鴻海精密工業が、アップルiPhoneの今年の最新機種の一部を、8月よりインドで生産するとの観測が業界で出ている。アップルが米中貿易戦争への対策として中国からの生産移転を求めたためとされ、事実とすればiPhone最新機種が初めて中国以外で生産されることとなる。8日付経済日報などが報じた。

 アップルは9月に有機EL(OLED)モデルの「iPhone XI(5.8インチ)」「iPhone XI Max(6.5インチ)」と、液晶ディスプレイ(LCD)搭載のiPhone XR(テン・アール)のアップグレードモデル(6.1インチ)を発売すると予測されている。鴻海はこのうち、LCDモデルの一部をインド工場で生産するとみられる。

 鴻海はインドのマハーラーシュトラ州、タミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州などの経済特区に生産拠点を持つ。観測によると、チェンナイ工場(タミル・ナードゥ州)以外の生産拠点でiPhone旧機種の試験生産を開始しており、8月からはLCDモデルの生産を開始する。初期の月産能力は約25万台で、インド市場向けに供給する。需要に応じて調整する方針で、輸出品への免税措置が整えば、年末までに7~8割を輸出に回す可能性がある。



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