Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

液晶以外

JDIは中型OLEDスクリーンに携わるか、中国企業と共同で量産する可能性がある

ジャパンディスプレイ(JDI )はタブレット端末やパソコン向けの14インチ有機ELディスプレイに参入する。同社は以前はスマートウォッチ用に1.4インチの画面のみを製造していましたが、現在は中型の画面でもバランスのとれた画面の明るさを実現しています。2025年に量産を開始し、米国やアジアのIT企業や情報端末メーカーからの受注を目指す。

JDIは8月下旬に上海で開催された展示会で、自社開発のOLEDスクリーン「eLEAP」を顧客に公開した。画面サイズが大きくなると画質のムラが発生しやすいが、同社は画質を安定して制御する技術を向上させた。純正品に比べて明るさは2倍、寿命は3倍です。





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激薄折りたたみスマホ「Xiaomi Mix Fold 3」デビュー!

Screenshot 2023-08-18 09.51.10Xiaomi(シャオミ)は新型折りたたみスマートフォン「Xiaomi Mix Fold 3」を海外発表しました。

Xiaomi Mix Fold 3の特徴は、ファイバーモデルで10.86mm(ガラスモデルで10.96mm)という本体の薄さ。これは、Samsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold5」の約13mmや、Google(グーグル)の「Pixel Fold」の12mm強と比較しても、際立って薄い数値です。
本体重量はファイバーモデルが255g、ガラスモデルが259gとなっています。また新開発のヒンジは、50万回の折りたたみに耐えることができ、45度から135度の間で自由な確度で固定することも可能です。





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紙のようにペラペラで曇りの日も発電可能…日本人が開発した夢の太陽光電池「ペロブスカイト」の超技術

PV 2348318767日本発の次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の開発が進んでいる。テレビプロデューサーの結城豊弘さんは「従来型の太陽光パネルと違って超軽量・超薄型であるため、どこでも設置可能で、曇天の弱い光でも発電できる。日本政府はこの夢の新技術の開発・流通を急ぐと同時に、海外への技術流出を防がなければならない」という――。

日本発の画期的な新しい太陽光パネルの開発に熱い視線が注がれている。

6月17日、大阪府島本町に西村康稔経済産業大臣の姿があった。「水無瀬イノベーションセンター」という積水化学工業の開発研究所である。西村大臣の目的は、ここで開発が行われているフィルム型の次世代太陽光発電、ペロブスカイト太陽電池を視察するためだった。





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リーズナブルで高性能! 折り畳み型スマホ「motorola razr 40 ultra」で撮影してみた

motolora 1b0f0d573d140スマートフォンの注目機種の1つに「折り畳み型スマホ」があります。ディスプレイを折り畳むことができるため、大画面なスマホもコンパクトに持ち歩くことができます。
折り畳み型スマホは、通常のスマホよりも価格設定が高くなりがちで、中には20万円を超える機種もありますが、2023年8月下旬に発売予定の「motorola razr 40 ultra」は、15万5800円と比較的低価格で入手できます。

格安折り畳み型スマホ「motorola razr 40 ultra」についてご紹介します。
モトローラよりリリースされる「motorola razr 40 ultra」は、縦型の折り畳み型スマホです。約6.9インチの大画面スマホをコンパクトに持ち歩くことができます。





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妥協のない柔軟性と多様性を実現したGalaxyの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」 │ 「Galaxy Z Fold5」

galaxy 5 9537b-0 韓国ソウル-サムスン電子(以下、サムスン)は、本日2023年7月26日(水)に、第5世代目となるGalaxyの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」を発表いたしました。折りたたみスマートフォンの業界をリードする「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」は、洗練されたコンパクトなデザイン、豊富なカスタマイズオプション、そして圧倒的なパフォーマンスにより、全てのユーザーに唯一無二の体験を提供いたします。

「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」は、新しい「フレックスヒンジ」により、見た目の美しさと洗練されたデザインを実現しながら、折りたたみスマートフォンならではの体験を提供いたします。また、「フレックスカメラ」を代表とする類まれなカメラ機能により、クリエイティブなアングルからの写真撮影が可能です。さらに、最新のプロセッサーと最適化されたバッテリーによる強力なパフォーマンスにより、端末を開いた状態でも閉じた状態でも、折りたたみスマートフォンの新たな可能性を広げます。





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Samsung幹部が「Appleと協力して折りたたみ式ディスプレイを開発中」と語る

Samsungの子会社であり、ディスプレイの製造を担当するSamsung Displayのマネージングディレクターが、「Appleと協力して折りたたみ式ディスプレイを開発中」と語ったことが報じられています。

Appleは2018年に「2画面型折りたたみデバイス」の特許を取得しました。Appleは折りたたみスマートフォンの特許も出願していますが、この特許はディスプレイを2つ搭載したMacBookのようなものを想定した特許であると指摘されていました。

その後もAppleがタッチスクリーン式のキーボードを採用したMacBookを開発していることがウワサされていたのですが、新たにSamsungの子会社でありOLED(有機ELディスプレイ)などを開発するSamsung Displayのマネージングディレクターを務めるBaek Seung-in氏が、韓国で開催された韓国情報ディスプレイ学会のイベントの中で、折りたたみ式ディスプレイについて語ったと韓国メディアのThe Elecが報じました。





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金正恩氏が折り畳み式スマホ愛用か 北朝鮮メディアの写真から

Screenshot 2023-07-14 09.11.56北朝鮮で12日に固体燃料式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験が行われたとして北朝鮮メディアが13日公開した写真の中に、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の持ち物とみられる折り畳み式スマートフォン(スマホ)のようなものが写っていた。  

金正恩氏は火星18の発射実験を視察したという。写真を見ると、椅子に座った同氏の前にはテーブルがあり、たばこや灰皿、飲み物のほかに、ケースに入ったものが置かれている。





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折り畳みスマホmotorola razr 40 ultra、7月21日発売。キャリアではIIJmio独占販売

Screenshot 2023-07-13 09.16.27モトローラ・モビリティ・ジャパンは、折りたたみ端末「motorola razr 40 ultra」を7月21日に発売します。価格は15万5800円。

海外では6月に発表されていた端末で、モトローラとしては4世代目の折りたたみ端末です。縦に2つ折りというスタイルで、外側のディスプレイ(アウトディスプレイ)が3.6インチ(1066×1056ピクセル)と大型化したのが大きな特徴となっています。





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中国「太陽光パネル」大手、スイス上場目指す狙い インゴットから最終製品まで海外で一貫生産へ

Screenshot 2023-07-11 09.17.29中国の太陽光パネル大手の隆基緑能科技(ロンジ)は6月20日、スイス証券取引所に重複上場する計画を発表した。同社が上海証券取引所に上場している人民元建てのA株を裏付けに、グローバル預託証券(GDR)を発行する。

開示資料によれば、ロンジはスイス上場を通じて199億9600万元(約3945億円)を調達し、中国内外での生産能力増強に投じる計画だ。

具体的には、中国の内モンゴル自治区の工場でシリコンウエハの生産能力を年間46GW(ギガワット)に、太陽電池セルを同30GWに引き上げる。さらに、マレーシア工場のシリコンインゴットの生産能力を年間6.6GWに、太陽電池モジュールを同2.8GWに、ベトナム工場の太陽電池セルを同3.35GWにそれぞれ拡大する。





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中国製太陽電池モジュールの価格が暴落している

02_mダウ・ジョーンズ傘下のエネルギー関連調査会社「OPIS」が、中国での太陽電池モジュール価格暴落を報告しています。価格の下落には太陽電池モジュールの供給過剰が影響していると指摘されており、下落傾向が今後も続く可能性が示唆されています。

 グラフは太陽電池の材料となるポリシリコンの価格推移を示しています。ポリシリコンの価格は2023年3月以降に下落し続けており、2023年3月時点の価格は1kg当たり約220元(約4400円)でしたが、2023年6月13日には1kg当たり78元(約1554円)まで下落しました。





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曲げられる太陽電池開発、トヨタが京大発新興企業と協業へ…EV搭載目標

PV bendable京都大発の新興企業・エネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)とトヨタ自動車は27日、「ペロブスカイト型」と呼ばれる次世代の太陽電池の開発で協業すると発表した。家屋などの屋根に設置する「結晶シリコン型」よりも軽くて薄く、曲げることができるのが特徴で、2026年以降に自動車への搭載を目指す。

 ペロブスカイト型の太陽電池は、光を吸収する特殊な有機化合物をパネルに塗り重ねて作る。車の屋根の形状に沿って設置でき、電気自動車(EV)の動力源に活用すれば、航続距離が伸びると期待される。





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有機ELディスプレイを搭載した手のひらサイズのミニPC「XULU XR1」

MINI PC OLED XULUは、前面に有機ELディスプレイを備えたミニPC「XULU XR1」について、Kickstarterにて出資を募り始めた。製品が得られる最低出資額は、Ryzen 7搭載の「XR1 MAX」が3,127香港ドル(約5万8,000円)、Ryzen 5の「XR1 Pro」が約2,814香港ドル(約5万2,000円)、Ryzen 3の「XR1 Lite」が2,343香港ドル(約4万3,000円)から。

 XULU XR1は、本体前面に情報を表示できる有機ELディスプレイを内蔵したミニPC。約88.9×96.5×63.5mmのコンパクトなケースに、Ryzen 5000Uシリーズを搭載する。





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2027年には「電力ゼロ円」、電気代急騰に苦しむ日本人の知らない「米国再エネ」最新事情

PV USA再エネの波は思いがけない速さで訪れている。米国では、テキサス州が風力発電の発電量で全米最大となり、カリフォルニア州では春から秋にかけては再エネによる電力供給が100%を記録することも多くなった。
再エネのコストも下がっており、現在米国で最も安い電力は風力となっている。電気料金が大幅に低下する米国でいま何が起きているのか。そこには電気代が高騰する日本とはまったく異なる実態があった。

<目次>

 ●2027年には再エネの発電原価はゼロ円に
● 再エネ優位続く米国、EVユーザーが受ける恩恵
 ●テスラがリードするVPP、参加すれば新たな収入源に
 ●マスク氏提唱「ユートピア」は「街全体オフグリッド」も可能か
 ●変革必須も「電力ゼロ円時代=電力会社消滅」とは限らないワケ





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太陽光パネル「大量廃棄時代」到来、30万トンをどう処分?解体現場のリアルな懸念とは

ESG機運の高まりや固定価格買取制度(FIT)などの促進策で急増した全国の太陽光発電設備。実はその多くが一気に耐用年数を迎える2035年の「大量廃棄時代」にどう備えるかが大きな課題となっています。

政府の専門家会議では再利用の促進に向けた官民の新たなプラットフォームを創設する案が浮上。「リサイクルのユートピア構想」的な議論が進む一方で、設備の解体工事に携わる業界団体からは現実的な課題の多さを指摘する声も上がっています。





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米最大5GWの太陽電池工場、米社と中国パネル大手が合弁

 米国のオハイオ州に全米最大規模の太陽電池メーカーが生まれようとしている。  
持続可能なエネルギー関連事業大手で再生可能エネルギープロジェクトの所有・運営会社である米インベナジー(Invenergy)は、6億米ドル以上を投資して、米国内で最大級の太陽電池工場を建設する準備を進めている。  

オハイオ州の州都で、中央部に位置する都市・コロンバスから東に約32マイルに位置するパタスカラに建設される工場は、既存の工業用建物を利用して建設されている。

 同工場が完成すると、年間最大5GWもの太陽光パネルを供給できる。「5GW」というと2022年における米国の発電事業用太陽光発電市場のほぼ半分に匹敵し、米国の約100万世帯を賄う電力供給量に当たる。





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世界・太陽電池出荷量、シェアトップ5社は? 前年比46%増

PV trend 2023太陽光発電市場に関するリサーチ・コンサルティング会社である米SPVマーケットリサーチ(SPV Market Research)の最新レポート「ソーラーフレア(Solar Flare)」によると、2022年の全世界における太陽電池出荷量は、結晶シリコン系と薄膜系を合わせ、前年比46%増の283GWに大きく拡大した(図)。  

2022年のメーカー別市場シェアは、SPVマーケットリサーチのデータによると、1位は、農業や新エネルギーを主力事業とする中国・通威集団傘下のシリコン系太陽電池メーカーである通威太陽能(Tongwei Solar)でシェアは14%。2位は中国JAソーラー(JA Solar)、3位は中国のアイコ・ソーラー・エナジー(Aiko Solar・愛旭太陽能科技)、4位は中国・隆基緑能科技(Longi)、そして、5位は中国・ 晶科能源(Jinko Solar)と、相変わらず中国メーカーがトップ5を独占している。

 レポートによると上位5社の合計は、総出荷量の56%と半分を超えている。  
上位5社だけでなく6位から9位も中国メーカーが占めており、ようやく10位にCdTe(テルル化カドミウム)型化合物系太陽光パネルの供給では世界トップの米ファースト・ソーラーが食い込んだ。





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メルク、OLEDデバイスに高い柔軟性と安定性、耐久性をもたらす新しいバリア材料を発表

MERC2023年5月30日付、ドイツ・ダルムシュタット発 - 世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下メルク)は、フレキシブルOLEDデバイスに従来の材料より優れた柔軟性、安定性、耐久性をもたらす新しいバリア材料を発表しました。この革新的な原子層堆積(ALD)材料は今年5月に、世界最大のディスプレイ学会であるSID(Society for Information Display)から2023年ディスプレイ・コンポーネント・オブ・ザ・イヤー賞を獲得しました。

 データが重視されるエレクトロニクスの領域において、完全にフレキシブルなOLEDディスプレイを搭載した自由形状デバイスは、トレンドとして急速に拡大しています。折りたたむ、丸める、広げるなど、伸縮可能なデバイスは、標準的なデバイスに比べてディスプレイモジュールを約60%薄くする必要があります。一方で、OLEDは湿気や酸素に非常に敏感なため、損傷を防ぐためには、適合性が高く柔軟性かつ耐久性に優れた封止材またはバリア材料が求められます。






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薄くて軽い、次世代太陽電池 下水処理施設で国内最大規模の実証実験

PV japan 202305軽量で生産コストも安い次世代太陽電池の実用化に向けた国内最大規模の実証実験が、東京都内の下水処理施設で始まった。都と、開発した積水化学工業による共同研究。2025年12月まで発電効率や耐久性を調べる。  

実験するのはフィルム型の「ペロブスカイト太陽電池」。重さは現在主流のシリコン型太陽電池の10分の1ほどで、薄く、曲げることもできる。ビルの壁や工場の屋根、柱の側面などにも設置でき、弱い光でも発電する。  

実験では、森ケ崎水再生センター(大田区)内にある下水処理槽のふたの上に、大きさの異なる電池3枚(計約9平方メートル、出力計約1キロワット)を置いた。





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日本発の技術、曲げられる「ペロブスカイト太陽電池」国内最大規模の実証実験 東京都

日本発の技術で、曲げることもできる新たな太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の国内最大規模の実証実験を東京都が始めました。

 24日、東京都の下水道施設で開始されたのは、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた実証実験で、小池知事も参加してキックオフが行われました。





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折りたたみスマホ「Pixel Fold」は何が新しい? Galaxy Z Fold4との決定的な違い

st52693_pfgzf4-01Google初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」が、7月中旬に発売される。Googleストアでの価格(税込み、以下同)は25万3000円で、国内ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアも扱う。

 Google初の折りたたみスマホということで気になっている人も多いと思うが、国内では他にサムスン電子が折りたたみスマホを投入している。Pixel Foldのライバルとなり得るのは、同じく横向きに開くGalaxy Z Foldシリーズ。最新モデルとして「Galaxy Z Fold4」が販売されているが、このGalaxy Z Fold4とは何が違うのか。スペックの差から分かることをまとめた。

なお、今回はあくまでスペックのみを参考にしており、実際の使用感については、端末を入手できるようになってから別途記事化したい。





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シカゴ大、手首の周りに巻けるOLEDディスプレイを開発

シカゴ大学プリツカー分子工学部(PME)の研究者らが、手首に巻いたり、好きな方向に折り曲げたり、車のハンドルに巻きつけられるほど柔軟な薄型デジタルディスプレイを開発した。この材料は、蛍光パターンを発光させたまま、半分に曲げたり元の長さの2倍以上に伸ばしたりできる。

「今日私たちが使っているほとんどすべての家電製品の最も重要な構成要素のひとつがディスプレイです。私たちは、さまざまな分野の知識を組み合わせて、まったく新しいディスプレイ技術を生み出しました。」と、研究を主導したSihong Wang分子工学助教授は語る。

従来のハイエンドスマートフォンやテレビに搭載されているディスプレイには、有機EL技術が使われている。この技術は、従来のLEDや液晶ディスプレイよりもエネルギー効率が高く、画像もシャープだが、有機ELの分子構成要素の化学結合が強く、硬いという構造的な特徴がある。





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高輝度化や発色性で競い、低価格化に挑む有機ELディスプレー

高輝度化や色の再現性、低コスト化など、ディスプレーの技術合戦が激しくなっている。テレビやスマートフォンのディスプレーは今後、どこまで高性能になるのか。「日経クロステック ラーニング」で「ミニ&マイクロLED、量子ドット、各種OLED技術の最新動向」の講師であるサークルクロスコーポレーション フェローアナリストの小野記久雄氏に聞いた。

 - 世界最大のテクノロジー見本市「CES 2023」(2023年1月5~8日、米国ラスベガス)では、ディスプレーにはどのような変化があったでしょうか。

 小野氏:有機EL(OLED)ディスプレーのピーク輝度が向上しました。昨年(2022年)は最大1500nits*でしたが、今年(2023年)は最大2000 nitsの製品も出展されました。  ディスプレーの画面は、輝度の高さがぱっと見の印象を美しく感じさせる最大の要素です。そういう意味では、「OLEDディスプレーがさらに美しくなった」という印象を与えたのではないでしょうか。





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Googleが折りたたみスマホ「Pixel Fold」を初披露!

Google foldable 2023Google(グーグル)は同社初となる折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の外観を初公開しました。製品の詳細は、5月10日から開催される開発者会議「Google I/O」にて公開されます。

これまでも何度もその存在が噂されてきた、Pixel Fold。Googleがその存在を認めたのは、今回が初めてとなります。 公開されたイメージを見ると、Pixel Foldの背面にはトリプルカメラが搭載されており、また金属光沢のあるヒンジやフレームが採用されています。
端末の本体はカメラ突起を含めてもかなり薄く、また外部にはおそらく常時点灯ディスプレイが搭載されています。





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日の丸「有機EL」、技術は世界唯一でも必然の完敗 国策企業・JOLED破綻で歴史はまた繰り返す?

Screenshot 2023-04-28 06.54.59相変わらずの似通った論調とオリジナリティの無い考察だけど、端的にまとめているので成り行きの全体像を知りたい方は一読する価値があるかも...---管理人

アメリカのラスベガスで毎年1月に開催されるIT見本市「CES」。2023年は韓国・サムスン電子が77型の大型有機ELディスプレーパネルを展示した。大型ディスプレーで圧倒的シェアを握ってきた韓国・LG電子を猛追する存在なだけに会場の注目を集めていた。
スマートフォンなどに続いてテレビ市場においても、有機ELディスプレーは、これから普及期を迎えると予想される。本来なら、そこに日本メーカーも加わって”三つどもえの戦い”になっていてもおかしくなかった。

だが、日本メーカーがいま直面しているのは衰退の危機だ。 3月27日、有機ELディスプレー専業メーカーのJOLED(ジェイオーレッド)が民事再生法の適用を申請し破綻した。大株主は累積で1390億円を投融資し株式56%超を持つ官民ファンドのINCJ(旧産業革新機構)。負債総額は337億円と見込まれる。






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太陽光パネルは「N型」が主流に、次世代モジュールの覇権争いが本格化

発電効率の追求とコストバランスのせめぎ合いのなかで、「多結晶から単結晶」へ、そして「セルの大型化」、「PERC技術の採用」など、太陽光パネル業界にはこれまで何度か技術トレンドの変容があった。いま起きている「P型からN型へ」の移行も、これからの市場に大きな影響を与えていくことになるだろう。  

そもそもP型・N型とは、結晶シリコン太陽電池モジュールのセルを構成する半導体の種別だ。これまでは、主にコスト的な要因から、市販されるモジュールのほぼすべてで、P型セルが採用されてきた。しかし昨今、P型セル太陽電池モジュールによる変換効率の追求が限界に近づき、これを超える次の一手が求められていた。





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iPhone15シリーズ用OLEDのサプライヤー別受注割合に変化生じる?

iphone15 2585b2800745c7ddadiPhone15シリーズ用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの供給において、LG Displayの供給割合が大幅に増えると韓国メディアが報じました。

 iPhone15 Proシリーズ用OLEDディスプレイパネルを供給増見込み

 iPhone15シリーズ用OLEDディスプレイパネルについてもこれまで同様、Samsung Displayが最多数を供給する見通しですが、LG Displayも供給数を増やし、iPhone14シリーズ用OLEDディスプレイパネルの供給数と比較し50%増になるとET Newsが伝えています。

また、LG DisplayはiPhone15 Proシリーズ用の低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)ディスプレイパネルの受注割合が増えたことから、iPhone15およびiPhone15 Plus用の低温ポリシリコン(LTPS)ディスプレイパネルよりも卸価格を高く設定できることから、同社の利益額増加へも貢献しそうです。





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【韓国報道】現代モービス、世界初の車両向けローラブルディスプレイの開発

Screenshot 2023-04-18 06.53.32現代モービスが世界で初めて車両向けローラブルディスプレイの開発に成功した。
17日、現代モービスによると、ローラブルディスプレイはナビゲーションをはじめとする走行情報画面が上下に動きながらくるくると巻き込まれる技術だ。

エンジンを切ると、画面が完全に消え、走行中には画面を3分の1だけ突出させ、最小限の走行情報だけを表示できる。 ナビゲーションモードを選択すれば、画面を3分の2の大きさに拡大してくれる。 駐車や電気自動車の充電時には16対9の割合である大画面に拡大し、映像コンテンツを視聴することができる。

現代モービスはスマートフォンやTV市場で一部紹介されたローラブル技術を車両用としては初めて開発し、グローバル受注に乗り出す方針だ。 北米や欧州などのラグジュアリーブランドが代表的だ。 自動車に搭載できる信頼性も確保し、グローバル顧客の関心を集めている。





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折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」7カ月後レビュー:7.6インチの大画面が圧倒的な魅力

Screenshot 2023-04-18 06.53.32筆者はかれこれ10年にわたり、テクノロジー製品のテストとレビューに携わっている。もはや新型のスマートフォンを目にしても、興奮を覚えることはめったにない。ディスプレイを折り曲げられるスマートフォンでさえ、登場から約4年がたち、目新しさを失った。

しかし、サムスンの「Galaxy Z Fold4」を使っていくうちに、折りたたみスマホの可能性と現在の妥協点について多くのことが分かってきた。Z Fold4は発売時に少し使っただけだったが、3週間ほど前からメインで使うスマートフォンのひとつとして、毎日のように使っている。  

発売からすでに7カ月が過ぎているが、意外な発見もあった。その中には、折りたたみスマートフォンの未来を予見させる、うれしい発見もあったが、今後に不安を覚えるような、残念な発見もあった。





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新興プラスチックス、ガラスのような透過型ディスプレー「透過型OLED」発表

Screenshot 2023-04-17 07.44.42新興プラスチックスはガラスのような透過型ディスプレー「透過型OLED」を発表。国内のインテリア・内装市場向けに新商品を販売する。

新興プラスチックスは4月12日、ガラスのような透過型ディスプレー「透過型OLED」を発表。国内のインテリア・内装市場向けに新商品を販売する。  

同社はアクリルファニチャーブランド「TRANS PARENCY/トランスペアレンシー」を手がけている。透過型OLEDはLG製の有機ELディスプレーを採用し、38%というガラスのような透明度がありながら映像をクリアに表示。





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近大など、フルカラーの円偏光を発生させる発光有機ELを開発

Screenshot 2023-04-17 07.49.01近畿大学(近大)と大阪公立大学(大阪公大)の両者は4月13日、イリジウム錯体を発光材料とする、フルカラー円偏光発光有機ELを開発。この有機ELに外部から磁力を加えることで、3D立体映像を映し出す際に使われる「円偏光」を、赤・緑・青・黄(RGBY)のフルカラーで発生させることに成功したと共同で発表した。

同成果は、近大大学院 総合理工学研究科の北原真穂大学院生、近大 理工学部 応用化学科の今井喜胤教授、大阪公大大学院 工学研究科の八木繁幸教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、有機エレクトロニクス全般を扱う学術誌「Organic Electronics」に掲載された。

円偏光とは、特定の方向に振動し、なおかつらせん状に回転している光のことをいう。円偏光を発する有機ELは、3D表示用有機ディスプレイなどに使用される新技術として注目されている。





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有機ELの蒸着プロセスを省電力化する真空蒸着セルを開発

OLED R and DNEDOの「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」で、(株)サンリックは、東北大学、山形大学と共同で、有機ELの有機物や金属の薄膜形成に用いる真空蒸着セルの開発を行っており、今般、室温で加工できるタングステン-モリブデン系新合金(新合金)とその単結晶線材化プロセスからなる高性能真空蒸着セルを開発しました。





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BOEがスマホ用有機ELで世界2位に、LGを追い抜き中国企業の躍進止まらず

OLED Global share液晶では世界シェア1位を誇り、近年スマホ向けの有機ELパネル製造にも注力している中国のディスプレイメーカー「BOE」。

「BOEが製造を担当するだけで不安視される」、「製造過程で問題が発覚しAppleを激怒させた」といった話が嘘に思えるほどの成長を見せつけていました。詳細は以下から。 海外メディアの報道によると、BOEが中小型(スマホ)向け有機EL市場において世界2位になったそうです。

 これはイギリスの調査会社「Omdia」が発表したもの。2022年は世界的に需要が冷え込み、スマホ向け有機ELパネルの出荷数が2021年比で6%減少する7億6200万枚に落ち込んでいました。





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曲がる太陽電池、30年までに普及 政府が公共施設に導入

太陽光2023政府は「曲がる太陽電池」を2030年までに普及させる方針を打ち出す。国内企業の量産を支援し、公共施設や駅、学校などで導入する。壁にも貼れ、コストも低減できるため太陽光発電の設置箇所が増える。従来の太陽光パネルはほぼ中国製のため次世代型の国産化で中国依存を減らす。

 政府は4日にも関係閣僚会議を開き、再生エネの導入拡大に向けた実行計画を取りまとめる。岸田文雄首相が関係省庁に対応するよう指示する。

 計画の柱の一つが「ペロブスカイト型太陽電池」と呼ぶ次世代パネルの30年までの実用化だ。





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有機ELの更なる進化を支える若き女性技術者とは? - 世界最高レベルの『idemitsuブルー』誕生の背景に迫る

Screenshot 2023-03-31 07.34.24突然ですが、皆さんは「出光興産」と聞いて何をイメージしますか?

多くの方が「ガソリンスタンド」と答えるのではないでしょうか。たしかに、出光興産は石油事業をメインとする老舗企業で、ガソリンスタンドのイメージが強いこともうなずけます。しかし実は、地球環境保全のため「省資源」を目標に掲げ、「地球環境にやさしい素材」の開発に取り組んでいる企業でもあるんです!

さらに、中期経営計画では大卒の女性採用比率50%を目標に掲げ、男女の別なく活躍できる企業へと更なる進化を遂げようとしています。
そこでこの記事では、実際に出光興産で働く社員の方にインタビューし、“出光興産ならではの省資源”への取り組みを紹介します。





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中国産折りたたみスマホは前途多難か

中国の携帯端末メーカーは、大画面と独特の使い方で話題となっている「画面ごと折りたためるスマホ」の開発にしのぎを削っている。そうした中で、華為技術(ファーウェイ、Huawei)は3月23日に折りたたみスマホの新製品Mate X3を発表する予定という。市場調査会社(CINNO Research)の統計によれば、中国での2022年の折りたたみスマホの販売量は前年比144%増の283万台。2023年には550万台の出荷が見込まれるという試算もある。

  同統計によれば、22年の中国国内での折りたたみスマホのシェアは、ファーウェイが51%でトップ。これに続くのは韓国メーカーのサムスン電子(Samsung Electronics)で22.8%。ファーウェイを除くオッポ(OPPO)や小米科技(シャオミ、Xiaomi)といった中国メーカーはほとんど食い込めていない。一方、世界に目を向ければ、サムスンがシェアの80%以上を占め、ファーウェイは第2位につけるものの、シェアは12%に満たない。





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地域共創パートナー契約 締結のお知らせ

OLED青森日頃より、ヴァンラーレ八戸へ厚いご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。

 この度、ヴァンラーレ八戸では、OLED青森株式会社様と地域共創パートナー契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。





折り曲げ可能、ガラスに電池内蔵…進化続ける太陽光発電 メーカー各社、しのぎ削る開発競争

太陽光発電 脱炭素社会の実現に向けて普及が進む太陽光発電。都会のビルなどでは、屋上に発電設備が設置されるのが一般的だが、最近は太陽電池を内蔵した窓ガラスなど垂直面での発電も可能に。
さらに、薄く軽量で柔軟性のある次世代太陽電池への期待も高まっており、メーカー各社が量産に向け、技術の開発にしのぎを削っている。

進学校として有名な荒川区の開成学園。2年前に完成した新校舎に、太陽電池を挟んだ窓ガラス66枚を導入した。





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中国産スマホ向けAMOLEDディスプレイが急成長 韓国メーカーの独占を打破か

OLED SP global 2022スマートフォン向けAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイ市場は、長らく韓国のサムスンとLGディスプレイ(LGD)により支配されてきた。しかし中国の京東方科技集団(BOE)や「維信諾(Visionox)」の成長により、中国産AMOLEDディスプレイのシェアが急速に高まっている。

 調査会社「CINNO Research」の最新リポートによると、世界市場におけるスマートフォン向けAMOLEDパネルの2022年出荷数は前年比10.3%減の約6億枚だった。出荷数減少の主な理由は、消費者の機種変更需要が不足し、スマートフォン向けパネル市場が深刻な供給過剰に陥っているためだ。

 22年のAMOLEDパネルの出荷シェアを地域別に見ると、韓国の70.7%に対し、中国は29.3%だが、昨年の20.3%から9ポイント増と、急速にシェアを伸ばしている。





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有機EL「再結合」過程観測、大阪公立大などが成功した意義

OLED Osaka Univ大阪公立大学の鐘本勝一教授と日本化学工業などの研究チームは1日、イオン液体材料を使った電気化学発光セル(LEC)がエレクトロ・ルミネッセンス(EL)の過程で生じる電子状態の変化を観測することに成功したと発表した。光吸収スペクトル計測とEL動作を同期して実現した。EL動作のもとになるホールと電子の詳細な動きが確認でき、発光効率を低下させる要因を突き止めることもできると見られる。

 ELは電圧を加えられることで発生する電子と、電子の抜け穴となる正電荷のホールが衝突する再結合反応で発生する。再結合の過程の情報を直接観測する実験手法はなく、手探りで材料の改良が進められている。





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中国製「太陽光パネル」、2022年の輸出8割増の訳, ウクライナ危機の影響で欧州の需要が急拡大

中国の太陽光パネル関連製品の輸出額が、2022年は過去最高の512億5000万ドル(約6兆8456億円)に達し、前年比8割増の大幅な伸びを記録したことがわかった。2月16日、中国光伏行業協会の名誉理事長を務める王勃華氏が、業界向けのフォーラムの席でデータを示した。

上述の関連製品には太陽光発電用のシリコンウェハー、電池セル、(多数の電池セルを組み合わせた)電池モジュールが含まれている。総輸出に占める比率が最も大きいのは電池モジュールで、金額ベースの輸出額は前年比7割増の423億6000万ドル(約5兆6582億円)、定格出力ベースの輸出量は同56%増の153.6GW(ギガワット)に上った。





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ガーミン、有機ELを採用したランニングGPSウォッチ「Forerunner 265/265S/965」

Garmin 302111649_851_ガーミンジャパンは、ランニングGPSウォッチ「Forerunner(フォアランナー)」シリーズの新モデルとして、「Forerunner 265」「Forerunner 265S」「Forerunner 965」を発表。「Forerunner 265」「Forerunner 265S」を3月2日より、「Forerunner 965」を近日中に発売する。

 いずれも、高精密なGPS測位と先進のトレーニング機能、ヘルスモニタリング機能を搭載したランニングGPSウォッチ。心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリーなどベーシック機能に加え、体のエネルギー状態を数値化する独自の指標Body Battery、ストレスレベル、睡眠の質を測る睡眠スコアなどを搭載する。

また、ディスプレイは、従来の半透過メモリーインピクセル液晶から有機ELパネルに変更。色鮮やかにより見やすくなっている。





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太陽電池の発電効率2倍に成功、広島大学が有機半導体を高結晶化

広島大学の山中滉大大学院生と斎藤慎彦助教、尾坂格教授らは、有機太陽電池の2種類の有機半導体材料の結晶化を制御することで発電効率を2倍に向上させた。2種類の材料が相分離し、それぞれが結晶化すると効率が上がった。凝集性の高い分子で混合膜を作るという設計指針が得られた。

 電子を流すn型有機半導体と、正孔を流すp型半導体高分子を組み合わせて8種の混合膜を作製し性能を検証した。p型半導体高分子は剛直な高分子を用いると凝集性が上がり結晶を作る。





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豊田合成、京大発のスタートアップにペロブスカイト太陽電池の開発で出資

 豊田合成は、ペロブスカイト太陽電池の開発を手がける京大発スタートアップのエネコートテクノロジーズ(加藤尚哉代表取締役、京都府久御山町)に出資したと発表した。
出資額は非公表。





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画面が伸び縮みするノートとスマホ。Lenovoがライブデモ

Lenovoは2月27日(現地時間)、ディスプレイが伸縮するノートPCとスマートフォンの試作機を再び公開した。昨年10月に行なわれたLenovo TechWorld '22にてすでにお披露目されたものだが、ここに来て新たに判明した内容をお伝えしていきたい。

 今回Lenovoが公開したディスプレイが伸縮するノートPCとスマートフォンは、昨年の10月22日に開催された「Lenovo Tech World ’22」で公開されたPoC(Proof of Concept)だ。PoCとは、そのアイデアが実際に実現できるかどうかを証明するために行なわれる試作のことで、多くの場合は実際に量産されて販売される製品とは直接つながらないものとなる。





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【韓国報道】もう一度…サムスン電子、OLEDテレビ再挑戦

Samsung OLEDサムスン電子とLGエレクトロニクスがまた「テレビ戦争」をする。サムスン電子が「LGの庭」と呼ばれる有機EL(OLED)テレビ市場に本格的に再参入する。一方では、世界テレビ市場が沈滞期を迎えた中、中国企業の低価格攻勢が強まっている。

業界によると、サムスン電子は来月9日に2023年の新製品を発売するが、ここにOLED(77・65・55型)テレビを含めた。これまで最上位プレミアムとして出してきたネオQLEDに高価なOLEDラインを追加した。

韓国国内で今回発売されるサムスンOLEDテレビには、サムスンディスプレイの量子ドット有機EL(QD-OLED)ディスプレーが搭載された。青のOLED上に量子ドットカラーフィルターを採用したもので、色の再現力が優れているという評価だ。ただ、大型OLED市場で中心に立つLGディスプレイのW-OLEDと比べて収率が落ち、生産単価が高いという。





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成田空港に「世界最大級の太陽光発電所」建設へ CO2排出量“実質ゼロ”を目指して

Narita AP成田空港に世界最大級の太陽光発電所などを建設します。東京ガスは成田国際空港と共同出資して、新会社を設立すると発表しました。  

成田空港で使用するエネルギーから排出されるCO2の排出量を2050年に実質ゼロにすることを目指し、世界最大規模となる180MW(=一般家庭およそ7万世帯分)の太陽光発電所を空港の敷地内に建設します。





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iPhone14 Pro Maxで時刻表示跡などの画面焼付きの事例が海外で報告

iPhone焼き付きiPhone14 Pro Maxで、時刻表示やDynamic Islandの表示跡など有機EL(OLED)ディスプレイの焼付きの事例が複数報告されたとiMediaが報じています。

 iMediaが報じたのは、iPhone14 Pro Maxにおいて、時刻表示跡が残ってしまっているものと、Dynamic Islandの表示が横に伸びているような不具合で、いずれもOLEDディスプレイの焼付きに起因するものと考えられています。
このうち、時刻表示とiPhone14 Proシリーズ用壁紙の跡が残ってしまったユーザーの場合、購入から半年しか経過しておらず、Apple Care+にて新品に交換されたようです。





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「完全国産化」も実現可能! 日本発「ペロブスカイト太陽電池」のココがすごい!!

ペロブスカイト太陽電池
発電効率が高く、軽量でかつ曲げることができ、大量生産が可能になればコストも安くなり、原材料は輸入に頼る必要がない。 そんな"イイことずくめ"の次世代太陽電池が今、大きな注目を集めている。
日本発のイノベーション、ペロブスカイト太陽電池の生みの親、桐蔭横浜大学の宮坂 力(みやさか・つとむ)特任教授にお話しを伺った!
2009年に桐蔭横浜大学の宮坂 力教授の研究グループが、ペロブスカイト太陽電池に関する最初の論文を発表。 当初はあまり注目されなかったが、現在では次世代太陽電池の本命として世界各国が研究開発にしのぎを削るまでになり、すでに一部の国では実用化もスタートしているという。
 今後、本格的な実用化が進み、世界で広く普及するようになれば、太陽光発電の活用の幅が大きく広がると期待されている「日本発のイノベーション」なのだ。 この技術の生みの親で、ノーベル化学賞の有力候補にも名前が挙がる先述の宮坂特任教授が語る。





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住友電工、再エネ向け寿命2倍の蓄電池 北米に新工場

風力など再生可能エネルギーの蓄電用途に向く大型電池で、住友電気工業が米国市場の開拓に向けて新工場を北米に建設する。充放電を繰り返しても劣化しにくいタイプで、寿命は約20年とリチウムイオン電池の2倍になる。米国は政府や州レベルで再エネ導入を進めており、2035年には北米の蓄電池だけで1兆円超の市場が立ち上がる。現地生産で新市場を取り込み、ポスト・リチウムイオン電池の座を狙う。

井上治社長が日本経済新聞の取材に「米国は再エネ導入が進むカリフォルニア州を筆頭に、蓄電池の最大市場になる」とした上で、「現地生産で事業規模を拡大していく」と明らかにした。建設地は今後詰めるが、テキサス州やメキシコ中部アグアスカリエンテス州などを想定している。

 新工場で扱うのはレドックスフロー電池と呼ばれる大型の設置式蓄電池だ。タンクにためたレアメタル(希少金属)のバナジウムの液体を循環させる。電極とバナジウムが電子をやりとりして充放電する。電極を化学変化させるリチウムイオン電池と異なり、電極が劣化しにくい。耐久性は20〜30年と2倍程度。難燃性の材料を使っており、大型化しても安全性が高い利点がある。





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次世代太陽電池「ペロブスカイト」で高光電変換効率と高耐久を両立、京大などが表面処理で新手法

太陽光発電京都大学の若宮淳志教授や英オックスフォード大学のヘンリー・スネイス教授らは、スズ―鉛混合系ペロブスカイト太陽電池の薄膜表面をフラーレンカルボン酸誘導体(CPTA)などを使って処理する手法を開発した。高い耐久性で最高22・7%の光電変換効率と、窒素ガス雰囲気下で2000時間後も96%の出力を保持する高耐久性を実現。安定した材料に変えることで耐久性と、研究の再現性が向上した。





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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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