ジャパンディスプレイ(JDI)が9日発表した2022年4~6月期の連結決算は、最終損益が50億円の赤字(前年同期は69億円の赤字)だった。スマートフォン向けなどのディスプレーの出荷が落ち込んだ。為替差益27億円を計上したが補えなかった。

売上高は前年同期比13%減の570億円、営業損益は68億円の赤字(同58億円の赤字)だった。スマホ向けの液晶の出荷が減った。中国の都市封鎖(ロックダウン)でJDIや出荷先である自動車メーカーの生産が制約され、車載向けの販売も想定を下回った。





同日、INCJ(旧産業革新機構)からの短期借入金200億円について、返済期限を9月3日から12月28日に延長することでINCJと合意したと発表した。事業環境の不透明感が増しているためなどとしている。

JDIは仕入れ債務の減少などで資金繰りが悪化しており、22年4~6月期のフリーキャッシュフロー(純現金収支)は146億円の赤字だった。

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