーに厚く感謝いたします。






論文の被引用数は研究評価の一つの指標にすぎませんが、世界トップ10レベルの大学ではこのHighly Cited Researchersに50人程度がリストアップされているようです。参考になるデータかと思います。
前田准教授のコメント
3年連続で化学分野のHighly Cited Researcherに選出されたことを嬉しく思います。選出方法によれば、対象となった研究論文のほとんどはエネルギー変換型光触媒に関するものです。自身のライフワークとも言える光触媒の研究成果を、他の多くの研究者に引用してもらえていることを改めて誇りに感じています。研究にお力添えくださった国内外の共同研究者の皆様、日々頭を悩ませながら共に研究活動をしている学生諸氏に感謝いたします。
Read full article

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ