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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

O_有機EL

18 Mar

有機EL研究、振り返る 山形大・城戸教授が最終講義、成功の心得伝授

Screenshot 2024-03-18 09.33.25有機EL研究の第一人者・山形大の城戸淳二卓越研究教授(65)が本年度末で定年退職を迎えるのを前に、最終講義が15日、米沢市の同大米沢キャンパスで開かれた。城戸教授は限られた予算、設備から始まった研究生活を振り返り、科学者として成功するための心得を学生に伝授した。  

城戸教授は1989年に助手として同大に着任した。着任当初、大学内の実験装置は限られ、「フラスコからのスタート」だったという。他の機関の設備を借りるなどして、研究を進めてきた。93年に世界で初めて白色有機EL素子の開発に成功。高効率化、長寿命化などで成果を上げ、有機EL研究の拠点化に貢献してきた。





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12 Mar

サムスンディスプレイ、第8.6世代IT OLEDライン設備搬入式開催…基板サイズは世界一

サムスン17580588サムスンディスプレイが世界で初めて構築する8.6世代IT有機発光ダイオード(OLED)ライン投資を本格化した。
サムスンディスプレイは8日、忠南牙山(アサン)キャンパスで、8.6世代IT OLEDライン構築作業の本格的な開始を知らせる「A6ライン設備搬入式」を開いたと10日、明らかにした。

A6ラインは、サムスンディスプレイが従来のL8ラインを改造して構築する8.6世代IT専用OLEDラインだ。 サムスンの6番目のOLEDラインであり、完工時に全世界のOLEDラインの中で最も大きなサイズのラインになる。





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4 Mar

[MWC 24] サムスンディスプレイ、AI適用した「OLED」新技術の公開

サムスン110305874291サムスンディスプレイが世界最大の情報通信博覧会で、有機発光ダイオード(OLED)の優秀性を紹介した。

サムスンディスプレイは29日までスペイン・バルセロナで「MWC 2024」に参加すると26日、明かにした。 テーマは「OLED Vibes」だ。 今回の展示で、観覧客は日常のいたるところで、より革新的なOLED Vibesを楽しむことができるだろうという説明だ。

MWC 2024で初めて公開した「フレックスマジックピクセル(Flex Magic Pixel)」は隣の人に画面がよく見えないように視野角を調節する技術だ。 人工知能(AI)技術と出会い、スマート機器のセキュリティ機能をさらに強化できる見通しだ。





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9 Feb

カネカ、有機EL照明 東京国立博物館へ寄贈

9bbf9ddcf71d0aaカネカは2月7日、独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(東京国立博物館)と、カネカ有機EL照明(カネカOLED照明)の寄贈に関する基本合意を1月22日に締結したことを発表した。
今後、東京国立博物館本館2階における展示室の天井照明、展示ケース照明の切り替えを進めていく。

 東京国立博物館は、1872年に創立された日本で最も長い伝統のある博物館であり、日本を中心として広くアジア諸地域にわたる文化財について、収集、保存、管理、展示、調査研究、教育普及事業などを行っている。近年、環境規制にともない蛍光灯から他照明への切り替えが検討される中、蛍光灯照明器具の安定調達や文化財の演色性、保存性が課題となっていた。





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6 Feb

2023年のスマホ向けAMOLEDパネルの出荷数は前年比16%増の約7億枚、CINNO調べ

webp1中国上海に本拠を置く半導体・ディスプレイ市場動向調査会社であるCINNO Researchによると、2023年の世界市場におけるスマートフォン(スマホ)用AMOLED(有機EL)パネル出荷数量は前年比16.1%増の約6億9000万枚になったという。

2023年通年の出荷メーカーの国・地域別シェアを見ると、韓国が56.8%で最大であったが、中国メーカーが前年から13.9ポイント伸ばし43.2%となり、シェア40%台になった。企業別出荷量を見ると、トップはSamsung Display(SDC)だが、前年比8.2ポイント減とシェアを49.9%まで落としている。
また2位は、中国BOEが前年比3.2ポイント増の16.2%、3位は同じく中国勢のVisionoxが同3.1ポイント増の9.9%となった。4位も中国勢のTianmaが同4.7ポイント増の6.9 %となり、LG Display(LGD)を上回ってのランクインとなるなど、中国勢の勢いが目立つ状況となっている。





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29 Jan

有機ELパネルの市況低迷 3四半期横ばい、TV販売鈍く

7019012024000000-1テレビ用有機ELパネルの市況が停滞している。指標品の大口取引価格は2023年10〜12月期まで3四半期連続で横ばいとなった。高額商品である有機ELテレビは世界的な物価高の影響で販売が鈍い。大手パネルメーカーは生産を絞り、値下がりを食い止めている。
テレビ販売の速やかな回復は見込めず、市況の低迷が続きそうだ。

有機ELテレビは液晶テレビよりも値段が高く、先進国が集まる欧米が2大需要地とされる。主要部品である有機ELパネルの大口取引価格は、売り手となるアジアの大手パネルメーカーと、買い手となる国内外のテレビメーカーが四半期ごとに決める。
23年10〜12月期は、流通量が多い55型品が1枚412ドル前後。3四半期連続で横ばいとなった。前年同期比では1%安い。





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10 Jan

サムスン、“名刺並に薄い”有機ELパネル開発。PCやタブレットの携帯性向上

サムスン20240107_5_sSamsung Displayは、CES 2024において、薄さが約0.6mmで“名刺の薄さ”だという超薄型(UT)のUT OLEDパネルを発表した。液晶パネルの3分の1となる薄さであるだけでなく、重さも「3枚のUT OLEDパネルの重さは、同じサイズの1枚の液晶パネルと同じ」だという。

Samsung Displayは「新たなモジュールプロセスを適用することで、強度を維持しながら薄型化を実現した」と説明。「ラップトップやタブレットのメーカーが携帯性を向上させ、デザインを差別化できる」と強みをアピールしている。
IT機器向けの第8.6世代OLEDで採用される技術で、マザーガラスは2,290×2,620mmと業界最大級。従来の第6世代ガラスに比べて2倍以上の大きさで、生産効率が向上している。





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28 Dec

セイコーエプソンの有機EL技術に関する特許200件取得=米IPValue

エプソン MOVERIO スマートグラス 有機ELパネル FullHD BT-40 コントローラーなしモデル
エプソン MOVERIO スマートグラス 有機ELパネル FullHD BT-40 コントローラーなしモデル

ライセンス会社のIPValueは、関連会社のルミテック・ディスプレー・テクノロジーが、セイコーエプソンから有機EL技術に関する約200件の特許を取得したことを発表した。

これらの特許は、テレビ、スマートフォン、車載ディスプレーシステムに関連するもので、ライセンシングはIPValue傘下のロンギチュード・ライセンシングが行う。





18 Dec

LGディスプレイ、圧倒的な高輝度への挑戦

LG Paju z012021年ごろまでの有機ELパネルの進化は結局のところ、機能とサイズの拡大だった。2013年に有機ELで55インチ(フルHD)のカーブド(曲面タイプ)を発売して以降、2014年に77インチ・4K、2016年に55インチ・フルHDの透明パネル、2017年に65インチ・4K、ガラス発音のCSO(Crystal Sound OLED、同社の技術名)、2018年に巻き取りタイプ、2019年に65インチ・8K、2020年に48インチ・4K、2021年に83インチ・4Kの開発といった具合に「世界初」を連発した。
ただそれは解像度、サイズ、機能、音、形態などに関わる部分で、画質に関するパネル技術は基本的に当初から変わっていない。

 ところが、事態が急変したきっかけがHDR(High Dynamic Range)だ。ハイダイナミックレンジの時代になり、高輝度が要求されても、自発光パネルではむやみに電流を投入するわけにはいかない。寿命の観点から、やむなくリミッターをかけ、低めの輝度に抑えざるを得なかった。その限界をいかに乗り越えるかが、有機ELパネルの新しい課題となった。輝度を上げると、自発光デバイスであるが故の信頼性、安定性、寿命の問題が立ちはだかる。そもそも発光部(バックライト)と信号表示部(液晶)が分かれ、技術的な対策の余地が大きい液晶パネルに対し、それらをすべて自ら行わなければならない自発光デバイスでは、高輝度化と寿命は二律背反の関係にあった。





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14 Dec

サムスンディスプレイ、モニター用「UHD QD-OLED」を量産開始、超精密インクジェットプリンティング技術適用

20231213154011153116サムスンディスプレイがQD-OLEDを筆頭にプレミアムモニター市場を積極的に攻略する。 サムスンディスプレイは13日、UHD解像度モニター用QD-OLEDの量産を今月から開始したと明らかにした。

31.5型サイズで自発光モニターの中で最も高い水準の画素(ピクセル)密度とUHD解像度を具現したというのが会社側の説明だ。
今回の新製品開発のためにQD発光層に超精密インクジェットプリンティング技術を適用し、インクジェットノズルと噴射量を最適化し、ピクセル密度を140PPI(Pixel Per Inch・1インチ当たりピクセル数)まで引き上げた。
これは現在発売されている65型8K TVと同等水準の画素密度だ。





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7 Dec

OLEDの発光材料市場は28年に24億ドルを突破、購入で韓国は5割占める=韓国報道

OLED307629_640韓国のディスプレー専門の調査会社、UBリサーチによると、有機EL(OLED)に使われる有機発光材料の世界市場は年平均5.8%成長し、2023年の18億4000万ドル(USD、約2706億2352万円)から、2028年には24億3000万ドル(約3573億9954万円)に達する見込みだ。

国別でみると、韓国のパネルメーカーによる材料購入額は2023年の11億1000万ドル(約1632億6157万円)から、2028年には13億6000万ドル(約2000億3220万円)へと増加する。年平均の成長率は4.2%。一方、中国による材料購入額は、2023年の7億3000万ドル(約1073億2606万円)から、2028年には10億7000万ドル(約1573億1354万円)へと大幅に増加するとみられる。





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6 Dec

有機ELは“勇気EL”なり!

LG OLED g韓国のLG Display(LGディスプレイ)はなぜ大型テレビ用の有機ELパネルの量産化に成功できたのか。2009年に開発を始めて以来、数々の困難を乗り越えた結果、基本構造は白色有機EL+IGZOに決まった。だが、本当の意味での量産化実現には、あと2つの問題を解決しなければならなかった。

有機ELパネルの量産化実現に向けた2つの問題のうち、1つは補償回路だ。むらや経年変化が生じたときに、画素単位で電気的に補正する回路である。ところが2009年から生産の立ち上げを指揮した呂相徳氏(取材当時はLGディスプレイ・チーフマーケティングオフィサー、現在はLGディスプレイ顧問)は大胆にも、この回路構造を根本的に変えたのである。
それは2013年の55型の量産開始直前。突然のことだった。





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5 Oct

液晶と有機ELが高画質化で競り合うテレビ用ディスプレイ(後編)

mm231004_device04有機EL(OLED)パネル技術を説明しよう。前編でもご説明したように、ハイエンドの高精細テレビ用ディスプレイパネル市場では、有機EL(OLED)パネルと液晶パネルが競合している。両者は映像を投影する原理に基本的な違いがある。
有機ELパネルは発光素子である有機ELを利用しているので本質的にコントラスト比が高い(オフにすると画素が漆黒になる)。液晶パネルは、光源であるバックライトの光を液晶のシャッタによって開閉しているので、原理的にはコントラスト比が低い(液晶シャッタは黒表示でもバックライトの光を完全には遮ることができず、光の漏れが生じる)。  

有機EL(OLED)のパネル製造で画素のパターンを形成する方式は大別すると、微細加工済みの金属をマスクとして真空蒸着によってパターンを形成するFMM(Fine Metal Mask)方式と、三原色の発光層をインクジェット印刷によって形成する印刷方式に分かれる。





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27 Sep

乾電池1本、世界最小電圧で光る青色有機ELを開発=東工大など

東京工業大学、大阪大学、富山大学、静岡大学の共同研究チームは、乾電池(1.5ボルト)1本をつなぐだけで光る、世界最小電圧で発光する青色有機ELの開発に成功した。
今回の技術により、テレビやスマートフォンなど有機ELを使ったディスプレイ機器の消費電力を大幅に削減できる可能性がある。
有機ELはテレビやスマートフォンなどで実用化されているが、駆動電圧が高く消費電力が大きいという問題がある。
特に、赤・緑・青の光の三原色の中で、青色の発光が最もエネルギーを消費し、通常は4ボルト程度の電圧が必要となる。





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19 Sep

JDIは中型OLEDスクリーンに携わるか、中国企業と共同で量産する可能性がある

ジャパンディスプレイ(JDI )はタブレット端末やパソコン向けの14インチ有機ELディスプレイに参入する。同社は以前はスマートウォッチ用に1.4インチの画面のみを製造していましたが、現在は中型の画面でもバランスのとれた画面の明るさを実現しています。2025年に量産を開始し、米国やアジアのIT企業や情報端末メーカーからの受注を目指す。

JDIは8月下旬に上海で開催された展示会で、自社開発のOLEDスクリーン「eLEAP」を顧客に公開した。画面サイズが大きくなると画質のムラが発生しやすいが、同社は画質を安定して制御する技術を向上させた。純正品に比べて明るさは2倍、寿命は3倍です。





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26 Jun

有機ELディスプレイを搭載した手のひらサイズのミニPC「XULU XR1」

MINI PC OLED XULUは、前面に有機ELディスプレイを備えたミニPC「XULU XR1」について、Kickstarterにて出資を募り始めた。製品が得られる最低出資額は、Ryzen 7搭載の「XR1 MAX」が3,127香港ドル(約5万8,000円)、Ryzen 5の「XR1 Pro」が約2,814香港ドル(約5万2,000円)、Ryzen 3の「XR1 Lite」が2,343香港ドル(約4万3,000円)から。

 XULU XR1は、本体前面に情報を表示できる有機ELディスプレイを内蔵したミニPC。約88.9×96.5×63.5mmのコンパクトなケースに、Ryzen 5000Uシリーズを搭載する。





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9 Jun

メルク、OLEDデバイスに高い柔軟性と安定性、耐久性をもたらす新しいバリア材料を発表

MERC2023年5月30日付、ドイツ・ダルムシュタット発 - 世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下メルク)は、フレキシブルOLEDデバイスに従来の材料より優れた柔軟性、安定性、耐久性をもたらす新しいバリア材料を発表しました。この革新的な原子層堆積(ALD)材料は今年5月に、世界最大のディスプレイ学会であるSID(Society for Information Display)から2023年ディスプレイ・コンポーネント・オブ・ザ・イヤー賞を獲得しました。

 データが重視されるエレクトロニクスの領域において、完全にフレキシブルなOLEDディスプレイを搭載した自由形状デバイスは、トレンドとして急速に拡大しています。折りたたむ、丸める、広げるなど、伸縮可能なデバイスは、標準的なデバイスに比べてディスプレイモジュールを約60%薄くする必要があります。一方で、OLEDは湿気や酸素に非常に敏感なため、損傷を防ぐためには、適合性が高く柔軟性かつ耐久性に優れた封止材またはバリア材料が求められます。






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15 May

高輝度化や発色性で競い、低価格化に挑む有機ELディスプレー

高輝度化や色の再現性、低コスト化など、ディスプレーの技術合戦が激しくなっている。テレビやスマートフォンのディスプレーは今後、どこまで高性能になるのか。「日経クロステック ラーニング」で「ミニ&マイクロLED、量子ドット、各種OLED技術の最新動向」の講師であるサークルクロスコーポレーション フェローアナリストの小野記久雄氏に聞いた。

 - 世界最大のテクノロジー見本市「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)では、ディスプレーにはどのような変化があったでしょうか。

 小野氏:有機EL(OLED)ディスプレーのピーク輝度が向上しました。昨年(2022年)は最大1500nits*でしたが、今年(2023年)は最大2000 nitsの製品も出展されました。  ディスプレーの画面は、輝度の高さがぱっと見の印象を美しく感じさせる最大の要素です。そういう意味では、「OLEDディスプレーがさらに美しくなった」という印象を与えたのではないでしょうか。





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28 Apr

日の丸「有機EL」、技術は世界唯一でも必然の完敗 国策企業・JOLED破綻で歴史はまた繰り返す?

Screenshot 2023-04-28 06.54.59相変わらずの似通った論調とオリジナリティの無い考察だけど、端的にまとめているので成り行きの全体像を知りたい方は一読する価値があるかも...---管理人

アメリカのラスベガスで毎年1月に開催されるIT見本市「CES」。2023年は韓国・サムスン電子が77型の大型有機ELディスプレーパネルを展示した。大型ディスプレーで圧倒的シェアを握ってきた韓国・LG電子を猛追する存在なだけに会場の注目を集めていた。
スマートフォンなどに続いてテレビ市場においても、有機ELディスプレーは、これから普及期を迎えると予想される。本来なら、そこに日本メーカーも加わって”三つどもえの戦い”になっていてもおかしくなかった。

だが、日本メーカーがいま直面しているのは衰退の危機だ。 3月27日、有機ELディスプレー専業メーカーのJOLED(ジェイオーレッド)が民事再生法の適用を申請し破綻した。大株主は累積で1390億円を投融資し株式56%超を持つ官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)。負債総額は337億円と見込まれる。






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21 Apr

iPhone15シリーズ用OLEDのサプライヤー別受注割合に変化生じる?

iphone15 2585b2800745c7ddadiPhone15シリーズ用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの供給において、LG Displayの供給割合が大幅に増えると韓国メディアが報じました。

 iPhone15 Proシリーズ用OLEDディスプレイパネルを供給増見込み

 iPhone15シリーズ用OLEDディスプレイパネルについてもこれまで同様、Samsung Displayが最多数を供給する見通しですが、LG Displayも供給数を増やし、iPhone14シリーズ用OLEDディスプレイパネルの供給数と比較し50%増になるとET Newsが伝えています。

また、LG DisplayはiPhone15 Proシリーズ用の低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)ディスプレイパネルの受注割合が増えたことから、iPhone15およびiPhone15 Plus用の低温ポリシリコン(LTPS)ディスプレイパネルよりも卸価格を高く設定できることから、同社の利益額増加へも貢献しそうです。





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17 Apr

新興プラスチックス、ガラスのような透過型ディスプレー「透過型OLED」発表

Screenshot 2023-04-17 07.44.42新興プラスチックスはガラスのような透過型ディスプレー「透過型OLED」を発表。国内のインテリア・内装市場向けに新商品を販売する。

新興プラスチックスは4月12日、ガラスのような透過型ディスプレー「透過型OLED」を発表。国内のインテリア・内装市場向けに新商品を販売する。  

同社はアクリルファニチャーブランド「TRANS PARENCY/トランスペアレンシー」を手がけている。透過型OLEDはLG製の有機ELディスプレーを採用し、38%というガラスのような透明度がありながら映像をクリアに表示。





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17 Apr

近大など、フルカラーの円偏光を発生させる発光有機ELを開発

Screenshot 2023-04-17 07.49.01近畿大学(近大)と大阪公立大学(大阪公大)の両者は4月13日、イリジウム錯体を発光材料とする、フルカラー円偏光発光有機ELを開発。この有機ELに外部から磁力を加えることで、3D立体映像を映し出す際に使われる「円偏光」を、赤・緑・青・黄(RGBY)のフルカラーで発生させることに成功したと共同で発表した。

同成果は、近大大学院 総合理工学研究科の北原真穂大学院生、近大 理工学部 応用化学科の今井喜胤教授、大阪公大大学院 工学研究科の八木繁幸教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、有機エレクトロニクス全般を扱う学術誌「Organic Electronics」に掲載された。

円偏光とは、特定の方向に振動し、なおかつらせん状に回転している光のことをいう。円偏光を発する有機ELは、3D表示用有機ディスプレイなどに使用される新技術として注目されている。





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14 Apr

有機ELの蒸着プロセスを省電力化する真空蒸着セルを開発

OLED R and DNEDOの「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」で、(株)サンリックは、東北大学、山形大学と共同で、有機ELの有機物や金属の薄膜形成に用いる真空蒸着セルの開発を行っており、今般、室温で加工できるタングステン-モリブデン系新合金(新合金)とその単結晶線材化プロセスからなる高性能真空蒸着セルを開発しました。





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3 Apr

BOEがスマホ用有機ELで世界2位に、LGを追い抜き中国企業の躍進止まらず

OLED Global share液晶では世界シェア1位を誇り、近年スマホ向けの有機ELパネル製造にも注力している中国のディスプレイメーカー「BOE」。

「BOEが製造を担当するだけで不安視される」、「製造過程で問題が発覚しAppleを激怒させた」といった話が嘘に思えるほどの成長を見せつけていました。詳細は以下から。 海外メディアの報道によると、BOEが中小型(スマホ)向け有機EL市場において世界2位になったそうです。

 これはイギリスの調査会社「Omdia」が発表したもの。2022年は世界的に需要が冷え込み、スマホ向け有機ELパネルの出荷数が2021年比で6%減少する7億6200万枚に落ち込んでいました。





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31 Mar

有機ELの更なる進化を支える若き女性技術者とは? - 世界最高レベルの『idemitsuブルー』誕生の背景に迫る

Screenshot 2023-03-31 07.34.24突然ですが、皆さんは「出光興産」と聞いて何をイメージしますか?

多くの方が「ガソリンスタンド」と答えるのではないでしょうか。たしかに、出光興産は石油事業をメインとする老舗企業で、ガソリンスタンドのイメージが強いこともうなずけます。しかし実は、地球環境保全のため「省資源」を目標に掲げ、「地球環境にやさしい素材」の開発に取り組んでいる企業でもあるんです!

さらに、中期経営計画では大卒の女性採用比率50%を目標に掲げ、男女の別なく活躍できる企業へと更なる進化を遂げようとしています。
そこでこの記事では、実際に出光興産で働く社員の方にインタビューし、“出光興産ならではの省資源”への取り組みを紹介します。





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22 Mar

地域共創パートナー契約 締結のお知らせ

OLED青森日頃より、ヴァンラーレ八戸へ厚いご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。

 この度、ヴァンラーレ八戸では、OLED青森株式会社様と地域共創パートナー契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。





13 Mar

中国産スマホ向けAMOLEDディスプレイが急成長 韓国メーカーの独占を打破か

OLED SP global 2022スマートフォン向けAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイ市場は、長らく韓国のサムスンとLGディスプレイ(LGD)により支配されてきた。しかし中国の京東方科技集団(BOE)や「維信諾(Visionox)」の成長により、中国産AMOLEDディスプレイのシェアが急速に高まっている。

 調査会社「CINNO Research」の最新リポートによると、世界市場におけるスマートフォン向けAMOLEDパネルの2022年出荷数は前年比10.3%減の約6億枚だった。出荷数減少の主な理由は、消費者の機種変更需要が不足し、スマートフォン向けパネル市場が深刻な供給過剰に陥っているためだ。

 22年のAMOLEDパネルの出荷シェアを地域別に見ると、韓国の70.7%に対し、中国は29.3%だが、昨年の20.3%から9ポイント増と、急速にシェアを伸ばしている。





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7 Mar

有機EL「再結合」過程観測、大阪公立大などが成功した意義

OLED Osaka Univ大阪公立大学の鐘本勝一教授と日本化学工業などの研究チームは1日、イオン液体材料を使った電気化学発光セル(LEC)がエレクトロ・ルミネッセンス(EL)の過程で生じる電子状態の変化を観測することに成功したと発表した。光吸収スペクトル計測とEL動作を同期して実現した。EL動作のもとになるホールと電子の詳細な動きが確認でき、発光効率を低下させる要因を突き止めることもできると見られる。

 ELは電圧を加えられることで発生する電子と、電子の抜け穴となる正電荷のホールが衝突する再結合反応で発生する。再結合の過程の情報を直接観測する実験手法はなく、手探りで材料の改良が進められている。





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3 Mar

ガーミン、有機ELを採用したランニングGPSウォッチ「Forerunner 265/265S/965」

Garmin 302111649_851_ガーミンジャパンは、ランニングGPSウォッチ「Forerunner(フォアランナー)」シリーズの新モデルとして、「Forerunner 265」「Forerunner 265S」「Forerunner 965」を発表。「Forerunner 265」「Forerunner 265S」を3月2日より、「Forerunner 965」を近日中に発売する。

 いずれも、高精密なGPS測位と先進のトレーニング機能、ヘルスモニタリング機能を搭載したランニングGPSウォッチ。心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリーなどベーシック機能に加え、体のエネルギー状態を数値化する独自の指標Body Battery、ストレスレベル、睡眠の質を測る睡眠スコアなどを搭載する。

また、ディスプレイは、従来の半透過メモリーインピクセル液晶から有機ELパネルに変更。色鮮やかにより見やすくなっている。





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27 Feb

【韓国報道】もう一度…サムスン電子、OLEDテレビ再挑戦

Samsung OLEDサムスン電子とLGエレクトロニクスがまた「テレビ戦争」をする。サムスン電子が「LGの庭」と呼ばれる有機EL(OLED)テレビ市場に本格的に再参入する。一方では、世界テレビ市場が沈滞期を迎えた中、中国企業の低価格攻勢が強まっている。

業界によると、サムスン電子は来月9日に2023年の新製品を発売するが、ここにOLED(77・65・55型)テレビを含めた。これまで最上位プレミアムとして出してきたネオQLEDに高価なOLEDラインを追加した。

韓国国内で今回発売されるサムスンOLEDテレビには、サムスンディスプレイの量子ドット有機EL(QD-OLED)ディスプレーが搭載された。青のOLED上に量子ドットカラーフィルターを採用したもので、色の再現力が優れているという評価だ。ただ、大型OLED市場で中心に立つLGディスプレイのW-OLEDと比べて収率が落ち、生産単価が高いという。





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20 Feb

iPhone14 Pro Maxで時刻表示跡などの画面焼付きの事例が海外で報告

iPhone焼き付きiPhone14 Pro Maxで、時刻表示やDynamic Islandの表示跡など有機EL(OLED)ディスプレイの焼付きの事例が複数報告されたとiMediaが報じています。

 iMediaが報じたのは、iPhone14 Pro Maxにおいて、時刻表示跡が残ってしまっているものと、Dynamic Islandの表示が横に伸びているような不具合で、いずれもOLEDディスプレイの焼付きに起因するものと考えられています。
このうち、時刻表示とiPhone14 Proシリーズ用壁紙の跡が残ってしまったユーザーの場合、購入から半年しか経過しておらず、Apple Care+にて新品に交換されたようです。





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23 Jan

中国BOE、有機EL技術でもサムスン猛追 供給過剰懸念よそに拡大続く

OLED share 202301「いよいよ量産時期が間近に迫ってきた」。中国ディスプレー最大手の京東方科技集団(BOE)が開発を進める、ある技術の動向に業界関係者の注目が集まっている。
 
 技術の名は「LTPO(低温多結晶酸化物)」。ディスプレーを駆動するTFT(薄膜トランジスタ)に使われ、表示性能と低消費電力に優れた有機ELディスプレーを実現できる。 量産面でリードするのはサムスン電子やLGディスプレーなどの韓国勢。新型コロナウイルスの感染拡大で工場の稼働が停止し、品薄となっている米アップルのスマートフォンの上位モデル「iPhone14 Pro」シリーズに搭載されている最先端技術だ。

 BOEは、10年代後半から有機ELの開発に力を注いでおり、韓国2社を猛追する立場だ。17年に四川省成都市で有機ELの量産に踏み切った。21年には韓国勢に割り込む形で、悲願だったiPhone向けの有機ELの提供にもこぎ着けている。





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11 Jan

輝度大幅向上の新パネル「MLA-OLED」登場。有機ELの新時代が始まった

米国のネバダ州ラスベガスでは8日まで、世界最大のテクノロジショーケース「CES 2023」が行なわれた。かつては家電ショーだった同展示会だが、近年はエレクトロニクスを中心にコンシューマ向けのさまざまな技術を披露する場となっている。

 映像製品に関連する領域では、LGディスプレイがテレビ向け第3世代有機EL「METAテクノロジー」を発表。すでにパナソニックとLGエレクトロニクスが2023年向けの有機ELテレビでの採用を発表しており、今後も採用メーカーが相次ぐとみられる。
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26 Dec

ベンキュー、有機ELパネルを採用した48型ゲーミングディスプレー「EX480UZ」2023年1月6日発売

Ben-Q Game monitorベンキュージャパンは有機ELパネルを採用した48型ゲーミングディスプレー「EX480UZ」を2023年1月6日に発売する。

 ベンキュージャパンは12月26日、ゲーミングモニターブランド「MOBIUZ」にて有機ELパネルを採用した48型ゲーミングディスプレー「EX480UZ」を発表。2023年1月6日にBenQ Direct Shop Amazon店、BenQ Direct 楽天市場店、BenQダイレクトオンラインショップにて発売する。

 バックライトを使用しない有機ELパネル搭載ゲーミングディスプレーは同ブランド初という。4K UHD(3840×2160ドット)解像度と高速リフレッシュレート120Hz、応答速度0.1ms(GtG)により、滑らかな映像表示でゲームプレーを楽しむことができるほか、BenQ独自のHDRi技術により鮮やかな色表現を実現。





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24 Nov

中国、有機ELで韓国猛追 日本、調達国集中にリスク

Screenshot 2022-11-23 21.29.06スマートフォンなどに載るディスプレーの生産で中国への集中が加速している。中国の国別シェアは約7割に達した液晶パネルに続き、高精細な有機ELパネルでも2022年に4割を超える見通しだ。日本はパネル調達の中国集中を避けるため、かつて競った韓国勢と連携する工夫などが必要な局面となっている。

米調査会社DSCCは10月、有機ELで中国の国別シェア(生産能力ベース)が22年に43%に達するとの予測を公表した。巨額の補助金を背景に、京東方科技集団(BOE)や華星光電技術(CSOT)が19年ごろから大増産に入り、韓国(55%)を猛追している。

有機ELの開発・製造技術には液晶パネルとの共通点が多いが、より熟練した技術者のノウハウが欠かせない。DSCCの田村喜男アジア代表は「中国勢は18年ごろから、サムスン電子など韓国勢から技術者を大量に引き抜いて不足を補った」と指摘する。





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8 Nov

大画面「有機ELテレビ」7万円台前半に大幅値下がり、一気に普及価格帯に



液晶テレビよりも画質が良く、本体も極薄の「有機ELテレビ」が過去最安値を一気に更新してしまいました。
 映像をキレイに楽しめる技術はもちろん、ド迫力の立体音響技術にまで対応しているため、秋の夜長を映画やゲームざんまいで過ごすのも良さそうです。
詳細は以下から。 まず見てもらいたいのが、2021年7月に発売された4K有機ELテレビ「OLED48A1PJA(LGエレクトロニクス製)」。





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25 Oct

4Kテレビ・クオリティレビュー2022 完成度の高い4K有機ELテレビの実力を検証


高画質テレビの代表格となった有機ELモデル。各社から独自に改良を重ねた有機ELパネルがハイエンドクラスに導入されるようになり、その完成度も着実に高まりました。新構造の有機ELパネルを採用したモデルも登場し、次のステージも見え始めています。本稿では、4K有機ELテレビのトップクラスの実力を検証していきます。

 有機EL方式は、現在の大画面・高画質テレビの中心的存在です。大画面テレビ用の有機ELパネルは生産メーカーが限られていることもあったため、メーカー各社がパネルの構造に独自設計を盛り込むなどして、有機ELパネルの性能を底上げしてきました。
また、有機ELパネルの輝度を安全に向上させるために、各社開発した放熱・冷却プレートを追加するなどの方法も用いています。特にハイエンドモデルにおいて、その流れは明らかであり、そして完成度も未だかつてないほどに高まっています。





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24 Oct

Researchers develop new highly-efficient cyanopyrazine-enhanced fluorophores OLED emitters

Screenshot 2022-10-24 07.25.14Researchers from Russia's Ural Federal University developed a new OLED emitters based on cyanopyrazine-enhanced fluorophores. The presence of cyanogroup substance in the composition of fluorophores significantly increases the efficiency of the OLED emitters. The researchers say that they have modified the pyrazine-based push-pull system with cyanogroup and studied how this affected the photophysical properties of the fluorophores and the performance of OLED devices based on these materials.





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13 Oct

【自動翻訳記事】大型OLEDが新たな時代に突入、未来の技術はどうなる?

38271429122300最近、ジャパンディスプレイ(JDI)が開発した精密金属シールド(FMM)を使用しないOLED技術「eLEAP」は、「サムスン」に支持されていると噂されていた。
世界で最も強力なOLEDディスプレイパネルサプライヤーとして、サムスンは新しいeLEAPプロセスに関心を持っているは、「産業技術ルート」の戦いで大きな変数になるのに十分です。

OLED ディスプレイの大規模な問題について、その本質は 2 つの部分に分けられると感じています。その中で、最初の部分は、大型OLEDの主なターゲット市場は何ですか? この点で、カニを最初に食べたLGは、テレビを主なターゲットとして最終的に決定しました。

LG は一時的に脱臼を形成したいと考えていましたが、同時に TV でリードし、Samsung が携帯電話などの小型 OLED で優位に立つことで、競争の王者でもありました。しかし、OLED TV の取り扱いは簡単ではないことが実際に証明されています。







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27 Sep

有機EL、テレビやスマホの主役に 薄く軽く上位機種で ノーベル技術 迫る一歩

今では誰もが知る有機ELの性能を実用レベルに引き上げた米イーストマン・コダックの元研究員のチン・W・タン氏はノーベル賞の候補だ。1950年代に発見された有機ELは今では、テレビやスマートフォンのディスプレーの主役になりつつある。

 米アップルが16日に発売したiPhone14には当たり前のように有機ELが採用された。輝度が上がり屋外でも見やすい。アップルは2017年から有機ELの採用を始めている。
韓国サムスン電子などが販売するディスプレー部分を折り畳みできるスマホにも、加工性に優れる有機ELは欠かせない。近年は任天堂の「ニンテンドースイッチ」などのゲーム機にも採用され、需要が拡大している。テレビでは大型の上位機種で普及が進む。

有機ELディスプレーは素子が発光する「自発光型」で、バックライトが必要な液晶ディスプレーに比べてコントラスト(明暗)比が優れ、美しい映像を表現できるほか、軽くて薄い。有機材料は柔軟性があり、曲げられる製品も作れる。






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6 Sep

テレビって進化してるの?「5年前のブラビア」と「最新のブラビア」を比べてみた【有機ELモデル編】

vialed_02-w1280有機ELの底力を感じました。 皆さん、お使いのテレビは何年目に突入していますか? テレビも各メーカーから毎年新モデルが登場していますが、内心で「もう全部きれいだからどう新しくなったのかわからん!」って思ってません?

 古いモデルと新しいモデルを比較してみれば違いもわかりやすいんですけど、店頭でそれをするのはなかなか難しい。今回、ソニーのブラビアシリーズで新旧モデルの比較を実現できたので、その結果を報告します。今回は有機ELモデル編です。

[参考] テレビって進化してるの?「7年前のブラビア」と「最新のブラビア」を比べてみた【液晶モデル編】





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30 Aug

LG電子 世界最大の有機ELテレビ公開へ

088200_P4LG電子は29日、ドイツ・ベルリンで9月2~6日に開かれる欧州最大のIT見本市「IFA2022」で世界最大の有機ELテレビとなる97型の「OLEDエボギャラリーエディション」を公開すると発表した。





26 Aug

「有機EL」のELって何? 「OLED」との違いは?

pics_oled01スマホやPCなど、さまざまな電子機器の映像を映すディスプレイの中でも、近年映像表現を強化するためなどで搭載される「有機EL」というディスプレイ。「OLED」とも呼ばれることがあるが、どんな仕組みで映像を表示しているのか。

  有機ELの「EL」は「Electro-Luminescence」(電気発光)の略で、電圧をかけると有機物が発光する現象を指している。「OLED」は「Organic Light Emitting Diode」、有機発光ダイオードと呼べ、有機ELを利用した発光ダイオードであり、発光するための部品に有機材料を用いている。有機ELは有機物の構造によって赤、青、緑などの色に発光する。





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23 Aug

有機ELディスプレイの寿命を伸ばして画質も上げる「ブルーダイヤモンドピクセル配置」をBOEが開発、中華OLEDが世界で戦えるレベルに

気が付けばスマホ向けディスプレイのスタンダードとなってしまった有機EL。
圧倒的な表示性能を誇る一方で弱点だった寿命の短さを、なんと中国企業が克服しつつあります。

詳細は以下から。 海外メディアの報道によると、中国の大手ディスプレイメーカーBOEが「ブルーダイヤモンドピクセル配置」と呼ばれる技術を開発したそうです。





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8 Aug

Xiaomi「液晶ディスプレイのスマホ」廃止か、有機ELに一本化へ

液晶ディスプレイが過去の遺物となりそうです。
海外メディアの報道によると、XiaomiのシニアセールスマネージャーのZhang Yu氏が「Redmi Note 11T Proが最後の液晶ディスプレイ採用スマホになるかもしれない」と投稿したそうです。
これは同社が立てた液晶ディスプレイの仕様を段階的に廃止する計画を受けたもの。





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29 Jul

トーヨーカラー、有機EL劣化にHEV吸収剤提案

東洋インキSCホールディングス(HD)傘下で顔料事業などを手がけるトーヨーカラーは、有機EL素子の劣化抑制にブルーライト(HEV)吸収剤を提案する。山形大学の協力で効果実証に成功し、有機ELディスプレイの長寿命化を訴求する。
まずはスマートフォンを含む屋外使用ディスプレイに提案し、さらに車載などの大型ディスプレイにも照準を定める。富士製造所(静岡県富士市)で2023年度までに量産化し、24年度以降の次期中期経営計画で採用拡大を目指す。
8 Jul

VGP審査員一同も絶賛。LG「OLED G2シリーズ」は新次元のプレミアム4K有機ELテレビだ

有機ELテレビのトップランナーであるLGから、新たなフラグシップモデル“G2シリーズ”「LG OLED evo Gallery Edition」が登場した。本機は、最新パネルの採用や最新世代の映像エンジン「α9 Gen5 AIプロセッサー」の搭載などにより、新次元のプレミアム画質を実現したことが評価され、見事「VGP 2022 SUMMER」映像音響部会の特別賞&金賞をW受賞。

VGP審査員一同も絶賛したというその映像クオリティはどれほどのものだろうか。海上 忍氏によるレビューをお届けしよう。





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8 Jul

山形大学とIT企業のリモート診療システム新会社 正式発表

コロナ禍で、医療関係者の感染防止につながる「リモート診療」に注目が集まる中、山形大学と山形市のIT企業は、患者の顔色などをよりリアルに再現できるリモート診療システムを製造・販売する会社の設立を7日、正式に発表しました。

これは、ともに山形大学の所属で「有機EL」を研究する城戸淳二教授と、起業家教育を手がける部署の三宅裕介リエゾンアドバイザ−、それに、山形市のIT企業「YCC情報システム」が7日、山形大学で共同で記者会見を行い発表しました。





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7 Jun

出光興産 キッザニア福岡に有機EL研究開発センターを出展

Screenshot 2022-06-07 08.07.22出光興産はこのほど、KCJグループが展開するこどもの職業・社会体験施設「キッザニア福岡」(三井ショッピングパーク ららぽーと福岡内)に、「有機EL研究開発センター」パビリオンを出展すると発表した。「

キッザニア福岡」およびパビリオンは、7月31日に開業する予定。





17 May

出光、青色有機EL性能で“世界最高レベル”実現。新発光方式で

出光興産は5月16日、蛍光型青色材料を用いた有機EL素子において、新発光方式を開発し、世界最高レベルの発光効率と長寿命化に成功したと発表した。同技術は有機ELディスプレイのさらなる省電力化、製品ライフサイクルの向上による環境負荷軽減に寄与するという。

有機ELディスプレイを構成する赤色、緑色、青色の画素に用いられる発光素子のうち、青色発光素子についてはさらなる高性能化、長寿命化が課題となっている。





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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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