鴻海精密工業は24日、電気自動車(EV)新興メーカーの米フィスカーと提携覚書(MOU)を交わしたと発表した。フィスカー2車種目となるEV新車種を共同で開発し、2023年第4四半期に量産を開始する予定だ。年産25万台以上を見込む。中国のEVベンチャーの拝騰汽車(バイトン)、自動車メーカー大手の浙江吉利控股集団に続く、鴻海初の米国メーカーとのEV提携だ。25日付経済日報が報じた。

鴻海とフィスカーは21年第2四半期末までに正式に提携パートナー協定を締結する予定だ。

 両社は「プロジェクト PEAR(パーソナル・エレクトリック・オートモーティブ・レボリューション)」を通じて新車種を共同開発し、鴻海が量産を担う。▽北米▽欧州▽中国▽インド──市場で販売する予定だ。第2のテスラとも呼ばれるフィスカーにとって、22年第4四半期に発売予定の電動スポーツ用多目的車(SUV)「オーシャン」に続くEV2車種目となる。





 鴻海の劉揚偉董事長は、フィスカーのEV新モデルは、コンセプトから量産までわずか24カ月と、従来の自動車製造に要する半分以下の期間で完成させると述べた。鴻海は、電子部品やサプライチェーン管理の強みを生かし、自動車ブランドのイノベーションや製造を加速すると説明した。

 フィスカーのヘンリック・フィスカーCEO(最高経営責任者)は、鴻海は理念が合致している上、相互補完効果が見込めると語った。


 フィスカー初のEV「オーシャン」は、カナダの自動車部品最大手、マグナ・インターナショナルが来年下半期から受託生産を担うとされる。これまでの予約受付台数は1万2,000台以上、価格は3万7,500米ドルからと、市場に出回っている電動SUVより低価格だ。

 業界では、鴻海はフィスカーのEVを年間25万台生産することで、アップル初のEV「アップルカー」の受注ができる実力をアピールするとみられている。

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