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Flat Panel TV and Display World-2....液晶・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

O_光学フィルム

22 Mar

日立化成、転写形透明導電フィルム「MK」の基本特許網を構築

日立化成は3月18日、タッチパネル用転写形透明導電フィルム“Transparent Conductive Transfer Film”「MK」シリーズについて、ワールドワイドでの基本特許網を構築したと発表した。
MKシリーズの基本特許となる発明を2008年に日本で特許出願して以来、2009年には同出願に基づく外国出願を世界各国・地域に出願、特許を取得しており、2015年2月に基本特許網を構築したという。
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2 Mar

富士フイルム、液晶パネル材の海外営業強化

富士フイルムは海外で液晶パネル用材料の営業活動を強化する。液晶テレビやスマートフォンの生産地である中国では上海市で現地スタッフなどを増員。タブレット端末(携帯型情報端末)などを手がける企業が立地する米国では年内にも専任スタッフを配属したい考え。
光学フィルムなどを製造する同社の顧客は偏光板などの部品メーカー。だが、パネルをめぐる最新動向を把握する狙いもあり、部材の仕様を決める完成品メーカーの近くで営業を強化する。
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7 Feb

日本ゼオン、2014年度9か月の当期利益は前年同期比12.2%減に

日本ゼオンは2月5日、2014年度9か月(2014.4~12)の売上高が前年同期比4.0%増の2325億3900万円になったと発表した。当期利益は同12.2%減の150億2800万円となった。
部門別売上高では、エラストマー素材事業が同2.5%増の1420億4200万円、高機能材料事業が同9.6%増の540億9900万円などとなった。2014年度通期の全社売上高は前年比4.6%増の3100億円、当期利益は同8.4%減の180億円を見込んでいる。
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25 Dec

クラレ、透明性・加工性・耐候性に優れる独自フィルムの開発でアクリルフィルム市場に参入

クラレは、高い耐候性能と透明性・加工性に優れた独自フィルムを開発し、アクリルフィルム市場に参入する。
建材・自動車用途では既に一部顧客での採用が始まっており、今後は導光フィルムなど光学用途向けグレードなどにもラインアップを拡充しアクリルフィルム市場を開拓する。
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14 Dec

偏光板用市場動向、アクリルの供給不足を懸念

2014年、偏光板の需要面積は約4億平方メートルになり、2018年まで成長率は毎年7%ずつと高成長。特に、テレビ市場が予想よりも好調でテレビ用PVA保護フィルムと補償フィルム市場も好調だが、パネルの薄型化とオープンセルビジネスの拡大で耐久性の優れたアクリルとCOP, PETのような非TAC系の市場が急速に伸びている。
中でもCOPは早ければ2015年からVA用フィルム市場でトップになるとみられ、アクリルフィルムもZ-TACと同じレベルにシェアを維持して毎年需要が高まるとみられる。問題となるのは、このような非TAC系フィルムの供給には限界があり、現状況では新規投資をしない限りアクリルとCOPのような非TAC系フィルムの供給不足が採用拡大の障害になると懸念される。
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7 Nov

日本ゼオン、位相差フィルムの第5系列の量産開始を前倒し

日本ゼオンは11月4日、富山県氷見市の光学フィルム工場において建設中の第5系列目となるLCD-TV用位相差フィルムの製造設備での量産を2015年2月から開始すると発表した。
当初は2015年4月に量産開始の予定だったが、同フィルムへの引き合いが強いため、2か月前倒しすることを決定した。
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25 Sep

2014年の光学用PETフィルム市場は前年比6.5%増に

矢野経済研究所は9月22日、光学用PETフィルム市場に関する調査結果を発表した。2014年の市場規模は前年比6.5%増の30万9410tになるという。
高精細・大型モデルのLCD-TVの需要が拡大し、再びLCD部材用のフィルム需要が増加し始めており、一方でタッチパネル部材用でも、スマートフォン、タブレット端末向けなどを中心に需要が拡大しており、同市場はこれまでの停滞を脱し、再び成長基調にあると予測している。また、2016年まで、日本メーカーが高いシェアを確保すると見ている。
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13 Aug

積水化成品、液晶パネル用樹脂を増産 能力3割引き上げ

積水化成品工業は液晶パネルの反射防止フィルムなどに使う樹脂を増産する。茨城県古河市の工場で設備を改修し、2017年3月までに全体の生産能力を3割増やす。同社は反射防止フィルム向け樹脂で世界シェアの約6割を占める。薄型テレビの大型化が進んでおり、韓国などで主要部材の需要が伸びると判断。早期に増産体制を整え、需要を取り込む狙いだ。
 増産するのは独自に開発した「テクポリマー」。樹脂の粒子をミクロン(1000分の1ミリ)単位で均一にそろえる技術を持つ。光の透過率や反射防止効果が高く、化粧品の添加剤としても需要の伸びが期待できるという。
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13 Aug

The Next iPad Will Have a New Glare-Free Display

The next iPad will have a new anti-reflection coating to make the display easier to read, according to a new Bloomberg report.
The news agency claims that Apple's suppliers have already started putting together the new iPads, which will feature a special coating on their display to cut glare. But manufacturing complications as a result of the new screens are holding up the production of the full-sized tablet,
今度の9.7inchiPADは反射防止のコーティングを施すと書いていますね。既に生産に入っているようですが、このグレアカット特殊コーティングが難しく、量産の障害となっているようです。 ... 続きは→コチラ
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13 Aug

旭硝子、100マイクロメートル厚の低位相差型ポリカーボネートフィルム開発

旭硝子は厚みが100マイクロメートルと薄く、位相差(リタデーション)を低くしたポリカーボネートフィルム「カーボグラスC110C―LR」を開発した。独自技術により、押出成形方式で低位相差を実現した。主に酸化インジウムスズ(ITO)・透明導電膜ベースフィルムなどといった用途での使用を想定し、すでに提案を始めた。
旭硝子によれば、従来はスマートフォンなどの電子機器向けの透明導電膜基材には、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上にITO膜を塗布することが多かった。一方、タッチパネルなどの分野では、アプリケーションや要求品質が多様化しており、PET―ITOだけではなく、別素材による用途開発が活発化しているという。
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19 Jul

住友電工、住友スリーエムの全株式を3Mに売却

住友電気工業は7月16日、住友スリーエムの全株式を売却すると発表した。住友スリーエムの自己株式取得の募集に応じる形で、米3Mが住友電工の所有する株式25%を取得する。3Mの取得額は900億円。これに伴い、住友スリーエムは3Mの100%子会社となり、9月1日付で社名を「スリーエム ジャパン(株)」に変更する。
同社は液晶分野では、光学フィルムDBEFなどを稼ぎ頭として持っている。
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28 May

透明導電性フィルムの世界市場は2桁成長が続く

矢野経済研究所は5月22日、タッチパネルセンサ用透明導電性フィルム世界市場に関する調査結果を発表した。それによると、タッチパネルセンサ用ITO系透明導電性フィルム(ITOフィルム)市場は、静電容量方式タッチパネル需要の拡大とともに2011年、2012年と前年比倍増以上の拡大が続いたが、2013年はスマートフォンやタブレット端末市場の成長率低下や、フィルムセンサで使われるITOフィルムが1枚へとシフトしていることなどから伸び率は鈍化した。
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22 Apr

TN液晶の視野角特性を改善、シャープの光学フィルム

シャープは、TNモード液晶ディスプレイの視野角を改善することができる「広視野角光学フィルム」のデモ展示を行った。新開発の光学フィルムを一般的なTNモード液晶ディスプレイの表面に貼り付けるだけで、視野角特性を改善することができる。
シャープは、薄型ディスプレイ関連の総合展示会「第24回ファインテックジャパン」(2014年4月16~18日、東京ビッグサイト)において、TNモード液晶ディスプレイの視野角を改善することができる「広視野角光学フィルム」のデモ展示を行った。新開発の光学フィルムを一般的なTNモード液晶ディスプレイの表面に貼り付けるだけで、視野角特性を改善することができる。
 新たに開発した広視野角光学フィルムの構造は、厚みが20μmの透明樹脂フィルムにネガレジストをコーティングして、円すい状の空気層を形成した。そして、表面側に直径が10~20μmの「ブラックドット」を設けた。円すい状の空気層を設けたことで、液晶ディスプレイを透過してきた光がこの空気層で反射し、視野角を改善できる仕組みだ。
これまでも視野角を広げる散乱用フィルムはあったが、外光の影響を受け明環境下ではコントラストが大きく低下する課題があった。「広視野角光学フィルムはブラックドットを設けたことで、外光の影響を軽減し明環境下でのコントラスト低下を防止している」(説明員)と話す。

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19 Apr

富士フイルム、UVからIRまで利用できる光波長選択フィルムを参考展示

富士フイルムは、第24回ファインテック ジャパン(4月16日~18日開催)において、光波長選択フィルム「WAVISTA」を参考展示した。PETなどの基材フィルムに波長制御帯域を拡大する機能層などを積層して付加したもので、紫外線(UV)から赤外線(IR)まで、幅広い波長帯域の光を選択的に反射・透過し、円偏光や散乱をさせることができる。
中でも、透明フィルムで赤外線の円偏光分離や散乱を実現するのは難しいとされているという。用途としては、透明とRGB反射を利用し、プロジェクタの透明反射スクリーンを作製することができる他、円偏光フィルタとして波長成分を分離することで、生体認証などへの応用も考えられるという。
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27 Dec

3MとCambriosがAgナノワイヤ・フィルムで提携、2014年量産

米3M社は、Agナノワイヤ・フィルムの新製品「3M Patterned Silver Nanowire Film」に関して、米Cambrios Technologies社と提携したと発表した。3M社は、この製品を含むタッチ・センサー用フィルム各種を2014年に月産60万m2以上の規模で量産する。
 3M社のAgナノワイヤ・フィルムは、Cambrios Technologies社のAgインク「ClearOhm」を3M社の技術でPET基板にパターニングした新製品である。光透過率は89%以上、シート抵抗値は40~100Ω/□になる見通しという。
 同フィルムは、スマートフォンやタブレット端末向けのほか、ゲーム機やデジタル・サイネージ向けの46型以上のタッチ・スクリーンへの適用も想定する。
 ITOでなくAgナノワイヤ・フィルムを利用する理由は、同フィルムがフレキシブルで、曲がったディスプレイや丸められるタッチ・センサーに対応させるためだとする。
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14 Dec

三菱樹脂、中国Wuxiにポリエステルフィルム加工製品の子会社を設立

 三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱樹脂は12月11日、中国江蘇省無錫市(Wuxi)に光学用ポリエステルフィルム加工製品の製造・販売子会社「Mitsubishi Plastics Converting Film Wixu Co., Ltd.」「三菱樹脂光学フィルム(無錫)」を設立したと発表した。中国でLCD-TVの偏光板向けリリースフィルム(離型フィルム)を生産/供給することが目的。今後、約20億円を投じて、従業員数は約40人。資本金は約13億円。2015年4月の稼働を予定しており、初年度に約20億円の売り上げを目指す。ポリエステルフィルムのコーティングラインを導入する。
離型フィルムは、偏光板が他の部材にくっつかないように貼り付ける保護用のポリエステルフィルム。三菱樹脂は同製品を含む液晶用の保護フィルムで約5割の世界トップシェアを確保している。
2015年4月に稼働を開始する予定。
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4 Nov

日本ゼオン、福井県の斜め延伸位相差フィルム新工場が完成

日本ゼオンは10月31日、福井県敦賀市で建設していた斜め延伸位相差フィルム新工場が完成したと発表した。今回の新工場建設は、今後も需要が拡大する中小型用FPDなどの市場要求に応えるもので、富山県内の既存の2拠点(高岡市、氷見市)に続く3番目の拠点となる。
現在、斜め延伸位相差フィルムの生産設備は、富山県の既存の2工場合計で年産1500万m2の生産能力を有しているが、新工場の稼働により同2500万m2となる。
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27 Oct

タッチパネル向け透明導電性フィルム市場動向

静電容量式タッチパネル向けITOフィルムの面積需要は、2013年にYOY+112%となる2,380万㎡に拡大する見通しである。
2014年以降もITOフィルムの成長は続くと見込まれるが、成長率は鈍化する見通しである。その要因の一つとして挙げられるのが、銀や銅を導電材料に用いた非ITOフィルムの採用増加である。
非ITOフィルムは、抵抗値の問題からITOフィルムの適用が難しいAIO PCを中心に採用が始まっている。スマートフォンやタブレットでも非ITOフィルムの採用を検討するケースが増えており、品質に問題がなく安定供給が可能であれば、2014年以降に非ITOフィルムの採用が拡大すると見込まれる。
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26 Oct

タッチパネル透明導電性フィルム市場の勝者は?

2013年はタッチパネル市場で大きな意味を持つ。ITOフィルムの代替品材料となる銀ナノワイヤー、 銅メッシュ、
シルバーメッシュ、銀塩、銀ナノ粒子などの採用が本格化した年と言える。
今までタッチパネルはスマートフォン、タブレットPC、ノートパソコン、ATM、そしてカーナビゲーションなどの主に小型画面サイズの機器に採用されて来た。しかし、最近、オールインワンPC、電子黒板、大型ノートパソコンなどの大型機器にもタッチUIが採用され、画面サイズが大きい程処理データ容量が大きくなるため、透明電極の抵抗が重要になっている。
現在は主材料として透明な酸化インジウムにスズを添加したITO(Indium Tin Oxide)が使われているが、ITOを用いる場合、ガラス基板のITOは抵抗が50~60オーム程度であり、フィルム基板のITOは量産性も考慮した場合、100オーム内外の抵抗を実現できる。

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23 Apr

ファインテックに見る高機能フィルムの最新動向

2013年4月10日から12日にかけて東京ビッグサイトで開催された「ファインテックジャパン2013」併設の高機能フィルム技術展では、FPD用光学フィルム関連の展示が行われた。
例年と比較するとLCD向け材料の展示は少なく、フレキシブルOLED用バリアフィルムや高耐熱・高透明性樹脂、タッチパネル向けフィルムなど、今後の成長が見込まれる分野に向けた開発品の提案が目立った。
FPD用光学フィルムの大手メーカーである東レは、電子ペーパー用CNTやタッチパネル用表面フィルム、ITO代替材料など新規材料の提案を行った。



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4 Apr

偏光板市場、2016年に約140億ドルの規模に成長すると予測

TFT-LCD用偏光板市場が年平均6%の成長を続け、2016年には約140億ドルに達すると見られる。
Displaybankの最新分析によると、2012年の偏光板市場は、全体では前年比9%増の112億ドルとなり、内訳では、TV、モニター、ノートPCなどの大型LCD用偏光板が86億ドルで、全体の77%を占めた。大型LCD用偏光板市場は年平均4%の成長を続けており、2016年には99億ドルの規模になると予想されるが、ス ートフォンなどのモバイル機器の大型化と数量増加 により、全体市場でのシェアは71%程度に留まると予測される。偏光板市場全体のメーカー別シェアはNitto Denkoが1位、LG ChemがFPR市場を含み2位、そしてSumitomoChemが3位となった。



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11 Mar

光学/機能フィルム市場動向 東洋 紡の偏光板用新PETフィルム「コス モシャイン(超複屈折タイプ)」

東洋紡_1
東洋紡は、2013年2月に慶応義塾大学の小池教授と共同で開発したLCD用PETフィルム「コスモシャイン(超複屈折タイプ)」を発表した。
同社はこれまでもPETを原料とした偏光板プロテクトフィルムやバックライト用光学フィルムを生産してきたが、今回の開発品はPVA保護フィルム、タッチパネル用ベースフィルムといったディスプレイ向けの新用途が想定されている。
中でもPVA保護フィルムは、2012年時点で8億㎡を超える巨大市場であるが、これまでPETフィルムが採用されてこなかった市場でもある。PETフィルムは樹脂が低コストであること、コシが強く耐久性に優れることから、これまでもPVA保護フィルム用途への採用が期待されていた。しかしながら、PET樹脂の複屈折の発生による光学的な問題をクリアできず、開発段階で量産化を断念したメーカーも存在する。

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20 Feb

補償フィルムとTAC/アクリルフィルム

2011年のPVA 保護フィルム市場は面積ベースで7億4千万m2となり、今年は8億m2以上になると予測される。ベースフィルム別に分類すると、TACフィルムが7億5千万m2 (91%)で最も占有率が高く、COPフィルムが4千万m2 (5%)、アクリルフィルムが2千4百万m2 (3%)になると予想される。
金額ベースでは、今年のTN用補償フィルム・ワイドビュー市場 縮小や、フィルムメーカーの競争による価格下 のため、去年3,310億円の市場より若干減少した3,260億円 の市場を形成すると予測される。このうち、TACフィルムが約3,000億円規模を占めると見られる。



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17 Feb

[続報] 液晶の次も液晶、「夢のフィルム」で有機EL超える画質 東洋紡と慶応大が開発

東洋紡_新フィルム
このフィルムの出現で、ディスプレーの構造が大きく変わる」。5日、大阪市の綿業会館で開かれた記者会見で小池康博教授は強調した。複屈折とは、光が物質を通過すると、向きによって進む速度が異なる現象。これが色や明るさのむらを生む。超複屈折フィルムを使うとむらがなくなり、有機ELを超える画質になるという。フィルムは汎用ポリエステル樹脂が原材料で製造コストも低い。
 通常の液晶ではサングラスごしだと画面が暗くなるが、新たなフィルムを使えば、映像がくっきりと見える。米国ではスマートフォンやタブレット端末をカーナビゲーションとして利用する例も増えている。こうした性能にアップルなども関心を寄せている。
 このフィルムは「逆転の発想」から生まれた。小池教授は1980年代後半から、色や明るさのむらの原因となる光の波長のわずかなズレをゼロにする「ゼロ複屈折フィルム」の研究に取り組んできた。2010年から政府の支援を受け、研究を進めるうちに、ズレを100倍程度に大きくすると、むらがなくなる現象を発見した。
 業界の反響は少なくない。昨年8月には韓国での国際学会で、超複屈折フィルムに関する講演をし、ホテルの部屋に戻ると、1本の電話が鳴った。「今、ロビーにいるので、時間を頂けないだろうか」。相手は韓国を代表する電機メーカーの幹部。小池教授は誰にも伝えていないはずの滞在先を突き止めてまで、フィルムに強い関心を抱いていることに驚いた。



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8 Feb

【続報】東洋紡、LED光源の特徴を生かして虹むらを解消したポリエステルフィルム「コスモシャインR」を開発

東洋紡は、慶應義塾大学の小池 康博教授との共同研究により、ポリエステルを原料とした虹むら※1を解消する超複屈折フィルム※2「コスモシャインR」を開発した。
「コスモシャインR」(超複屈折タイプ)は、今まで液晶ディスプレイに使用される部材(偏光子部材※3を除く)では等方性(複屈折=0)の部材※4しか使用できないといわれていた常識を覆した新しいフィルムだが、今後、液晶バックライト部材用のベースフィルムに加え、液晶ユニット用の部材としても展開するとしている。
「コスモシャインR」(超複屈折タイプ)は、(1)延伸フィルムでありながら、複屈折による着色(虹むら)を解消する。(2)液晶から発せられる光を、より自然光に近い状態へ変換(偏光解消)する。(3)さまざまな素材との優れた接着性を有する。という点に特長がある。



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6 Feb

極端な位相差により光学等方性フィルムの置き換えを狙う「コスモシャイン」を東洋紡が開発

東洋紡 東洋紡は2013年2月5日、液晶ディスプレイの虹むら(意図しない着色)を解消できるフィルム「コスモシャイン」を慶応義塾大学 教授の小池康博氏と共同開発したと発表した
 従来、液晶パネルの内部で用いられる樹脂フィルムには、なるべく複屈折量(位相差)が少ない、すなわち光学等方性が高いものが使われていた。複屈折があると、色味が変わる弊害があるからだ。コスモシャインは、複屈折量を極端に高めるという逆転の発想で、LED光源を利用する液晶ディスプレイで虹むらを防ぐことに成功した。



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5 Feb

有機EL超える画質、東洋紡が液晶用フィルム量産 慶大と開発、コストも低減

東洋紡_1
慶応義塾大学の小池康博教授らは、テレビなどの液晶ディスプレーに組み込むだけで、有機ELを超える画質を実現できるフィルムを開発した。高価なフィルムを使わないため、今の液晶ディスプレーよりもコストを抑えられる。東洋紡が4月にも、年産能力1万トン規模で量産を始める。液晶関連部材は日本が強みとする分野。高い技術力を生かし新興国勢を引き離す。
見る角度によって色や明るさがばらつく今の液晶画面の欠点を解消できる。屋外で使う場面が多いタブレット(多機能携帯端末)やスマートフォン(スマホ)に採用すれば、サングラス越しでも画面が真っ暗にならず、鮮明な映像が見られる。米国ではスマホやタブレットがカーナビゲーションシステムとしても普及しており、アップルが関心を寄せているという。



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5 Feb

東芝、グラフェン複合透明導電フィルムなどを出展

東芝は、第12回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(nano tech 2013、1月30日~2月1日開催)において、グラフェン複合透明導電フィルムを出展した。平坦性および安定性の高いグラフェンと、低抵抗のAgナノワイヤを積層し、ポリマーで支持したもので、表面抵抗4Ω/□、光透過性75%以上(波長550nm)を実現。ガラス基板上に
塗布積層した後、基板から剥離するフィルム作製ウェットプロセスを用いて作製した。
ブースではこの他、ナノ構造制御と高精度塗布技術により、5cm角サブモジュールで変換効率7.7%を達成した有機薄膜太陽電池などを紹介した。



31 Jan

富士フイルム、大型液晶テレビ向け「超広幅フジタック」新工場稼働開始

富士フイルムは、大型液晶テレビに使用される「超広幅フジタック」を生産する富士フイルム九州・第4工場 第8ラインを1月23日より稼働させた。第8ラインでは、「超広幅フジタック」の中でも、大型液晶テレビで最も多く採用されているVAモードの液晶パネルの視野角拡大やコントラスト向上に寄与する「VA用フィルム」を生産する。また、同 第7ラインも本年3月に稼働を開始し、IPSモードの液晶パネルにおいて、斜め方向から画面を見た際の色味変化を抑える機能を持つ「IPS用フィルム」や、偏光板保護フィルムとしてあらゆるモードの液晶パネルに広く使用されている「プレーンタック」を生産する。
今回稼働させた富士フイルム九州 第4工場・第8ラインと、3月に稼働を予定している同 第7ラインの両ラインでは、超広幅フジタックを生産し、40インチ以上の大型液晶テレビの効率的な生産に貢献する。第7ラインでは、これまでで最大の幅となる2500mmのフィルムの生産が可能。第4工場は、生産工程でのエネルギーの効率活用を追求し、新たに増設した天然ガスコージェネレーション設備による自家発電の電力で稼働する最先端の工場となっている。特に、第8ラインでは生産するフィルムの超広幅化、ラインのスピードアップとともに、生産工程で発生する蒸気・温水を徹底して再利用するなどの省エネルギー対策を行うことで、単位面積あたりのエネルギー使用量を従来の半分にまで減らす。



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27 Jan

東レ、台湾高雄市の表面保護フィルム工場が生産開始

東レフィルム加工の子会社である東麗尖端薄膜股〓公司(〓はにんべんに分)は2013年1月23日、台湾・高雄市の南部サイエンスパーク高雄園区で、新工場の竣工式を行った。同工場では、当初予定より1カ月早い2012年12月からポリエチレン系自己粘着性表面保護フィルム「トレテック」を生産している。2013年夏までには生産能力を1万7000トン/年に増強する計画だ。東レ・グループのフィルム事業として初の台湾進出であり「トレテック」初の海外生産という。



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7 Dec

補償フィルムとTAC/アクリルフィルム

2011年のPVA 保護フィルム市場は面積ベースで7億4千万m2となり、今年は8億m2以上になると予測される。ベースフィルム別に分類すると、TACフィルムが7億5千万m2 (91%)で最も占有率が高く、COPフィルムが4千万m2 (5%)、アクリルフィルムが2千4百万m2 (3%)になると予想される。金額ベースでは、今年のTN用補償フィルム・ワイドビュー市場 縮小や、フィルムメーカーの競争による価格下 のため、去年3,310億円の市場より若干減少した3,260億円 の市場を形成すると予測される。このうち、TACフィルムが約3,000億円規模を占めると見られる。
今年はPVAとPVA関連のフィルム陣営に大きな変化が起こると見られる。特に各メーカーがPVA-less、TAC-less実現の取り組みを推進させている。これは、LCD史上でも、フィルム開発や新たなフィルム/構成が最も活発な時期にあると言える。
特に様々な組み合わせの偏光板が登場しており、薄型ソリューションに関するニーズも従来以上に高まっている。この背景には ①材料費の削減、 ②タブレットPC/スマートフォンの登場、③富士フイルム独占からの回避などのニーズが挙げられる。特に、タブレットPC/スマートフォンの登場、つまり、アップルの影響が大きか た。単一アイテムとして大きな市場を有する、アップル製品への偏光板供給のため、様々なフィルムが開発され、様々な技術が採用され、研究段階で蓄積された技術が表に出てきたと考えられる。



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30 Nov

台湾ITOメーカー、ITOフィルム供給不足で注文増加

最近のApple iPad miniにITOフィルムが採用され、日本製ITOフィルムの供給が不足していることから、台湾のITOフィルムメーカーへの注文量が増えているという。
また、日本触媒の工場爆発事故でITOフィルムに使用される材料が、市場需要に対して最大20%程度の不足状況となっている。業界筋の情報では、サムスン電子、Microsoft、Appleが年末商戦の需要に備えて、ITOフィルム確保のために孤軍奮闘している状況と伝わる。結果的には台湾メーカーから供給されなければ不足状況に直面すると予想されている。
ある台湾メーカーではITOフィルム不足の影響で、第4四半期売上高の確実な増加が期待されると伝えている。



27 Nov

偏光板とその部材フィルム産業の動向

偏光板
タブレットPCやスマートフォン市場の成長により薄型ソリューションへの要求は強い。これと共に様々な組み合わせの偏光板が登場しており、薄型PVAの採用やTACフィルム代替の動きが活発だ。
特にLCD史上不可能と思われたTAC代替用薄型アクリルフィルムの採用が見えてきた。
アクリルフィルムについては、今までIPS用偏光板補償フィルムのZ-TACの代替フィルムに採用されてきたが、最近ではプレーンTACフィルムを代替する動き 出てきた。すでにタブレットPCなどの中小型アプ リケーションに採用され始め、来年にはアクリル表面処理の登場も期待される。
図の円グラフで、偏光板メーカー別出荷シェアが分かる。



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13 Nov

2013年の偏光板市場

2012年の偏光板市場は、面積ベースでは成長を続けているものの、金額ベースでは前年を下回る規模になる見通しである。
市場成長が鈍化する中で、偏光板分野でも付加価値の高いモバイルディスプレイ向けの偏光板に注目が集まっている。日系偏光板メーカーは、収益の柱にするべく高精細モバイル向け偏光板の生産性改善に取り組んでいる。一方、単価の下落が続くTV用偏光板に対しては、2013年までにコスト競争力が高い新型フィルムを開発し、市場投入を進める構えである。



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9 Nov

日本ゼオン、福井県敦賀市に「斜め延伸位相差フィルム」の新工場を建設

日本ゼオンは、生産性に優れる液晶パネル用位相差フィルム「斜め延伸位相差フィルム」の新工場を福井県敦賀市に建設すると発表した。敦賀市産業団地の用地約3万m2に建設し、2014年3月の完成を目指す。既設の富山県氷見市の工場にも付帯設備を導入し、総投資額は約70億円を計画する。

 斜め延伸位相差フィルムは、分子の配列方向を制御することで、偏光板との張り合わせを連続的に行う「ロールツーロール貼り合わせ」が可能。



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19 Oct

透明導電膜について、技術動向

透明導電膜は、太陽電池やLCD、PDP、有機EL、タッチパネルなど幅広いデバイスで使用され、今やなくてはならない存在となっています。その代表的な材料であるITOに使用されているインジウムは、中国やアフリカ諸国など産出地の国々の政策や経済情勢次第で安定供給が損なわれる可能性もあることから、その代替材料の研究開発も活発に進められています。



The
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18 Oct

2012年偏光板市場動向 反射防止フィルム動向

LCDの表面処理は、偏光板の最表面フィルムにハードコート(HC)層を塗工し、その上にAG加工を施すG(Anti Glare)系とHCのみのクリア(Glare)系に分かれる。また、それぞれ上の層に低反射処理(AR/LR)を行う場合と、低反射処理を行わない場合がある。
TV用の表面処理は、クリア系に近い低ヘイズAGフィルムが主流になりつつある。
一方、スマートフォンやタブレットなど高精細パネルを使用したモバイル向け表面処理では、映り込みよりも発色の良さが重視されており、クリア系(HC/HCLR)が主流となっている。



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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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[FPD関連本] ・フラットパネル資料館


電子ディスプレーメーカー計画総覧(2018年度版)
















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  • 昨年の国内タブレット出荷、6年ぶり800万台割れ
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  • デル、測色センサーを内蔵したクリエイター向けハイエンド27型4K液晶ディスプレイ
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  • 夫に13億円、サムスン創業者長女が離婚へ
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  • ソニー、HDR対応の業務用4K液晶モニタ。マスモニと一貫した色再現を実現
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