台湾の液晶パネル大手、友達光電(AUO)が26日発表した2022年1~3月期決算は、純利益が前年同期比56%減の51億台湾ドル(約220億円)だった。21年末から続くパネル価格の下落が響いた。世界的なインフレなどで消費者心理が悪化し、テレビやIT(情報技術)製品向けのパネル需要が落ち込んだ。

売上高は2%減の815億台湾ドルだった。パネル価格は新型コロナウイルス禍を受けた「巣ごもり需要」があった21年7~9月期をピークに下落が続いている。





22年4~6月期は前四半期に比べさらに5%以上の下落を見込む。ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ不確実性が高まるなかで、顧客メーカーの在庫調整が続くとしている。

一方、自動車や産業機器、企業向けパソコンといった分野のパネル需要は比較的堅調なもよう。AUOはこれらの分野に消費者向け製品からパネルの生産能力を振り向け、収益確保につなげる方針だ。

AUOは中国の昆山市や蘇州市に工場を構える。中国当局の感染対策を受けて部分的に稼働が停止した。経営トップの彭双浪・董事長は、従業員の募集や材料の輸送にも影響が出ているとした上で、対策措置が解除される時期については「予測が非常に難しい」と述べた。

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