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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

3D

12 Mar

1台の固定カメラで撮影した画像を高精度に3Dモデル化する技術、富士通など

Screenshot 2024-03-12 08.51.58富士通株式会社と米カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)の研究グループは、固定された1台の単眼カメラから得られた2次元の画像を、高精度かつ動的に3Dモデル化できる技術を開発した。

 2次元の画像を3次元に変換する従来の方法は、映像の解析精度が技術的に不十分なことや複数のカメラが必要なことなど、作業負荷やコストが課題となっていた。今回開発された技術はこれらの課題を解決するもので、1台の固定されたカメラで撮影しても、物体や人物を3次元空間上に動的に再現できる。





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5 Feb

美少女イラスト、AI技術で立体化 ポケットサイズの裸眼立体視ディスプレーが人気に

Screenshot 2024-02-05 09.23.36ポケットサイズの裸眼立体視ディスプレー「Looking Glass Go」クラウドファンディングが昨年からkibidangoで始まりましたが、日本国内だけ2月末までの延長が決まりました。クラウドファンディングサイトKibidangoでの1月末時点の結果は目標達成率1000%を超え、出資者は約1400人、集まった金額は約6000万円という結果が出ていたものです。

これがどれぐらいの規模かというと、海外ではKickstarterで出資を募っているんですが、1月16日に締め切られた結果は2365人の支援者に、約68万ドル(約1億円)という結果でした。さすがに数は多いのですが、そのうち国別で見ると、アメリカからの出資者が1176人で、日本からも127人がこちらで頼んでいる。つまり、合計人数を国別でみるならアメリカ人より日本人が多いという状況なんです。そういう背景もあって、日本だけ1ヵ月延長したのではないでしょうか。





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15 Jun

映像の「奥行き」をカメラ1台で判別、JDI

JDI 3D 2023ジャパンディスプレイ(JDI)は、「Smart Sensing/無人化ソリューション展」(2023年5月31日~6月2日/東京ビッグサイト)に出展し、同社の液晶パネル技術を活用した3次元撮影技術などを展示した。  
展示した3次元撮影技術は、同社で開発した特殊な液晶パネル(厚さ1~2mm)を一般的なカメラレンズユニットおよびイメージセンサーと組み合わせることで、撮影した映像から光学的物理量を抽出して演算。撮影した映像の「奥行き」(Z軸)情報を1台のカメラで割り出すことを可能にするというものだ。 光学カメラのピントが合う位置から撮影対象の距離がズレると、撮影した映像にボケが発生し、ズレ量に応じて大きくなるこのボケ量から距離が演算できる。
JDIの技術では、ここに液晶パネルに表示した特殊なパターンを重ねて撮影することで、演算精度を向上させているという。





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15 Jun

超3D表現! ソニー最新技術「空間再現ディスプレイ」55万円を実際に見てみた

Sony 3Dソニーが最新技術をギュッと詰め込んで開発した「空間再現ディスプレイ」(ELF-SR2)を見てみたのですが、これ、すごいですね! 何がすごいかって「飛び出してる!」とか「3Dだ!」というより「実物がそこに存在している感じ!」なのですよ。





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13 Jun

NHK技研、3次元映像の視域が3倍のホログラフィックディスプレー

NHK 3D z02NHK放送技術研究所(技研)は2023年6月1~4日に開催した「技研公開2023」で、水平方向が30度という広い視域角(再生像が見られる範囲)を実現したホログラフィックディスプレーを初公開した。

 画素ピッチが1μmと小さい、世界最小サイズの「磁気光学式空間光変調器(MOSLM:Magneto Optic Spatial Modulator)」を開発し、3次元映像の表示に成功した。  

専用のメガネを使わずに複数人が裸眼で同時に3次元映像を見られるホログラフィックディスプレーは、世界で開発が進められている。原理的には、光の強度や位相の分布を変調する空間変調器(SLM)に干渉縞(かんしょうじま)を表示し、ここに再生用のレーザー光を照射することで3次元映像を再生する。干渉縞を書き換えることで表示内容を変える。 このとき、SLMの画素のサイズは視域角に直結し、画素サイズが小さいほど視域が広くなる。再生照明の回折光が、画素が小さいほど広がるためである。  

しかし、従来のSLMは画素のサイズが大きいために、視域角が狭いことが課題だった。例えばSLMに反射型液晶プロジェクターの「LCOS(Liquid Crystal On Silicon)」を使うタイプでは視域が10度、集積回路上にマイクロミラーを配列した「DMD(Digital Micromirror Device)」を使うタイプは同7度である。





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15 May

ソニー、裸眼で高精細な立体映像を見られる27型4Kモニター

sony 3D 01_lソニー株式会社は、裸眼で立体映像を見ることができる27型空間再現モニター「ELF-SR2」を6月12日に発売する。実売予想価格は55万円前後の見込み。

 同社が販売している既存の立体空間モニター「ELF-SR1」が15.6型だったのに対し、ELF-SR2は27型へと大画面化したことで、細部の確認がしやすくなり、制作コンテンツの品質向上を図れる。また建築/設計分野では建物全体の様子を、医療教育/ヘルスケア分野では原寸大で人体構造を表示できるなど、3DCGを見たり使ったりする用途でも実用性を高めた

。 TVで培った超解像エンジンを搭載し、4K映像の高精細表示だけでなく、2K映像のアップコンバートにも対応。色モアレ補正や左右の目の映像が混じって見えてしまうクロストークの低減処理も追加し、細部や線もはっきり正確に表示できる。





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30 Jan

京セラ、映像が浮き上がるディスプレー 2025年実用化へ

Kyocera 3D京セラは映像が画面から浮き上がって見えるディスプレーを開発した。凹型の鏡を使った独自構造で、従来製品よりも高精細の映像を映し出せるようにした。非接触でパネルを操作したり商品を見たりするための需要を見込み2025年ごろの実用化を目指す。

 開発したのは「高精細 空中ディスプレイ」。凹型の鏡と光源を内蔵した装置で、正面から見ると映像が画面の15センチメートルほど手前の空中にあるように見える。





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9 Nov

ジャパンディスプレイ、液晶パネルを使った世界初の3D撮影技術

3d jdi-1_sジャパンディスプレイ(JDI)は、同社の液晶パネル技術を利用し、”通常の映像”と3D空間の奥行きを色情報等により距離として表現する”デプスマップ”の両方が取得可能な撮影技術の開発に、世界で初めて成功した。2024年には3Dセンサー市場への参入を目指す。

近年、自動運転やメタバースなど急速な市場の拡大が期待される分野において、人や建物等の形状や位置、さらには色や模様等を正確に把握し、情報・データとして取り込むことが求められている。こうした要求に対応する技術としては、ステレオカメラやToFセンサーが知られており、最近では解像度の向上や機械学習技術の進歩に伴って、高度な情報の取り込みが可能になっている。





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2 Nov

エイサー、裸眼立体視が可能な液晶ディスプレー「Acer SpatialLabs View Pro」2機種を発売

3D Acer 8103518日本エイサーは10月27日、裸眼での3D立体視を実現する没入型体験「SpatialLabs(スぺイシャルラボ)」テクノロジーを搭載した液晶ディスプレー「Acer SpatialLabs View Pro『ASV15-1BP』」および「Acer SpatialLabs View『ASV15-1B』」を発売した。

 いずれも15.6型の解像度4Kディスプレーで、本体上部のウェブカメラの両脇に専用カメラによるアイトラッキングと、ディスプレー表面の光学レンズによる右目・左目への別の画像を表示、リアルタイムレンダリング技術などを組み合わせて裸眼3D表示を実現している。
また、Adobe RGB比100%の色域でプロに必要な色再現性を提供するほか、ASV15-1BPではデルタE2未満の正確な色精度を実現。





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17 Jun

液晶パネルが3Dプリンター市場に参戦、光制御で樹脂硬化

液晶パネル(LCD)は2000年代後半以降ずっと世界で10兆円を超える市場規模を誇る。中でも2021年は、最高の年だったようだ。富士キメラ総研によれば、同年のLCDの世界市場規模は新型コロナウイルス感染症の拡大による“巣ごもり需要”で大型パネルの需要が2020年比で1.8倍と大幅に増えた。市場規模は関連部材も含めると約16兆円に上る。

 しかし、同社は今後、LCD市場は衰退していくとみる。スマートフォンやタブレット端末向けの中小パネルではアクティブマトリクス型有機EL(AMOLED)ディスプレーに市場規模で逆転を許し、大型パネルでもAMOLEDの勢いに押されることで、横ばいから縮小に向かう予測だからだ。具体的には2026年のLCD関連市場は12兆円台にまで縮小すると見積もる。





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14 Jun

Looking Glassが裸眼立体視ディスプレイの新モデルを発表、8K解像度で65インチ

Screenshot 2022-06-14 07.38.10米国のLooking Glass Factoryは、裸眼立体視ディスプレイの新モデルを発表しました。ディスプレイ解像度は8K、サイズは65インチ。また厚さは約3インチと、ディスプレイを薄くする点にも注力しています。

Looking Glass Factory社は、3D映像・画像を裸眼で立体的に見ることができるデバイス「Looking Glass」シリーズを開発しています。2020年末には個人向けに「Looking Glass Portrait」を発表、その後4Kや8Kの2モデルを追加するなど、着実に新製品をリリースしてきました。

今回発表した新ディスプレイのサイズは、これまでに発表された研究レベルの裸眼立体視ディスプレイと比較すると5倍、Looking Glass Factoryによれば「商用化されたものに限れば、他社製品の50倍」という巨大なものです。





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26 May

Acer、裸眼3D立体視のポータブルモニタ。ゲームを3D立体視にする機能も

acer-4_s台湾のAcerは5月18日、裸眼3D立体視が可能な15.6型の4Kポータブルモニターとして、コンシューマー向け「Acer SpatialLabs View」と、法人向け「Acer SpatialLabs View Pro」を発表した。日本では2022年夏に発売予定。

裸眼での3D立体視を実現する没入型体験「SpatialLabs」テクノロジーを搭載した製品。Acer SpatialLabs Viewは、PCゲームやメディアコンテンツ、ユーザーが作成したコンテンツを、2Dから裸眼3D立体視にすることで、ユーザーがこれまで感じていた2Dコンテンツへの障壁や違和感、ギャップを解消し、よりリアルな体験を実現するという。





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12 Jan

3DプリントできるOLEDディスプレイ、ミネソタ大が開発

3d oled  -9beb-21c3d7134b36ディスプレイといえば、大規模な施設のクリーンルームで製造されるというイメージですが、いずれは自宅や職場で手軽に3Dプリントできるようになるかもしれません。ミネソタ大学ツインシティーズの研究者らが、フレキシブルなOLEDディスプレイの3Dプリントに成功し、その成果を発表しました。

3Dプリントに成功したといっても、民生用の3Dプリンターで印刷できるものではなく、「TESLA Model Sとほぼ同じコスト(約1200万円)の特注3Dプリンター」を利用したもの。





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15 Oct

Acer、裸眼立体視対応ノートを正式発表

acer 3D 1_l台湾Acerは13日(現地時間)、裸眼による立体視に対応したクリエイター向けノートPC「ConceptD 7 SpatialLabs Edition」を正式発表した。

 同社が5月に発表し、一部クリエイターが応募により限定で提供されたモデルで、今回市販が決まった格好。欧州では12月に発売し、価格は3,599ユーロとなっている。

 SpatialLabsは、最新鋭の光学技術と視線追跡技術を組み合わせることで裸眼による立体視を実現。





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15 Jul

未来の「立体テレビ」まであと少し。3Dディスプレイ「Looking Glass」に大型モデルが登場

3d tv g02_sSF映画の小道具でしかなかった「3Dホログラフ映像ディスプレイ」を実在のプロダクトにしてしまったLooking Glass(ルッキング グラス)から、3Dディスプレイの新製品「Looking Glass 4K Gen2」「Looking Glass 8K Gen2」の日本展開が発表されました。

第1段の「Looking Glass Portrait」はフォトスタンド程度のサイズでしたが、4Kは15.6インチ、8Kは32インチとノートPCやテレビくらいのサイズまで大型化。よりコンテンツ鑑賞向きになっています。 展示会でデモ機を見てきましたが、以前に見た「Looking Glass Portrait」より映像が格段にシャープになってます。





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4 Jul

透明導光板上にフルカラー3Dホログラム「WOWGRAM」を表示できる新照明技術「WOWLight ~HoCODA~」を開発

株式会社アーティエンス・ラボ(代表取締役:白倉 明、本社:千葉県茂原市)は、透明導光板上にフルカラー3Dホログラム「WOWGRAM」を表示できる照明技術を開発しました。
ガラスやアクリルなどの内部を全反射する光で再生するタイプのホログラムに対して、LEDアレイに対向し独自開発したホログラフィック偏向光学素子アレイ(HoCODA)を配置することで、端部加工などせず、コンパクトに明るい立体画像表示ができるようになりました。
本技術は、3D画像コンファレンス(2021年7月1日~2日)」にて学会発表しました。 





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9 Mar

リコー、全方位から裸眼で見られる立体映像投影装置

 株式会社リコーは、全方位から立体映像を見られる投影装置を開発した。  

独自開発の特殊回転スクリーンに対して、真下から上に向けて光を投射し、その残像で立体的な映像を表示できる体積走査型の投影装置。全方位から裸眼で立体映像を見られるのが特徴で、現時点での表示サイズは200×250mm(直径×高さ)で、約3.7億ボクセルのカラー動画を投影できる。





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14 Nov

ドイツ発、視線検知で最適表示する裸眼3Dディスプレイ

fujitsu 3D n20201112fuji01
富士通エレクトロニクスは、「第6回 IoT&5Gソリューション展 秋」(2020年10月28~30日、幕張メッセ)において、ドイツ3D Globalが開発した裸眼3Dディスプレイのデモなどを展示した。
 3D Globalは、裸眼での3D映像を実現する「オートステレオスコピック3D」技術を展開するドイツ企業で、富士通エレクトロニクスグループが販売、サプライチェーン、技術サポートをグローバルに展開している。






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29 Sep

JDI、裸眼でも立体に見える「LFディスプレイ」開発キット発売

ジャパンディスプレイ(JDI)は、裸眼で立体感のある表示を可能にする5.5型「ライトフィールドディスプレイ」(LFディスプレイ)の開発キットを国内企業の開発者向けに発売する。価格は40台限定で99,000円。

LFディスプレイは、見る位置に応じた物体からの反射光を再現し、3D専用メガネを使わなくても、裸眼で実物を見ているかのような立体感ある映像を表示できる。

人の目のピント合わせに近づけることで、より自然な立体映像が実現され、美術品などのデジタルアーカイブ、教育・医療分野など、長時間の視聴も想定されるさまざまな場面での使用が期待できるとしている。





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25 May

NHK Developing an Autostereoscopic 3D TV System

NHK_concept 3DA team of researchers headed by Hayato Watanabe within the Science and Technology Research Laboratories at NHK (Tokyo, Japan) is developing a novel lightfield based 3D TV system. The display is reported as producing an image that has both horizontal and vertical parallax and does so with reduced crosstalk as compared to other lightfield approaches. The system is called Aktina Vision.

An interesting point to note is that the word aktina derives from the Greek word “aktina” meaning ray of light.





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19 May

コンチネンタルが車載3Dディスプレイを実用化

conti 3d Nrクルマのコネクティッド化などにより、インパネのディスプレイに表示される要素は増える傾向にある。それをどう整理して、注意力を妨げずに視認性を高めるかがエンジニアとデザイナーの腕の見せどころだが、自動車サプライヤー最大手のコンチネンタルが、そのひとつの方向性として車載3Dディスプレイを実用化。次期ヒュンダイ・ジェネシスに搭載すると発表した。





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22 Mar

コンチネンタル、ドライバーの視線上に情報を表示できる「裸眼3Dディスプレイ」を開発

continental 3D 001_lコンチネンタルは3月16日、新開発の「裸眼3Dディスプレイ」を量産し、ヒュンダイの新型「ジェネシスGV80」に搭載すると発表した。

 このシステムを可能としたのがコンチネンタルのハイパーフォーマンスコンピューター「クロス・ドメインハブ」で、これによりあらゆる車載ユニットを統合。軽量化とコストダウンを同時に達成でき、今後の車載E/Eアーキテクチャー(コンピューターやセンサーなどを連携させクルマを構成する大きなシステム構造)の要の技術になるという。

新開発の裸眼3Dディスプレイでは、画面上に3次元立体スケール、車両位置ポインター、および周辺の構造物を表示するだけでなく「パララックス・バリア(視差バリア/ドライバーの視野を分割する傾斜スラット)」により、わずかにオフセットした2つの異なる画像を左右の眼球がとらえることにより、特殊な3Dメガネを使わずにドライバーの視線に一時停止の警告を表示することを可能としている。





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23 Nov

3D画像、触覚、音を空中に同時生成 超音波ディスプレイ、東京理科大など開発

英サセックス大学と東京理科大学の研究チームは、超音波を用いて、触覚と音と映像を同時に空中で生み出すディスプレイ「Multimodal Acoustic Trap Display」(MATD)を発表した。
MATDは、超音波を用いて3次元コンテンツを空中に提示可能なシステム。さまざまな形状・色合いのコンテンツを表示でき、位置を移動させることも可能。どの角度から見ても裸眼で目視できる。表示されているものに手を伸ばせば感触を得られる触覚フィードバックに加え、可聴域の音も生成。視覚、触覚、聴覚の3つを同時に刺激できる。






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18 Aug

Boschが車載ディスプレイをグラス不要で3D化

Bosch_iaa_2019_4ドイツの自動車産業を支える製造業大手のBosch(ボッシュ)が、未来のダッシュボードディスプレイの3D化を、専用グラス(眼鏡)不要、しかもアイトラッキング(目線追跡)不要で実現しようとしている。後者のアイトラッキングはこれまで、グラス不要の3Dディスプレイでは絶対に必要と見なされていた。

しかし、グラス不要でしかも、ユーザーが特定の位置からディスプレイを見ることも不要という2大特性は、車に3Dディスプレイを持ち込むための重要な条件だ。それも当然で、ドライバーはディスプレイではなく道路を見ていなければならないし、ディスプレイ上の重要な情報はどれもさっと見るだけで把握可能でなければならない。運転中のドライバーの関心が、ディスプレイにあってはならないのだ。



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28 May

液晶で実現、実用的な電子ホログラフィ立体表示

tm_190524tohoku01東北大学大学院工学研究科電子工学専攻の藤掛英夫教授と博士課程後期3年の磯前慶友氏らによる研究グループは2019年5月、視域角(回析光)が30度と広く、実用的な電子ホログラフィ立体表示を可能とする液晶基盤技術を開発したと発表した。

 液晶ディスプレイを応用して、視域角が広い電子ホログラフィ立体表示を実現するには、画素サイズ1μmピッチの光変調素子が必要になる。同時に、厚い液晶層を構成することで十分な光位相の変化幅(360度)を確保しなければならない。ところが、厚い液晶層を狭ピッチにすると、画素間の電界漏れなどにより、隣接する複数画素が同時に駆動されることもあったという。



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10 Oct

EIZO、手術映像を立体視で確認できる4K液晶ディスプレイ

yk30028_01_CuratOR_EX3141 EIZOは10月9日、3D手術映像に対応した4K液晶ディスプレイ「CuratOR EX3141-3D」を発表、11月12日に販売を開始する。価格はオープン。

同社製の手術/内視鏡用のディスプレイとして初の立体視対応4K(3840×2160ピクセル)対応液晶ディスプレイで、3D内視鏡や手術顕微鏡の3D映像を立体視で確認することができる。



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12 Sep

空中ディスプレイに表示したキャラと双方コミュニケーション! アシストが開発

assist_vtuberアシストは、10月25日~26日に大田区産業プラザPiOにて開催される「第8回おおた研究・開発フェア」にて、「バーチャルキャラクターのリアルタイム双方向通信AR撮影システム」を展示すると発表した。

空中ディスプレイに投影したキャラクターと、双方向でコミュニケーションが取れる。 今回の展示に登場するキャラクター「香猫さくら(かねこ さくら)」ちゃんは、日本工学院の協力のもと制作。空中に投影される「香猫さくら」ちゃんと、会話などリアルタイムでの双方向にコミュニケーションが楽しめる。



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3 Aug

あのJDIが「課金ビジネス」、アイドルを飼える箱 19年発売 独自の裸眼3D技術を採用

jdi P8010402ソニー・東芝・日立の中小型液晶パネル事業を統合し、2012年に設立したJDI(ジャパンディスプレイ)。部品メーカーとしてお堅い印象のある同社が、定期課金ビジネスに参入します。第一弾の「LF-MIC」は、いわばアイドルを飼える箱型ディスプレイです。

業績不振にあえぐJDIは、経営改革の一環としてB2Cへの参入を発表。自社のディスプレイ技術を活かし「最終製品ビジネス」と「継続課金ビジネス」に参入するとしています。 「LF-MIC」は、その一環となるデバイスです。

裸眼3Dディスプレイを搭載し、アイドルやバーチャルキャラクターを画面内に表示可能。また、課金でアイドルやキャラクターをダウンロードする仕組みを取り入れ、定期課金ビジネスにも繋げることも視野にいれます。



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18 May

8K液晶で裸眼3D立体視の17型ライトフィールドディスプレイが動画対応。JDIとNHK-MT

ジャパンディスプレイ(JDI)は、NHKメディアテクノロジー(NHK-MT)と共同で開発中の「17型ライトフィールドディスプレイ」に動画再生機能を追加し、3D動画の再生を実現した。2019年度の生産開始を予定している。

17型ライトフィールドディスプレイは、JDIの17型8K高精細液晶ディスプレイをベースとし、見る位置に応じた物体からの反射光を再現することで、3Dメガネを使わなくても、実物を見ているかのような立体感のある映像を表示できる。



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13 Jul

裸眼で見られる高精細な立体映像−JDIなど、ディスプレー初披露

JDI 5965f5f4a70d8ジャパンディスプレイ(JDI)とNHKメディアテクノロジー(MT、東京都渋谷区)は12日、裸眼で高精細な立体映像を見られる「17型ライトフィールドディスプレイ=写真」を日本で初披露した。
目への負担が軽く、長時間見ても疲れにくい。映像を見られる範囲を示す視域は従来の4倍以上となる約130度で、複数人で同時に見られる。
サイネージ(電子看板)や美術品のデジタル記録、エンターテインメントなどでの利用を狙う。まずは2017年内にもコンピューターグラフィックス(CG)動画への対応を目指す。 JDIが開発した高解像度の「8K」ディスプレーの技術を応用した。ハイビジョンと同水準の映像を表示できる。



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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

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管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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