vY4P22JdzXpvQkiMs5電力ベンチャーのLooop(東京都台東区、中村創一郎社長)は2022年度内に、独ヘリアテック製有機薄膜太陽電池を発売する。中村社長は「シリコンの課題を解決する最終兵器」とアピールする。

国内で次世代太陽電池をめぐる覇権争いが始まりそうだ。 有機薄膜太陽電池は薄くて軽く曲がるため「フィルム太陽電池」とも呼ばれる。
主流のシリコン系太陽電池は重いため、荷重に耐えられない屋根には設置できなかった。

有機薄膜系はどの屋根にも採用できる。壁面や曲面、テントにも取り付けられるので、太陽光発電のさらなる普及に貢献する。





複数の日本企業も有機薄膜系を生産していたが、多くが撤退した。シリコン系に比べて光エネルギーを電気に変える変換効率が劣るためだ。ヘリアテックは量産中の有機薄膜系で最高効率という。同社のギド・ファン・タートヴェイク最高経営責任者(CEO)は「年1%改善できる」と自信を見せる。

次世代太陽電池として「ペロブスカイト」も有望視される。薄くて軽く、塗って作れるため製造コストが安い。しかも変換効率も高く、日本企業も開発に熱が入る。開発競争は日本の太陽光発電市場を再活性化する。

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