オンラインで開催された情報技術(IT)展示会「CES 2021」で、中国のテレビメーカー「スカイワース(Skyworth)」の新製品説明会が行われた時に飛び出した言葉だ。
スカイワースは同日、巻かれたディスプレイが上から下に降りてくる「ウォーターフォール(滝)有機ELテレビ」、ディスプレイが下から上に立ち上がってくる「ローラブル(巻き取り)テレビ」などの新製品の写真を公開した。

ところが、スカイワースのローラブルテレビの写真は、LG電子が昨年10月に公開したローラブルテレビ「LG SIGNATURE OLED R」の写真だった。黒いテレビ画面を赤に変えただけだ。発売予定の新製品だと言ってライバルメーカーの製品を見せたことになる。業界関係者は「CESがオンラインで開催され、実際の製品を見ることができないだけに、発覚しないと思ったのだろう」と語った。





 中国企業の韓国製品盗用がますますひどくなっている。CESをはじめとするグローバル展示会でサムスンやLG電子が発売した製品を見て、製品の形態や技術はもちろん、名前まで盗用するのは中国企業の基本戦略だと言っても過言ではない。
昨年のCESで中国のTCLは画面が回る回転テレビ「A200プロ」をお披露目した。先に発売されたサムスン電子の縦型テレビ「The Sero」と同じ製品だ。2019年にドイツで開催されたIFAでは、テレビを見ていない時に画面に美術品などを表示させて額縁のように活用できるサムスン電子の「The Frame」と同じテレビをスカイワースが展示した。
スマートフォンでも同じだ。昨年10月に中国のスマートフォンメーカー、シャオミ(小米)は中国の知的財産権局に画面が折りたためるフォルダブル(折りたたみ)スマートフォンのデザイン図面特許を出したが、これはサムスン電子の「GALAXY Z Fold 2」のデザインとほぼ同じだった。

 韓国の各企業は「『中国企業が盗用した』と訴訟を起こしても、既に受けた被害を取り戻すことは不可能だ」と嘆く。韓国特許庁では、新製品のデザイン出願時、情報公開項目から製品名を除外する方式を推進している。韓国企業の事業とデザイン戦略の露出を最小化し、盗用を防ぐためだ。

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