日本代表チームの活躍で大いに盛り上がったサッカーワールドカップ(W杯)。日本代表が次々に金星を挙げて勝ち進むのと合わせ、薄型テレビの販売が右肩上がりで伸びていた、という興味深いデータを調査会社のBCNが発表しました。W杯は、無料配信を実施したABEMAの中継をスマホで見た人が多かったと思いますが、「歴史的な勝利を大画面で見たい!」と考えた人も相当多かったようです。

 12月8日、BCNが「コロナ夜明け前のデジタル家電、年末商戦の行方 そしてテレビはW杯で売れているのか?」と題した発表会を実施。主要な家電量販店の販売データをもとに、デジタル家電の販売状況やメーカー別シェアなどのデータを公開しました。





興味深かったのが、日本代表が奮闘したW杯が薄型テレビの販売にどう影響したかのデータ。液晶テレビと有機ELテレビを合わせた薄型テレビは、W杯で日本代表チームが躍進するのと合わせて、売り上げが明確に伸びていました。勝ち進むごとに「日本代表の熱戦を大画面で見たい!」と考えて薄型テレビを購入する人が増えたようです。

液晶テレビと有機ELテレビを合わせた薄型テレビのメーカー別シェアは、直近では東芝のテレビ事業を継承したTVS REGZAが2位との差を広げてトップシェアを獲得しています。

緊急事態宣言などの行動制限がなくなったことを追い風に、販売状況の改善が著しいのがデジカメ。特に、ミラーレスカメラが伸びています。新製品は価格帯の高い高性能モデルが中心になったことを受け、平均単価はじわりと上昇しています。


スマホは、相変わらずアップルが圧倒的なシェアを獲得していますが、シェアはやや下降基調にあります。これは、円安などを要因とした値上げが実施されたことが影響し、Android勢に移行した人が増えていることが影響しているとみられます。

受け皿となるAndroid勢ですが、驚くほどの伸びを見せているのがPixelシリーズを率いるGoogleです。7月までは5%前後の低いシェアで推移していたのに、Pixel 6aを発売した8月前後と、Pixel 7シリーズを発売した10月に大きくシェアを伸ばしています。特に、10月の伸びは大きく、豪勢な下取りキャンペーンがユーザー獲得に奏功したといえます。

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