ハイマックスによると、20年7~9月期時点のDDICシェアは、28%で首位のサムスン電子に続き、ノバテックが2位で21%、シリコンワークスが3位で12%、ハイマックスが4位で9%となっており、上位4社で70%に上る。
上位4社では、サムスンを除く3社がいずれもファブレス(自社工場を持たない半導体設計会社)であり、ファンドリーの生産能力に依存している。DDICは他のデバイスに比べてウエハーの単価が安いため、ファンドリーはDDICを優先的に生産したがらない。このため、現在のようにファンドリーの生産能力が逼迫すると、DDICは供給不足に陥りやすいという構造を慢性的に抱えており、20年下期以降は供給がきわめてタイトな状況が続いている。
続きを読む »