香港の調査会社カウンターポイントリサーチが30日公表した資料によると、世界市場向けのスマートフォン(スマホ)出荷台数で韓国のサムスン電子が21.7%のシェアを獲得し、1位を記録した。同社は昨年10~12月期には米アップルに次いで2位となったが、再び首位に返り咲いた。

 2位は16.8%のアップルで、中国の小米科技(シャオミ)が13.7%、OPPO(オッポ)が10.7%、vivo(ビボ)が10.0%と続いた。  

サムスン電子はフラッグシップスマホの「ギャラクシーS21」シリーズの好調で売上高と販売台数がいずれも増加し、欧州、米国、韓国でペントアップ効果(抑制されていた需要の回復)により好業績を収めた。





 カウンターポイントリサーチは、中価格帯の「ギャラクシーA」シリーズを発売したことも成功の要因だと説明した。

 フォルダブル(折り畳み)製品もサムスン電子がリードしているが、華為技術(ファーウェイ)、小米科技、OPPO、vivo、TCLなどの中国企業が新製品を発売すると予想され、競争の激化が見込まれる。

 アップルは「iPhone(アイフォーン)12」シリーズの需要が継続し、米国、中国、インド、日本市場で堅調となっている。

 売上高ではアップルが世界市場でシェア42.0%を記録し、17.5%のサムスン電子を大きく引き離した。アップルの売上高は全地域で2桁以上の増加幅を記録した。小米科技、OPPO、vivoも急成長し、中国、欧州、中南米、東南アジアで善戦した。

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