今年上半期、市場を騒がしくした「サムスン-LGの有機EL(OLED)同盟説」が再び水面上に浮上した。サムスン電子が来年LGディスプレイの白色有機EL(WOLED)パネルを搭載したテレビを発売するという金融投資業界の見通しが出てきながらだ。2社はこれを否定しているが、業界ではすでに2社間の協議が相当部分進んだとみている。

6日、韓国のハイ投資証券は報告書を出して「サムスンのLGディスプレイ有機ELテレビパネル採択が確実視されつつある」と分析した。ハイ投資証券のチョン・ウォンソク研究員は「業界ではサムスン電子のLGディスプレイ有機ELパネル採択はすでに既成事実として受け入れている雰囲気」とし「来年LGディスプレイがサムスン電子に供給する有機ELパネルは約200万台水準になるとみられる」と話した。

これはLGディスプレイが1年間に生産する有機ELパネルの2割に該当する。サムスンはすでにLGディスプレイから液晶表示装置(LCD)パネルの供給を受けている。





このような観測は今年上半期にも何度かあった。だが、当時2社が強く否定して「なかった話」となった。だが、今回はもう少し具体的な話が出ている。

匿名を求めた業界関係者は「2社の有機EL供給契約はすでに後戻りできないほど進んでいる」とし「価格交渉程度だけが残ったものと理解している」と話した。また別の関係者は「サムスンが米国電子量販店『Best Buy』など大型顧客に来年WOLEDテレビの発売を前提にマーケティングを進めていると承知している」とし「早ければ来年下半期以前にLGの有機ELパネルを搭載したサムスンテレビが登場する可能性がある」と伝えた。

業界ではサムスン-LGのOLED同盟の可能性を高くみている。2社がテレビとディスプレー市場で競争関係にあるが、提携した場合にはシナジー効果が大きいという理由からだ。

サムスンは来年にサムスンディスプレイの量子ドット(QD)-有機ELを搭載したテレビを公開して急成長中の有機ELテレビ市場に参入する計画だ。ここにLGパネルの供給を受けることになれば有機ELテレビのラインナップを充実させて収益性の改善を期待することができる。LGディスプレイも世界テレビ市場1位のサムスンとの協力を通じて有機ELテレビ陣営の拡大と規模の経済を通した収益性確保を期待することができる。

チョン・ウォンソク研究員は「サムスン電子とLGディスプレイの間の協力関係構築は互いにウィンウィンの戦略になるだろう」と分析した。市場調査会社「ユビリサーチ」は先月開かれたセミナーで「サムスン電子がLGディスプレイからテレビ用有機ELパネルを200万台程度購入すればサムスンは来年250万台以上の有機ELテレビを販売できるだろう」と予想した。

サムスン電子関係者はこれについて「現在の主力製品であるQLEDテレビとネオQLED以外に来年はQD-有機ELテレビも発売する予定」としながら「現在のラインナップでも過負荷状態なのに、ここにLGの有機ELパネルまで入ってくるのは今は現実的ではない」と話した。

一方、LGが主導する有機EL市場は急成長中だ。市場調査会社「オムディア(Omdia)」は有機ELテレビの販売量が2019年300万台から今年610万台、2025年には1050万台規模に拡大すると展望した。ディスプレイ・サプライチェーン・コンサルタンツ(DSCC)は最近の報告書で「今年7-9月期のグローバル有機ELテレビ売上は前年同期比88%増えた」とし「プレミアムテレビ市場で有機ELテレビのシェアは昨年7-9月期37%から今年7-9月期46%に増加した」と明らかにした。

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