ジャパンディスプレイは照明の光の広がり(配光)を縦長や楕円などの形状に制御する配光制御用液晶パネル「LumiFree(ルミフリー)」を、照明制御用の通信規格「DMX512」に対応させた。
照明制御で一般的な規格に対応し、店舗やイベント会場、ホテルなどのエンドユーザーや照明メーカーが既存設備に導入しやすくした。今後、DMX512対応をルミフリーの標準仕様とする。





ルミフリーは、液晶を電気的に制御する技術を使って、照明の配光特性をタブレット端末から容易に制御できるデバイス。照明器具などに組み込んで利用する。従来の照明器具はレンズや反射板で配光を制御するため、生産後や設置後に配光を調整するのが難しく、部品製造にも金型が必要だった。

今回、DMX規格の信号を受け取ってルミフリー用に変換するソフトウエアを開発し、DMX対応の照明コントローラーから操作できるようにした。照明を自動制御する既存のアプリケーションも利用できるようになる。照明デザイナーなどが新しい照明設備の使い方を開発し、ゼネコンなどに提案しやすくなる効果も期待する。

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