「中国スマートフォン市場のハイエンド価格帯で、アップル(Apple)の『降維打撃』が続いている」
中国メディアは最近、スマホ業界の現状をそう説明した。「降維打撃」とは、中国で大ヒットし日本でも翻訳されたSF小説『三体(The Three-Body Problem)』由来の言葉で、圧倒的な攻撃を仕掛けること。転じて、「優れた技術力を持つ者が技術で劣る相手に打撃を加える」意味になり、ビジネス界の流行語となった。
リサーチ会社によると今年上半期、中国で600ドル(約8万6892円)以上のハイエンド市場におけるアップルのシェアは70.5%に上る。米中関係が悪化するたびに米国の象徴として不買運動のターゲットにされるアップルだが、その地位は揺るぎないものとなっている。
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