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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

D_電子ペーパー

18 Jul

液晶なみにキレイな映像が出る電子ペーパー

電子_paper-w1280もしかしたらディスプレイ業界をひっくり返すかもしれません。

スウェーデンのチャルマース工科大学の研究チームは、目に優しい紙のような、そしてKindleのように省電力な、色鮮やかな電子ペーパーを開発しました。今現在、一般向けガジェットに搭載されているカラー電子ペーパーより、技術的に優れていそうです。

現在のカラー電子ペーパーは、消費電力を最小限に抑えながらカラー表示が可能ですが、LCDやOLEDディスプレイと比較すると、どうしても色鮮やかさに欠けてしまうという課題があります。

2016年にも同じ研究チームから、厚さ1マイクロメートル以下のまるで紙のような柔軟性、かつ液晶ディスプレイと同程度の色の再現が可能な素材の開発を発表していましたが、この素材は(LCDディスプレイとは異なり)発光せず、電子ペーパーと同じように、周囲光を反射する反射式ディスプレイを採用していました。





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16 Jul

E Inkの美しさが冴えるアナログ針スマートウォッチ「FOSSIL NEUTRA」

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フォッシルグループのブランド、FOSSIL(フォッシル)とSKAGEN(スカーゲン)がラインナップを展開する「ハイブリッドスマートウォッチ HR」は、アナログ時計のエレガントな風合いとともに、文字盤に搭載するE Ink方式の電子ペーパーによる情報量豊富なデジタル表示を併せ持つ個性派だ。今回はフォッシルから登場したスマートウォッチ「NEUTRA」の魅力に迫ってみたい。
NEUTRAの文字盤には時刻を指し示す機械針と、日本語を含むテキストやアイコンが表示できる E Ink方式の電子ペーパーが搭載されている。電子ペーパーは電力効率に優れるデバイスだ。NEUTRAの場合は常時オン表示のままでも約2週間の連続使用ができるスタミナ性能にも活かされている。カラー表示の液晶や有機ELディスプレーを採用するスマートウォッチでは敵わないだろう。






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10 Aug

コンテンツカセット採用で差し替えが可能になった、コミック全巻収録シリーズ「全巻一冊」

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 プログレス・テクノロジーズの「全巻一冊」は、見開き表示に対応したE Ink電子ペーパー端末に、コミック全巻をセットした製品だ。
 クラウドファンディングでの資金募集を経て今春リリースされた「全巻一冊 北斗の拳」に続き、今回は「沈黙の艦隊」&「ジパング」、「シティーハンター」、「ミナミの帝王」を加えた計4作品が数量限定で販売される。位置づけとしては従来のクラウドファンディングがパイロット版相当で、今回が「全巻一冊」第1弾という扱いになるようだ。


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19 Jun

凸版、電池不要の電子ペーパー開発 環境発電を活用

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凸版印刷は、光や温度、振動などの微弱なエネルギーを電気エネルギーに変換する技術を使い、無電源で絵や文字などを表示できる電子ペーパーを開発した。電池などによる給電が不要なIoT(モノのインターネット)センサーの開発につながる。同様の製品は世界的にも珍しいといい、IoT機器や照明などを扱うメーカーの需要を見込む。

電子ペーパーは表示する情報を書き換える際に電力が必要になるが、一度表示した情報は書き換えるまで消えない。電子書籍端末などに使われている。開発した製品は、振動などを駆動源にする「エネルギーハーベスティング(環境発電)」技術を使った、無線通信技術「EnOcean(エンオーシャン)」に対応する。



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18 May

まだ進化する「電子ペーパー」、電子ブック以外へ用途拡大 台湾E Inkの業績回復、大阪大学は新技術

紙のような表示品位を持つ電子ディスプレー「電子ペーパー」が一気に世の中へ知られるようになったのは、米Amazon.comが2007年に発売した電子ブック端末「Kindle」がバカ売れしてからだ。今では電子ブック端末はかつてほど売れなくなったものの、1台に何百冊もの書籍を保存できるという利便性が受けて根強い人気がある。端末が世代を重ねるごとに電子ペーパー自体の技術も進化しており、その機能・特性を生かせる新たな用途へ徐々に採用を広げている。


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28 Apr

「紙の電子ペーパー」大阪大学が開発に成功

 大阪大学産業科学研究所の古賀大尚特任助教、能木雅也教授らの研究グループは、紙を用いてフレキシブルな電子ペーパーを作製することに成功した。  

我々は約2000年もの間、手書きや印刷により紙に情報を表示してきたが、近年のガラスやプラスチックの透明基材を用いて作製された電子ペーパー端末の普及により、紙の情報表示媒体としての価値が低下しつつあるのが現状であった。  

そこで今回、同研究グループは、樹木セルロースナノファイバーからなる新しい「透明な紙」と、セルロースパルプ繊維からなる従来の「白い紙」を併用することで、電子ペーパーの一種であるエレクトロクロミック(EC)ディスプレイを開発した。



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14 Mar

色・柄・文字が自在に変わる、電子ペーパー壁装材 大日印が開発

大日本印刷は台湾イーインクの電子ペーパー「PRISM(プリズム)」を使い、表示する色や柄などを自在に変えられる壁装材と、発光ダイオード(LED)照明用カバーを開発した。4月に両製品を発売し、建築設計事務所や店舗設計会社、イベント会社などに向けて提案する。関連事業を含めて、2020年度に年間5億円の売り上げを目指す。

プリズムは電圧を加えると、表面と裏面のインクの色を変えられるディスプレー。電子書籍の画面にも使われているという。

壁装材は色、模様、文字、画像などの表示や、グラデーション表現などのデザインを自在に変更できる。



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16 Jan

ジャパンディスプレイ、「電子棚札」向け高精細電子ペーパー

電子ペーパー_file5a5c700f00498ジャパンディスプレイは15日、小売店などで商品の価格などを表示する「電子棚札」向けに、幅30センチメートルの高精細電子ペーパーを開発しサンプル出荷を始めたと発表した。
黒と白の表示色に、赤や青などのもう1色を加えた3色表示が可能。複数枚組み合わせることで多様なデザインをカスタマイズできる。今夏から今秋をめどに量産を始める計画だ。



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19 Apr

大日印と積水化学、電子ペーパー共同開発 フィルム型太陽電池を搭載

img2_file58f61bac7dc18大日本印刷と積水化学工業は18日、フィルム型の色素増感太陽電池を搭載した電子ペーパーを共同開発したと発表した。屋内外で発電・駆動するため電源が不要となる。このほど都内のコンビニエンスストアに電子看板として設置し、実証実験を始めた。2017年度中の発売を目指す。

大日印の組み立て式看板に、電子ペーパーと積水化学のフィルム型色素増感太陽電池を搭載した。
照度500ルクス以下の室内でも発電できるほか、持ち運びが容易で屋内外に設置できる。
電子ペーパーは光の反射を利用しているため、照明下や日中の屋外でも情報を視認しやすい。 保存続きを読む »
16 Nov

ジャパンディスプレイがE-Inkと提携。電子ペーパー事業を強化へ

ジャパンディスプレイ(JDI)は、電子ペーパーを手掛ける台湾E Ink Holdings(E Ink)と電子ペーパービジネスについて長期戦略的業務提携を締結することで合意した。この提携により、JDIは「従来の液晶ビジネスの枠組みにとらわれない革新的なディスプレイの活用シーンを提案していく」という。



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16 Sep

凸版印刷、32インチのフレキシブルカラー電子ペーパーを開発

toppan flex paper 001凸版印刷は9月14日、台湾のE Ink Holdings(E Ink)と共同で32インチのフレキシブルカラー電子ペーパーの試作品開発に成功したと発表した。
電子ペーパーは外からの光を反射して表示しているため、明るい所でも見やすく、消費電力が少ない反面、カラーフィルタを用いてカラー化すると、バックライトで照らす液晶ディスプレイと比較して画面が暗くなるという課題があった。



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3 Jul

大日印、イーインク方式の電子ペーパーで攻勢−POP・建装材向け開拓

大日本印刷は多彩な色表示が可能なイーインク方式電子ペーパー(用語参照)の事業を拡大する。台湾のイーインクホールディングス(HD)と提携して製品を開発しており、第1弾の大型案件として1日からJR東日本に販売促進用広告(POP)として採用された。
これを弾みにPOP用途のニーズを開拓するほか、新たに床や壁など建装材への活用も提案する。2020年度までに同方式電子ペーパーの売上高で約20億円を目指す。



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7 Jun

スリーエムジャパン、高画質の写真出力用フィルム−デジタル銀塩プリント並み

img1_file575554a23728dスリーエムジャパンは、化粧品やジュエリーなど高画質の写真表現が求められる内照パネル広告向けに、透明な「写真出力用フィルムEPF900=イメージ」を発売した。屋内外の看板などで広く使われている大判の溶剤インクジェットプリンターで、デジタル銀塩プリントと同等の画質に仕上げられる。



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2 Jun

世界初のPC用13.3型E Inkディスプレイ

中国DASUNGは、世界初を謳うPC用13.3型E Inkディスプレイ「Paperlike」を開発。クラウドファンディングのINDIEGOGOで出資を募っている。

 E Inkはバックライトが不要であるため、液晶などの一般的なディスプレイに比べて目に与える負荷が少なく、消費電力も低いというメリットがある。一方で、モノクロであり、書き換えの速度が遅く、書き換え前の画面がうっすら残るゴーストの問題もあり、電子書籍端末には好適だが、コンピューティングデバイスのディスプレイには不向きである。

 そういった中DASUNGは、独自の画像処理アルゴリズムとゴースト除去技術により、世界最高速のE Inkディスプレイを開発した。それでも、一般的ディスプレイに比べると書き換え速度は遅いため、同社ではPaperlikeをセカンダリディスプレイとして、文章作成やスプレッドシートなど文字ベースの作業用途に位置付けている。

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22 May

Bill Gatesさんのツイートで紹介がありました

sustainable energy without the hot air
If you are interested in clean energy, I strongly encourage you read this free book : Sustainable Energy—Without the Hot Air
Bill Gatesさんのツイートでこのようにクリーンエネルギーに関する本の紹介をしています。
I discovered David through his eye-opening bookと表現しています。eye-openingとは目から鱗が落ちるというニュアンスだと思います。

なせ今、この本を紹介したかというと著者のDavid MacKayさんが先月亡くなったとの知らせを受けたからとのことです。癌で48歳の若さでした。
この本はもちろん製本されて購入することもできるのですが、PDF版でFreeでダウンロードできるようになっています。



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17 Apr

凸版印刷、白黒赤の表示が可能なフレキシブル電子ペーパーを開発

011凸版印刷は3月8日、白黒赤の3色に表示切替が可能で、店頭の売価表示などに対応可能なフレキシブル電子ペーパーディスプレイを開発したと発表した。
 
同製品は、表示部分にE Inkの3粒子系電気泳動型カラー電子ペーパー「Spectra」を採用することで、従来の白黒表示に加え、赤色の表示も可能とした。また、フレキシブル薄膜トランジスタ技術の活用により、軽量で薄く、曲げることが可能だという。



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14 Apr

Kindle史上最薄/最軽量の「Kindle Oasis」。付属カバーで「数カ月充電不要」

Amazon.co.jpは13日、電子書籍リーダー「Kindle」の最上位モデル「Kindle Oasis」を発表した。すでに予約受付を開始しており、4月27日より発売する。価格はWi-Fi版が37,800円(税込)で、ロック画面にキャンペーン情報を表示する場合は35,980円(税込)となる。
 Wi-Fi+3G版も発売し、価格は43,190円(税込)。キャンペーンありの場合は41,190円(税込)。



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4 Mar

凸版印刷、フレキシブル電子ペーパーを活用したレール型電子棚札を開発

toppan A 凸版印刷株式会社は、プリンテッドエレクトロニクス技術を活用し、フレキシブル薄膜トランジスタ(TFT)を実現する印刷プロセス技術を確立。薄く、軽く、かつ曲げることができるフレキシブル電子ペーパーを開発しました。さらに今回、カラーフィルタ技術を活用しフレキシブル電子ペーパーの部分的なカラー化(以下 エリアカラー)を実現。
 このフレキシブル電子ペーパーを活用し、「レール型電子棚札(ESL:Electronic Shelf Label)」を試作しました。凸版印刷は、さらに開発を進め「レール型電子棚札」の2017年度の実用化を目指します。
 また、本研究開発の一部は独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の次世代プリンテッドエレクトロニクス材料・プロセス基盤技術開発の助成を受けて開発した成果を利用しています。
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9 Dec

E Ink/TPK、スマホ「YotaPhone 2」に製品を供給

DigiTimesによると、台湾E Ink Holdingsと台湾TPK Holdingは、ロシアYotaが12月に発表したスマートフォン「YotaPhone 2」に自社製品を供給しているという。
E Inkは背面ディスプレイに4.7型電子ペーパーディスプレイ(EPD)を、TPKは前面/背面ディスプレイ用のタッチパネルをそれぞれ供給。なお、前面の5型1080pアクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)ディスプレイは韓国Samsung Display製という。
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1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

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