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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

A_Automotive(車載)

8 Mar

Omdia:車載用CSD市場でインセルタッチTFT LCDが主流に、2025年には出荷シェア50%超に達する見込み

_prw_OI1im_o0bxhj7U最新のOmdiaの調査によれば、カーナビなどを表示・操作する車載用「センタースタックディスプレイ(CSD)」の出荷台数はCSDの標準搭載化が進んだことで数量の伸びが鈍化傾向にあるものの、その中でインセルタッチ(タッチ機能内蔵)型TFT LCDの出荷は引き続き増加傾向にあり、2023年は2,620万台:CSD全体の35.1%を占め、更に2025年には50%を超える勢いで成長するものと予想しています。

タッチパネル機能を統合し付加価値が向上することから、ディスプレイメーカーはインセルタッチ型TFT LCDを積極的に拡販しています。タッチ操作が基本となるスマートフォンやタブレット向けに先行したインセルタッチ型TFT LCDは、2023年にスマートフォンに向けTFT LCD出荷全体の55.2%、タブレット向けには45.1%に達するなど普及が浸透してきました。
その後を追って商品開発期間が長い車載(主にCSD)用タッチ・スクリーンにもインセルタッチ型TFT LCDは出荷を拡大しており、そのシェアは2021年の11.7%から2022年には25%、さらに2023年には35.1%へ急成長しています。





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21 Feb

BEVになっても「ベンツらしさ」は不変!! 液晶パネルの反射は要改善か!? メルセデスベンツ EQS450徹底試乗

Screenshot 2024-02-21 08.57.59「メルセデスベンツEQ」ブランドを立ち上げ、BEVラインナップの拡大に取り組むなかでフラッグシップに君臨するのが「EQS」。高級セダンであるSクラスのBEV版のようなポジションであることを考えると期待も高まるが、走りの評価はいったいどうだ!?

改めて、この全面液晶パネルは反射が激しいです。反射を抑えるために傾斜をつけて配置しているのでしょうが、それでもちょっと気になります。ここまで大きいと、気にならないレベルまで反射を抑えるのは困難でしょう、小手先の表面処理などで対処できる仕様ではありません。  

では走りましょう。





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5 Feb

大画面有機ELカーナビ「ストラーダ」がジムニーオーナーに選ばれる理由とは? 開発者が語る7つのこだわり抜いたポイント

pana jimny 004_lフローティング構造をいち早く取り入れることで、限られたスペースでも最大10V型という大画面化を可能にしたパナソニックのカーナビゲーションシステム「ストラーダ」。フラグシップの「F1X PREMIUM10」は、スイング機構による首振りとフレキシブルな角度・位置調整も可能で、国産車500車種以上に取り付け可能な適合車種の幅広さも特徴だ。  

そんなストラーダを近年、コンパクトながら高い走破性を誇るスズキ「ジムニー」に取り付けるオーナーが増えているという。軽自動車であっても大画面ナビのニーズは高いようだが、選ばれる理由は「地図がよく見える」ということだけではなさそうだ。





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15 Jan

サムスン、17.3型まで広がる車載有機ELディスプレイ

サムスン20240107_2_s韓国のSamsung Displayは現地時間1月7日、CES 2024にあわせて、最大17.3型(アスペクト比4:3)まで広げられる車載用の有機ELディスプレイ「Flex Note Extendable」を発表した。

折りたたみ式とスライド式の有機ELディスプレイを組み合わせたデバイスで、完全に折りたたんだ状態では11型のコンパクトサイズで、片側を広げるとアスペクト比10:9の13.8型に、さらにディスプレイをスライドして広げるとアスペクト比4:3の17.3型に画面サイズを拡張できる。

このフレキシブルデザインにより、表示するコンテンツに応じた体験を提供でき、Flex Note Extendableを車内で仕事をするためのラップトップデバイスとしても、映画を観るための大型ディスプレイとしても使用可能。使わないときはコンパクトにして、車内のスペースを有効活用できるという。





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12 Jan

AUOが「未来の車」、マイクロLEDディスプレイをCESに出展

世界最大級の家電・情報技術(IT)見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が米国ラスベガスで現地時間9日開幕し、液晶パネル大手、友達光電(AUO)はマイクロ発光ダイオード(マイクロLED、mLED)を搭載した55インチのeコックピット(スマートコックピット、スマート運転席)などの「未来の車」ソリューションを展示している。AUOスマートモビリティー事業の徐正浩・協理は、eコックピットを自宅と職場以外のサードプレイスに定義したいと語った。11日付電子時報が報じた。

AUOは、マイクロLEDを搭載し、フロントガラスと連動するダッシュボードと、操作時のみコントロールボタンが表示されるHMI(ヒューマンマシンインターフェース)サーフェスで、直感的に操作できる機能性と美しいデザインを両立させた、次世代のスマート運転席だと説明した。





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22 Dec

ベントレーの革新的ディスプレイ、フランス自動車賞を受賞

Screenshot 2023-12-22 07.19.43『フライングスパー』と『コンチネンタルGT』のために開発されたベントレーの「ローテーティング ディスプレイ」が、第6回オートモービルアワードの「ダッシュボード・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。発売以来、このシステムを搭載したベントレーをオーダーする顧客の割合は約70%にのぼり、最も人気のあるオプションの1つとなったという。

153個もの部品から構成される3面回転式ディスプレイのシステムは、公差±0.3mmを実現する独自のメカニズムで特許を取得している。このメカニズムは、ボタン操作だけでインフォテインメントスクリーン、クラシックなアナログ、エレガントなウッドパネルと、3つの異なる表示を切り替えることができ、その精度は専用の電子制御ユニットによって制御されている。





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14 Dec

パナソニック、世界最大の自動車後部席向けモニター開発…レクサス「LM」に採用

Screenshot 2023-12-14 07.17.01パナソニックオートモーティブシステムズは13日、自動車の後部席用の48インチ(縦約33センチ、横約117センチ)の液晶モニターを開発したと発表した。
後席モニターとしては世界最大という。

今月下旬に国内で発売予定のトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」のミニバン「LM」に採用される。LMは企業経営者らの社用車としての需要が見込まれている。





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5 Dec

日の丸自動車、車窓と透明ディスプレイが一体化したインバウンド観光バス「新感覚バスツアー WOW RIDE 東京タイムトリップ」発表

0b0-1687x1185日の丸自動車興業株式会社(東京都文京区/代表取締役社長 富田哲史)と株式会社クオラス(東京都品川区/代表取締役社長 松下幸生)は訪日外国人旅行者で賑わう東京駅丸の内の特性を生かし、地域の観光消費の拡⼤を促進させる取り組みの一環として、世界初のテクノロジーを採用した透明ディスプレイ搭載のバス、 「WOW RIDE」を再運行します。

運行期間は2023年12月23日(土)~2024年1月24日(水)※1/1~1/3運休。 本日、12月1日の14:00からツアー予約を開始します。





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24 Nov

サムスンとLG、来年に自動車用ディスプレーの生産台数を大幅引き上げ=韓国

ディスプレー業界によると、LGディスプレーは来年、自動車用ディスプレーを約2000万台出荷する予定だ。1700万台を出荷するとみられることしより17.6%多い。うち有機EL(OLED)パネルの出荷台数は、ことしの約30万台から50万台へと増やす。

サムスンディスプレーの来年の出荷目標は約200万台だが、ことしの予想出荷台数が40万台である点を鑑みれば、その規模は5倍となる。液晶ディスプレー(LCD)事業から撤退した同社は、来年生産するすべての自動車用パネルをOLEDとする予定だ。





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25 Oct

ジャパンモビリティショーはココへ行こう! 自動車ジャーナリストが教える見どころ

Screenshot 2023-10-25 09.15.0110月26日より「ジャパンモビリティショー2023(JAPAN MOBILITY SHOW)」が東京ビッグサイトにて開催されます。
一般公開は10月28日から11月5日です。このイベントは、これまでの「東京モーターショー」が名称を変更したもの。内容は、これまでの“自動車のショー”から、“モビリティをキーワードに、幅広い産業や企業が参加して「未来の日本」を表現するショー”に大きく変化しました。

 具体的な変化としては、自動車以外の企業の参加が増えたことが挙げられます。前回開催の2019年の参加企業・団体数192に対して、今回のイベントでは475にも増加しています。

その象徴となるのが主催者プログラム「東京フューチャーツアー(Tokyo Future Tour)」です。東京ビッグサイトの西館1階部分で開催され、未来の東京が5つのコンテンツで表現されています。
来場者は映像や展示、試乗体験などを通して、未来のモビリティと生活を体感できるという内容です。ちょっと驚くのは映画「ゴジラ-1.0」(11月3日公開)とタイアップした展示も用意されているとか。





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4 Oct

AUO、車載用部品のドイツBHTC買収へ

液晶パネル大手、友達光電(AUO)は2日、ドイツの車載空調制御機器メーカー、ベーアヘラサーモコントロール(BHTC)の全株式を6億ユーロ(約940億円)で取得すると発表した。
2024年上半期(1〜6月)に買収完了予定だ。彭双浪(ポール・ポン)董事長は、車載用パネルに限定せず、多様なソリューションを提供すると語った。3日付経済日報などが報じた。

BHTCは1999年設立。▽自動車用デジタルコックピット(スマートコックピット、eコックピット)などの車載HMI(ヒューマンマシンインターフェース)、▽車載空調制御機器、▽電子制御ユニット(ECU)──などを研究開発(R&D)、製造販売している。
ポルシェやメルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどに、部品を直接納入するティア1(一次)サプライヤーで、OEM(相手先ブランドによる生産)メーカーと協力関係にある。





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14 Sep

電気自動車を検討したものの購入しなかった理由、3位航続距離の不安、2位車体価格が高い、1位は?

Screenshot 2023-09-14 09.05.44パーク24では、毎月9日にクルマや交通に関するアンケートの調査結果を公開している。9月は「電気自動車」をテーマに調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。

電気自動車を運転したことが「ある」人は、前回(2022年)と比較すると4pt増加し、21%となった。年代による大きな偏りはなく、全ての年代で前回より4〜6pt増加しており、電気自動車に触れる機会が増えていることがわかる。

続いて電気自動車を運転した場面を聞いたところ、「カーシェアリング」26%が最も多く、僅差で「レンタカー」25%、「イベントやディーラーなどの試乗車」21%となった。
年代別で見ると、「カーシェアリング」は若い年代ほど比率が高く、20代以下は半数を超える51%に達した。





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30 Aug

サムスンディスプレイ、BMWミニ電気自動車に「9.45インチ円形OLED」を初めて供給

サムスン5c98107222サムスンディスプレイが2024年型BMWミニ電気自動車ラインナップに9.45インチ円形OLEDパネルを供給する。同社の円形OELDパネル供給はミニが初めて。

サムスンディスプレイは今年1月、CES2023で円形OLEDを初めて公開した。続いて世界3大ゲームショー「Gamescom2023」のミニ展示場で、円形OLEDを展示した。

同社は展示場で「ミニインキュベーター」と呼ばれる円筒型ディスプレイタワーに円形OLED10枚で構成された構造物を展示し、技術力を誇示した。

今回フルチェンジされるミニは、計器盤をなくしたデザインが特徴だ。代わりにサムスンディスプレイの円形タッチディスプレイがマルチメディア、ナビゲーション、温度調節、燃料表示、音声命令などの情報提供に使われる。





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11 Aug

小型で高精細のガラス投射型ディスプレイを開発

Screenshot 2023-08-11 16.06.10マクセルは2023年8月、小型で精細度が高い「Bright Mirror Display(BM-Display)」を開発したと発表した。自動車のフロントガラスや商業施設の透明ガラスに、映像や情報を映し出す用途に向ける。

マクセルは、2021年4月より乗用車向け「AR-HUD(拡張現実型ヘッドアップディスプレイ)」の量産を始めている。今回発表したBM-Displayも、AR-HUDで培った高効率のバックライト技術をベースに、製品の小型軽量化を実現した。  

製品の容量は約1.3リットル、重さは約1kgである。自動車向けBM-Displayの主な仕様は、視野角が11×4度、解像度が1920×480ピクセルとなっている。また、独自の画像補正技術を用い、製品の共通化を図ることで、低コスト化と開発期間の短縮を実現した。





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26 Jul

ローム・松本功社長「次世代半導体で成長、積極投資」、自動車の液晶パネル大型化など電装化進展

半導体大手のロームは自動車向け製品が好調だ。特に、炭化ケイ素(SiC)を使い電力損失を少なくした次世代パワー半導体で先行している。7年間で5100億円という大規模な投資の狙いを松本功社長に聞いた。

――自動車の電動化は追い風ですか。

「ガソリン車と比べると電気自動車(EV)には多くの半導体が搭載され、我々にとっての有効需要は2.5倍になる。SiC製を中心としたパワー半導体がパワートレイン(駆動系)向けに急速に伸びている」

「今はシリコン製からSiC製に置き換わっている最中だ。EVはバッテリーのコストが高い。SiCはシリコンに比べて高効率なため、SiCパワー半導体を搭載するとEVの航続距離が伸びる。導入が早かったのは中国だが、今後は米国、欧州、日本と満遍なく伸びる。大衆車にSiCパワー半導体を搭載する動きも大きくなっている」





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10 Jul

500車種以上に適合する高画質の有機ELディスプレイ搭載!全国で詳細な市街地図表示が可能【パナソニックStrada】

jk2308-098-099-panasonic-01ドライバーにとってもっとも大切な“安全・安心”を実現するカーナビが「ストラーダF1X PREMIUM10 CN-F1X10BGD」。パナソニックが長年のカーナビ作りで得た技術やノウハウがすみずみにまで生きている。家族や仲間との楽しいドライブを支える頼りになる1台だ。

パナソニックのAV一体型ナビ、「ストラーダ」歴代モデルの美点が〝安全〞〝安心〞を高める機能を備えていることだ。





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28 Jun

曲げられる太陽電池開発、トヨタが京大発新興企業と協業へ…EV搭載目標

PV bendable京都大発の新興企業・エネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)とトヨタ自動車は27日、「ペロブスカイト型」と呼ばれる次世代の太陽電池の開発で協業すると発表した。家屋などの屋根に設置する「結晶シリコン型」よりも軽くて薄く、曲げることができるのが特徴で、2026年以降に自動車への搭載を目指す。

 ペロブスカイト型の太陽電池は、光を吸収する特殊な有機化合物をパネルに塗り重ねて作る。車の屋根の形状に沿って設置でき、電気自動車(EV)の動力源に活用すれば、航続距離が伸びると期待される。





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9 Jun

ドライブレコーダー搭載デジタルミラーで新型プリウスの後方視界をアップデート

Alpine 2023・新型プリウス専用デジタルミラー取付キットを発表
・プロボックス、新型セレナ向けにもデジタルミラー専用取付けキットを発表

電子部品、カーエレクトロニクス関連製品の開発・製造・販売を行うアルプスアルパイン株式会社の国内マーケティング部門であるアルパインマーケティング株式会社は、最大12型の大画面で後方を高精細に映し出すドライブレコーダー搭載デジタルミラー関連の新製品として、トヨタ・新型プリウス、プロボックス、日産・新型セレナ専用の取付けキットを発表。
2023年6月下旬より全国のアルパイン製品取扱店にて販売を開始いたします。また、2023年度版地図更新ディスクも7月下旬より販売を開始いたします。





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26 Apr

【特選記事】上海モーターショーで「日本車のガラパゴス化」が鮮明に…! この残酷な現実をトヨタはどう受け止めるのか

Shanghai car fes 2023
半導体、パソコン、携帯電話……と世界市場で敗れ去ってきた日本企業だが、いま「最後の牙城」とも言える自動車の分野でも、激震に見舞われている。 4月18日から27日まで上海で開かれている第20回上海モーターショー(上海国際汽車工業展覧会)は、そんな危機感をひしひしと感じさせるイベントとなっている。
3年に及んだコロナ禍を経て、4年ぶりに開催された上海モーターショーは、13のパビリオンに分かれ、中国内外から1000社以上が参加。計150台以上の「世界初の新車」がお目見えしている。しかも、それらのほとんどがEV(電気自動車)。まさに「EVにあらずんば自動車にあらず」と言ったモーターショーなのだ。






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18 Apr

【韓国報道】現代モービス、世界初の車両向けローラブルディスプレイの開発

Screenshot 2023-04-18 06.53.32現代モービスが世界で初めて車両向けローラブルディスプレイの開発に成功した。
17日、現代モービスによると、ローラブルディスプレイはナビゲーションをはじめとする走行情報画面が上下に動きながらくるくると巻き込まれる技術だ。

エンジンを切ると、画面が完全に消え、走行中には画面を3分の1だけ突出させ、最小限の走行情報だけを表示できる。 ナビゲーションモードを選択すれば、画面を3分の2の大きさに拡大してくれる。 駐車や電気自動車の充電時には16対9の割合である大画面に拡大し、映像コンテンツを視聴することができる。

現代モービスはスマートフォンやTV市場で一部紹介されたローラブル技術を車両用としては初めて開発し、グローバル受注に乗り出す方針だ。 北米や欧州などのラグジュアリーブランドが代表的だ。 自動車に搭載できる信頼性も確保し、グローバル顧客の関心を集めている。





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13 Apr

フェラーリの選択…次世代スーパーカーにサムスンの有機EL搭載

サムスンディスプレーが世界的なスーパーカーブランド、フェラーリの次世代モデルに最先端有機ELパネルを供給する。最近4兆1000億ウォン台の有機EL投資計画を明らかにした中で有望市場に浮上した車両用ディスプレー分野で有力パートナーを確保したということに意味がある。

サムスンディスプレーは11日、フェラーリのベネデット・ビーニャ最高経営責任者(CEO)が忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)のキャンパスを訪れ、チェ・ジュソン社長と車両用ディスプレーソリューション開発と関連した了解覚書(MOU)を締結したと明らかにした。





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3 Feb

ヘッドライトが投射機にも 日亜化学、超小型LED光源

Nichia car head lamp日亜化学工業はドイツの半導体メーカーと共同で、極めて微細な発光ダイオード「マイクロLED」を使った自動車用ヘッドライトの光源を開発した。小指の爪より小さい発光面に1万6000個余りのLEDを敷き詰め、粒子を個別に制御する。路面に文字や図形を投射したり、対向車がまぶしくないハイビームを実用化したりできる。今夏にも製品の出荷を始める。

 電気を制御するパワー半導体大手の独インフィニオンテクノロジーズと2019年から共同開発を進めてきた。このマイクロLED光源をヘッドライトに採用した高級車が、23年中にも同国で登場するという。





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15 Dec

衰えない大画面カーナビ市場 パナソニックは新型Fシリーズ投入 今後の動向は?

ドライブの必須アイテムといえばカーナビ。 手軽に使えるスマホのカーナビアプリは依然として人気だが、近年の底堅いカーナビ市況も見逃せない 自販連/全軽自協が発表する新車の販売台数を調べると、2020年度に比べて2021年度の実績は9.5%減少している。

 しかし、同じ時期の市販カーナビ出荷台数は、ほぼ同水準を維持した。 それを支えているのが、大画面カーナビの需要である。





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15 Nov

車内エンタメレベル急上昇!10V型有機EL搭載のパナソニック「ストラーダ」 登場



カーナビのメリットといえば大きく見やすい画面。手頃なマップアプリもいいけれど、画面サイズや明るさでいえばやっぱり車載専用カーナビに軍配が上がります。 せっかくの大画面、マップ以外にもいろんなコンテンツを楽しめたら…そんな願いを叶えてくれるのが、パナソニックのカーナビステーション Strada の最上位モデル最新作こと「CN-F1X10BGD」「CN-F1X10GD」「CN-F1D9GD」。

10V/9V型の大型フローティングディスプレイ搭載で、DVDやブルーレイはもちろん自宅レコーダーで録りためたドラマやバラエティまで、美麗な画面で楽しめますよ。





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9 Nov

ジャパンディスプレイ、中国江蘇省の車載向け液晶ディスプレー生産子会社を売却

Screenshot 2022-11-09 07.28.57ジャパンディスプレイ(JDI)は、中国江蘇省にある車載向け液晶ディスプレーの後工程を手がける子会社のソシュウJDIエレクトロニクス(SE)を売却すると発表した。

売却先は同省にある金属加工メーカーの蘇州東山精密製造(DSBJ)で、このほど株式譲渡契約を締結した。2023年3月までに全株式を売却する計画。売却額は205億円を予定する。





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7 Nov

車載では有機ELより液晶、バックライトLED駆動ICをADIがアピール

クルマに搭載されるディスプレーは数が増える、大画面化する、高解像度化する、高コントラスト化する、さらに機能安全性が求められる。
こうした要求を満たせるディスプレーはスマートフォンで人気上昇中の有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ではなく、依然としてTFT方式液晶ディスプレー(Liquid Crystal Display:LCD)だ。
こう断言するのは、米Analog Devices(アナログ・デバイセズ、以下、ADI)のSzu-Kang Hsien氏(Senior Director of Product Management)である。





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24 Oct

パナソニック、マツダ「CX-60」に採用されたフルディスプレイメーターについて解説 「ワクワク表現にこだわった」

001_lパナソニックオートモーティブシステムズは10月13日、マツダ「CX-60」に採用されたフルディスプレイメーターについてプレスセミナーを実施した。

 このメーターは同社がマルチメディア事業で培ったノウハウを投入して開発したモノで、スペック的には12.3インチ(1920×720ピクセル、32bitフルカラー)の高精細・高解像度ディスプレイを採用。ゲームやスマホなど異業種から合流したエンジニアによるGUI(Graphical User Interface)専門チームなどにより、ドライバーが運転時に見やすく認知しやすい表現を3Dグラフィックスで実現しているのが特徴。  

搭載されるCX-60はマツダが満を持してリリースした新世代ラージ商品群のトップバッター。この9月に発売されたばかりの新型車で、マツダとしては初のフルディスプレイメーター採用モデルとなる。最大で5つ用意されたドライブモードごとの変化やグラフィカルな運転支援システムなど、フルディスプレイメーターならではの表現を実現している。





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31 Aug

車載ディスプレイの需要急増、日本の電子部品メーカーが業界唯一のICを開発

近年、車載ディスプレイの需要が急速に伸びている。一昔前までは、車の中のディスプレイといえばカーナビやカーオーディオくらいのものだった。しかし、デザイン性を重視するEVの普及もあって、HUD(ヘッドアップディスプレイ)や電子ミラーなど、走行に関わる表示機器が必須装備になりつつあり、今後も複数の車載ディスプレイを搭載する自動車が増えることが予想されている。

 富士経済が6月16日に発表した市場調査結果によると、車載ディスプレイパネルの世界市場は2021年から2026年までの年平均成長率は4.4%と高い伸びが見込まれ、 2026年には 2021年比123.8%の12323百万ドルに達すると予測している。また、それに伴って車載ディスプレイ用構成部材の市場でも拡大が予想される。





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9 Aug

クルマの「ディスプレイ」なぜ大型化? テレビ並「最大48インチ」も登場!? 大きさに限界はないのか

Screenshot 2022-08-09 07.48.12クルマに搭載されるディスプレイは近年大型化の一途をたどっています。  

 ディスプレイの大型化によって、クルマの高機能化が進むなどのメリットがありますが、この先もまだまだ大きくなっていくのでしょうか。 現代のクルマにとって必須の装備となりつつあるのが、センターコンソール上部やインパネに鎮座するディスプレイです。  
クルマのディスプレイは、カーナビで地図を表示したり、テレビやオーディオを楽しんだり、あるいはエアコンなどを操作したりすることができます。  
そんなクルマのディスプレイですが、年々大型化しています。





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31 Jan

ソニー、EV本格参入検討の評価は?

ソニーは米国ラスベガスで開催されたテクノロジー見本市「CES」で、2022年春にソニー・モビリティを設立し、EV市場への本格参入を検討すると発表した。

 2年前にVision-Sを発表していたが、その時は作りながら、車載インフォテイメントシステムと自動運転の可能性を検証するという発表にとどめていた。  
今回、市販の検討を発表したのはこの2年で手ごたえをつかんだということの証であろうが、果たして勝算はあるのだろうか?





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25 Jan

クアルコムとアルプスアルパインが車載用で協業

Qualcomm Technologies(クアルコムテクノロジーズ)とアルプスアルパインは2022年1月、次世代の車室内空間を想定した「デジタルキャビン」の実用化に向け、協業していくことを発表した。

アルプスアルパインが提唱するデジタルキャビンとは、車室外の映像を映し出し死角を減らす「電子ミラー」や、入出力デバイスを統合した「ドアトリム」「天井ディスプレイ」および、「ゾーンサウンドシステム」といった技術で構成される。これらの技術によって、安全で快適な車室内空間を実現していく。





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14 Jan

LG電子、ベンツの電気自動車にインフォテインメントシステムを供給

LG電子は12日、ドイツの自動車メーカー、メルセデスベンツAGに計器盤や中央ディスプレイ、補助席ディスプレイが全て繋がっているパノラマ・インフォテインメント・システムを供給したと発表した。

両社は、プレミアム電気自動車の2022年型EQSモデルに、共同開発したプラスチックオ-レッド(OLED、有機発光ダイオード)基盤の新型インフォテインメントシステムを搭載した。プラスチック・オールレッド・ディスプレイは自由に曲げることができるので、車両のダッシュボード全体を曲面型のパノラマ・スクリーンにすることも可能だ。





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9 Nov

アップル、テスラの技術者雇用 自動運転車開発で

アップルが自動車開発を加速させるため、米電気自動車(EV)大手テスラの技術者を雇用した。ブルームバーグが5日、関係者の話として伝えた。

報道によると、アップルはクリストファー・ムーア氏を自動運転車の開発チームに招いた。





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8 Nov

カーナビ 視認性を追求した最新モデルはエンタメ機能も充実!|カーナビ カスタム

大画面、高画質、ブルーレイ再生などハイスペックを売りに人気の車載用カーナビ、ストラーダ「CN -F1X10BLD」。
このモデルを実車で体感できる機会を得たので実際どうなの!? をチェックしてみました。 最初に驚いたのは、有機ELパネルを採用した10インチディスプレイの見やすさと美しさ。
有機ELパネルは、パネルの後ろから光を当てる液晶パネルとは違い、有機ELパネルそのものが自己発光するため、例えば黒がしっかりと黒く見える、残像が残らないなど見やすさにおけるメリットがある。





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30 Sep

新型「アクア」にパナソニックのHUD採用

 パナソニックは9月29日、パナソニック オートモーティブ社のHUD(Head Up Display)が、トヨタ自動車の新型「アクア」に採用されたと発表した。パナソニックのHUDがトヨタの小型乗用車に採用されたのは「ヤリス」「ヤリスクロス」に続く3車種目という。

 HUDは、フロントガラスへ映像を投影することで、ドライバーの視線の先に車速やナビゲーションなどのさまざまな情報を表示するシステムで、ドライバーの視界の中心近くに表示することで、視線移動によるドライバーの負担を軽減し、安全運転に貢献する。





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31 Aug

アルプスアルパイン、24年度めど統合コックピット開発 日本精機と連携

アルパイン80a0ba50_largeアルプスアルパインは、日本精機と自動車向け統合コックピットを共同開発し2024年度にも発売する。

日本精機のヘッドアップディスプレー(HUD)技術を活用し、拡張現実(AR)を用いて運転をナビゲーションする機能などを搭載する。両社の知見を生かしてディスプレー上のメーターなどの配置を最適化し、使い勝手の良さや質感で他社との差別化を図る。





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20 Aug

ドリームメーカー トラック用ポータブルナビ発売 大型車の運転をサポート

提供ドリームメーカー本体タテ設置-768x384ドリームメーカー(茨城県つくば市)は、トラック用ポータブルナビ「PN0904ATP」を発売した。同社DM事業部の酒井淳氏は、「毎年好評の大型通行禁止データを収録した『トラックモード』を搭載した新製品。より使い勝手の良さを追求した」と語る。

同製品では、新設計の基盤を採用。「ユーザーから要望の多かった起動時間や検索時間をより短縮し、操作性が向上した」。画面は、新たに採用した、より見やすい9インチの液晶パネルで、静電式のタッチパネル仕様。「スマホ感覚で簡単に操作できる。地図の拡大・縮小や移動も、スマホと同様に2本指で動かすピンチやスクロールで操作できる」。





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26 Jul

日電産、台湾・鴻海と合弁検討 EV用モーター製造、年内にも設立契約

 日本電産は21日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と傘下の電気自動車(EV)製造子会社の3社で、EV用モーター製造販売の合弁会社設立を検討すると発表した。日本電産は、鴻海が量産を目指すEV向けに駆動用モーターシステムを供給する考え。

 交渉がまとまれば、12月末までに合弁会社設立の契約を締結する見通し。合弁会社は本社を台湾に置き、日本電産が開発する駆動用モーターやインバーター(電力変換器)、ギアなどが一体となった「トラクションモーターシステム」を開発、生産する。





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9 Jul

カーナビ連携で高精細なHD画質表示!パナソニック「CA-DR03HTD」【2カメラドラレコ集中テスト】

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道路交通法の改正で罰則が厳しくなっても、いまだにニュースで騒ぎを目にする機会の多い“あおり運転”による交通トラブル。後方の様子も記録できる2カメラ使用のドライブレコーダー(ドラレコ)の装着は必至だ。
そこで最新モデルを昼夜で実際に使って、レポートをお届けするのでぜひ、購入の参考にしてもらいたい! 今回はパナソニック「CA-DR03HTD」だ。






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14 Jun

最新のクルマのメーター事情とマークの意味を徹底解説

車メーターmeter_26
クルマの状態を把握するために重要なのが「メーター」だ。タコメーター、スピードメーター、ガソリン残量など必要な計器類が集合したパネルを「インパネ(インストルメントパネル)」という。ここで詳しくインパネについて解説していきたい。
この液晶の登場によって、インパネでさまざまな表示が可能になった。従来のいわゆる「機械式」と呼ばれるメーターは、速度計(スピードメーター)/エンジン回転数計(タコメーター)/燃料計/水温計などがメイン。そこに走行距離やギヤのポジション、各部の警告灯などが散りばめられていた。しかし、液晶メーターはそれまで以上に多彩な表示が可能となるだけでなく、固定ではなく、スイッチひとつで情報の切り替えが可能。






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14 Jun

【参考記事】テスラ、欧州と中国で大不振の理由

tesla 79120c1_img_jpg5月28日の新エネルギー車の販売台数を統計するサイト「EV Sales」のデータによると、欧州におけるテスラの「Model 3」の4月の販売台数は1244台にとどまり、3月の2万8184台から95%も減少した。

中国では、4月のテスラの販売台数は2万5845台だったが、そのうち1万4174台が輸出用だ。つまり中国本土では1万1671台の販売にとどまったことになり、3月の3万5478台から67.10%減少している。これはテスラが中国国内で生産を開始して以来最大の下げ幅だ。

欧州と中国での販売数が同時に減少したことは偶然ではない。顧客トラブルや品質面での問題が浮き彫りになるなか、テスラは対策を余儀なくされている。





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18 May

台湾の鴻海と欧米自動車大手ステランティス、18日に戦略提携発表

欧米大手自動車メーカーのステランティスと台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は17日、戦略的パートナーシップを18日に発表すると明らかにした。

鴻海は米アップルのiPhoneなどの受託生産大手として知られる。

共同発表文によると、18日の電話会見にはステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)と鴻海の劉揚偉(ヤング・リウ)董事長(会長)らが出席する。





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7 May

【台湾報道】鴻海がヤゲオと半導体合弁へ、EV向け確保に先手

鴻海 00foxconn電子機器受託生産サービス(EMS)最大手、鴻海精密工業は5日、受動部品最大手の国巨(ヤゲオ)と合弁で、半導体の新会社、国瀚半導体(Xセミ)を設立する契約を締結したと発表した。
第3四半期にも新竹で運営を開始し、当初、平均単価2米ドル以下のパワー半導体やアナログ半導体の開発と販売を手掛ける。鴻海が注力している電気自動車(EV)事業の重要部品を確保する狙いとみられる。6日付経済日報などが報じた。

資本金や出資比率、董事長などの人事は第3四半期に発表する予定だ。





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22 Apr

まさにSUVと電動車祭り? 上海モーターショーで話題となった車5選

中国における商業や工業の中心的な都市である上海市で、2021年4月19日に「2021年 上海モーターショー」が開幕しました。

 近年、中国は世界中のメーカーにとってドル箱といえる市場で、中国で売れるクルマを販売することが急務といわれ、今回の上海モーターショーでも数多くの新型車が世界初公開されています。






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5 Apr

サムスン電子、テスラからEV向けLED大型受注を獲得。LG電子もマグナと合弁設立で「韓国シェア」爆増

自動運転車の開発と電気自動車(EV)シフトが加速するなか、韓国企業による市場獲得の動きが活発化している。
サムスン電子は4月1日、EV大手テスラと発光ダイオード(LED)ヘッドランプの大型供給契約を結んだことを明らかにした。韓国紙ビジネスコリアが伝えた。
サムスン電子のEV関連産業進出は2015年。車両用LEDを重点分野のひとつとしてきたが、近年は中国企業との価格競争が激化し、撤退の可能性も指摘されていた。





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29 Jan

現代自動車にサムスンが有機EL供給…両グループの「協業契約」は十数年ぶり

上半期の発売を控えた現代自動車初の純電気自動車「アイオニック5」にサムスンディスプレーの有機ELディスプレーが搭載されることが確認された。

28日の自動車業界によると、現代自動車の電気自動車専用プラットフォーム「E-GMP」をベースとする初の純電気自動車アイオニック5のサイドビューカメラシステムに搭載される有機ELディスプレーをサムスンディスプレーが供給する。

アイオニック5で基本サイドミラーとともにオプションで選択可能なサイドビューカメラは一般の鏡を使うサイドミラーの代わりにカメラとディスプレー画面を利用して車両後方と周辺を見る装置だ。サイドミラーに比べて視野が広く死角が減り、後方カメラのように暗いところでも周辺を明るく見ることができるという長所がある。





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11 Jan

Mercedes-Benz Unveils 56-Inch Hyperscreen OLED Infotainment Display For EQS EV

benz erscreen_4Mercedes-Benz, like a lot of other luxury cars makers out there, is in a race to one-up Tesla. Tesla really came into its own back in the early 2010s with its Model S, and then expanded its lineup over the years with its Model X, Model 3, and most recently the Model Y. Mercedes-Benz is looking to challenge Tesla for EV supremacy with its upcoming EQS EV.





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21 Dec

「アウディがディズニーと組んだ理由」10年後に現れる10兆円市場の正体

203X年、阿部さん(仮名)にとってクルマは自分を開放できる異次元の空間だ。

土曜日の昼下がり。妻と息子は一緒に出かけて自宅にはひとり。金融機関に勤める30代後半の阿部さんは、のそのそと玄関を出てクルマに乗り込む。ぼぉーっとしていた顔から一転、クルマを始動させるとギラギラした顔つきになる。家族に見せる「優しい父さん」でも、職場での「そこそこできるサラリーマン」でもない。
すべての車窓が黒く光り、車内は次第に暗くなる。フロントウインドーに見えていた坪庭のツツジも見えなくなる。漆黒の空間には、徐々に星々が瞬きはじめる。宇宙だ。前面にゲームロゴが浮かび上がる。クルマのハンドルはいつのまにか戦闘機の操縦桿に変わっている。星雲間のワープを本能的に感じ取れるような、ドップラー効果を伴う轟音が鳴り響く。戦闘開始。






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18 Dec

ジャパンディスプレイ(JDI)、鳥取工場増強 後工程の生産能力3割増

JDI b3ea12cf81ジャパンディスプレイ(JDI)は車載用液晶ディスプレーを製造する鳥取工場(鳥取市)で、液晶パネルに偏光板などを取り付ける後工程設備を増強する。2021年3月めどに後工程の生産能力を現状比で約3割高める。新型コロナウイルス感染拡大により、中国一極集中のサプライチェーン(供給網)が一時寸断して生産に支障を来した。地産地消を目的に一部国内回帰を図る。

JDIは21年の年明けから鳥取工場で後工程の増設準備に入る。投資額は数十億円の見込み。鳥取工場はインスツルメントパネルのほか、センターインフォメーションディスプレー(CID)や後部座席向けモニターなどに使う車載用液晶ディスプレーの主力拠点。供給先は国内自動車大手が多いとみられる。





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7 Sep

漆黒が凄過ぎる! 日本初の有機EL採用「パナソニック ストラーダ」大画面10V型ナビ 20年秋モデル

panasonic oled 059340_fd26_oまさか車内のディスプレイでこんなに美しい画像を楽しめる時代が来るとは! パナソニック オートモーティブ社は2020年9月2日、有機ELディスプレイのカーナビ「ストラーダ」を発表した。市販カーナビにおける有機ELディスプレイの採用は業界初となる。

今回パナソニックから発表された、2020年秋モデルの大画面SDカーナビステーション「ストラーダ」3機種のうち、「CN-F1X10BLD」「CN-F1X10LD」は10V型ディスプレイを採用する。大画面10V型ディスプレイ自体は、2019年秋に登場した前モデル「CN-F1X10BD」「CN-F1X10D」から採用を開始し好評を博していたが、今回のモデルチェンジでその画質が大幅にグレードアップした。

家庭用テレビやスマートフォンなどでは採用が始まっている有機ELディスプレイだが、気温変化が激しい車載カーナビ用となるとハードルは高く、これまで採用例がなかった。有機ELの搭載は、市販カーナビ業界で初の採用で大きなニュースだ。





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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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