Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

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新型「Apple Watch」に秘められた“大きな飛躍” 実機に触れて分かった、スペックに現れない進化

ht0920_no019月13日に開催されたApple Eventでは、「iPhone 15/15 Pro」シリーズと共に、Apple Watchの最新製品「Apple Watch Series 9」と、2022年に鮮烈なデビューを飾った「Apple Watch Ultra」の最新版となる「Apple Watch Ultra 2」が発表された。

 これら両製品は、スペック表の機能だけを見比べると2022年のモデルとの変化は少ない。進化はスペックシートでは見えない水面下で起きているモデルのようだ。 Apple Watch Series 9と2022年発表のSeries 8は、一見すると本体の見た目はそのままだが何が新しくなったのだろうか。

 目に見えない部分では、新たに「Precision Finding for iPhone」という機能に対応した。日本語に訳すと「iPhoneの正確な位置を探す」といったところか。物の正確な位置が分かる第2世代UWB(超広帯域無線)に対応したチップの搭載によって可能になった機能だ。





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Samsungが後工程ラインの一部を無人化、2030年までに工場全体を無人化へ 韓国メディア報道

サムスン17213210Samsung Electronicsが自社の後工程(パッケージング)工場にて、一部を無人化したラインを立ち上げただけでなく、2030年までにパッケージング工場全体を無人化する目標も掲げたと韓国の電子産業専門メディアetnewsが報じている。

同紙によると、8月末に韓国の水原(スオン)で開催された「2023 Next Generation Semiconductor Packaging Equipment and Material Innovation Strategy Conference」にて、Samsung ElectronicsのTSP(テスト&システムパッケージ)事業部門責任者を務めるキム・ヒヨル氏が基調講演で、2023年6月よりソウル近郊の天安市と隣接した温陽市のパッケージング工場にて、無人化生産ラインの稼働を一部開始したことを述べたという。

この無人化により、製造に必要とする人員が85%削減されたほか、設備故障の発生率も90%減少、設備全体の効率も約2倍向上したという。一般に半導体パッケージング工程は前工程に比べて多くの人員が必要で、この人員を削減できるインパクトは大きいといえる。





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パナソニック液晶ディスプレイが特別清算開始申し立て、負債5836億円

パナソニック ホールディングスは20日、連結子会社のパナソニック液晶ディスプレイ(PLD、兵庫県姫路市)が19日に特別清算開始を申し立てたと発表した。
負債総額は5836億円(8月末)





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【インタビュー】最高の進化を遂げたパナソニック有機ELテレビ。高画質大画面で感動を共有する、テレビの価値を提供

昨年末の音元出版アワード「VGP2023」にて、リビングビジュアル大賞を受賞した「くらしスタイルシリーズ」のウォールフィットテレビに続き、今夏のアワード「VGP2023 SUMMER」にて、有機ELテレビのフラグシップモデルに位置付けられるMZ2500シリーズが批評家大賞を受賞したパナソニック。受賞に際して、お客様の暮らしに寄り添う新価値提案と、高画質・高音質を追求する価値提案の両輪で製品づくりを推進するパナソニックのテレビ事業の展開と手応えについて、パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション株式会社の阿南康成氏に語っていただいた。

ーー このたびのアワード「VGP2023 SUMMER」にて、御社の有機ELテレビMZ2500シリーズが栄誉ある批評家大賞を受賞されました。御社のテレビ事業における王道とも言える高画質、高音質を追求したフラグシップモデルですね。今回の受賞における感想と、御社のテレビ開発における思いをあらためてお聞かせいただければと思います。

阿南 すばらしい賞を頂戴しまして、大変ありがたく思っております。当社では有機ELテレビの開発を2015年頃から始め、今日に至るまでいくつもの進化を遂げてきましたが、今回MZ2500シリーズに採用した有機ELディスプレイはコントラストの向上と更なる色鮮やかさを追求し、大きく進化しました。





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テレビの画質を革命的に引き上げる高画質パネルの金字塔!OLED METAパネル誕生秘話。有機ELパネルメーカーLGディスプレイを直撃取材

Screenshot 2023-09-19 09.37.07有機ELテレビの高画質化がとまらない。テレビセットメーカー自身の「画質力」が、その原動力のひとつではあるが、根源的な進化の源泉はパネル自体の驚異的な性能向上に尽きる。高画質を誰よりも希求する麻倉怜士さんとHiVi取材陣は、昨年に引き続き、家庭用大型有機ELパネル生産の世界最大手、韓国LGディスプレイへの現地直撃取材を敢行、META技術を適用した第3世代WOLEDパネルがどのように研究・開発、そして量産されたのかを徹底取材した。今回は、世界で初めて最新有機ELパネルの製造ラインへの取材も実現、その意味でも貴重なリポートとなっている。

英語で「超越」という意味を持つOLED METAパネルは、すべての有機ELパネルを超越した存在だ。パネル性能を測るもっとも重要な項目であるピーク輝度は、2021年パネルが1,000nit、2022年登場のEX技術を適用した第2世代WOLEDパネル(以下、EXパネル)が1,300nit、そして何とOLED METAパネルは2,100nitと、遂に2,000nitの大台を超えたのである。





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JDIは中型OLEDスクリーンに携わるか、中国企業と共同で量産する可能性がある

ジャパンディスプレイ(JDI )はタブレット端末やパソコン向けの14インチ有機ELディスプレイに参入する。同社は以前はスマートウォッチ用に1.4インチの画面のみを製造していましたが、現在は中型の画面でもバランスのとれた画面の明るさを実現しています。2025年に量産を開始し、米国やアジアのIT企業や情報端末メーカーからの受注を目指す。

JDIは8月下旬に上海で開催された展示会で、自社開発のOLEDスクリーン「eLEAP」を顧客に公開した。画面サイズが大きくなると画質のムラが発生しやすいが、同社は画質を安定して制御する技術を向上させた。純正品に比べて明るさは2倍、寿命は3倍です。





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中国外交部 アップルのスマホ使用禁止政策の導入を否定

Screenshot 2023-09-15 09.57.26日本メディアは13日、中国が政府機関や国営企業職員の業務上でのiPhoneの使用を禁止したという報道の信ぴょう性について、中国外交部に確認しました。中国外交部はそれに対し、「中国ではiPhoneなど外国ブランドのスマートフォンの購入や使用を禁じる法規制や政策文書は出されていない」と回答しました。

 外交部の毛寧(Mao Ning)報道官は13日の定例記者会見で、「中国は高いレベルの対外開放推進を堅持し、法に基づいて外商投資企業の権益を保護し、市場化、法治化、国際化という一流のビジネス環境の構築に努めている。外資企業に対して、われわれは一貫して開かれた姿勢をとっており、外資企業が中国の発展のチャンスをつかみ取り、中国経済成長の果実を共有することを歓迎している」と述べました。





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秘密主義から脱却して共創へ、パナソニックHDが社外向けの技術展示会を初開催

パナソニック ホールディングス(パナソニックHD)は2023年9月12日、脱炭素実現や人々の暮らし支援といった領域での研究開発の取り組みを解説する技術展示会「Panasonic Corporate R&D Technology Forum 2023」の開催発表会を開いた。同展示会は「Panasonic XC KADOMA」(大阪府門真市)で同月13~14日にかけて実施する。

「100年間最先端」目指す研究開発の新棟も竣工予定  
展示ではAI(人工知能)やロボティクス、通信に加えて、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなどの領域で、パナソニックHDが研究開発を進める技術などを全26テーマに分けて紹介する。技術開発動向に加えて、同社の知財活動の取り組みなども展示する。  

これまでパナソニックグループは同様の技術展示会を自社内でクローズドに実施しており、対外的にオープンな形で開催するのは今回が初めてだ。その背景について、パナソニックHD 執行役員 グループCTOの小川立夫氏は「例えばサーキュラーエコノミーを取ってみても、バリューチェーンの上流から下流まで全ての事業を当社だけで担えるわけではない。エネルギー関連の領域も同じだ。秘密主義から抜け出して、早期にパートナーとなり得る企業と共創する必要があると考えて、今回初めて挑戦することにした」と説明した。





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サムスン電子、女性人材の割合拡大…「世界でキャンペーン」

韓国サムスン電子が持続可能経営の一環である多様性確保を通じて、女性役職員も最大限力量を発揮できるようさまざまな機会を提供している。

サムスン電子の半期報告書によると、昨年上半期時点で国内3万638人だったサムスン電子の国内女性人材は、今年は3万2648人へと1年間で2010人増加した。雇用増加率で見れば6.6%レベルだ。同期間、男性職員が8万7266人から9万1422人へと4.8%増えたことより大きい増加規模だ。

グローバルレベルでも韓国・欧州・中東地域を中心に女性人材の割合が増えている。





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LG、家庭用118型4KマイクロLEDディスプレイ発表。北米より順次世界展開

Screenshot 2023-09-13 09.14.27韓国LG Electronicsは11日(現地時間)、自宅でも超大型画面でプレミアムホームシネマが楽しめる118型・4K解像度のマイクロLEDディスプレイ・LG MAGNIT「LSAL006」を発表した。

北米での発売を皮切りに、今月から世界の市場に展開する予定。

RGBの光を発する微細なLEDチップを高密度に配置して映像を作り出すマイクロLEDディスプレイの家庭用モデル。画面サイズは横約2.6m、縦約1.5mで、壁面をいっぱいに満たした没入感あふれる超大型スクリーン体験を提供するという。 独自のディスプレイ表面処理技術を適用しており、どの角度から見ても色を鮮明に表示。表面に施したブラックコーティング技術により、黒を深く豊かに表現。超大型画面の没入感を一層高めるとする。

また、画素一つ一つが自ら光を出す自発光ディスプレイ特有の優れたコントラスト比と色再現力に加え、画面全体を均一な明るさで表現して統一感のある自然な画質を再現した。 解像度は4K/3,840×2,160ドットで、ピクセルピッチは0.68mm。ピーク輝度は最大2,000nitで、コントラスト比は150,000:1(10lux時)。視野角は上下左右150度。HDR表示にも対応する。





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iPhone15/15 Pro用OLEDディスプレイは2社だけ供給〜BOE間に合わず

iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズ用有機EL(OLED)ディスプレイは、Samsung DisplayとLG Displayだけが供給すると、韓国メディアET Newsが報じました。

iPhone15シリーズ用OLEDディスプレイについてこれまで、中国BOEも供給すると予想されていましたが、発表間近のこの時期になってもまだAppleの要求する品質を満たすことができなかった模様です。 iPhone15 Proシリーズに加えiPhone15シリーズもDynamic Islandを備えることで、OLEDディスプレイの製造難易度が上がったようです。

BOEが試作したiPhone15シリーズ用OLEDディスプレイは、Dynamic Islandを構成する丸+長円のパンチホール加工に問題があり、その周囲からの光の漏れが解消できないと伝えられています。





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アップル、新型iPhone15発表 価格据え置き 充電端子「C」に統一

アップルは12日、新製品発表イベントを開催し、新型「iPhone15」シリーズを発表した。48メガピクセル(4800万画素)のカメラを搭載し、充電端子を広く普及している「USB-C」に変更した。また、世界的なスマートフォンの販売不振を考慮し、値上げは見送った。今月22日に発売となる。

Proは、フレームに軽くて頑丈なチタンを採用し、高速チップ「A17」を搭載する。

Proおよび「iPhone15」のバッテリーはいずれも100%リサイクルのコバルトを使用する。また、衛星通信接続機能で、緊急路上サービスを呼ぶことも可能になるという。
iPhone15の搭載チップは「iPhone14Pro」と同じ「A16バイオニック」。





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有機ELテレビでパナ復活、2年ぶりに首位奪還、その意外な背景とは?

Screenshot 2023-09-11 09.45.42有機ELテレビでこの8月、パナソニックが販売台数シェア30.2%を記録。2年ぶりに首位を奪還した。2位シャープと7.8ポイント差をつけて頭一つ抜け出した格好だ。7月にはTVS REGZAと僅差で2位にとどまったが、競合を突き放してトップシェアを獲得した。全国の家電量販店やオンラインショップの実売データを集計するBCNランキングで明らかになった。

パナソニックが有機ELテレビでトップシェアを獲得したのは2021年7月が最後。1年遅れで開催された東京オリンピックのタイミングだった。公式スポンサーとして大規模なプロモーションを実施した効果で販売台数シェア39.5%を記録。当時の2位ソニーに9.1ポイント差でトップを獲得した。ところが、これ以降シェアは下落。22年9月には11.8%の4位まで落ち込んだ。反転攻勢が始まったのは今年に入ってから。1月のシェア12.2%からスタートし、急速にシェアを回復。7月には24.6%と、トップTVS REGZAと0.1ポイント差の2位まで回復していた。





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LG、有機ELパネルを採用した14型/15.6型ノートPCを26万円前後で発売

Screenshot 2023-09-07 09.42.47LGエレクトロニクス・ジャパンは、モバイルノートパソコン「LG gram」の2023年モデルとして、「LG gram Style」の14型モデル「14Z90RS-KA51J」と「LG gram SuperSlim」の15.6型モデル「15Z90RT-MA53J」を追加。9月8日より発売する。

いずれも、有機ELディスプレイを採用したモバイルノートパソコン。アンチグレア低反射パネルが画面のぎらつきと反射を大幅に低減し、明るい場所でも有機ELディスプレイならではの高画質を楽しめるという。

また、デジタルシネマ規格「DCI-P3」を100%カバーした広色域により、写真や映像もより正確な色合いで表示することが可能。応答速度は0.2msと高速で、残像感の少ない滑らかな表示を実現している。





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M3搭載iPad ProのOLEDディスプレイ用タッチパネルの製造準備開始

11インチおよび13インチ有機EL(OLED)ディスプレイを搭載する、2024年モデルのiPad Pro向けタッチパネルのサプライヤーが、製造規模拡大の準備を始めたとDigiTimesが報じました。

2024年モデルのiPad Proは、12.9インチモデルのディスプレイサイズを13インチに拡大するとみられています。





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ソニー、1.3型4K OLEDマイクロディスプレイを発表

Screenshot 2023-09-05 09.26.13ソニーセミコンダクタソリューションズは2023年8月、1.3型4K OLEDマイクロディスプレイ「ECX344A」を発表した。VR(仮想現実)/AR(拡張現実)用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの用途に向ける。

ECX344Aは、トランジスタのレイアウトやプロセスを最適化し、独自のばらつき補正回路を採用した。これにより、4K(3552×3840画素)の解像度でありながら、均一な輝度特性を実現した。また、高速駆動用ドライバー回路を開発し、最大毎秒90フレームという高フレームレートにより滑らかな映像を実現した。  





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約50万円のアップルVision Pro、次世代モデルは中国メーカーのマイクロOLED採用で低価格化、普及版も実現?

Screenshot 2023-08-31 09.27.11アップルの「空間コンピュータ」ことVision Proは、製造の難しさから当初の出荷台数は少なく、発売の2024年内で40万台に留まるとの予測がありました。

Vision Proの生産台数を増やす上でネックとなる要因の1つは、2枚の4KマイクロOLEDディスプレイの製造元がソニー1社だけ、という事情にあると見られています。

ソニーの製造能力は年間90万枚に限られており、アップルが製造能力の拡大を求めたもののソニーが拒否したとの噂話もありました。1台につき2枚必要なため、最大限に確保したとしても、Vsion Proは年間45万台以下しか作れないということでしょう。





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iPhone 15、最高機種のPro Maxが出荷の4割 著名ウオッチャー指摘

米アップル(Apple)のウオッチャーとして著名な天風国際証券アナリストの郭明錤(Ming-Chi Kuo)氏は2023年8月29日のX(旧ツイッター)投稿で、アップルが間もなく発表する次世代スマートフォンの最高価格機種「iPhone 15 Pro Max」について、発売初年の23年における出荷台数が新モデル全体の35~40%を占めると予想した上で、関連サプライチェーンのうち、15 Pro Maxに搭載する潜望鏡(ペリスコープ)式レンズの受注を独占するカメラレンズ大手の台湾Largan(大立光)が最大の恩恵を被る業者になるとの見方を示した。





「Galaxy S24」最大2500nitの超高輝度かつ高解像度な有機ELディスプレイ全機種に搭載か、動画や写真さらに美麗に

Samsungはスマホの使い勝手に直結する「画面の見やすさ」をとても重要視しているようです。

未発売のGalaxyを中心に、数多くのリーク情報を提供しているIce Universe氏の投稿によると、「Galaxy S24/S24+/Ultra」は最大輝度が2500nitになるそうです。

全機種が最大輝度1750nitだった「Galaxy S23」シリーズから大きく強化され、直射日光下のような非常に明るい場所でもより見やすい画面を実現することになります。





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サムスンディスプレイ、BMWミニ電気自動車に「9.45インチ円形OLED」を初めて供給

サムスン5c98107222サムスンディスプレイが2024年型BMWミニ電気自動車ラインナップに9.45インチ円形OLEDパネルを供給する。同社の円形OELDパネル供給はミニが初めて。

サムスンディスプレイは今年1月、CES2023で円形OLEDを初めて公開した。続いて世界3大ゲームショー「Gamescom2023」のミニ展示場で、円形OLEDを展示した。

同社は展示場で「ミニインキュベーター」と呼ばれる円筒型ディスプレイタワーに円形OLED10枚で構成された構造物を展示し、技術力を誇示した。

今回フルチェンジされるミニは、計器盤をなくしたデザインが特徴だ。代わりにサムスンディスプレイの円形タッチディスプレイがマルチメディア、ナビゲーション、温度調節、燃料表示、音声命令などの情報提供に使われる。





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サムスン 研究開発分野で初めて国内で外国人採用

サムスングループは、研究開発分野で優秀な人材を確保するため、初めて韓国国内で外国人を採用します。
サムスン電子、サムスンディスプレー、サムスンSDIの3社は28日、研究開発分野で働く外国人の採用を実施すると発表しました。

サムスングループが、海外支社ではなく、韓国国内で働く外国人を採用するのは、初めてです。
対象は、大卒、あるいは来年2月に大学を卒業する予定で、韓国語能力試験の3級以上に合格している外国人です。





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Apple、OLEDとMagic Keyboardの刷新でiPad Proの全面見直しに着手

iPad-Pro-on-Magic-Keyboard-xl-xlApple's next update to the iPad Pro lineup will "overhaul" the product line, a report claims, with size alterations and a new Magic Keyboard expected to arrive in early 2024.

レポートによると、AppleのiPad Proラインナップの次のアップデートでは製品ラインが「全面的に刷新」され、サイズ変更と新しいMagic Keyboardが2024年初めに登場する予定だとしています。

Rumors surrounding Apple's next iteration of the iPad Pro lineup have largely covered the inclusion of an OLED display, as well as the expectation of a shift to the M3 chip. However, it is reckoned that the release could be a major revamp of a product line that hasn't really changed that much in years.

Apple の次期 iPad Pro ラインナップをめぐる噂では、主に OLED ディスプレイの搭載や、M3 チップへの移行の予想が取り上げられています。ただし、このリリースは、ここ何年もそれほど変わっていない製品ラインの大幅な刷新となる可能性があると考えられています。





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ジャパンディスプレイ(JDI)がミリ波反射板の大型化に成功、5Gエリア拡張に貢献

JDI 82953267159ジャパンディスプレイ(JDI)は第5世代通信(5G)で使われるミリ波帯の電波の反射方向を任意に変更可能な人工構造体「メタサーフェス」の液晶反射板の大型化に成功した。従来製品は8・8センチメートル角だが、このほど25センチメートル角まで拡大。実用レベルの大きさとして4枚の反射板をタイル上に並べて運用することも可能とした。5Gのサービスエリア拡張に貢献できる製品と位置付け、企業や自治体などでの導入を目指す。

ミリ波は28ギガヘルツ帯(ギガは10億)など高周波数帯の電波を指す。使う帯域幅も広いため、高速の通信サービスを提供できる。一方で電波の直進性が強く、障害物に弱い特性があるため、ビルや樹木の後ろなどに電波の届きにくい場所(カバレッジホール)が発生しやすくなる。





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インドでiPhone 15生産開始、Appleサプライヤー鴻海

米アップル(Apple)の次期スマートフォン「iPhone 15」の生産がまもなくインド南部のタミルナド州で始まると、米ブルームバーグ通信や米CNBCが報じた。

iPhoneのインド生産7%に  
アップルの主要サプライヤーである、電子機器受託製造サービス(EMS)大手の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は、チェンナイ郊外のスリペルブデュール工場からiPhoneの新モデルを迅速に出荷すべく、準備を進めている。  

鴻海は中国工場からもiPhone 15を出荷する。その一方で、インド工場における出荷時期は、中国工場の出荷開始からわずか数週間の遅れにとどめる計画だ。これはインドでの生産拠点と、中国生産拠点のギャップを縮める取り組みの一環だという。





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JOLED散る パナソニックとソニーが託した「日の丸有機EL」...石橋社長語る

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官民ファンドが「日の丸有機EL」の夢を託したJOLED(ジェイオーレッド)が3月、経営破綻した。パナソニックホールディングス(HD)とソニーグループの事業を統合して発足したが、安定生産に苦戦。日本のエレクトロニクス産業が誇った「世界初」の製造技術が、散った。世界の壁は高かった。

 3月に経営破綻したJOLEDの社長を務めていました。当社は2015年の設立から国産有機EL技術の事業化に挑戦してきました。

 パナソニックHDとソニーグループの有機ELの開発部門を統合し、事業を始めました。世界初の有機ELテレビを発売したソニーグループ、世界初で「印刷方式」と呼ばれるディスプレー製造方式を実用化したパナソニックHD。両社の技術資産を継承し、韓国や中国が席巻するディスプレー市場で再起を目指しました。





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​サムスンディスプレイ、「IMID 2023」に参加···次世代技術研究成果の発表

サムスンディスプレイが23日から25日まで釜山BEXCOで開かれる第23回目の国際情報ディスプレイ学術大会(International Meeting on Information Display、以下IMID)に参加し、超格差技術を誇る。

IMIDは毎年韓国で開かれる世界的なディスプレイ学術大会だ。 サムスンディスプレイは今年、マイクロディスプレー、AIなど次世代技術関連参加企業の中で最も多い60件余りの論文を発表し、最新研究成果を共有する。





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JDI、照明の配光特性を制御する「LumiFree」を量産へ

sh230817_jdi01ジャパンディスプレイ(以下、JDI)は2023年7月31日、照明(LED光源)の光の広がり方(以下、配光特性)を自在に制御可能にする「LumiFree」の量産出荷を2023年7月から開始したと発表した。

併せて、2022年9月から実施していた国内向けのサンプル出荷に加え、海外向けのサンプル出荷も開始した。LumiFreeにより、必要な時間/場所に必要な量の光を届けることが可能になるので、新しい照明演出による価値創出や、過剰な照明の利用により生じている光害(ひかりがい)の改善などにつながるとする。





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サムスン電子 上半期も世界テレビ市場1位=シェア31%

今年上半期の世界テレビ市場で韓国のサムスン電子のシェア(金額ベース)が31.2%と1位を記録したことが21日、英調査会社オムディアの調べで分かった。世界市場は縮小傾向だが、サムスン電子は超大型、高級テレビを中心に高いシェアを維持している。

中でも価格2500ドル(約36万3000円)以上の高級テレビ市場で、サムスン電子は61.7%のシェアを獲得した。量子ドット技術を用いたQLEDテレビ「ネオQLED」の売れ行きが好調だ。

80型以上の超大型テレビ市場でも、同社は今年発売した98型製品を追い風にシェアを41.6%とした。超大型テレビの激戦市場である北米で59.3%、欧州で60.7%のシェアを記録した。





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2023年のビエラは高輝度化がすごい!? MLA有機EL「MZ2500」VS Mini LED液晶「MX950」

【無料長期保証】パナソニック TH-55MZ2500 4K有機ELテレビ ビエラ 55v型 TH55MZ2500
【無料長期保証】パナソニック TH-55MZ2500 4K有機ELテレビ ビエラ 55v型 TH55MZ2500

2023年の薄型テレビの大きなテーマとなっているのが“高輝度化”だ。昨年来、その流れをけん引していたのがMini LEDバックライト搭載の液晶テレビだったわけだが、2023年は早くも有機ELテレビの逆襲がスタート。
なかでも今年最も注目されているのが、従来型のWOLED(白色有機EL)パネルを供給するLGディスプレイが新開発したMLA(マイクロ・レンズ・アレイ)有機ELパネル。有機EL層とガラス層の間に微細レンズを配置することで、光の利用効率をアップさせ画面輝度を飛躍的に高めた新世代の有機ELパネルだ。

このMLA有機ELパネルを国内メーカーでいち早くキャッチアップしたのがパナソニック。「VIERA(ビエラ)」の2023年有機ELテレビ最上位モデルとしてMLA有機ELパネルを搭載した「MZ2500」シリーズ(65V型/55V型)が7月21日に発売となった。





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シャープ、早期退職を拡大 加算額増、一般社員も対象

シャープシャープが管理職向けに導入した早期退職制度を拡大し、9月から55歳以上の一般社員にまで対象を広げることが18日、分かった。
管理職向けには退職金に最大6カ月分の給与を加算していたが、一般社員向けは12カ月分とする。同社は液晶パネル事業の苦戦で業績不振に陥っており、早期退職を促すことで構造改革を加速する狙いがあるとみられる。





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サムスンが全経連復帰へ 監視機関が「癒着発生時は脱退」勧告

samsung galaxy 924173946韓国・サムスングループの外部委員らによる監視機関、順法監視委員会は18日、経済団体の全国経済人連合会(全経連)への再加盟に関し、政治との癒着が発生した場合には直ちに脱退することなどを勧告した。

 これにより、ほかの4大財閥のSKグループや現代自動車グループ、LGグループも全経連復帰へ向けた動きを加速させる見通しだ。

 韓国財界を代表する経済団体だった全経連は、2016年に朴槿恵(パク・クネ)元大統領の友人が実質支配した財団に対する大企業からの多額の資金集めを主導したことが明らかになり、年会費の多くを負担していた4グループが相次ぎ脱退したことで財界での地位が急激に低下した。





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シャオミとアップルが売れればサムスンが笑う

中国スマートフォン大手「シャオミ(小米、Xiaomi)」と米アップルが下半期スマートフォン市場で、韓国サムスン電子の新製品と対決する。ただ、サムスン電子にとって、ライバル会社の新製品がヒットしたとしても、実は損ではない。子会社のサムスンディスプレイがライバル社に主要部品を納品しているためだ。

◇サムスンDの収益にプラス

シャオミが公開を控えた次期フォルダブルフォン「MIX Fold3」ディスプレイをサムスンディスプレイが供給している。
シャオミのフォルダブルフォンにサムスンディスプレイパネルが適用されたことには格別の意味がある。 フォルダブルフォンはbar型スマートフォンに比べ、BOM(部品表)においてディスプレイが占める割合が非常に高いためだ。





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激薄折りたたみスマホ「Xiaomi Mix Fold 3」デビュー!

Screenshot 2023-08-18 09.51.10Xiaomi(シャオミ)は新型折りたたみスマートフォン「Xiaomi Mix Fold 3」を海外発表しました。

Xiaomi Mix Fold 3の特徴は、ファイバーモデルで10.86mm(ガラスモデルで10.96mm)という本体の薄さ。これは、Samsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold5」の約13mmや、Google(グーグル)の「Pixel Fold」の12mm強と比較しても、際立って薄い数値です。
本体重量はファイバーモデルが255g、ガラスモデルが259gとなっています。また新開発のヒンジは、50万回の折りたたみに耐えることができ、45度から135度の間で自由な確度で固定することも可能です。





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1.83型の大型ディスプレイで視認性抜群!Xiaomiから5490円で買えるスマートウォッチ「Redmi Watch 3 Active」が登場

xiaom 01-67-770x433Xiaomiは、1.83インチの大型液晶ディスプレイ搭載したスマートウォッチ「Redmi Watch 3 Active」を発売した。価格は5,490円。

「Redmi Watch 3 Active」は、解像度240×280ピクセルの1.83型液晶ディスプレイを搭載したスマートウォッチ。1.83型という大型ディスプレイにより、メッセージ通知からワークアウトデータまで、すべて一目で確認できるうえ、2.5D曲面高強度ガラスやNCVM(非導電性蒸気メッキ)を採用したことで、高級感のある外観と耐摩耗性を実現。

また、200種類以上のウォッチフェイスを用意しているので、さまざまなテーマから気分やシーンに合わせて画面をカスタマイズすることが可能だ。





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サムスン、宿敵LGと共闘 有機ELパネルをLGより調達、主敵は中国勢

Screenshot 2023-08-17 09.06.10韓国で8月、画期的なテレビが発売された。サムスン電子の83インチ4K有機ELテレビ「KQ83SC90AE」。テレビの性能が画期的なのではない。サムスンが宿敵LGからパネルを調達しており、両社の共闘を象徴するためだ。

サムスンがLGディスプレー(LGD)から調達するのは、「白色有機EL」と呼ばれるパネル。有機EL材料を白色に光らせてカラーフィルターで赤・緑・青の光に変換する仕組みで、パナソニックやソニーなどの有機ELテレビにも採用されている。

世界のテレビ市場で激しい販売競争を繰り広げてきた首位サムスンと2位LG電子。サムスンはLGのカラーフィルターで色づけする白色有機ELを「偽物の有機EL」と非難し、自社の優位性をアピールしたこともある。それほどにサムスンは有機EL技術では他社に負けていないとの強烈な自負心を持っていた。





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iPhone受託製造の鴻海、売り上げ見通しを引き下げ-需要落ち込みで

台湾の鴻海精密工業は14日、2023年の売上高が前年の実績を下回るとの見通しを明らかにした。従来は横ばいを見込んでいた。鴻海が受託製造する米アップルなどの製品の需要について警鐘を鳴らした。
 
 鴻海は現在、7-9月(第3四半期)と通期の減収を見込んでいる。主要事業セグメントの大半が縮小する見通しだとした。





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紙のような読みやすさ、書き換え以外は電力消費せず…シャープがカラー表示できる電子ペーパーを発売

Screenshot 2023-08-11 16.13.48シャープは9日、カラーで静止画を表示できる電子ペーパーディスプレー「イーポスター」を9月下旬から順次発売すると発表した。電子ペーパーは紙のような読みやすさを持ち、外光を反射して表示するのが特徴で、表示内容を書き換える時以外は電力を消費しないという。

バックライトを用いる液晶と異なり、電源に接続できない環境でも利用できる。





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ジャパンディスプレイ 4~6月決算 122億円の最終赤字

昨年度まで9年にわたって最終赤字が続く液晶パネルメーカージャパンディスプレイのことし4月から6月まで3か月間の決算は、スマートフォン向け製品の販売の縮小などで最終的な損益が122億円の赤字となりました。

ジャパンディスプレイが9日発表した、ことし4月から6月まで3か月間の決算は、売り上げが前の年の同じ時期より7.2%減って529億円に、最終的な損益は122億円の赤字となりました。 前の年の同じ時期の50億円の赤字からさらに悪化した形です。

スマートフォン向け製品で、販売の縮小に加えて、エネルギーや部材のコストの上昇によって収益が悪化したことが大きな要因となっています。





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「いつも資金集めに追われていた」夢破れた日本産ディスプレイの復活、政府の国内産業支援に残した教訓

Screenshot 2023-08-09 09.58.52私たちが1日に何度も目にするスマートフォンで、色鮮やかな写真や映像を映し出す有機ELディスプレー。この分野で世界を席巻する韓国のサムスン電子などに対抗するため、日本を代表する電機メーカーや政府系ファンドが出資して設立したJOLED(ジェイオーレッド、東京)が2023年3月、経営破綻した。

日本製のディスプレーは、2000年代にシャープの「亀山モデル」など液晶で存在感を発揮したが、次世代の有機ELでは韓国勢に先行を許した。
日本勢は官民でJOLEDを立ち上げて再興を目指したものの、量産開始の遅れや資金不足に苦しみ、夢破れた。政府系ファンドは約1390億円を支援したが実らなかった。





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AUOが台南CF工場2基も閉鎖へ、98人早期退職

液晶パネル大手、友達光電(AUO)は4日、台南科技工業区のカラーフィルター(CF)工場「C5D」と「C6C」を閉鎖し、他の生産ラインに集約すると表明した。C5D工場とC6C工場はノートパソコン、液晶モニター、テレビ向けパネルを中心に生産していた。
台南市政府労工局は4日、AUOに確認したところ、台南工場は生産ラインが3本あり、従業員は500人、年初来の生産縮小を受け、3~7月に200人の配置転換を検討してきたが、今回100人が早期優遇退職の対象となり、98人が同意したと説明した。

AUOは、最終製品の長期的な需要縮小を受け、新技術や高付加価値製品に注力する方針から、C5D工場とC6C工場を閉鎖することを決定したと説明した。  





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ほしい…? 2023年ですが、最新ガラケーがNokiaからリリースされました

Screenshot 2023-08-07 09.37.49一周回って新しかったり…?

誕生から10年以上が経ち、いまもなお進化を続けるスマートフォン。最近は折りたたみスマートフォンという、新たな製品カテゴリが注目を集めています。しかしながら、この2023年8月になっても、Nokia(ノキア)から新しいガラケーことフィーチャーフォンの「Nokia 130」および「Nokia 150」がリリースされましたよ。

Nokia 150とNokia 130の違いは、30万画素のカメラが搭載されているかどうかです。30万画素って、15年以上前の携帯電話についてた最新のものくらいのレベル。これって必要なんでしょうか…? Nokia 150には、microSDカードスロットが備わっており、ここへ30万画素のカメラで撮影した写真をガシガシと保存可能。カメラは不要という方は、Nokia 130でよさそうです。





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雇用維持を最優先課題に 県と鳥取市がJDI情報連絡会議

2025年3月までに生産を終了することを決めたジャパンディスプレイ鳥取工場(鳥取市南吉方3丁目)への対応について、立地自治体の平井伸治鳥取県知事と深沢義彦鳥取市長らが3日、鳥取県庁で情報連絡会議を開いた。

雇用の維持を最優先課題とするほか、鳥取工場の戦略拠点としての事業再構築に向けた働き掛けなどに連携して取り組むことを確認した。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ





シャープの2023年度1Q決算、ディスプレイ事業が大幅減も連結業績は22年度4Q比で改善

シャープは、2023年度第一四半期の連結決算業績の説明会を開催。同社代表取締役 副社長執行役員の沖津雅浩氏が説明した。

2023年度第一四半期の連結決算業績は、売上高が前年同期比3.7%減の5412億円、営業利益は70億円の赤字、経常利益が5億円の赤字となったが、最終利益は55億円の黒字となり「前年同期は下回ったが、各利益とも2022年度第四四半期比で大幅に改善した」とする。

セグメント別の増減分析では、ディスプレイデバイスが大きな減益要因となっている。ブランド事業全体の売上高は前年同期比6.8%減の2990億円、デバイス事業は1.5%減の2545億円。ブランド事業全体の営業利益は前年同期比31.5%増の117億円に、デバイス事業は152億円の赤字に。








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Apple Watch Ultra向けか〜マイクロLEDディスプレイに関する特許買収

Screenshot 2023-08-04 08.36.352026年モデルのApple Watch Ultraは、有機EL(OLED)ディスプレイに変えてマイクロLEDディスプレイを搭載すると噂されています。

マイクロLEDディスプレイの製造に関与すると噂のLG Displayが、関連する特許を台湾企業から買収していたことが明らかになったと、韓国メディアThe Elecが報じました。

LG Displayが、台湾UDT(Ultra Display Technology)からマイクロLEDディスプレイ関連の特許を14件買収していることが確認されたと、The Elecが伝えています。





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新世代有機ELパネル搭載。 パナソニック・ビエラ「MZ2500シリーズ」の高輝度化がスゴすぎ!

pana 230723_VIERA_00暗室での映画画質が最高と語られ続けてきた有機ELテレビですが、今年は明るさ勝負のminiLED液晶テレビに注目が集まっていました。そんななか、パナソニックが同社の薄型テレビ“ビエラ”の有機EL最上位モデルで逆襲に乗り出しました。

7月21日に発売を開始した4K有機ELテレビの「MZ2500シリーズ」は、新世代有機EL技術「マイクロレンズアレイ」搭載パネルにより、一般的な有機ELパネルから約2倍の高輝度化を達成。





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シャープ経営悪化で鴻海が突き付けた「経営陣交代」。様変わりした「蜜月」関係のゆくえ

Screenshot 2023-08-03 09.31.00電機大手シャープの経営が悪化し、日台の企業提携が試練を迎えている。台湾の親会社、鴻海精密工業はシャープに改善計画を要請し、成果が上がらなければ、経営陣の交代も求める構えだ。ただ、主因である業績不振の液晶パネル工場運営会社の完全子会社化について、日本の株主からは鴻海側の意向ではないかとの疑念の声も出ており、日台協力のシンボルともてはやされたシャープの経営の先行きは不透明感を増している。

シャープは2023年3月期の連結決算で、2608億円に上る巨額の最終赤字に陥った。最終赤字に転落したのは2017年以来6年ぶりで、赤字額は過去3番目の大きさとなる。最大の原因が、堺工場(大阪府堺市)を運営する子会社、堺ディスプレイプロダクト(SDP)の生産設備の収益力を見直した結果、1884億円の減損損失を計上したことだった。





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「中国BOE特許侵害」サムスンの訴訟戦激化…LGディスプレイ・シャープに漁夫の利?

 OLED特許侵害の有無を巡るサムスンと中国BOE(京東方科技集団)の法的紛争が激化している。

サムスンはBOEを相手取って米国と中国でそれぞれ特許侵害訴訟を起こし、BOEのディスプレイパネルの物量を段階的に減らすことにするなどの圧迫に乗り出した。LGディスプレイと日本のシャープなどが中間で漁夫の利を得るとの観測が出ている。

 1日のディスプレイ業界の説明を総合すると、サムスンディスプレイは27日の第2四半期実績発表カンファレンスコールでBOEを相手取った特許侵害訴訟と関連して「自社の知的資産に対する盗用および侵害行為が看過できない水準だと判断し、法的制裁など多様な策を講じる」と明らかにした。

業界では現在、米国と中国で各々進行中の特許侵害訴訟だけでなく、「サプライチェーンからの排除」のような策まで動員し、知的資産を保護する強力な意志を明らかにしたとみられる。





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ジャパンディスプレイ(JDI)、鳥取工場の生産終了 車載向け需要減で

Screenshot 2023-08-03 09.02.08ジャパンディスプレイ(JDI)は2日、車載向け液晶パネルを生産する鳥取工場(鳥取市)の稼働を2025年3月に終了すると発表した。
旧世代のアモルファスシリコン技術を用いた小型パネルを生産してきたが、高精細な低温ポリシリコン(LTPS)液晶への移行や自動車の高性能化に伴うパネルの大型化が進み、需要が減っていた。





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シャープがSIDで論文急増、次世代ディスプレーでは独走

sharp hyo1シャープとその子会社でディスプレー関連事業を担当するシャープディスプレイテクノロジー(SDTC)は、2023年5月に米国で開催されたディスプレー関連技術の国際学会「SID Display Week 2023」(SID)で、計15件の論文を口頭発表した。ポスター発表はしていない。2022年のSIDでもシャープが比較的健闘したように見えたがそれでも計10件。「15件はここ数年では最も多い」(シャープ)という。

SIDへの参加企業の中では、中国BOE Technology Group(京東方科技集団)の口頭発表40件、ポスター発表40件、韓国Samsung Displayなどサムスングループの口頭発表22件、ポスター発表21件に次ぐ結果となった。





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JDI、配光特性を自在に制御可能とするLumiFreeの量産開始

 ジャパンディスプレイ(JDI)は7月31日、液晶技術を用いて照明の光の広がり方(配光特性)を自在に制御可能とするLumiFreeについて、7月から量産出荷を開始したと発表した。

 LumiFreeは、従来の照明器具・技術では困難であった配光特性の制御を可能にした。今回、初めて日本国内の照明機器メーカーへの量産品出荷を開始。また、従来から実施している日本国内顧客へのサンプル提供に加え、海外顧客へのサンプル提供も開始したという。

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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

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管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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