Screenshot 2022-07-14 07.37.41シャープが液晶事業への回帰を強めている。今年6月、いったんは売却するはずだった、かつてのテレビ向け液晶工場を完全子会社化した。米中貿易摩擦もにらみ、お家芸の「液晶」で攻勢をかける戦略を描く。しかし、足元のテレビ向け液晶パネル市場は低迷している。市場や株主には、液晶事業の失敗による経営危機の再来を危ぶむ声がある。

 大阪と和歌山を結ぶ南海本線の堺駅から北西に約4キロ。大阪湾に突き出た広大な敷地は、外界から遮断されたように、しんとした静けさがある。潮風漂う埋め立て地にシャープ本社がやってきたのは2016年7月のことだった。





同年3月、経営危機に陥ったシャープは、台湾の鴻海精密工業に買収されることになった。事実上の「創業の地」である大阪・阿倍野の本社屋は危機のさなかに売却され、玄関にあった創業者・早川徳次の銅像だけは従業員とともに新社屋へ移った。

 太陽電池をつくっていた工場の一部を改装した今の本社屋のはす向かいに「堺ディスプレイプロダクト(SDP)」がある。シャープは2月、株の20%を保有していたSDPを完全子会社化すると発表。6月末に約400億円で全株式を取得した。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ