半導体工場向け設備メーカー「蘇州尊芯智能科技(Zunxin Intelligent)」がこのほど、エンジェルラウンドで数千万元(数億~十数億円)を調達した。深圳同創偉業(COWIN CAPITAL)が出資を主導し、協立資本(SHARELINK CAPITAL)も参加した。
調達した資金は、自動搬送システムAMHS(Automated Material Handling System)のストッカー開発と量産準備、OHT(Overhead Hoist Transport:天井走行型搬送車)の開発、海外展開に用いられる。
尊芯智能科技は2020年に設立され、半導体工場の自動搬送システムAMHSの開発、製造、販売に注力している。AMHSは半導体工場で材料運搬の効率に直結する基幹システムの一つであり、先端半導体工場における量産効率を効果的に高めることができる。
中国の半導体産業の規模は近年拡大を続けており、AMHS市場にも大きな将来性がある。
続きを読む