Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

M_Micro LED

大型ディスプレイの品質を極限まで高めるマイクロLED(後編)

mm230925_device03前編で説明したように、「マイクロLED」は外形寸法が100μm角~50μm角と極めて小さい。画素ピッチが1.27mmのディスプレイパネル、言い換えると画素(正方形)の大きさが1.27mm角のパネルを想定した場合に、大きさが50μm角のマイクロLEDが占める面積は0.0025mm2にすぎない。画素の面積は1.613mm2なので、マイクロLEDが画素全体に占める比率は0.155%とごくわずかである。画素全体の99%以上は非発光領域であり、常に「黒色」となる。

従来方式のLEDビデオウォールに使われてきた「パッケージLED」は大きさが1mm角以上ある。同じく1.27mm角の画素を想定すると、1mm角のパッケージLEDが占める比率は79%とかなりの大きさになる。黒色の非発光領域は21%しかない。画素ピッチを1.5mm、画素面積を2.25mm2と大きくしても、パッケージLEDが占める比率は44%、非発光領域が占める比率は56%と黒色領域は半分強にとどまる。





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Omdia:2030年までにマイクロLEDディスプレイ市場は5170万ユニットまで成長予測

_prw_OI1im_9us3y561Omdiaの新しい調査によると、マイクロ発光ダイオード(LED)ディスプレイの出荷台数は、2030年までに5170万台に拡大する見込みです。しかし、予測範囲ではこの技術が競争力を持つアプリケーションが限られているため、マイクロLEDディスプレイの出荷シェアはディスプレイ市場全体の1.2%程度にとどまります。

マイクロLEDディスプレイ市場は、主に拡張現実(XR)デバイスやスマートウオッチなど、通常屋外で使用される小型ディスプレイデバイスの需要を受けて、2025年から本格的な成長が見込まれています。2030年までにマイクロLEDディスプレイのシェアはXRデバイスで53.5%、スマートウオッチで41.6%に達すると予想されます。

OmdiaのリサーチマネージャーであるJerry Kang氏は「XRデバイスやスマートウオッチには、太陽光の下での高い屋外視認性が要求されます。マイクロLEDディスプレイは、自己発光による輝度とコントラストで優れた性能を発揮し、通常、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイよりもはるかに優れています。」と述べました。





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超大型ディスプレイの品質を極限まで高めるマイクロLED(前編)

tt230921_FD421_photo002 LEDを画素とする大型ディスプレイ(「LEDビデオウォール」とも呼ぶ)は基本的に業務用であり、カスタマイズされた一品物であることが多い。設置場所は、球技場(野球、サッカー、ラグビーなど)や展示会(見本市)のブース、企業のプレゼンテーション施設や大会議室、文化施設(博物館や歴史資料館など)などである。大きさ(対角線寸法)は約100インチ(2.54m)から約400インチ(10.16m)とかなり違う。

 光源であるLEDは、赤色(R)を発光するダイオード、緑色(G)を発光するダイオード、青色(B)を発光するダイオードで1つの画素(ピクセル)を構成する。RGBは光の三原色であり、これら3種類のLEDによって広い発色範囲を確保する。





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東レがマイクロLEDディスプレー量産への壁破る、時計やARで市場離陸か

Screenshot 2023-07-21 06.54.46東レは、マイクロLEDディスプレーの製造プロセスで、LEDチップを配線基板に接合するための微細な端子(バンプ)を形成するための接合材料を新たに開発した。これまでは低温低圧プロセスと微細加工を両立させるのが難しかったが、新材料では直径5μmと微細なバンプ形成が可能で、しかもプロセス温度や圧力も大きく低減した。これで、この次世代ディスプレーの製造に関するミッシングリンクが埋まり、市場で離陸する準備が整ったといえる。

 マイクロLEDディスプレーは、ディスプレーを構成する赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各画素の光源にLEDチップを用いた次世代ディスプレー。液晶ディスプレーと異なり自発光でコントラストが高く、低消費電力である。また、有機ELディスプレーに対しては、はるかに高輝度、長寿命で、性能上は究極のディスプレーになり得る。2014年には米Apple(アップル)がマイクロLEDのスタートアップである米LuxVue Technology(ラックスビューテクノロジー)を買収し、大きな話題になった。





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【台湾情報】マイクロLED産業の発展と台湾企業の強み

 先ごろ、アップルが2024年に投入する腕時計型ウエアラブル端末、Apple Watch(アップルウオッチ)新製品のディスプレイには現行の有機EL(OLED)ではなく、マイクロ発光ダイオード(LED)技術が採用されるとの観測が伝えられ、注目を集めた。

さらに市場調査会社ヨール・グループは、アップルのこの動きが「ディスプレイ革命」を引き起こすとの見方まで示した。

アップルはハイテク業界のトレンドを生み出すリーディングカンパニーであり、その一挙手一投足に商機が潜んでいる。同社が新しい材料を導入すれば、その材料のサプライヤーに成長力をもたらすことになる。これがマイクロLEDに対する関心が高まっている理由でもある。





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AUOのマイクロLEDパネル、年内にも量産/台湾

00auo_2液晶パネル大手、友達光電(AUO)は19日、マイクロ発光ダイオード(LED)をバックライトに使用した、腕時計型ウエアラブル端末(スマートウオッチ)向けパネルを、年内に量産すると宣言した。車載用マイクロLEDパネルは早ければ2026年に量産する。マイクロLEDはまだコストが高いが、1~2年でコストが半減、5年後には普及するとの見方を示した。20日付工商時報などが報じた。

AUOは19日に開幕したパネル業界の展示会、智慧顕示展覧会(タッチ台湾)で、マイクロLED製品を披露した。柯富仁・総経理は、マイクロLEDはスマートウオッチのほか、透過型LEDディスプレイや大型テレビにも採用されると語った。テレビ向けマイクロLEDは、韓国の顧客向けに少量生産を始めている。





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図解で見る電子デバイスの今 メタバースでマイクロ有機ELディスプレーに需要増の期待

Micro OLEDソニーグループが圧倒的な存在感を持つが、韓国2社が新規参入しそうだ。  

需要の減少と価格下落でリーマン・ショック時並みの厳しい市況にさらされている電子ディスプレー業界。
ディスプレーメーカー各社の業績悪化に伴い、増産計画の多くが延期・凍結されているが、そうした中でも戦略投資として量産拡大に向けた動きが活発化しそうなのが、マイクロ有機ELディスプレーだ。2023年中にも一部の事業化計画が具体化しそうで、これまでと競争環境が一変する可能性がある。

 マイクロ有機ELが注目を集めるのは、将来の市場拡大が期待されるメタバース(インターネット上の仮想空間)、その入り口となる電子機器としてAR(拡張現実)/VR(仮想現実)のスマートグラスやヘッドマウントディスプレー(HMD)の需要増が見込まれるためだ。これまで生産面積や生産数量が小さかったため、大手ディスプレーメーカーは事業化に見向きもしなかったが、メタバース市場への期待感とともに目の色が変わってきた。





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高解像度ディスプレイの限界に挑む――MIT、RGBを縦積みにしたフルカラーLEDを開発

Micro LED layered MITマサチューセッツ工科大学(MIT)の技術者たちは、より鮮明で欠陥のないディスプレイを作るための新しい方法を開発した。RGB発光ダイオードを横に並べるのではなく、ダイオードを積み重ねて縦長の多色ピクセルを作るという。

一般的にフルカラーLEDディスプレイは、三原色であるRGBのLEDを一組とし、それぞれのLEDは横並びになっている。近年、ピクセルのサイズは小さくなり、より鮮明で高解像度のデジタルディスプレイを実現できるようになったが、トランジスタと同様に、LEDにも小型化と性能の両立に限界が来ている。この限界は、ARやVRデバイスなどの近距離ディスプレイで特に顕著で、ピクセル密度の制限により、ユーザーがピクセル間のスペースに縞模様を知覚する「スクリーンドア効果」が発生することが知られている。





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MIT engineers are making vertical micro-LEDs for next-generation displays and VR goggles

Micro LED layered MITForward-looking: An international team of scientists led by MIT engineers developed a way to make defect-free micro-LED wafers using a vertical approach that could pave the way for a new generation of virtual reality displays.

The vertically stacked micro-LEDs could provide a higher pixel density while being much easier and cheaper to manufacture, making them a boon for virtual reality devices where low pixel density and the annoying "screen door effect" are long-lasting issues.

Traditional displays use light emitting diodes arranged side-by-side, with red, blue and green sub-pixels packed as tightly as possible. Just like with transistors in a CPU, this side-by-side arrangement is quickly reaching its theoretical density limit, forcing researchers to find innovative solutions to keep pushing pixel density higher.





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マイクロLEDディスプレー向け新規プロセス技術=信越化学工業

信越化学工業は、マイクロLED(発光ダイオード)ディスプレー向けの新規プロセス技術などを開発したと発表した。
デクセリアルズ(栃木県下野市)と共同開発した新規プロセス技術は個片化した異方性導電膜(ACF)を狙った場所に転写するもので、ディスプレー製造時のリペアープロセスを容易化する。





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Apple Watch Ultraが将来搭載と噂のマイクロLED〜英企業が新型開発

Apple Watch 2025英SmartKemが、世界初となる有機薄膜トランジスタ(OTFT:Organic Thin Film Transistor)を使用したモノリシックマイクロLEDディスプレイを開発したとiMediaが報じました。

 2025年モデルのApple Watch Ultraには、マイクロLEDディスプレイが搭載されると噂されています。 SmartKemが開発、特許取得したのは、OTFTを用いたモノリシックマイクロLEDディスプレイです。
 同ディスプレイは、窒化ガリウム(GaN)LEDとOTFTのバックプレーンにて構成されます。

 既存のマイクロLEDディスプレイでは、微細なマイクロLEDチップをレーザーを用いて基板上のトランジスタとハンダ付けして電気接続する必要があります。





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LGディスプレイ、アップルの「マイクロLED」委託生産1位、新たな活路になるか

LGディスプレイはアップルが独自開発を推進する「マイクロLED」の委託生産を引き受けることになる公算が大きいと分析される。韓国メディア「BUSINESSPOST」が報じた。

 LGディスプレイは最近、LCD(液晶表示装置)事業で、中国のライバル会社にシェアを奪われ、赤字の泥沼に陥っているが、次世代ディスプレイのマイクロLEDが新たな活路になりかねない。

ディスプレイ専門市場調査機関DSCCの代表ロス・ヤングによると、アップルが今後アップルウォッチディスプレイのためにオーダーメード設計するマイクロLEDはLGディスプレイが製造するものとみられる。





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マイクロLED実用化へまた一歩、東芝が赤色発光強度6倍の透明蛍光体を開発

東芝は2022年12月13日、可視光下では無色透明だが紫外光を当てると強く発光する「透明蛍光体」について、溶解性を高めることで可視光下での透明度を高めるとともに、紫外光を当てたときの赤色発光強度が従来比で6倍となる新規材料を開発したと発表した。現在はサンプル提供可能な状態にある。ミニLED/マイクロLEDディスプレイ用の蛍光体やセキュリティ印刷、紫外光センシングの他、農薬と反応すると消光する特性を利用した残留農薬検出などの用途に向けて2025年の量産を目指す。

 今回新たに開発した透明蛍光体は、東芝が2003年から開発を進めてきた有機蛍光体の設計技術がベースになっている。中でも、3価のEu(ユーロピウム)イオン(以下、Eu(III)イオン)を用いた有機金属錯体は、ポリマーに溶解することで透明化できるとともに高い色純度で発光し、発光スペクトルの色相が蛍光体の濃度や溶解する媒体の性質に依存しない特性を有している。





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半導体実装装置の要素技術を応用、東レエンジが速度2倍のLED転写機投入

Toray cd20c18f366東レエンジニアリング(東京都中央区、岩出卓社長)は1日、同社従来装置比で転写速度を約2倍にした高効率マイクロ発光ダイオード(LED)転写装置を開発、発売したと発表した。「2・5世代」と呼ばれる画面サイズ370ミリ×470ミリメートルの大型基板への高速転写も可能。マイクロLEDディスプレーメーカーに提案し、2023年度に8億円、25年度に15億円の受注を目指す。

 開発した「MT3000L=写真」はマイクロLEDディスプレーの既存の製造工程で使う。マイクロLEDチップを高速転写した後、一定の割合で含まれる欠陥チップを除去し、再転写するという現在主流の工程の高効率化に役立つ。





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【自動翻訳記事】ミニLEDカラーテレビは流行らない、今後のカラーテレビの模様を語る

2022年半ば、カラーテレビ市場はどうなる?もちろん、量も価格もまだまだ下がり続けています。
これに基づいて、過去2年間にメーカーが熱心に宣伝したミニLEDバックライト製品は、まだ市場成長の重荷を背負っていないようです。 Aowei Cloudのレポートによると、2022年上半期には、ミニLED TV市場が0.6%を占め、販売台数は10万台を超え、OLED TVは0.7%、8K TVは0.3%…3つの新しい技術は「スケールが足りない」と表現できます。

さらに、Aowei は、ミニ LED 製品の市場規模が年間を通じて 250,000 ユニットになると予想しています。 Da Pingjun は、これは恥ずかしい結果だと感じました。
上半期はミニLEDの新製品がかなり出て、55インチの製品も初めて5K台を割り込んだからです。カラーテレビ各社の主力製品のほとんどは、マーケティング資源の半分以上をミニ LED に振り向けている。ベース。" この点で、ミニ LED は本当にカラー テレビの未来なのでしょうか。





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【自動翻訳記事】500以上のパーティション、XDRレベルのミニLED TV Hisense E8Hが先行販売を開始

26195628106130ハイセンスは9月15日、ULED Xディスプレイ技術プラットフォームに基づいた主力のミニLED製品であるE8Hを発売した。テレビ業界の秋の新製品シーズンの最初の主要な新製品として、E8H は、業界で同じ価格の最初の XDR レベルの MiniLED テレビであり、500 以上のバックライト パーティション、1600 ニットのピーク輝度、4K 144 Hz をサポートします。超高リフレッシュ レートと真の 96% DCI-P3 フィルム レベルの広い色域をカバーし、2022 年の最高品質のテレビと言えます。

「昨年、Hisense は最初のオンライン MiniLED TV E8G をリリースし、99% という高い評価を得ました。実際のユーザー シナリオに焦点を当て、技術アップグレードを通じて MiniLED の技術的進歩をリードし続け、ユーザーがより鮮明な詳細などを見ることができるようにします。リアルな色、写真がより立体的であること、それが私たちの決意であり使命です」と、ハイセンス TV のプロダクト マネージャーである Cheng Gang 氏は述べています。





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東レエンジ、マイクロLEDディスプレイ生産性向上へ接合材検証

im00039-1東レエンジニアリングは、ディスプレイ駆動基板に直接マイクロLED(発光ダイオード)チップの良品のみを配置する技術を開発する。
実用化されれば生産性が向上し、テレビなど大型でのマイクロLEDディスプレイの普及が前倒しされる可能性がある。上市ずみの高速レーザー転写装置で機械的な技術をほぼ確立したが、目下の課題は接合材となる。
現在、東レをはじめとした各メーカーが持ち込んだ接合材を検証中で、2022年度に試作品を完成させ、23年度に顧客での評価を開始。25年度をめどに採用を見込む。







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マイクロLEDの量産を効率化 東レエンジニアリングの実装・検査装置

次世代ディスプレーとして期待されるマイクロLEDは、製造コストを削減するため工程時間の短縮が課題となっている。
 東レ子会社の東レエンジニアリングは、マイクロLEDチップの製造プロセスを大幅に効率化する装置群を提案。チップ実装、レーザー転写、外観検査などグループの技術を集め、「量産装置のデファクトスタンダード」を目指す。
 大画面のマイクロLEDディスプレーの量産化実現には、処理時間の長さがネックとなる。
 家庭用の大型4Kテレビには約2500万個のマイクロLEDチップを並べるが、不良率が約1%とすると不良品は約25万個。仮にこの数を1チップずつ拾い上げて配置すると処理に約350時間かかる。これではテレビの量産には対応できない。





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【自動翻訳記事】マイクロLEDは、将来のポジショニングが「明確」になりつつあることを示しています

22271544137883Omdiaの予測によると、世界のマイクロLED市場は将来急速に成長し、2027年には105億米ドルを超え、年平均成長率は126%になります。その中で、2021年の最初の製品化後、2022年の業界の出力値は4〜5倍の急速な速度で成長し、2022年のマイクロLEDディスプレイの最初の年の基礎を築く可能性があります。

最新のディスプレイ画面は、PDPプラズマ、液晶ディスプレイ、SEDディスプレイ、OLEDディスプレイ、LED大画面、QLEDなどの「ピクセル」で構成されています。これは、ラボのディスプレイ技術にも当てはまります。

マイクロLEDの意味は、ディスプレイピクセル(正確にはサブピクセル)の基本構造として「小さな無機半導体LED結晶」を使用することです。





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Google、AR端末向けディスプレイ技術を手掛けるRaxiumを買収

Googleのデバイス&サービス担当上級副社長、リック・オステルロー氏は5月4日(現地時間)、小型ディスプレイ技術を手掛ける米Raxiumを買収したと発表した。取引の詳細は公表していないが、米Informationはこの件を3月に報じた際、買収総額を約10億ドルとしていた。  

Raxiumは2018年創業の、カリフォルニア州フレモントに拠点を置く非公開企業。AR/VR/MR端末に欠かせないディスプレイ用の小型発光ダイオードなどを開発している。
同社のWebサイトによると、「世界最高性能の超高密度モノリシックRGBマイクロLEDディスプレイ」を開発しており、そのディスプレイ技術は「現在の世界記録より5倍効率的」という。  





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GoogleがARおよびVRディスプレイ用のマイクロLEDコンポーネントを製造するスタートアップ「Raxium」を買収へ

GoogleがARやVR向けのディスプレイで使われるマイクロLEDを開発するスタートアップのRaxiumを買収する契約を結んだと報じられています。なお、買収額は記事作成時点では明らかになっていませんが、10億ドル(約1200億円)にものぼる可能性が挙げられています。

The Informationが独自に入手した情報によると、GoogleはARヘッドセットやVRヘッドセットのディスプレイに使用されるマイクロLEDを開発するスタートアップのRaxiumを買収する契約を結んだ模様。Googleが最終的に支払うこととなる金額は記事作成時点では不明ですが、買収交渉の間、Raxiumは10億ドル(約1200億円)の価値があると推定されています。なお、取引はまだ完了していません。





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有機ELに続く次世代ディスプレー、マイクロLEDが映像世界を変える <株探特集>

―映画の背景にも使える高精細を実現、コスト低減の量産化技術開発も相次ぐ―

ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う西側各国による経済制裁により、世界経済の先行き不透明感が増している。株式市場も不安定な動きが続きそうだが、ここはあえて短期的に動意づくテーマよりも将来必要とされる技術に注目したい。

そのなかでも注目したいのが、 有機ELに次ぐ次世代のディスプレーと呼ばれる「マイクロLED(発光ダイオード)ディスプレー」だ。ソニーグループ <6758> が昨年1月に発表した直視型マイクロLEDディスプレー「Crystal LED」は、同年6月に東宝スタジオに映画撮影用のバーチャル背景、バーチャルプロダクションシステムとして採用され、映画撮影のロケを不要にした。
大型テレビなどへの採用は少し先のこととなろうが、今後量産化のための技術の話題などもメディアを賑わすとみられ、今から注目しておきたい技術だ。





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シャープ参入したミニLEDとはなに? 世界でも大注目される美しい映像を実現する次世代ディスプレイ技術とは

スマートフォンやタブレット、ノートパソコン、テレビなどで利用されているディスプレイ技術は日々進化を遂げている。 最近、ミニLEDを採用した液晶ディスプレイが大注目されている。

REPORT OCEANが発表したレポートによると、ミニLEDを採用した液晶ディスプレイの世界市場規模は、2020年に4億8百万ドル。 2027年には188億3千5百万ドルに達し、年平均成長率89.2%を記録すると予測されている。
最近では、シャープの8K/4Kテレビ「AQUOS XLED」やアップルのノートパソコン「MacBook Pro」でミニLEDを採用するなど、着実に広がりをみせている。 そこで今回は、ミニLEDとはいったいどのようなものなのかを見ていこう。





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Appleのおかげで今「脚光を浴びている」新技術とは?

Appleは世界最大規模のメーカーであり、最近では米国企業初の「時価総額3兆ドル超え」を達成しています。その影響力は大きく、世界の技術のトレンドを変えてしまうこともよくあります。

そんなAppleが今、次々と新製品に採用している技術が「ミニLEDディスプレイ」です。
2020年に話題となり始めたミニLED技術は、テレビ向けとしては注目されていたものの、タブレットやノートPC向けとしては液晶と有機ELディスプレイの競争に影を潜めていました。 しかし2021年、Appleは新型「iPad Pro」と14インチおよび16インチの新型MacBook ProにミニLEDディスプレイを採用。これにより、ミニLEDパネルの出荷量は大きく伸びているとテック系メディア「9to5Mac」が報告しています。





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黒が締まる“有機ELテレビ”は、 テレビ界に旋風を巻き起こすのか?

いまテレビ市場では有機ELが大人気だが、その勢いに押されていた液晶が、ここにきて俄然、張り切り出した。21世紀の初頭、私はディスプレイ評論家として液晶が登場した時、「液晶には3つの欠点がある。コントラスト不足、視野角が狭い、動画が鈍い、という点だ。それはまさに“液晶三悪”と言える」と喝破し、以来「液晶三悪」は業界の流行語となった。

なぜ有機ELテレビが人気なのかというと、最新デバイスとして、これら液晶のもつ欠点がないからだ。しかし、液晶側も黙っていない。一方的な有機ELテレビの攻勢に、「ミニLEDバックライト」を擁して決起した。それが、LGの液晶4Kの新製品「QNED90」だ。





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BOE子会社、チップ・オン・グラス方式ミニLED開発〜従来製品よりも高コントラスト

国BOEの子会社、BOE Jingxin Technologyが、チップ・オン・グラス(COG)方式ミニLEDの出荷を開始したと発表しました。

アナリストのミンチー・クオ氏は、2022年に発売される新型MacBook AirはミニLEDバックライト搭載ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)を採用すると予想しています。

同氏は、新型MacBook Air用ミニLEDディスプレイの主要サプライヤーはBOEになると伝えていました。





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ミニLEDで"液晶モンスターAQUOS”誕生!? シャープ次世代ディスプレイを見た

sh mini led 100_s今年6月29日、シャープは“ミニLED次世代ディスプレイ”の開発を発表。大阪・堺市で同日行なわれた株主総会会場で、試作機を展示した。

ミニLEDは、ディスプレイの輝度を一段と高める事に加え、液晶の弱点であるコントラスト性能を飛躍的に改善できると期待されている光源だ。TCLやLGといった海外のテレビメーカーは、すでにミニLED採用テレビをハイエンドラインに展開し始めており、国内ブランドからもミニLEDテレビの登場が期待されている。






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ミニLEDの採用拡大が、マイクロLEDの開発に好影響〜専門メディアが解説

LED情報専門メディアLEDinsideが、ミニLEDバックライト搭載ディスプレイ(以下、ミニLEDディスプレイ)とマイクロLEDディスプレイの市場展望を解説しています。

アナリストのミンチー・クオ氏は、Apple製品におけるミニLED導入計画は5つの段階にわかれると述べていました。 クオ氏は、各段階について下記の通り説明していました。

第1段階:ミニLEDディスプレイの歩留まり改善を目指す
第2段階:供給不足を回避し、コストを削減するためにサプライヤー数を増やす
第3段階:12.9インチiPad Proだけではなく、新型MacBook ProにもミニLEDディスプレイが搭載される 第4段階:Appleの影響を受けて他のベンダーでもミニLEDディスプレイの採用が進む
第5段階:2023年〜2024年に、ミニLEDディスプレイの製造コストが大幅に下がる





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ミニLEDを採用したiPad Pro 11インチモデルが来年発売されるかも

11インチのサイズ感が好き!って人も多いはず。
発売からまもなく2ヶ月が経つ新型iPad Proですが、高性能なM1チップを搭載し、5Gにも対応したのに加え、12.9インチモデルに関してはミニLEDディスプレイを採用しています。対して11インチモデルのディスプレイ性能は前世代のものと変わらず、当時はがっかりした人も多かったかもしれません。

しかし、ここで気になる噂が。
Apple Insiderの報道によると、Apple製品アナリストでお馴染みのミンチー・クオ氏は先日、ミニLEDを採用した新型iPad Pro 11インチ(第4世代)とMacBook Airが来年発売され、後者に関してはデザインも刷新されると予想しているとのこと(そのためディスプレイを理由にiPad Pro 12.9インチモデルを買おうと検討していた方はもう少し様子を見ても良いかもしれません)。





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シャープ、「mini LED次世代ディスプレイ」開発。大画面テレビのさらなる高画質化へ

シャープ miniLED s7cGy1pシャープは、バックライトに小型のLEDを採用し、高密度に敷き詰めて制御することで、液晶ディスプレイの輝度やコントラストなどの表示性能を“飛躍的に向上”させたとする「mini LED 次世代ディスプレイ」を開発したことを発表した。これによって「大画面テレビのさらなる高画質化を実現する」としている。

今回、65型の試作機を開発。 4K液晶テレビ“AQUOS”2020年モデル「4T-C65CH1」比で約1/10サイズの小型LEDを8,000個以上バックライトに配置し、1,000以上のエリアに細かく分割して駆動しているという。





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ミニLEDは中米テレビ向け中心に高い関心

ミニLEDはディスプレイのコントラストを上げる技術の一つだ。iPad ProやPCなどにおいては、クリエイター向けとしても映像視聴向けとしても価値が高い。一方、映像視聴向けの本筋である「テレビ」では、ミニLEDはどう捉えられているのだろうか?

日本でメジャーなメーカーでの採用例は少ないが、テレビでもミニLEDはホットな領域と考えられている。この分野で特に熱心なのは中国メーカーだ。





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マイクロUV―LEDチップ、微細・量産化技術確立 ナイトライド

img1_file60ab7e494c704ナイトライド・セミコンダクター(徳島県鳴門市)は、次世代の拡張現実(AR)グラス、スマートグラスなどでの使用が期待されるマイクロ発光ダイオード(LED)ディスプレー用となるマイクロ紫外線(UV)―LEDチップの微細化と量産化技術を確立した。今秋をめどに量産開始を目指す。

ナイトライドが開発したマイクロUV―LEDチップはサイズが縦12マイクロ×横24マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。チップ間隔は縦・横方向とも5マイクロメートルで、4インチウエハーから獲得できるチップ数は約1400万チップと、従来の約340万から約4倍になった。1チップ当たりのコストも従来チップの4分の1を実現した。





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Apple、iPad Pro納期に遅れ ディスプレー量産が難航か

米ブルームバーグ通信は18日までに、米アップルのタブレット端末「iPad Pro」の最上位モデルの生産が遅れていると報じた。「ミニLED」と呼ぶ新たなディスプレーの量産が難航しているためで、5月後半としていた購入者への引き渡し開始が7月にずれ込む可能性があるとしている。

アップルは4月に開いたイベントで画面が11インチと12.9インチの2種類のiPad Proの新モデルを5月後半に発売すると発表した。このうちミニLEDを採用した12.9インチモデルで部品供給の制約が生じているとみられ、アップルの米国の予約注文サイトにおける現在の納期は6月下旬から7月中旬と表示されている。





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次世代iPad Pro、ミニLED歩留まり低迷の報道 部材の需給逼迫が原因指摘も

米アップル(Apple)が2021年4月後半にも発表するタブレット端末の最上位機種「iPad Pro」の12.9型に搭載を予定するミニLED(Mini LED)ディスプレイの生産が歩留まり低迷の問題を抱えており、供給が当初は不足する恐れがあると米『ブルームバーグ(Bloomberg)』が2021年4月12日付で伝えた。

これについて、台湾の大手紙『経済日報』は同13日付で、出荷が順調でないのは歩留まりが原因ではなく、部材及びディスプレイの需給逼迫によるものだとするアップルサプライチェーンの話を伝えた。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ





浜松ホトニクス、マイクロLED高速検査装置 10平方センチメートルを20分で

浜松ホトニクスは次世代ディスプレーとして期待されるマイクロLED(発光ダイオード)の外観、輝度、発光波長の異常を高速で検査できる装置「MiNY(マイニー)PL マイクロLED PL検査装置C15740―01」を発売した。消費税抜きの価格は1億円。国内外のLEDやディスプレーメーカー向けに初年度5台の販売を目指す。

光をマイクロLEDに当ててエネルギーを与え、元の状態に戻る際の発光をイメージングするフォトルミネッセンス(PL)計測法を用いて輝度や発光波長の異常を検査。可視光を当て外観異常を検査する。PLで得た画像と可視光で得た画像を組み合わせて良・不良を判定する。





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Tom's Guide: Micro-LED vs. OLED TV: Which TV tech will win?

2021 promises to be an exciting year in TV technology, as the first hotly anticipated Samsung MicroLED TVs reach the market in the coming months. As the first consumer product to use Samsung's new micro-LED displays, the upcoming TVs present the first real challenge to OLED as the premier TV display technology. That's a change that promises to shake up the TV world, offering more competition in the most premium segments of the TV market.

But how do the two technologies compare, and which do we think will be better?





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BOEが2021年下半期に、マイクロOLEDパネルの供給開始か

韓国メディアThe Elecが、中国BOEが2021年下半期(7月〜12月)に、マイクロ有機EL(OLED)パネルの供給を開始すると報じました。

The Elecによれば、BOEは雲南省との合弁会社である昆明BOE Display Technologyで、2018年からマイクロOLEDパネルを開発してきたようです。





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Apple、ARデバイス用マイクロOLED開発でTSMCと提携か〜日経報道

Appleが、現在開発中の拡張現実(AR)デバイスに搭載する、次世代有機EL(OLED)技術を、台湾TSMCと提携し共同開発していると、日本経済新聞が報じました。

同紙が事情に詳しい関係者から得た情報によると、新技術は「マイクロ有機EL(OLED)」と呼ばれる技術で、半導体と同じウエハー基板上に画像を表示するための素材を作り込むのが特徴だそうです。

スマートフォンやテレビに用いられる従来型のディスプレイはガラス基板を使いますが、マイクロOLEDはウエハー基板を使うため、薄型化や小型化、省電力化が期待できます。





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サムスン、110インチのマイクロLEDテレビを海外販売 将来の小型化睨む

Samsung LED TV 96-362396ba1b76韓国サムスンは110インチのマイクロLEDテレビを韓国にて発売しました。

マイクロLEDとは、微細なLEDを敷き詰めるディスプレイ方式です。これにより、高輝度かつ正確な色再現性が可能なだけでなく、焼付きなどの問題が発生しないのも特徴です。

今回の110インチテレビは、4K HDRコンテンツの表示が可能。また55インチサイズに画面を4分割することで、最大4個のコンテンツが表示可能です。なお、マイクロLEDの寿命は10年間だと案内されています。





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事業化進むマイクロLED~提携や投資計画が相次ぎ具体化~

 次世代ディスプレーとして期待を集めるマイクロLEDの事業化に向けた動きが活発化している。具体的な搭載アプリケーションと紐づいた事業提携や投資計画が相次いで浮上しており、2021年には実製品としてお目見えする案件が見えつつある。各社の動きをまとめてみた。

21年にARスマートグラスに搭載確定  
2021年にマイクロLEDディスプレーを搭載したARスマートグラスを発売することを公表しているのが、スマートグラスの老舗メーカーである米Vuzixだ。手ごろな価格の一般消費者向けから、セルラー接続機能を搭載したハイエンドのエンタープライズ用まで幅広くラインアップする予定になっており、ここに1インチ前後のモノリシック型マイクロLEDディスプレーを供給するとみられるのが英Plessey Semiconductorsである。VuzixとPlesseyは18年8月に開発提携を結び、19年5月には専用ディスプレーの長期供給契約を締結している。

PlesseyはGaN on SiliconマイクロLEDアレイを製造し、これを駆動するシリコンバックプレーンは米Compound Photonics(CP社)が供給し、これを貼り合わせてモジュール化する。両社はともに研磨表面処理装置メーカーの米Axus Technologyと協業しており、マイクロLEDアレイとシリコンバックプレーンをAxus社のCMP装置「Capstone CMP」で平坦化する。このプロセスを確立するため、CP社はアリゾナ州チャンドラーに持つマイクロLEDイノベーションセンター「MiARA」でAxus社と共同開発を行っている。





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ディスプレー事業分社化「シャープディスプレイテクノロジー」発足「マイクロLED」で市場奪還へ

シャープは10月1日に主力の液晶パネルを手掛けるディスプレー事業を分社化し、「シャープディスプレイテクノロジー」(SDTC)として発足させる。他社との協業や株式市場への上場も視野に、外部資金を調達しやすい態勢を整備。液晶、有機ELの先を見据えた「次世代ディスプレー」の開発を進め、韓国勢に後れをとるディスプレー市場でのシェア奪還を狙う。

 超高精細な120型8K液晶テレビ、8K技術を活用した文化財鑑賞や病理診断のサービス…。シャープの屋台骨であるこれらの技術を培ってきたディスプレー事業の売上高は全体の3割を占める。  新会社SDTCはシャープの完全子会社となり同事業を継承する。数千億円が必要な次世代ディスプレーの開発資金を外部から得やすくする。

 本社を亀山事業所(三重県亀山市)に置き、シャープの同事業トップである桶谷(おけたに)大亥(たいみ)氏が会長、親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業出身の王建二常務が社長に就く。
開発の核となる技術は試作段階の「マイクロ発光ダイオード(LED)」だ。





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サムスン「テレビの進化」続く…来年「ミニLEDテレビ」登場

サムスン・LGなど韓国企業が中国企業とのディスプレー「チキンゲーム」で事実上敗れたが、テレビ市場ではしばらく液晶表示装置(LCD)テレビの存在感は続く見通しだ。世界トップのテレビ企業サムスン電子は来年、従来のバックライト技術をマイクロメートル(100万分の1メートル)単位まで微細化した「ミニLED」テレビを出す計画だ。

◆さらに進化したLCD技術

市場調査会社トレンドフォースによると、サムスン電子は2021年に4K(横方向が約4000画素)解像度の55、65、76、85インチのミニLEDテレビを約200万台販売する計画だ。LCDテレビにバックライトとして使用するLEDが従来の製品に比べて細かいミニLEDは、台湾ディスプレー企業AUO・イノラックスが積極的に開発している。サムスン電子映像ディスプレー事業部は8K(横方向が約8000画素)テレビのうち一部の製品にもミニLED技術を搭載することを検討している。





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マイクロLEDで韓国から市場奪還へ シャープが来月1日にディスプレー事業を分社化

シャープは10月1日に主力の液晶パネルを手掛けるディスプレー事業を分社化し、「シャープディスプレイテクノロジー」(SDTC)として発足させる。他社との協業や株式市場への上場も視野に、外部資金を調達しやすい態勢を整備。液晶、有機ELの先を見据えた「次世代ディスプレー」の開発を進め、韓国勢に後れをとるディスプレー市場でのシェア奪還を狙う。(山本考志)

 超高精細な120型8K液晶テレビ、8K技術を活用した文化財鑑賞や病理診断のサービス…。シャープの屋台骨であるこれらの技術を培ってきたディスプレー事業の売上高は全体の3割を占める。

 新会社SDTCはシャープの完全子会社となり同事業を継承する。数千億円が必要な次世代ディスプレーの開発資金を外部から得やすくする。





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シャープ、23年にマイクロLEDディスプレー量産 ウエアラブル向け1インチ以下

シャープは2023年にも、1インチサイズ以下の高精細なフルカラーマイクロLEDディスプレーの量産を始める。画素密度はスマートフォンの3―6倍の3000ppi(1インチ当たりの画素数)。同ディスプレーはスマホやテレビ向けの次世代デバイスとして注目される。

シャープは市場成長が期待できる眼鏡型のウエアラブルデバイスへの採用を想定し、半導体製造技術を応用した小型製品で事業化を目指す。 シャープでは、すでに子会社のシャープ福山セミコンダクター(広島県福山市)が0・38インチサイズで画素密度1053ppiのフルカラーディスプレーと、0・13インチサイズで同3000ppiの高精細な青色モノクロディスプレーを試作済み。

独自の色変換技術で、高い純度の赤色や緑色が出せるとしている。23―24年の量産化を目指し、高精細品のカラー化や色むら低減などに取り組む。





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LG Adds Micro LED TV Product for Commercial Applications

LG Electronics has added the category of Micro LED to its Business Solution website with its Micro LED display product available for inquiry. The Micro LED TV, named LSAB009 by the company, is a 163-inch 4K screen with a pixel pitch of 0.9mm based on COB technology.







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Apple、台湾に「龍山工場」建設 約358億円を投じMini LED・Micro LED生産

koya_epistar台湾新竹サイエンスパーク関係者の話しとして、世界最大手のLEDチップメーカーEpistarとAU Optronicsと協力し、将来のiPhoneやiPad用ハードウェアを提供することを目指し、台湾桃園市龍潭区に100億台湾ドル(約358億円)を投じて「龍山工場」と名付けたMini LEDとMicro LED生産工場を建設する予定だと話したと、経済日報が伝えている。





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フェイスブック、マイクロLEDメーカーと独占契約 ARグラス開発用か

フェイスブックが英国のマイクロLEDメーカーPlessey(プレッシー)と独占契約を結びました。フェイスブックが開発を進めているとされるARグラス用ディスプレイの開発・製造にPlesseyが携わるようです。

Plesseyは、低消費電力でありながら非常に高輝度なmicroLEDディスプレイを開発・製造している英国企業です。今回の発表について同社はプレスリリースの中で「フェイスブックが目指す次世代コンピューティングプラットフォームを実現するために彼らと協力することにしました。当社のLED事業は、フェイスブックがAR/VR空間で使用する可能性のある新技術の試作・開発支援に専念します」と述べました。





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信越化学 マイクロLEDディスプレイ製造用材料を上市

信越化学工業は4日、マイクロLEDを用いたディスプレイの製造工程で使われる材料を新たに開発・上市したと発表した。マイクロLEDディスプレイメーカーの生産性と競争力の向上に資する材料で、引き続き顧客の要望に応えるため、製品展開を行っていく。

 マイクロLEDディスプレイは、微小なLED素子を各画素に配置した自発光ディスプレイで、その高いコントラストと明るさ、信頼性に加えて省エネルギーも期待されることから「究極のディスプレイ」と呼ばれている。

 一方、その製造で、テレビやスマートフォンなどのディスプレイへの適用を実現するためには、工程の効率化やプロセス時間の短縮、歩留りの向上などが課題とされている。





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OKIデータ、独自技術でマイクロLED事業化へ 20年秋にフルカラーディスプレー実現目指す

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OKIグループ唯一の半導体工場として、プリンター用LEDプリントヘッドの量産を担っている㈱OKIデータのLED統括工場(群馬県高崎市西横手町)で、独自のLED生産プロセスを活用して、マイクロLEDディスプレーの事業化を目指す動きが始まっている。
 OKIグループが自社のプリンター向けにLEDプリントヘッドの開発に着手したのは、50年以上前の1966年にさかのぼる。当時はサーマルヘッド技術で市場をリードする立場にあったが、さらなる差別化技術として電子写真プロセスにLEDアレイヘッドを使うことを考えた。






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CES 2020で展示、あまりに美しいLGの145型Micro LEDディスプレー

lg3_588x  世界最大のエレクトロニクスショーCES 2020が米ラスベガスで、現地時間の1月10日まで開催中。LGエレクトロニクスは、メイン会場となるコンベンション・センターのエントランス付近にブースを設置。

 ここで展示された、同社によるMicro LEDディスプレーがあまりにも綺麗だった。

 サイズは145型の超特大で、壁を覆うほど大きい。Micro LEDは、超小型のLEDを画素として映像を出力する方式のディスプレー。LCDやOLEDと比較しても、寿命の長さ、輝度の高さや省電力性能に優れるとされ、次世代のディスプレー技術という声もある。





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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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