韓国LGディスプレー(LGD)が27日発表した2021年7~9月期の連結営業利益は、前年同期比3.2倍の5290億ウォン(約510億円)だった。4~6月期比では25%減益となっており、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う液晶パネル特需の底上げ効果は弱まっている。

売上高は前年同期比7%増の7兆2230億ウォン、純利益は42倍の4630億ウォンだった。
ディスプレー業界では20年に在宅勤務や遠隔授業の浸透でパソコンやタブレット端末向けの中型パネルの特需が発生。テレビの買い替え需要も重なり、液晶パネル市況は好転した。ただ21年夏ごろには特需は一巡し、LGDも市況悪化の影響を受けた。





LGDはテレビ向け液晶パネルの生産能力を減らして、特定顧客と長期的な取引が見込めるパソコンなどIT(情報技術)製品向けに注力してきた。ほぼ独占的に供給するテレビ向け有機ELパネルも年産1000万台分の供給能力を確立するなど、中国勢との価格競争に巻き込まれないように製品構成を入れ替えてきた経緯がある。

決算発表後の電話会見で徐東熙(ソ・ドンヒ)最高財務責任者(CFO)は、足元の液晶価格の急落の打撃を認めつつも「汎用品の液晶パネル工場は既に減価償却が終わっており、競合他社に比べてコスト競争力が高い」と収益確保に自信を示した。

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