Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

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Samsungが後工程ラインの一部を無人化、2030年までに工場全体を無人化へ 韓国メディア報道

サムスン17213210Samsung Electronicsが自社の後工程(パッケージング)工場にて、一部を無人化したラインを立ち上げただけでなく、2030年までにパッケージング工場全体を無人化する目標も掲げたと韓国の電子産業専門メディアetnewsが報じている。

同紙によると、8月末に韓国の水原(スオン)で開催された「2023 Next Generation Semiconductor Packaging Equipment and Material Innovation Strategy Conference」にて、Samsung ElectronicsのTSP(テスト&システムパッケージ)事業部門責任者を務めるキム・ヒヨル氏が基調講演で、2023年6月よりソウル近郊の天安市と隣接した温陽市のパッケージング工場にて、無人化生産ラインの稼働を一部開始したことを述べたという。

この無人化により、製造に必要とする人員が85%削減されたほか、設備故障の発生率も90%減少、設備全体の効率も約2倍向上したという。一般に半導体パッケージング工程は前工程に比べて多くの人員が必要で、この人員を削減できるインパクトは大きいといえる。





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サムスン電子、女性人材の割合拡大…「世界でキャンペーン」

韓国サムスン電子が持続可能経営の一環である多様性確保を通じて、女性役職員も最大限力量を発揮できるようさまざまな機会を提供している。

サムスン電子の半期報告書によると、昨年上半期時点で国内3万638人だったサムスン電子の国内女性人材は、今年は3万2648人へと1年間で2010人増加した。雇用増加率で見れば6.6%レベルだ。同期間、男性職員が8万7266人から9万1422人へと4.8%増えたことより大きい増加規模だ。

グローバルレベルでも韓国・欧州・中東地域を中心に女性人材の割合が増えている。





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「Galaxy S24」最大2500nitの超高輝度かつ高解像度な有機ELディスプレイ全機種に搭載か、動画や写真さらに美麗に

Samsungはスマホの使い勝手に直結する「画面の見やすさ」をとても重要視しているようです。

未発売のGalaxyを中心に、数多くのリーク情報を提供しているIce Universe氏の投稿によると、「Galaxy S24/S24+/Ultra」は最大輝度が2500nitになるそうです。

全機種が最大輝度1750nitだった「Galaxy S23」シリーズから大きく強化され、直射日光下のような非常に明るい場所でもより見やすい画面を実現することになります。





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サムスンディスプレイ、BMWミニ電気自動車に「9.45インチ円形OLED」を初めて供給

サムスン5c98107222サムスンディスプレイが2024年型BMWミニ電気自動車ラインナップに9.45インチ円形OLEDパネルを供給する。同社の円形OELDパネル供給はミニが初めて。

サムスンディスプレイは今年1月、CES2023で円形OLEDを初めて公開した。続いて世界3大ゲームショー「Gamescom2023」のミニ展示場で、円形OLEDを展示した。

同社は展示場で「ミニインキュベーター」と呼ばれる円筒型ディスプレイタワーに円形OLED10枚で構成された構造物を展示し、技術力を誇示した。

今回フルチェンジされるミニは、計器盤をなくしたデザインが特徴だ。代わりにサムスンディスプレイの円形タッチディスプレイがマルチメディア、ナビゲーション、温度調節、燃料表示、音声命令などの情報提供に使われる。





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サムスン 研究開発分野で初めて国内で外国人採用

サムスングループは、研究開発分野で優秀な人材を確保するため、初めて韓国国内で外国人を採用します。
サムスン電子、サムスンディスプレー、サムスンSDIの3社は28日、研究開発分野で働く外国人の採用を実施すると発表しました。

サムスングループが、海外支社ではなく、韓国国内で働く外国人を採用するのは、初めてです。
対象は、大卒、あるいは来年2月に大学を卒業する予定で、韓国語能力試験の3級以上に合格している外国人です。





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​サムスンディスプレイ、「IMID 2023」に参加···次世代技術研究成果の発表

サムスンディスプレイが23日から25日まで釜山BEXCOで開かれる第23回目の国際情報ディスプレイ学術大会(International Meeting on Information Display、以下IMID)に参加し、超格差技術を誇る。

IMIDは毎年韓国で開かれる世界的なディスプレイ学術大会だ。 サムスンディスプレイは今年、マイクロディスプレー、AIなど次世代技術関連参加企業の中で最も多い60件余りの論文を発表し、最新研究成果を共有する。





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サムスン電子 上半期も世界テレビ市場1位=シェア31%

今年上半期の世界テレビ市場で韓国のサムスン電子のシェア(金額ベース)が31.2%と1位を記録したことが21日、英調査会社オムディアの調べで分かった。世界市場は縮小傾向だが、サムスン電子は超大型、高級テレビを中心に高いシェアを維持している。

中でも価格2500ドル(約36万3000円)以上の高級テレビ市場で、サムスン電子は61.7%のシェアを獲得した。量子ドット技術を用いたQLEDテレビ「ネオQLED」の売れ行きが好調だ。

80型以上の超大型テレビ市場でも、同社は今年発売した98型製品を追い風にシェアを41.6%とした。超大型テレビの激戦市場である北米で59.3%、欧州で60.7%のシェアを記録した。





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サムスンが全経連復帰へ 監視機関が「癒着発生時は脱退」勧告

samsung galaxy 924173946韓国・サムスングループの外部委員らによる監視機関、順法監視委員会は18日、経済団体の全国経済人連合会(全経連)への再加盟に関し、政治との癒着が発生した場合には直ちに脱退することなどを勧告した。

 これにより、ほかの4大財閥のSKグループや現代自動車グループ、LGグループも全経連復帰へ向けた動きを加速させる見通しだ。

 韓国財界を代表する経済団体だった全経連は、2016年に朴槿恵(パク・クネ)元大統領の友人が実質支配した財団に対する大企業からの多額の資金集めを主導したことが明らかになり、年会費の多くを負担していた4グループが相次ぎ脱退したことで財界での地位が急激に低下した。





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シャオミとアップルが売れればサムスンが笑う

中国スマートフォン大手「シャオミ(小米、Xiaomi)」と米アップルが下半期スマートフォン市場で、韓国サムスン電子の新製品と対決する。ただ、サムスン電子にとって、ライバル会社の新製品がヒットしたとしても、実は損ではない。子会社のサムスンディスプレイがライバル社に主要部品を納品しているためだ。

◇サムスンDの収益にプラス

シャオミが公開を控えた次期フォルダブルフォン「MIX Fold3」ディスプレイをサムスンディスプレイが供給している。
シャオミのフォルダブルフォンにサムスンディスプレイパネルが適用されたことには格別の意味がある。 フォルダブルフォンはbar型スマートフォンに比べ、BOM(部品表)においてディスプレイが占める割合が非常に高いためだ。





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サムスン、宿敵LGと共闘 有機ELパネルをLGより調達、主敵は中国勢

Screenshot 2023-08-17 09.06.10韓国で8月、画期的なテレビが発売された。サムスン電子の83インチ4K有機ELテレビ「KQ83SC90AE」。テレビの性能が画期的なのではない。サムスンが宿敵LGからパネルを調達しており、両社の共闘を象徴するためだ。

サムスンがLGディスプレー(LGD)から調達するのは、「白色有機EL」と呼ばれるパネル。有機EL材料を白色に光らせてカラーフィルターで赤・緑・青の光に変換する仕組みで、パナソニックやソニーなどの有機ELテレビにも採用されている。

世界のテレビ市場で激しい販売競争を繰り広げてきた首位サムスンと2位LG電子。サムスンはLGのカラーフィルターで色づけする白色有機ELを「偽物の有機EL」と非難し、自社の優位性をアピールしたこともある。それほどにサムスンは有機EL技術では他社に負けていないとの強烈な自負心を持っていた。





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「中国BOE特許侵害」サムスンの訴訟戦激化…LGディスプレイ・シャープに漁夫の利?

 OLED特許侵害の有無を巡るサムスンと中国BOE(京東方科技集団)の法的紛争が激化している。

サムスンはBOEを相手取って米国と中国でそれぞれ特許侵害訴訟を起こし、BOEのディスプレイパネルの物量を段階的に減らすことにするなどの圧迫に乗り出した。LGディスプレイと日本のシャープなどが中間で漁夫の利を得るとの観測が出ている。

 1日のディスプレイ業界の説明を総合すると、サムスンディスプレイは27日の第2四半期実績発表カンファレンスコールでBOEを相手取った特許侵害訴訟と関連して「自社の知的資産に対する盗用および侵害行為が看過できない水準だと判断し、法的制裁など多様な策を講じる」と明らかにした。

業界では現在、米国と中国で各々進行中の特許侵害訴訟だけでなく、「サプライチェーンからの排除」のような策まで動員し、知的資産を保護する強力な意志を明らかにしたとみられる。





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サムスン電子、第2四半期は減収減益

韓国のサムスン電子は7月27日、2023年第2四半期(4~6月)の業績(連結ベース)を発表した。売上高は前年同期比22%減の60兆100億ウォン(約6兆6,011億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は95%減の6,700億ウォンの減収減益だった。
第2四半期の部門別の業績は次のとおり。

(1)DX(Device eXperience)部門(家電、IT、モバイルなど)

MX(Mobile eXperience:無線通信機器部門)は、世界的なスマートフォン需要減少の中、新製品販売効果がなくなり、プレミアム製品の割合が低下するとともに、景気停滞による中・低価格製品市場の回復の遅れにより、前期に比べ売上高が減少した。ネットワークは北米、日本などの主要海外市場を中心に売上高が減少した。

VD(Visual Display)は、世界的なテレビ需要の減少にもかかわらず、高付加価値製品の販売に注力し、業績は堅調だった。





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サムスンディスプレイ協力会社の裏切り…技術盗み出し500億ウォンで中国に売った

サムスンディスプレイの主要協力会社が数年にわたってサムスンディスプレイのLCD生産管理システム(MES)を盗み出して約500億ウォン(約54億円)と引き換えに中国競合会社10社余りに売り渡していたことが警察の調査を通じて分かった。

27日、韓国警察などによると、ソウル警察庁安保捜査部は今月初め産業技術保護法違反と不正競争防止法違反などの容疑でサムスンディスプレイの核心システム開発協力会社だった中小企業A社法人と前職代表理事、前・現職職員3人など5人をソウル東部地検に送検した。

A社の元代表は数年間70回余りにわたりサムスンディスプレイのLCD生産管理システムの内容を盗み出した後、サムスンディスプレイの中国競合会社10社に売り渡し、これと引き換えに約500億ウォンを受け取った容疑が持たれている。警察は「A社が生産管理システムをまるごと移転したり一部だけ変形して渡したりした」と明らかにした。





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妥協のない柔軟性と多様性を実現したGalaxyの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」 │ 「Galaxy Z Fold5」

galaxy 5 9537b-0 韓国ソウル-サムスン電子(以下、サムスン)は、本日2023年7月26日(水)に、第5世代目となるGalaxyの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」を発表いたしました。折りたたみスマートフォンの業界をリードする「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」は、洗練されたコンパクトなデザイン、豊富なカスタマイズオプション、そして圧倒的なパフォーマンスにより、全てのユーザーに唯一無二の体験を提供いたします。

「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」は、新しい「フレックスヒンジ」により、見た目の美しさと洗練されたデザインを実現しながら、折りたたみスマートフォンならではの体験を提供いたします。また、「フレックスカメラ」を代表とする類まれなカメラ機能により、クリエイティブなアングルからの写真撮影が可能です。さらに、最新のプロセッサーと最適化されたバッテリーによる強力なパフォーマンスにより、端末を開いた状態でも閉じた状態でも、折りたたみスマートフォンの新たな可能性を広げます。





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シャープ初のQD-OLEDアクオス誕生。量子ドットで色鮮やか サムスンディスプレイが開発したパネル採用

578A8975_sシャープは、量子ドット有機EL“QD-OLED”パネルを採用したアクオス「FS1」シリーズを9月16日より発売する。ラインナップは、65型「4T-C65FS1」と55型「4T-C55FS1」を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65型が60.5万円前後、55型が44万円前後。

青色の有機EL層と量子ドット技術を使い、純度の高い3原色を取りだすQD-OLEDパネルを搭載。さらにパネル性能を最大化するための、独自の放熱、駆動技術を搭載。「鮮烈さとリアリティを兼ね備えた映像美を表現」するという。





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iPhoneにベゼルレスディスプレイ搭載を計画〜サプライヤーに開発指示

AppleがiPhoneのベゼルを完全に無くすことを計画、Samsung DisplayとLG Displayにベゼルレス有機EL(OLED)ディスプレイの開発を要請したと、韓国メディアThe Elecが報じました。

Appleは、iPhone15 Pro Maxにこれまでで最もベゼル幅が狭いOLEDディスプレイを搭載するとみられていますが、まずはベゼルレスを実現し、将来的にDyaminc Island(Face IDおよびフロントカメラ用の穴)も無くすことを計画しているようです。

AppleがSamsung DisplayとLG Displayに開発を要請しているベゼルレスOLEDディスプレイは、Androidスマホなどに搭載されている曲面ディスプレイとは根本的に異なり、平面のままでベゼルのないものとThe Elecは説明しています。

The Elecによれば、Samsung DisplayもしくはLG Displayは当初、曲面ディスプレイを提案したようですが、曲面部の表示に歪みが生じることと、落下した場合に破損しやすいことからAppleはその提案を却下したとのことです。





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Samsung Electronics estimates 96% drop in Q2 profit

SEOUL (Reuters) -- Samsung Electronics reported a likely 96% plunge in second-quarter operating profit on Friday, largely in line with forecasts, as an ongoing chip glut drives large losses in the tech giant's key business despite a supply cut.

The world's largest memory chip and smartphone maker estimated its operating profit fell to 600 billion won ($458 million) in the April-June quarter, from 14.1 trillion won a year earlier, in a short preliminary earnings statement.





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【韓国報道】スマホデザインに続きパネルもコピー? サムスン、中国企業に刀抜く

Screenshot 2023-07-05 09.10.18サムスンディスプレーが中国のディスプレー企業BOEを相手に米国で特許侵害訴訟を提起した。家電とスマートフォンに続きディスプレーまで中国発の技術侵害が強まり刀を抜いたものだ。ますます激化する有機EL競争も訴訟の背景に挙げられる。

業界筋によると、サムスンディスプレーは先月26日、米テキサス州東部地裁にBOEを相手取りスマートフォン用有機EL特許侵害訴訟を起こした。サムスンディスプレーがBOEを相手取り特許訴訟を起こしたのは今回が初めてだ。

サムスンディスプレーはBOEのiPhone12~14用有機ELパネルが自社の固有技術である「ダイヤモンドピクセル」構造と駆動関連技術など合計5件の特許を侵害したと主張する。ダイヤモンドピクセルはディスプレーのピクセルを構成するサブピクセルをダイヤモンド形にして画質を高めた技術だ。2013年に「ギャラクシーS4」シリーズに初めて搭載され、サムスンの有機ELパネルの主要技術としての位置を確立した。





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【自動翻訳記事】サムスンとLGの提携に直面して、OLEDは将来の戦いにどのように勝つことができるか

OLED 143295最近、韓国メディアの報道によると、関係筋はサムスンとLGDがWOLEDパネルの調達合意に近づいており、サムスンの秋の新製品OLEDカラーテレビ製品のパネルサイズは77インチと83インチになると述べた。その中で特に指摘されたニュースは、サムスンがこれらのパネルを、安価でLGのWOLED生産能力の半分を占める広州工場ではなく、韓国の坡州工場で製造するよう要求しているというものだ。

国内業界関係者の観点から見ると、今回の協力は確かに短期的な「要素」があるが、関連する韓国政府の調整の下、韓国OLED産業にとって大きな戦略的転換点の出発点となる可能性は否定できない。
つまり、韓国企業が協力して OLED を置き換える可能性があり、競争、新しいタイプの国内メーカー関係を構築し、その後、我が国の産業などの国際市場で他の競合他社よりも優位性を獲得することができます。
サムスンは少なくとも20カ月間、LGのWOLEDパネルを購入すると噂されてきた。

なぜそれが達成されなかったのでしょうか?本質的に、サムスンとLGはカラーテレビ市場における端末の競合他社であり、OLED上流の大型パネル市場でも競合他社である。





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【韓国報道】「残業と見せかけてサムスンの核心技術撮影後…中国企業に転職」

2021年3月のある深夜、サムスンディスプレーに勤務する50代男が会社内部網に接続した。深夜業務は約2週間続いた。研究員である彼は会社の中国生産法人が所有する設備を中国のディスプレー企業に売却するためのプロジェクトを総括していた。

 当時は単純に残業しているように見えたが、男は会社の核心技術である製造自動化技術を持ち出そうとしていた。男は数百枚の内部資料をこっそりと撮影し、これを使って中国のディスプレー企業の子会社に転職した。3億ウォンを超える年俸と3億5000万ウォン以上の生活支援金などを保証された。韓国警察は3月に男を不正競争防止法違反などの容疑で送検した。





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Samsungの新型有機ELテレビにはLG製のパネルが搭載されるかも

SS LG共に韓国の企業であるSamsungとLGは、Samsungの次期有機ELテレビがLG製パネルを使って製造される可能性があるという新たな合意に至ったようです。信頼出来る情報筋は、LGディスプレイが2024年に77インチと83インチのWOLEDパネル200万枚をSamsungに販売する予定であり、それが新しいテレビの生産に使用されるという情報をロイターに伝えました。

 Samsung電子は、これらのパネルがどのように利用されるかを公表していませんが、Samsungの既存の「Neo OLED」シリーズと「QD-OLED」シリーズの中間に位置する新しいミッドレンジの有機ELテレビの開発に使用されると推測されています。





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サムスン電子がまさかの「厳しすぎる大減益」へ…韓国経済を覆う「不穏な空気」

4月27日、三星電子は経営説明会を開催し、2023年1-3月期の経営実績について公表した。これによれば、2023年1-3月期の当期純利益は1.6兆ウォン(2023年4月の平均レートで円に換算すると0.16兆円。以下、同様)であり、昨年の同じ四半期から9.8兆ウォン(0.99兆円)もの減益となった。当然、減収にもなっており、減収減益という厳しい結果であった。

ここで売上高と営業利益について部門別にみてみよう。ちなみに三星電子の主要部門は大きく、IT・モバイル部門、半導体部門、ディスプレー部門の3つである。

まず売上高は前年の同じ四半期から18.0%減少した63.8兆ウォン(6.44兆円)であった。詳しくみれば、IT・モバイル部門は46.2兆ウォン(4.67兆円)、ディスプレー部門は6.6兆ウォン(同0.67兆円)であり、それぞれ前年同期比で、3.8%減、17.1%減であり、IT・モバイル部門は減少こそしたものの、減少幅は小幅であった。





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サムスンディスプレイ、米のOLED企業を買収…LGと「OLED同盟」も

 サムスンディスプレイが米国のマイクロOLED企業「イマジン」(eMagin)を2900億ウォン(約300億円)で買収する。未来成長の可能性が高い仮想現実(VR)ディスプレイ市場を狙った投資だ。これと共に、ライバル企業のLGディスプレイからテレビ用OLEDパネルの供給を受ける計画を具体化し、事業ポートフォリオの調整が加速しているとの観測も出ている。

 18日、サムスンディスプレイとイマジンの説明を総合すると、サムスンディスプレイは約2億1800万ドル(約300億円)を投じてイマジン株式を1株当たり2.08ドルで全量買収する契約を締結した。米国証券取引所(Amex)に上場したイマジン株式の最近6カ月間の平均価格である1.68ドルと比べると、20%以上のプレミアムを上乗せした金額だ。イマジンとの合併手続きは、株主の承認などを経て今年下半期に終了する見通しだ。





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サムスンディスプレイQD-OLED、「今年のディスプレイ賞」受賞

samsung 20230517163702510811サムスンディスプレイが世界最大のディスプレイ学会から量子ドット(QD)-有機発光ダイオード(OLED)の優秀性を認められた。
サムスンディスプレイは17日、QD-OLED製品が情報ディスプレイ学会(SID)の「今年のディスプレイ」賞を受賞したと明らかにした。 今年のディスプレイは、昨年発売した製品の中で最も革新的なディスプレー製品に授与される賞だ。

SIDが毎年授与するディスプレイ産業賞の中で最も権威のある賞だ。
SID側はQD-OLEDに対し、青色の自発光ピクセル技術と酸化物TFT基盤の革新的な構造を通じて優れた性能を確保したと評価した。





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LGディスプレー、サムスン電子に有機ELテレビパネル供給へ

韓国のLGディスプレーが、早ければ今四半期からサムスン電子へのハイエンドTVパネル供給を開始することが分かった。関係筋3人が明らかにした。

 来年に200万枚を供給し、その後300万枚、500万枚と増やすことを目指しているという。当初供給するのは77インチと83インチの白色有機EL(WOLED)テレビパネルとなる見込み。

 サムスンにとっては、中国企業との低価格帯での競争が激化する中、ハイエンドの有機EL(OLED)テレビの拡大を目指す姿勢が浮き彫りになった。





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韓国パネル大手、背水の中型増産 サムスン4100億円、LGDは3300億円投資 有機ELで中国勢が台頭

Stock Jdi LG Boe韓国パネル大手がノートパソコンやタブレット端末用の有機ELパネルを増産する。サムスン電子とLGディスプレー(LGD)が数千億円を投じて既存工場に専用ラインを整備する。米アップルが有機ELの採用を拡大するためだ。中国企業の追い上げを受け、中国勢がまだ本腰を入れていない中型の有機EL市場に活路を見いだす。

 サムスンはディスプレー部門の主力拠点、湯井(タンジョン)キャンパスの既存製造棟に4兆1000億ウォン(約4100億円)を投じて有機ELパネルの生産ラインを整備する。液晶事業の撤退とともに生産設備を入れ替えて2026年の量産開始を目指す。

今回の投資でサムスンは有機ELで初めて「8.6世代」と呼ぶ2620×2200ミリメートルの基板サイズを採用する。ノートパソコン用の中型パネルについて年間1000万枚規模の生産量を確保する計画だ。





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サムスン電子、第1四半期の営業利益は前年同期比95%減

韓国のサムスン電子は4月27日、2023年第1四半期(1~3月)の業績(連結ベース)を発表した。売上高は前年同期比18%減の63兆7,500億ウォン(約6兆3,750億円、1ウォン=約0.1円)、営業利益は95%減の6,400億ウォンだった。

 第1四半期の部門別業績は次のとおり。





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折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」7カ月後レビュー:7.6インチの大画面が圧倒的な魅力

Screenshot 2023-04-18 06.53.32筆者はかれこれ10年にわたり、テクノロジー製品のテストとレビューに携わっている。もはや新型のスマートフォンを目にしても、興奮を覚えることはめったにない。ディスプレイを折り曲げられるスマートフォンでさえ、登場から約4年がたち、目新しさを失った。

しかし、サムスンの「Galaxy Z Fold4」を使っていくうちに、折りたたみスマホの可能性と現在の妥協点について多くのことが分かってきた。Z Fold4は発売時に少し使っただけだったが、3週間ほど前からメインで使うスマートフォンのひとつとして、毎日のように使っている。  

発売からすでに7カ月が過ぎているが、意外な発見もあった。その中には、折りたたみスマートフォンの未来を予見させる、うれしい発見もあったが、今後に不安を覚えるような、残念な発見もあった。





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フェラーリの選択…次世代スーパーカーにサムスンの有機EL搭載

サムスンディスプレーが世界的なスーパーカーブランド、フェラーリの次世代モデルに最先端有機ELパネルを供給する。最近4兆1000億ウォン台の有機EL投資計画を明らかにした中で有望市場に浮上した車両用ディスプレー分野で有力パートナーを確保したということに意味がある。

サムスンディスプレーは11日、フェラーリのベネデット・ビーニャ最高経営責任者(CEO)が忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)のキャンパスを訪れ、チェ・ジュソン社長と車両用ディスプレーソリューション開発と関連した了解覚書(MOU)を締結したと明らかにした。





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【韓国報道】サムスン電子「アーニングショック」に…韓国経済副首相「半導体は命綱、超格差を全面支援」

韓国の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官が「半導体は命綱のような産業」とし「超格差の確保を全面支援する」と述べた。

 7日午前、秋副首相はサムスン電子平沢(ピョンテク)キャンパスを訪問し、現場懇談会を開いた。秋副首相は「半導体を産業のコメというが、コメを越えて命綱のような産業だと考えている。半導体なしに韓国の経済・産業は回らない」とし「政府も韓国の未来・経済・産業のために半導体の超格差を確保していくことに全面的な支援をする」と話した。

 サムスン電子の今年1-3月期の業績が発表されたこの日、秋副首相の現場訪問が行われた。サムスン電子の1-3月期の営業利益は連結基準で6000億ウォン(約600億円)と、前年同期比95.75%減少した。営業利益が1兆ウォンを下回ったのは2009年1-3月期(5900億ウォン)以来12年ぶり。





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サムスン新型スマホ「Galaxy S23シリーズ」の日本展開を発表、100倍ズームや2億画素撮影

サムスン電子は4月6日、新型スマートフォン「Galaxy S23」などの日本向け展開を発表した。 メインとなるのはフラグシップシリーズの「Galaxy S23」と「Galaxy S23 Ultra」の2機種。発売日は4月20日予定。現状のところ、オープンマーケット版の用意はない。
 取り扱いキャリアとストレージ容量は以下の通り。※はオンライン販売のみ。海洋再生プラスチック(OBP)の利用など、Galaxyシリーズにおける環境への取り組みについても公表した。

Galaxy S23……NTTドコモ、KDDI、楽天モバイル(いずれも256GB)
Galaxy S23 Ultra……NTTドコモ(256GB、512GB※)、KDDI(256GB、512GB※、1TB※)
Galaxy A54 5G……NTTドコモ、KDDI(いずれも128GB、5月下旬発売予定)

Galaxy S23シリーズは、2023年2月にグローバルで発表。Galaxy S23/S23+/S23 Ultraの3機種があるが、日本では+を除いた2機種が展開される。





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誰もサムスンのスマホを買わない…中国市場でサムスンの業績悪化=韓国ネット「理解できない」

2023年4月4日、韓国・ヘラルド経済は「サムスン電子の中国市場での業績が悪化している」とし、「特にスマートフォンは赤字の水準だ」と伝えた。

 記事によると、サムスン電子中国販売法人(SCIC)は昨年の営業利益が43%減の2578億ウォン(約261億円)を記録した。かつて25兆ウォンを超えていた売上高は2兆8658億ウォンで、約10分の1に減った。昨年7~9月期までは累積損失も発生していたが、10~12月期に“販売総力戦”を展開したことで年間赤字はかろうじて免れたという。

 中国市場での業績悪化には、スマートフォンの販売不振が大きく影響している。13年にはシェアが20%を上回り1位だったが、現在のシェアは0%台にまで落ちている。





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サムスン、有機EL生産に4兆ウォン投資…中国との格差さらに広げる

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が4日、忠清南道(チュンチョンナムド)のサムスンディスプレー牙山(アサン)キャンパスで開かれた新規投資協約式に参加し、「韓国政府は民間が適正な時期に投資できるようインセンティブを拡大して有機EL技術高度化を支援し世界的市場で圧倒的な1位を堅持し続けさせたい」と話した。

尹大統領がサムスン工場を訪問したのは2度目だ。昨年5月にバイデン米国大統領とともに訪れた時と同じくこの日もサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が尹大統領を出迎えた。2人が再会したのは先月の日本歴訪に同行してから約3週間ぶりだ。

 尹大統領は祝辞で、ディスプレーを「産業の目」と例え、「半導体とともにIT産業の革新を牽引している」と評価した。その上で「先端有機EL技術がまた別の先端人工知能(AI)とメタバース技術に出会う時、無限の産業的機会が開かれることになり、軍事安保分野への応用も無尽蔵だ」と話した。





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尹大統領 サムスンディスプレーの投資協約式に出席=4千億円規模

AJP20230404002100882_01_i_P4韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は4日、中部・忠清南道にあるサムスンディスプレーの主力拠点、牙山キャンパスで開かれた4兆1000億ウォン(約4140億円)規模の新規投資協約式に出席した。

 尹大統領が先月15日、2026年までに先端産業の主要6分野に総額550兆ウォンの民間投資を誘致すると発表して以降、初めて開かれた投資協約式で、李昌洋(イ・チャンヤン)産業通商資源部長官、金泰欽(キム・テフム)忠清南道知事、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長ら約250人が出席した。





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サムスン半導体はシャープの技術支援のおかげ…今では想像すらできない「絶対王者シャープ」の慢心ぶり

かつてシャープは、サムスンの半導体事業の技術支援をしていた。なぜ競合相手を利するような行為に及んでいたのか。元TDK米国子会社副社長の桂幹さんは「シャープには『技術情報を漏らさなければ韓国の一企業に負けるわけがない』という慢心があった」という――。

シャープは技術開発力に定評がある会社だ。創業者である早川徳次氏の、「他社が真似する製品をどんどん開発していこうじゃないか」という考え方が影響したのかもしれない。
実際に、国産初のテレビの発売や、世界で初めてのオールトランジスタ電卓の開発という成果を上げている。





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サムスン電子のR&D、24兆ウォンで史上最大…在庫は1年間で12兆ウォン増

昨年下半期から始まった景気低迷にもかかわらず、サムスン電子の設備投資額と研究開発(R&D)費用が史上最大規模となった。しかし、需要萎縮の影響で在庫資産はおよそ12兆ウォン(約1兆2500億円)増えた。

8日、サムスン電子の2022年事業報告書によると、サムスン電子は昨年、R&D費用として計24兆9292億ウォンを投資した。前年(22兆5965億ウォン)比10.3%増えた数値だ。昨年の営業利益は43兆4000億ウォンで前年比16%減少したが、R&Dにはさらに多くの投資をしたわけだ。売上で研究開発費が占める割合も前年8.1%から8.2%に拡大した。

設備投資も増えた。サムスン電子は昨年、設備投資に53兆1153億ウォンを投入した。前年の48兆2000億ウォンより10.2%増加した規模だ。このうち90.1%の47兆8718億ウォンは半導体事業の新設・増設に投資した。平沢(ピョンテク)第3・4ラインなどメモリー投資が増え、昨年10-12月期だけで18兆7696億ウォンを執行した。





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【韓国報道】サムスン電子訪れたソニー会長···韓日半導体同盟の模索か

日本の代表企業に挙げられるソニーの首長が韓国代表企業のサムスン電子を訪問した。 財界ではサムスン電子とソニーが自律走行車に必要な高性能·大容量メモリー半導体と関連した協業を模索するという観測が提起されている。

 6日、財界によると、ソニーの吉田憲一郎会長が同日、京畿道平沢市(キョンギド·ピョンテクシ)のサムスン電子平沢キャンパスを訪問した。 サムスン電子ではサムスン電子・デバイスソリューション(DS)部門のキョン・ギェヒョン社長が吉田会長を迎えたものと把握される。

 彼らは平沢キャンパス訪問後、サムスン電子天安と温陽キャンパスを訪れ、半導体先端パッケージング施設も見学したという。 吉田会長のサムスン電子訪問は一種の「答礼訪問」概念と解釈される。 キョン社長は昨年11月、東京に所在するソニー本社を訪れ、吉田会長と面談した。





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サムスン電子のNeo QLED 8K、英国ピカデリー広場で屋外広告

Samsung UK 699サムスン電子が2023年型Neo QLED 8Kなど新製品の全世界発売を控え、2日(現地時間)、英国ロンドンのピカデリー広場に大型屋外広告を公開した。

今回の広告は主人公が伴侶猫に「Wow」な瞬間を作ってあげるための多様な試みの末に、最高の画質とサウンドを備えたNeo QLED 8Kを通じて最も幸せな経験を共に分かち合うことになる愛らしくて暖かい旅程を盛り込んだ。





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【韓国報道】サムスンディスプレイ、MWC 2023に5年ぶりに参加、「OLED」技術体験展示

MWC appealサムスンディスプレイが世界最大の移動通信展示会「モバイルワールドコングレス(MWC)2023」で、有機発光ダイオード(OLED)を通じた革新技術を披露する。

 サムスンディスプレイは27日、スペイン·バルセロナで開かれるMWC 2023に5年ぶりに参加すると明らかにした。 テーマは「OLEDを通じた超連結」で、初公開展示だ。 展示場は大きく△フォルダブル体験ゾーン △IT体験ゾーン △オートモーティブ体験ゾーンなどに分けられる。 フォルダブル体験ゾーンはフォルダブル、スライダブルなど次世代フォームファクター(外形)を展示した。

フォルダブルOLEDが実際に20万回以上のフォールディングにも問題なく作動する姿をはじめ、独自技術であるUTG(フォールディング可能なカバーウィンドウ)の接地部分に強い圧力を加えた時、割れない品質を確認することができる。





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【韓国報道】もう一度…サムスン電子、OLEDテレビ再挑戦

Samsung OLEDサムスン電子とLGエレクトロニクスがまた「テレビ戦争」をする。サムスン電子が「LGの庭」と呼ばれる有機EL(OLED)テレビ市場に本格的に再参入する。一方では、世界テレビ市場が沈滞期を迎えた中、中国企業の低価格攻勢が強まっている。

業界によると、サムスン電子は来月9日に2023年の新製品を発売するが、ここにOLED(77・65・55型)テレビを含めた。これまで最上位プレミアムとして出してきたネオQLEDに高価なOLEDラインを追加した。

韓国国内で今回発売されるサムスンOLEDテレビには、サムスンディスプレイの量子ドット有機EL(QD-OLED)ディスプレーが搭載された。青のOLED上に量子ドットカラーフィルターを採用したもので、色の再現力が優れているという評価だ。ただ、大型OLED市場で中心に立つLGディスプレイのW-OLEDと比べて収率が落ち、生産単価が高いという。





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サムスン、スマホと衛星の通信を可能にする技術を確保

サムスンの「Galaxy S23」シリーズには衛星通信機能がないが、次世代スマートフォンではそれが変わるようだ。同社は現地時間2月23日、スマートフォンと衛星間の直接通信を可能にする非地上系ネットワーク(NTN)技術を確保したと発表した。この技術は、同社のモデム「Exynos Modem」に組み込まれる。

 これまで、AppleやQualcomm、T-Mobileなど、さまざまなテクノロジー大手と移動体通信事業者が、スマートフォンで衛星通信を可能にする計画を発表してきた。新しいGalaxy S23は、2023年後半に提供が始まるQualcommの「Snapdragon Satellite」サービスに必要なハードウェアが搭載されているものの、こうした衛星通信機能はない。





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サムスン電子「半導体投資」でサムスンディスプレーから20兆ウォン借り入れ

サムスン電子が異例なことに子会社であるサムスンディスプレーから20兆ウォン(約2兆円)を借り入れることにした。サムスン電子は14日、運営資金確保に向けサムスンディスプレーから20兆ウォンを短期で借り入れると公示した。
借入期間は17日から2025年8月16日までで、借入金額は2021年末の個別財務諸表基準で自己資本の10.35%規模。利率は年4.60%だ。

サムスンディスプレーはサムスン電子が株式の85%を持つ子会社だ。サムスン電子が子会社から20兆ウォンを短期で借り入れることにしたのは世界的な半導体企業の投資縮小・減産基調にも半導体投資を縮小せず計画通りに実行するという意志と解釈される。





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【韓国報道】中国のディスプレー追撃に、サムスン会長「だれも超えられない実力育てなければ」

Samsung 202302「絶えず革新して先制的に投資し、だれも超えられない実力を育てなければなりません」。

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が7日に忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)のサムスンディスプレーキャンパスを3年ぶりに訪れて「超格差」を強調した。この日はサムスン電子の「半導体神話」が始まった李秉チョル(イ・ビョンチョル)創業会長(故人)の「東京宣言」40周年を翌日に控えた日だ。

 李会長はこの日、QD有機ELパネルなどディスプレー生産ラインを視察した後、主要経営陣とIT機器・電装用ディスプレーの現況と次世代ディスプレー技術開発ロードマップなどを議論した。彼は副会長だった2020年3月にサムスンディスプレー牙山事業所を訪れて「慎重だが果敢に既存の枠組みを超えよう。危機の後を見通す知恵が必要だ」と話していた。





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中国家電大手ハイセンスのテレビ出荷、22年12月サムスンを抜いて世界首位に

Hisense 20230207082948Fire126中国の市場調査会社、奥維睿沃(AVC Revo)がこのほど発表した2022年の「世界テレビブランド出荷月次データ報告」によると、中国家電大手の海信集団(ハイセンス)系列の2022年12月の出荷台数は232万6千台で、韓国サムスン電子の210万台を抜き、中国テレビブランドで初めて世界首位に立った。





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サムスン、旗艦スマホ2桁の伸び目指す-高級機種重視の新戦略で

韓国のサムスン電子は今年の世界のスマートフォン市場が昨年に続き収縮する兆候がみられる中でも、高級機種需要に支えられ「ギャラクシー」の旗艦モデルの今年の販売台数が2桁の伸びになると期待している。

世界最大のスマホメーカーであるサムスンは今週、スマホ需要後退が今年も続く可能性があると警告していた。しかしこうした中でも同社は高級製品に軸足を移し、現在アップルに後れを取っている中国などの国でシェアを徐々に伸ばすことにより、業界平均を上回る販売増を達成できると見込んでいる。

世界のスマホ出荷台数は昨年、約10年ぶりの大幅減少となったが、こうした中でもアップルとサムスンが支配する高級機種市場は比較的良く持ちこたえた。サムスンは1日、アップルiPhoneに対抗するハイエンドのSシリーズの最新モデル「S23」を発表。S23はカメラやバッテリー寿命などが改善されている。





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「Galaxy S23/S23+」登場 順当な性能向上+ボディーデザインを改善

Sumsung ti583156_galaxy-01Samsung Electronics(サムスン電子)は2月1日(米国太平洋時間)、新型スマートフォン「Galaxy S23シリーズ」を発表した。この記事では、ベースモデルの「Galaxy S23」と、その大画面モデルとなる「Galaxy S23+」について、概要をお伝えする。

 Galaxy S23シリーズの基本的なコンセプトは、先代の「Galaxy S22シリーズ」を踏襲しており、Qualcomm製の最新プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を搭載した他、ディスプレイやバッテリー容量などの細かい部分に改善が加えられている。





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タッチ操作Macへの布石か。サムスン、タッチセンサー内蔵のノートPC向け有機ELパネル発表

サムスンは22日(現地時間)、タッチセンサーを直接組み込んだノートPC向け有機ELパネルの量産を開始すると発表した。まず同社のハイエンド製品Galaxy Bookに搭載するとのことだが、噂のタッチディスプレイ版Macと関連する可能性も浮上している。

 このパネルはOCTA(有機ELパネル内にタッチセンサーを封入)技術を用いており、別途タッチパネル用フィルムを用意する方式よりも、パネルを薄くしやすい。なお同社は、ノートPC用有機ELパネルとしては世界初だとしている。





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サムスン電子 ベトナム・ハノイに大規模研究施設を開所

Samsung Vietnam韓国のサムスン電子がベトナムの首都ハノイに大規模な研究開発(R&D)センターを完成させ、23日に現地で開所式を開いた。同社の李在鎔(イ・ジェヨン)会長、スマートフォン(スマホ)事業トップの盧泰文(ノ・テムン)MX事業部長(社長)をはじめとする経営陣やベトナムのファム・ミン・チン首相らが出席した。  

総額2億2000万ドル(約290億円)を投じて建設された同R&Dセンターは、ベトナムに進出したグローバル企業が設けた初の大規模総合研究所となる。地上16階・地下3階建てで、延べ床面積は7万9511平方メートル。最先端の研究施設のほか、フィットネスセンターや食堂、屋上庭園などの福利厚生施設も入る。研究員約2200人が常駐し、スマート機器やネットワーク技術、ソフトウエアなどの研究開発に取り組む。





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韓国紙「サムスンが独シーメンス買収可能性」 資金13兆円…年内の大型取引あるか?

samsung-e1627893518343韓国最大手企業であるサムスン電子が大型買収・合併(M&A)を予告してから1年になろうとしている。
キャッシュだけで128兆ウォン(約13兆円)を有する同社だが、はたして買収動向はどうなっているのだろうか?

聯合ニュースの金融情報媒体である「聯合インフォマックス」は14日、業界情報をもとに「サムスン電子は現在、新成長動力確保のために半導体企業をはじめ、人工知能(AI)、ディスプレイなど多様な分野のM&A候補を検討中だ」とし、半導体部門では、ファブレスとシステム半導体企業の買収が有力」と伝えた。
(記事URL:https://news.einfomax.co.kr/news/articleView.html?idxno=4246427)





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SamsungがBOEをサプライヤーリストから削除〜日本企業も数社消える

韓国メディアThe Elecが、Samsungは2022年のサプライヤーリストから、中国BOEを削除したと報じました。両社とLG Displayは、iPhone14用有機EL(OLED)ディスプレイを供給しています。

■広告をめぐり両社間で揉めたのが原因か

Samsungはサプライヤーリストを年に2回公表していますが、最新のリストにはBOEが掲載されていないのが明らかになりました。





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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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