Screenshot 2022-06-09 07.18.23新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる経済への影響はいまだに続いており、個人の消費支出は減少を続けています。そんな中、スマートフォン市場において大きなシェアを保有するSamsungが、2022年のスマートフォン生産台数を3000万台減産することを決めたと韓国のMKメディアグループが報じています。

2022年に入っても新型コロナウイルスのパンデミックの影響は続いており、世界では物価が高騰し続けています。そのため、Samsungの競合企業であるAppleは、iPhone SEの生産台数を20%削減する予定であると報じられました。





これに対応するように、Samsungもローエンド・ミドルレンジ・ハイエンドというあらゆるスマートフォンの目標生産台数を削減することを計画しているとのこと。当初、Samsungは2022年に3億1000万台のスマートフォンを生産する予定でしたが、不況を鑑み、この数字を2億8000万台に下方修正することを決定したようです。

Samsungは2017年以降、1年間のスマートフォン生産台数が3億台を超えたことはありません。2022年にはこの目標数値を達成するはずだったのですが、世界的な不況による需要の低下に対応する形で、生産台数を削減せざるを得なくなった模様。

不況に伴い世界各国の市場でインフレが進んでおり、これにより消費者の支出はますます減少しています。すぐに必要とされないような製品への支出は減少傾向にあるため、市場アナリストは「手ごろな価格のスマートフォンの売上も2022年は減少する可能性があります」と指摘しています。
一方、Samsungは2022年第1四半期(1~3月)におけるヨーロッパでのスマートフォン出荷台数を前年比で10%減少させています。ただし、それでもSamsungはヨーロッパにおけるスマートフォン出荷台数でAppleとXiaomiを抑えてトップとなっています。

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