Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

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AUOが台南CF工場2基も閉鎖へ、98人早期退職

液晶パネル大手、友達光電(AUO)は4日、台南科技工業区のカラーフィルター(CF)工場「C5D」と「C6C」を閉鎖し、他の生産ラインに集約すると表明した。C5D工場とC6C工場はノートパソコン、液晶モニター、テレビ向けパネルを中心に生産していた。
台南市政府労工局は4日、AUOに確認したところ、台南工場は生産ラインが3本あり、従業員は500人、年初来の生産縮小を受け、3~7月に200人の配置転換を検討してきたが、今回100人が早期優遇退職の対象となり、98人が同意したと説明した。

AUOは、最終製品の長期的な需要縮小を受け、新技術や高付加価値製品に注力する方針から、C5D工場とC6C工場を閉鎖することを決定したと説明した。  





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AUOのマイクロLEDパネル、年内にも量産/台湾

00auo_2液晶パネル大手、友達光電(AUO)は19日、マイクロ発光ダイオード(LED)をバックライトに使用した、腕時計型ウエアラブル端末(スマートウオッチ)向けパネルを、年内に量産すると宣言した。車載用マイクロLEDパネルは早ければ2026年に量産する。マイクロLEDはまだコストが高いが、1~2年でコストが半減、5年後には普及するとの見方を示した。20日付工商時報などが報じた。

AUOは19日に開幕したパネル業界の展示会、智慧顕示展覧会(タッチ台湾)で、マイクロLED製品を披露した。柯富仁・総経理は、マイクロLEDはスマートウオッチのほか、透過型LEDディスプレイや大型テレビにも採用されると語った。テレビ向けマイクロLEDは、韓国の顧客向けに少量生産を始めている。





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【台湾報道】AUOとイノラックス、年内にも5世代工場閉鎖か

AUO Innolux 2023液晶パネル大手、友達光電(AUO)は、2023年第4四半期(10~12月)~24年第1四半期(1~3月)に、第5世代の5A工場を閉鎖すると認めた。
群創光電(イノラックス)も年内に第5.5世代工場1基を閉鎖するとみられている。液晶パネルの供給過剰で、パネル各社が減産する中、両社は、老朽化した工場を閉鎖し、生産効率の改善を図る。
11日付電子時報が報じた。

     第5世代  --- 1000 x 1200, 1100 x 1250, 1100 x 1300 mm 等 (2002年量産開始)
     第5.5世代--- 1300 x 1500 mm  (2003年量産開始)






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AUO初のベトナム工場、24年Q1量産へ

ベトナム2-3液晶パネル大手、友達光電(AUO)は8日、ベトナムの首都、ハノイ近郊に、液晶モニターなどのモジュール工場を建設する計画を発表した。初期投資は最大10億台湾元(約43億円)。2024年第1四半期(1~3月)に量産開始予定だ。AUO初のベトナム工場となる。柯富仁・総経理は、液晶モニターは欧米から生産分散を求める声が強いと説明した。9日付電子時報などが報じた。

AUOは同日、100%出資のベトナム子会社設立を董事会で決定した。ベトナム工場では後工程の組み立てまで手掛ける。  
柯・総経理は、モニターなど消費者向け電子製品の生産拠点の分散を求める声が高まっており、製品や顧客によって生産地を増やす「move to market」戦略を取ると語った。台湾、中国、ベトナム以外にも、新設する可能性があると述べた。AUOは現在、台湾、中国のほか、シンガポール、スロバキアに拠点がある。





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【台湾報道】パネル景気低迷、AUOとイノラックスが早期退職募集

AUO Innolux液晶パネル大手の友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)は15日、早期退職を募集していることをそれぞれ認めた。新型コロナウイルス特需の反動で、消費者向け電子製品の需要が減少し、パネル景気も低迷、両社は昨年第2四半期(4~6月)から赤字が続いている。昨年11月に報道された外国人労働者の雇い止めに続き、人件費削減を図る。16日付経済日報が報じた。
 AUOは昨年末から今年第1四半期(1~3月)まで、年齢と勤続年数の合計が70年を上回る従業員を対象に早期退職を募集しており、一部従業員は昨年末に退職したようだ。

 AUOは、この「人材活性化プラン」は勤続年数が長い従業員がスムーズに次のキャリアに進めるよう、労使合意で決定したと説明した。





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【台湾報道】Innolux(イノラックス)とAUO、外国人労働者100人削減か

00AUO_2人材紹介会社によると、液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)友達光電(AUO)が今年、外国人労働者それぞれ100人以上を、契約期間終了後に契約を更新せず、帰国させている。
また、スマートフォンやタブレット端末向けのTDDI(タッチコントローラーとディスプレイドライバの統合)IC大手、敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)は11日、研究開発(R&D)以外の従業員を10〜13%削減し、ミドルクラス以上の幹部は減給すると発表した。
パネル景気低迷で、人員削減が始まっている。14日付経済日報などが報じた。

イノラックスとAUOは13日、新型コロナウイルス水際対策の大幅緩和後、契約期間が終了し、帰国した外国人労働者が多いと説明した。人数は明かさなかった。





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AUOのQ3赤字100億元超、過去10年で最悪

Toushin_4309_08f8_1液晶パネル大手、友達光電(AUO)が26日発表した第3四半期の純損益は104億3000万台湾元(約475億円)の赤字だった。2四半期連続の赤字で、前期の約2倍に拡大した。
過去10年で最も深刻だ。連結売上高は前年同期から半減し、設備稼働率は50%にとどまった。彭双浪(ポール・ポン)董事長は、通常の景気循環(クリスタルサイクル)は供給過剰が原因だが、今回はウクライナ情勢、インフレ、新型コロナウイルス流行が一度に起こり、末端需要が急減したためで、景気回復には時間がかかるとの見方を示した。
27日付電子時報などが報じた。





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台湾AUO、7~9月期は最終赤字に パネル市況低迷続く

台湾の液晶パネル大手、友達光電(AUO)が26日発表した2022年7~9月期決算は、最終損益が104億台湾ドル(約480億円)の赤字(前年同期は193億台湾ドルの黒字)だった。最終赤字は2四半期連続。世界的なパソコンやテレビの販売不振を受けてパネル市況の低迷が続いた。

売上高は前年同期比49.8%減の497億台湾ドルと大きく落ち込んだ。経営トップの彭双浪・董事長はオンライン形式の記者会見で「顧客の在庫調整が響いており、当社の工場稼働率は約50%にとどまった」と述べた。





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台湾】友達(AUO)、高雄に研究開発センター開設

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台湾液晶パネル大手の友達光電(AUO)は22日、高雄市に研究開発(R&D)センターを開設したと発表した。
研究開発人員を300人確保し、台湾で加速するデジタル化やスマート化への対応を急ぐ。





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パネル減産、AUO稼働率50%へ

Screenshot 2022-07-20 07.43.08市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は18日、第5世代以上のガラス基板を使った液晶ディスプレイ(LCD)パネル生産に関するレポートを発表し、台湾のパネル大手、友達光電(AUO)の第3四半期の稼働率(ガラス基板投入ベース)は50%、群創光電(イノラックス)は71%まで低下すると予測した。全世界の稼働率は前期比7.3ポイント低下し70.1%と予測しており、2010年以来で最も低くなる恐れがある。第4四半期もパネル在庫消化が続き、稼働率は横ばいと予測した。19日付経済日報などが報じた。

トレンドフォースは、新型コロナウイルス特需が終了し、ロシアのウクライナ侵攻や世界的なインフレなどで末端需要が低迷する中、サプライチェーン(供給網)の在庫は危険水域に達していると指摘。
パネルメーカーは2023年明けに在庫高に直面するリスクを回避するため、手元のパネル在庫の消化を進めると予測した。





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中国供給網の正常化に3カ月、AUOが見通し

液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は19日、たとえ中国の各都市で新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が解除され、工場の操業を再開できても、サプライチェーン(供給網)の正常化には3カ月はかかると予測した。
上海市の行動制限による打撃は、中国政府が昨年実施した電力供給制限を上回ると述べた。20日付工商時報などが報じた。

彭・董事長は、工場の操業を再開するにも、残っていた人員はすぐに仕事に戻れるが、外部から入ってきた人員は、検査や隔離が必要で、完全復帰までに半月から1カ月かかると指摘した。





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【自動翻訳記事】AUOの新Gen8.5ライン建設発表、台湾の液晶パネル業界の「回復」

sony_p12022年には、携帯電話、タブレット、PC / NB、TV市場での液晶ディスプレイの需要は減少すると予想され、Samsungは再び「LCDパネルから完全に撤退」するプロセスを再開しましたが、逆張り市場は依然として一部を止めることはできません、事業拡大の東風。

特に、台湾で唯一のパネル会社の1つであるAUOは、最近、新しい8.5世代LCDパネルラインを建設すると発表しました。AUOが2008年に新しいラインの建設を発表してから14年が経過しました。
そして、2020年から2021年までのLCDパネルブームサイクルの最後の新ラインは「最終的に完全生産に達しました」。「物事がうまくいかないときは、悪魔がいるに違いない」:このアクションの背後にあるAUOの意味は、考える価値があります。





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台湾AUO、7~9月期の液晶パネル価格見通し「さらに5%上昇」

台湾の友達光電(AUO)は29日、品薄感が続く液晶パネルの価格について、7~9月期は、4~6月期に比べ、さらに5%上昇するとの見通しを明らかにした。4~6月期は既に前年同期比で60%の値上がりをみせている。新型コロナウイルスの感染拡大でパソコン向けの需要が一気に膨らんだが、今も品薄状態で、パネル価格の上昇が続いている。

同日発表した4~6月期の決算は、売上高が前年同期比51%増の956億台湾㌦(約3750億円)と大きく伸びた。最終損益も195億台湾㌦の黒字に転換した。前年同期は29億台湾㌦の赤字だった。

液晶パネルは、パソコンやテレビ、スマートフォン、家庭用ゲーム機のほか、タブレット端末や車載用モニター、医療機器など、多くの業界で使われる。





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AUO presents 32-inch inkjet printed AMOLED panel and 5.6-inch rollable dual-sided AMOLED screen

AUO is now able to make 32-inch AMOLED screens with the inkjet printing technology that requires far fewer materials and also reduces production costs. The current 4K 144 Hz panels are said to be brighter and offer a wider color gamut compared to conventional OLEDs produced by LG. On the other hand, the rollable displays come with dual-side screens, and each screen is now 50% thinner, while maintaining the same brightness. These 5.6-inch screens are more durable, allowing for more than 100,000 rolls at 9 mm curvature.






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AUO(友達)、40億人民元で中国・昆山合弁を完全子会社に

台湾液晶パネル大手の友達光電(AUO)は28日、中国江蘇省昆山市の合弁会社、友達光電(昆山)を完全子会社化すると発表した。

合弁相手の中国企業が保有している全株式を39億9,500万人民元(約670億円)で取得する。経済日報などが伝えた。





台湾液晶AUO「パネル価格は今後まだ相当上がる」

台湾液晶パネル大手の友達光電(AUO)は29日、1~3月期の液晶パネルの平均単価が前年同期より43%高かったと発表した。4~6月期はさらに上昇する可能性があるという。パソコンなどの小売り価格を押し上げそうだ。

液晶パネルは現在、テレワークとオンライン授業の急速な普及で、特にノートパソコン向けの需給が逼迫している。

同日、オンラインで記者会見した彭双浪・最高経営責任者(CEO)は「世界中の多くの国が現在、オンライン授業用のパソコンの大量注文を続けている。非常に需要が強く、液晶パネルもすでに年末まで注文で埋まっている」と説明した。需給逼迫の解消は当面なく「4~6月期のパネル価格もまだ相当、値上がりする可能性がある」と指摘した。





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友達 (AUO) が増資計画、資本金1千億元超えも

台湾液晶パネル大手の友達光電(AUO)が、近年で最大規模の増資を計画しているもようだ。同社の資本金は台湾パネル業で初めて1,000億台湾元(約3,844億円)を上回る可能性がある。 26日付経済日報が伝えた。 9億4,500万株を上限にグローバル預託証券(GDR)あるいは普通株の発行を行う模様だ。





【台湾報道】AUOが北米工場検討、テスラのEV向けか

液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は23日、車載用パネルモジュール海外工場を検討しており、「北米は必ず」と述べた。欧州や東南アジアも検討している。場所、スケジュールは未定だ。北米工場は、電気自動車(EV)大手、米テスラの要請とみられている。24日付経済日報などが報じた。

彭董事長は、自動車メーカーが車載用半導体の確保に追われており、工場建設時期は未定と語った。AUO単独出資も合弁もあり得、自動車メーカーとの提携など、さまざまな可能性があると述べた。  

彭董事長は、これまでは車載用パネルのみ提供していたが、今後は大型のモジュールを出荷するので、包装コストや輸送時間がかかるため、顧客の近くに工場が必要だと説明した。





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AUOとイノラックスがフル稼働、パネル景気回復へ

液晶パネル大手の友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)は米国時間7日、生産ラインがフル稼働状態で、一部製品では供給が不足し始めていると説明した。川下メーカーからの調達が旺盛で、在庫水準は予測を下回っている。両社は昨年、パネル価格下落を受け業績が低迷したが、今年は回復が見込めそうだ。9日付経済日報などが報じた。

 AUOの彭双浪(ポール・ポン)董事長は、値下がりが激しかったサイズの供給不足が特に深刻化している他、大部分の生産ラインはフル稼働状態に近いと説明した。昨年は中国の独身の日(光棍節、11月11日)セールでのテレビ販売台数が20%以上増加し、米国の感謝祭セールも予測を上回る好調ぶりだったが、川下メーカーは米中貿易戦争への対応で事前に在庫水準を引き上げていたこともあり、セール向け調達に慎重だったため、在庫水準の低下を招いたと分析した。昨年末の米中貿易交渉の進展で、一部製品の制裁関税課徴が先送りになったことや、製品販売価格が予測ほどは高くならなかったことも、年末商戦での販売を押し上げたようだ。





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台湾パネル大手2社、通年赤字100億元も

中国テレビ_210x2109月のテレビ用パネル価格が3~8%下落し、過去最低水準となった中、証券会社によると、台湾大手の群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)は、第3四半期も年初来の赤字が拡大する見通しで、通年の赤字額はそれぞれ100億台湾元(約345億円)を超える恐れがある。2013年以降で最悪との見方だ。25日付経済日報などが報じた。

テレビ用大型パネル価格は、テレビメーカーの在庫水準が高まっている他、需要不振を受けてサムスンや中国ブランドが需要期の第4四半期見通しを慎重視しており、9月も下落が続いた。主力の55インチパネルのオファー価格は102米ドルと6%(7米ドル)下落、43インチは8%(6米ドル)下落、32インチは3%(1米ドル)下落した。過去4カ月の下落幅は、20~25%に達している。



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AUO to delist from NYSE: AUO NY証券取引所から撤退

AUO plans to voluntarily delist its American depositary shares (ADS) from the New York Stock Exchange (NYSE), and will pursue a listing of its ADSs on the over-the-counter market, according to the company. The Taiwan-based LCD panel maker also named Frank Ko as its new president and COO, with the appointment to take effect on September 10.

AUO said its board of directors approved the delisting of its ADSs from NYSE due to a number of considerations, including the significant administrative burden and costs of maintaining the listing of the ADSs on the NYSE and the registration of the ADSs with the US Securities and Exchange Commission (SEC) and complying with the periodic reporting and other related obligations of the Exchange Act.



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AUO、折り畳みパネル年内出荷へ

液晶パネル最大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は26日、折り畳みスマートフォン向け有機EL(OLED)パネルを今年出荷できるとの見通しを明らかにした。スマホ市場が飽和する中、折り畳みパネルは新たな目玉機能として注目を集めており、同社も有望市場とみて参入を図る。27日付経済日報などが報じた

 彭董事長は、同社は折り畳みパネルの量産能力を既に備えており、今年発売されるスマホへの搭載を目標にすると明らかにした。同社は、技術難易度の高い内側に折り曲げるタイプを年内に発表する構えだ。



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AUO gearing up flexible displays for foldable smartphones

AU Optronics (AUO) is moving at full throttle to build up its production capacity for flexible OLED displays and will see its flexible panels used in new foldable smartphones launched by handset brands in 2019, according to company chairman Paul Peng.

Peng's remarks come after leading smartphone brands, Samsung Electronics and Huawei, unveiled recently their foldable models, the Galaxy Fold and Mate X, respectively.

Other smartphone vendors, including Oppo, Vivo, Xiaomi and Lenovo, are expected to follow suit to roll out their respective foldable models in 2019, according to industry sources.



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AUO、6年ぶり本業赤字

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)は昨年第4四半期の営業損益がマイナス14億5,400万台湾元(約52億円)で、6年ぶり本業赤字に転落した。彭双浪(ポール・ポン)董事長は、6年続いた過去最長の好景気が終わり、今後は長い調整期が続くとの見方を示した。30日付工商時報などが報じた。

彭董事長は、昨年第4四半期はテレビ向けパネル価格が前年同期比20~30%下落し、利益を圧迫したと分析した。今後も中国で新工場稼働が続き、パネル需給不均衡は長引くと予測した。米中貿易戦争や新興国通貨下落など不確定要素が多く、厳しい経営環境が続く中、コスト改善など打撃の緩和しかできることはないと語った。

 AUOが29日発表した昨年第4四半期の連結売上高は770億9,300万元で、前期比4.9%減、前年同期比4.4%減だった。粗利益率は5.3%と、前期比5.4ポイント下落、前年同期比8.6ポイント下落した。純損益は2億8,100万元で、前期比93.5%減、前年同期比93.3%減ながら黒字だった。スロバキア工場の売却益11億元などを計上したためだ。大型パネル出荷枚数は2,845万枚で前期比4.5%減少、中小型パネルは3,215万枚で24.5%減少した。



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台湾AUOが有機ELインクジェット装置を購入

OLED INK 0351e50223840台湾の液晶パネル大手、AU Optronics(AUO)は、このほど東京エレクトロン(TEL)から製造装置を購入したことを明らかにした。この装置は、TELが先ごろリリースを発表した第4.5世代(4.5G=730×920mm)ガラス基板に対応した有機ELディスプレー製造用インクジェット(IJ)描画装置「Elius 1000」だとみられる。AUOがElius 1000を導入するのは台湾の3.5Gラインだといわれており、まずはIJプロセスによる有機ELディスプレーの試作・評価などに活用するもようだ。

AUOはこれまで、有機ELへの大型投資や大規模量産からは距離を置き、最低限の投資で生産能力をわずかにとどめ、スマートウオッチ用の1.2インチおよび1.4インチの円形パネルや、台湾HTCが販売しているVR(仮想現実)ヘッドセット「VIVE」向けのディスプレーなど、主にモバイル&ウエアラブル用にリジッド(ガラスベース)の特定品種だけを生産・供給してきた。



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AUO Announces New Organizational Arrangement to Integrate Resources and Strengths

AU Optronics Corp. (AUO) announced its new organizational arrangement. To continue to drive value transformation and enhance growth momentum, the Display Business Operation will be divided into Technology Group, Business Group, and Manufacturing Group. The Technology Group is headed by Chief Technology Officer Dr. Wei-Lung Liau. The Business Group is led by Vice President TY Lin. The Manufacturing Group is led by Vice President Ting-Li Lin.

The new organization will become effective from November 1, 2018.



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AUOがQ1黒字維持、LGDと好対照

液晶パネル最大手、友達光電(AUO)は26日、第1四半期純利益が43億900万台湾元(約160億円)で前期比2.9%増加したと発表した。前日に韓国最大手、LGディスプレイ(LGD)が、同期に6年ぶりに四半期ベースで営業損益の赤字を計上したことから、AUOにも注目が集まっていた。業界の厳しい競争の中で「選択と集中」に注力してきた同社の判断に、改めて脚光が当たる結果となった。27日付経済日報などが報じた。

 AUOの第1四半期連結売上高は744億4,500万元で前期比7.7%減。粗利益率は10.9%で前期から2.95ポイント下落し、過去7四半期で最低となった。営業利益率は4%で前期比3.07ポイント下落した。パネル価格下落によって売上高が減少した中で利益を拡大させたことは、同社の堅実性を物語る。



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ゲームPC用ミニLEDパネル、AUOが下半期出荷へ

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)は、今年下半期にもミニ発光ダイオード(LED)パネルをゲーム用ノートパソコン、美術作品用ディスプレイ向けに出荷することを計画している。

群創光電(イノラックス)も、車載ディスプレイ用のアクティブマトリックス(AM)方式ミニLEDパネルを年内に前倒しで量産する予定で、今年はパネル2強による同分野での積極的な展開が注目される。21日付工商時報が報じた。



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台湾AUO、7~9月は成長鈍化 液晶パネル単価下落で 

AUO-4K-Curved-1台湾の液晶パネル大手、友達光電(AUO)が26日に発表した2017年7~9月期連結決算は、純利益が88億台湾ドル(約330億円)だった。
前年同期に比べ8割増だが、直近の四半期(4~6月期)比では10%の減益だ。昨年後半からは米中で大型テレビ需要が拡大。液晶パネル産業は活況が続いてきたが、変調の兆しが色濃くなってきた。
 AUOの7~9月期の売上高は前年同期比2%増の873億台湾ドル、営業利益は69%増の97億台湾ドルで、業績は絶好調に見える。ただし直近四半期に比べると変調は鮮明だ。売上高は4%増だが、営業利益は17%減少。パネルの単価が下落し採算性が低下した。



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AUO昆山LTPS工場、17年10月フル稼働達成 中国スマホ向け好調

台湾AUO(友達)が中国江蘇省昆山で2016年下半期から量産を始めた第6世代低温ポリシリコン(LTPS)工場が、好調な中国系スマートフォン向けに支えられ、17年10月末にフル稼働を達成する他、スマホ向けLTPSパネルの出荷規模が単月200万枚強に達する模様だ。



[台湾] パネル大手2社が下半期楽観、スマホ全画面化で需要拡大

液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)の王志超董事長と友達光電(AUO)の彭双浪董事長がそろって下半期の市況に楽観的な見通しを示した。テレビ、ノートパソコン需要が好調な上、スマートフォンは画面アスペクト比18対9の狭額縁設計インフィニティディスプレイの採用率が来年50%まで上昇すると予想され、従来より面積が広がる分、パネル需要を押し上げる見込みだ。
イノラックスは中小型パネル生産ラインがフル稼働となっており、来年下半期に苗栗県竹南の第6世代工場でスマホ用パネル生産能力を2万~4万枚増やす計画だ。21日付工商時報などが報じた。



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台湾液晶パネル大手、群創と友達が黒字転換 4~6月最終

台湾の液晶パネル大手の業績回復が鮮明だ。群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)は26日、2017年4~6月期連結決算がいずれも最終黒字に転換したと発表した。
大型テレビ向けのパネル需要が伸び、単価が上昇したのが追い風。ただ足元では中国勢の増産などで単価が下落に転じており、市場の先行きに不透明感が出てきた。


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AUO中科8.5世代工場を拡張、ハイエンド市場で優位維持狙う

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液晶パネル大手、友達光電(AUO)は、中部科学工業園区(中科)の第8.5世代工場の第2期拡張を決めた。月産能力をガラス基板投入ベースで2万5,000~3万枚拡大し、2018年下半期の生産開始を見込む。これにより同工場の月産能力は第1期と合わせて10万枚規模に達する見通しで、ハイエンド液晶テレビ向けの大型・高解析度のパネル需要に対応する。業界大手が10.5世代以降の生産を視野に入れる中、同社は規模の競争には追随せず、利益重視の投資でハイエンドパネル市場での優位維持を狙う。16日付電子時報などが報じた。

液晶パネル業界では、鴻海精密工業傘下の堺ディスプレイプロダクト(SDP)が今年3月、中国・広州市で10.5世代工場を着工した他、中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)は深圳市華星光電技術(CSOT)は10.5/11世代工場2基の運営を計画。韓国のLGディスプレイ(LGD)も京畿道坡州で来年下半期の稼働を目指している。



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AUO4月1割減収、液晶パネル市場が後退局面入りか

液晶パネル大手、友達光電(AUO)は4月連結売上高が前月比10.5%減少、瀚宇彩晶(ハンスター)は28.9%減少した。市場調査会社IHSマークイットは、テレビメーカーは過去1年半続いたパネル価格上昇により今や利益が出ないとして値下げを求めているほか、第2四半期パネル調達の下方修正を決めたと指摘した。パネル景気は山場を迎えており、今後は後退局面に入る可能性が高い。9日付工商時報などが報じた。

 AUOが8日発表した4月連結売上高は277億7,600万台湾元(約1,040億円)で、前年同月比では7.6%増だった。大型パネル出荷枚数は866万枚で前月比12%減、中小型パネル出荷枚数は1,275万枚で前月比0.2%増だった。



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台湾友達光電、1~3月は黒字に 大型テレビの需要拡大

彭双浪 php液晶パネル世界6位、台湾の友達光電(AUO)が27日に発表した2017年1~3月期連結決算は、最終損益が94億台湾ドル(約350億円)の黒字(前年同期は54億台湾ドルの赤字)と大幅に改善した。世界で大型テレビ向け需要の拡大を受け、需給が逼迫し単価が上昇した。

 売上高は885億台湾ドルと前年同期に比べ24%増えた。営業損益は120億台湾ドルの黒字(同50億台湾ドルの赤字)に転換した。1平方メートル当たりのパネル単価は421米ドルと2割上昇し、増収と採算性の改善に貢献した。



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AUOとLGD、「ハーフ10.5世代」検討 大型TV好調で

調査会社IHSマークイット(IHS Markit)のアナリスト謝勤益氏は2017年4月20日、65型、75型等大画面テレビ(TV)用パネルの需要が好調なことを受け、中国では4カ所の第10.5世代工場建設が計画されている他、台湾AUO(友達)、韓国LGディスプレイ(LG Display=LGD)も「ハーフ10.5世代」規格での参入を検討しているとの見通しを明らかにした。

[台湾報道] AUO社長彭双浪:LCD 5 年內還是面板主流 "今後5年間液晶は主人公のまま"

彭双浪 php新年記者会見でAUオプトロニクス二社長は、OLED(有機EL)もあるが、今後5年間液晶ディスプレイ(LCD)パネルはまだ主人公であると述べた。
 友達光電董事長彭双浪今天在新春記者會表示,液晶顯示器(LCD)面板未來 5 年仍是主角,雖然有機發光二極體(OLED)很夯,但 5 年後佔比還是很少。



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AUOの昆山LTPS工場量産、世界シェア8%に倍増へ

china oled ltps panel_2液晶パネル大手、友達光電(AUO)は16日、中国・江蘇省昆山市の第6世代LTPS(低温ポリシリコン)パネル工場の開幕式を行った。AUOにとって海外で初の前工程(TFTアレイ)工場だ。彭双浪(ポール・ポン)董事長は、中国のスマートフォンブランド上位3社と供給契約を結んだほか、高解像度4K対応ノートパソコン向けなど海外大手からの引き合いも強いと説明。LTPSパネルの世界市場で、同社シェアが従来の3%から8%へ拡大すると予測した。16日付経済日報などが報じた。

AUOの昆山LTPS工場は今年8月、5.5インチのフルハイビジョン(フルHD)LTPSパネル生産に成功した。その後わずか3カ月での量産開始は、ジャパンディスプレイ(JDI)の6カ月より短く、世界最短期間を誇る。彭董事長は、同業他社は2年かかるケースもあったと語った。

 その上、マスク数が9枚と、通常の11枚より少ないので、生産コストが低く、生産性が高い。さらに、中国の顧客向けに現地生産で供給できるので、中国の輸入関税5%が不要なことも強みだ。




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台湾液晶パネルメーカー、7~9月黒字に転換, 液晶パネル不足は来年も続く

イノラックスは大型テレビ用とスマートフォン(スマホ)用液晶パネルの供給不足は来年に入っても続くとの見通しを示した。「スマホ用液晶パネルの平均販売価格は10~12月期も上昇が続く見込みで、我々は17年の価格動向についても楽観的だ」と同社モバイル製品部門の総責任者ジェフリー・ヤン氏は投資家に対して述べた。

 アナリストらは16年下半期について、最先端技術の有機ELパネルが中国で品薄になり、中国携帯電話メーカーの間でイノラックスと競合企業の友達光電(AUO)が主力製品とする液晶パネルの需要が増しているとみている。

 韓国サムスン電子が年内に液晶パネル工場を閉鎖し、米アップルが来年発売する新型iPhone(アイフォーン)向けの有機ELパネル生産に的を絞る方針を固めたと報じられたことから、液晶パネルの需給逼迫はさらに進むとの見方も広がっている。



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大型液晶パネルの市況改善、AUOは大幅増産へ

台湾AU Optronics(AUO)社が2016年7月27日に発表した2016年4~6月期決算は、売上高が800億9100万台湾ドル(前年同期比13%減、前四半期比13%増)、売上総利益が55億4600万台湾ドル(前年同期比53%減、前四半期比14倍)、営業利益が1億1600万台湾ドル(前年同期比98%減、前四半期の赤字から黒字へ転換)。
当期損益は5億7200万台湾ドルの赤字(前年同期比で赤字転落/前四半期比で赤字幅は縮小)である。



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[台湾報道] 液晶パネル市場が10年ぶり活況、AUO今年黒字転換も

液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は27日、全てサイズのパネル需給が逼迫(ひっぱく)しており、パネル景気は2007年以降で最も過熱していると語った。AUOはフル稼働でも顧客の需要に応じ切れない上、有機EL(OLED)パネルや曲面型テレビ用パネルなど高付加価値化に注力している。証券会社は、通年で黒字転換が可能と予測した。28日付経済日報などが報じた。
AUOが同日発表した第2四半期の連結売上高は800億9,100万台湾元(約2,600億円)で前期比12.6%増、前年同期比13.23%減。営業利益は1億1,600万元で、前期の営業損失50億9,700万元から黒字転換した。純損失は8億400万元で、前期の55億8,000万元から縮小した。大型パネル出荷枚数は2,850万枚で前期比16.5%増、前年同期比24.9%増、中小型パネルは4,250万枚で前期比12.6%増、前年同期比48%増だった。



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AUO cautious about investment in OLED, says chairman

AU Optronics (AUO) will take a cautious attitude about how its investment in OLED can be recouped rather than trying to compete with fellow makers, according to company chairman and CEO Paul Peng.

OLED panels can meet some demand for displays but will not replace TFT-LCD panels in 2-3 years, Peng said. Production of OLED panels involves high technological barriers and large investments, Peng noted. Due to China-based panel makers' active investment in OLED, there will be large increases in global OLED production capacity in 2018, Peng said. However, it will take a long time for global demand to support large-scale production of OLED panels, Peng indicated.



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液晶パネル供給過剰が常態化、「今年も製品差別化に活路」=AUO

auo lab 2016液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は28日、今年はパネル需要が面積ベースで前年比4~6%増える一方、供給は5~7%増えるとして、今後は供給過剰が常態化するとの見通しを示した。「需要を大幅に高める新たな応用先が見つかっていない上、通貨安で新興市場の需要が鈍化している中、中国パネルメーカーの大規模な生産拡大が続く」と説明。今年は大幅な景気拡大は期待できず、同社は製品差別化をさらに進めることで活路を見いだすと強調した。29日付蘋果日報などが報じた。
AUOが同日発表した昨年第4四半期の連結売上高は834億4,000万台湾元(約3,000億円)で、前期比6.6%減、前年同期比20.8%減だった。純損失は82億4,000万元と11四半期ぶりに赤字に転落した。子会社エム・セテックの、多結晶シリコン(ポリシリコン)生産からの撤退に伴う67億5,000万元の減損計上が響いた。同期の大型パネル(10インチ以上)出荷量は前期比4.8%増の2,761万枚、中小型パネルは31.4%減の3,341万枚だった。



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[翻訳記事] AUO、Appleの同社への投資憶測報道にノーコメント、株価急騰

[記事概要]
台湾内で、アップルがAUOに投資との報道があり、AUOの株価が急騰した。
AUOがOLEDを立ち上げるための投資としている。
アップルはiPhoneへのOLED採用を検討しているが、三星・LGとスマートフォン競合メーカーからの調達になってしまう。
アップルがAUOの立上げを援助することは調達面での選択肢を広げる利点がある。
AUOはOLEDでの健全な特許ポートフォリオを築いており、またHuawei等への供給実績もあり、アップルの支援があるとすれば大きな収支改善が期待される。なおAUOは報道に対してコメントを控えている。

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AUO・イノラックスが来年量産、LTPSパネルに供給過剰懸念

友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)など液晶パネルメーカーがLTPS(低温ポリシリコン)パネルへの投資を続行する中、今年の世界のLTPSパネル生産能力は前年比21.2%増、来年は14.1%増と2桁成長が続く見通しだ。一方、スマートフォン需要は伸び悩んでおり、来年にはLTPSパネルが供給過剰となって価格競争に陥り、撤退に追い込まれるメーカーが出る可能性も指摘されている。
LTPSパネルは、アップルのiPhoneへの搭載に多くのスマホメーカーが追随し、ハイエンド機種に広く採用されている。
 AUOは、同社はLTPSパネルの供給が追い付かない状態が続いていると指摘した。中国・江蘇省昆山市の第6世代LTPSパネル工場が来年下半期に量産に入る計画だ。
 

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AUO世界の液晶パネル需要予測を再引き下げ、「Q4は越冬期」

友達光電(AUO)は27日、今年の世界の液晶パネル需要予測を前年比3~5%増へと、従来の4~6%増から下方修正した。今年7月末に続く2度目の引き下げだ。彭双浪(ポール・ポン)董事長は、第4四半期は非需要期の上、世界経済の見通しも不透明で、同社は将来に向けて力を蓄え「越冬する」と述べた。来年は需要4~6%増に対し供給6~7%増と、小幅な供給過剰を予想している。28日付経済日報などが報じた。
同社が同日発表した第3四半期の連結売上高は893億台湾元(約3,300億円)で前期比3.3%減、粗利益率は10.2%で2桁を維持した。純利益は33億8,000万元で前期比23.7%減、1株当たり純利益(EPS)は0.36元と、需要期ながら振るわず過去6四半期で最も低かった。ただし、証券会社の予想をやや上回り、10四半期連続の黒字だった。大型パネルの出荷枚数は2,634万枚で前期比5.8%増、中小型パネル出荷枚数は4,871万枚で1.4%増だった。



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AUOのテレビパネル出荷量、中国BOEに逆転される、紅色SC脅威が現実に

市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの統計によると、液晶パネル大手、友達光電(AUO)は第1~3四半期のテレビ用パネル出荷枚数で中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)に逆転され、世界シェア5位に沈んだ。最も重要なテレビパネルの出荷枚数で台湾メーカーが中国メーカーに追い抜かれたのは初めて。中国の「紅色サプライチェーン」の脅威が現実のものとなった。22日付経済日報が報じた。

AUOの第1~3四半期のテレビパネル出荷枚数は前年同期比6.5%減の2,022万枚だった。生産能力が増えていないこと、製品構成をUHD(ウルトラハイビジョン、4K2K)と50インチ以上の大型に調整したことなどが響いた。
 BOEは2,477万枚でシェア4位だった。第8.5世代工場の量産開始により、32インチパネルの出荷枚数が5月以降は毎月200万枚以上となった他、48、55インチパネルの開拓を進めたことも貢献した。



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液晶パネルも人員削減、AUO・イノラックスで100人以上

 LED(発光ダイオード)業界に続き、液晶パネル業界にも人員削減が広がっている。友達光電(AUO)はこれまでに73人、群創光電(イノラックス)は31人を解雇した。中国大手パネルメーカーの新規生産ライン稼働による供給過剰でパネル価格が続落し、両社は第4四半期に赤字に転落する恐れがある。21日付経済日報などが報じた。
新竹科学工業園区(竹科)管理局の統計によると、竹科入居企業の9月1~18日の整理解雇など会社都合退職の対象者は241人。LED最大手、晶元光電(エピスター)が102人を削減し、LEDとパネルの光電産業は合計192人と全体の8割を占めた。通信、パソコン関連は各18人、半導体は12人だった。
 AUOは20日、8月に竹科L3A工場を閉鎖して緯創資通(ウィストロン)傘下の通信製品メーカー、啓碁科技(WNC)に売却し、人員を別の工場に異動させたが、配置転換できなかった一部人員を労働基準法(労基法)に基づき解雇したと説明した。



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[翻訳記事] AUOが3.5GTFT-LCDラインをWistronに売却

AUOは3.5Gライン(L3A)を2560万US$でWistronに売却する。
1999年12月より操業していたが今となっては技術的に時代遅れで、生産能力もAUO全社に占める割合で極めて小さい。
AUOは3.5GではL3A/L3B/L3C/L3Dと計4ラインを持っていたが、L3Bは既に実験ラインに切り替えられていて生産はしていない。
今回L3Aは売却されるが、L3CとL3Dは生産を続けると見られている。



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AUOとイノラックスがテレビ用32インチ減産、供給過剰でコスト割れ

32inch panel demand yr2015液晶パネル大手、友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)が32インチパネルを減産し、その他のサイズに生産能力を振り替えている。テレビ用パネルの主流サイズである32インチ製品の在庫水準が供給過剰を背景に高まり、価格が1枚当たり80米ドルと総コストの85米ドルを割り込んでいるためで、両社は32インチパネルの生産比率を引き下げて打撃を抑える。13日付経済日報などが報じた。
市場調査会社、IHSディスプレイサーチによると、32インチテレビの第1四半期出荷台数は1,550万台と前年同期比14.3%減少したが、32インチパネルの同期出荷枚数は2,360万枚に達し、パネルの供給過剰は700万~800万枚に上った。


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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

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