return_to_forever

Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

液晶以外

18 Mar

有機EL研究、振り返る 山形大・城戸教授が最終講義、成功の心得伝授

Screenshot 2024-03-18 09.33.25有機EL研究の第一人者・山形大の城戸淳二卓越研究教授(65)が本年度末で定年退職を迎えるのを前に、最終講義が15日、米沢市の同大米沢キャンパスで開かれた。城戸教授は限られた予算、設備から始まった研究生活を振り返り、科学者として成功するための心得を学生に伝授した。  

城戸教授は1989年に助手として同大に着任した。着任当初、大学内の実験装置は限られ、「フラスコからのスタート」だったという。他の機関の設備を借りるなどして、研究を進めてきた。93年に世界で初めて白色有機EL素子の開発に成功。高効率化、長寿命化などで成果を上げ、有機EL研究の拠点化に貢献してきた。





続きを読む »
15 Mar

23年の中国折りたたみスマホ、出荷台数700万台突破。ファーウェイ圧倒的首位、サムスン4位

eenshot209-792x448米調査会社IDCの最新リポートによると、2023年10〜12月の中国の折りたたみスマートフォンの出荷台数は前年同期比149.6%増の約277万1000台だった。ファーウェイ、OPPO、Honorの新製品が市場の急拡大をリードした。

23年通年の折りたたみスマホの出荷台数は前年比114.5%増の約700万7000台だった。スマホ全体の出荷台数2億7100万台に対する割合は2.5%にとどまった。





続きを読む »
13 Mar

太陽光パネルを垂直設置できる架台一体型システム、両面受光で狭小エリアにも

rk_240304_pv021エア・ウォーターは「PV EXPO 国際太陽光発電展」(東京ビッグサイト、2024年2月28日~3月1日)に出展し、駐車場併用タイプの垂直ソーラー発電システム「VERPA(ヴァルパ)」を披露した。

ヴァルパはドイツの両面受光型太陽電池モジュールメーカーであるLuxor Solarの日本法人ルクサーソーラーと共同開発した製品。地上から約2メートルの位置に、地面に対して垂直に太陽光パネルを設置できる。地中に約2メートルの支柱を打ち込むかたちとなっており、風速による設置制限などもないという。





続きを読む »
12 Mar

サムスンディスプレイ、第8.6世代IT OLEDライン設備搬入式開催…基板サイズは世界一

サムスン17580588サムスンディスプレイが世界で初めて構築する8.6世代IT有機発光ダイオード(OLED)ライン投資を本格化した。
サムスンディスプレイは8日、忠南牙山(アサン)キャンパスで、8.6世代IT OLEDライン構築作業の本格的な開始を知らせる「A6ライン設備搬入式」を開いたと10日、明らかにした。

A6ラインは、サムスンディスプレイが従来のL8ラインを改造して構築する8.6世代IT専用OLEDラインだ。 サムスンの6番目のOLEDラインであり、完工時に全世界のOLEDラインの中で最も大きなサイズのラインになる。





続きを読む »
11 Mar

太陽光発電量6%向上…大日印が開発、両面採光向け反射シートの効果

Screenshot 2024-03-11 08.49.56大日本印刷(DNP)は両面採光型太陽電池モジュールの発電量を向上させる「DNP太陽光発電所用反射シート」を開発し、提供を始めた。発電所の地面に敷設し、モジュールの裏面に入射する光を増加させて発電量を高める。実証実験では発電量が約6%向上した。
太陽光発電所の経年劣化に伴い、両面採光型太陽電池モジュールなどの導入で発電量を増やすリパワリングのニーズの高まりに対応する。価格は個別見積もり。2025年度までに累計50億円の売り上げを目指す。

受注生産で、基本は縦1メートル幅のロール状で供給する。太陽電池の発電領域である光の波長400ナノ―1200ナノメートル(ナノは10億分の1)に対して、85%以上の反射率を持つ。光の散乱効果が高く、幅広い太陽の角度に対応する。樹脂製で金属を含んでいない。





続きを読む »
11 Mar

中国のペロブスカイト太陽電池「Renshine Solar」、変換効率で世界記録7回も塗り替え

oswg1053oswg495_img_jpg585192次世代型のペロブスカイト太陽電池を開発する中国スタートアップ企業の「仁爍光能(Renshine Solar)」が、シリーズAで数億元(数十億円超)を調達した。出資したのは中科先進産業基金(Zhongke Advanced Fund)、国海証券(Sealand Securities)、亨通集団(Hengtong Group)、毅達資本(Addor Capital)など複数の大手投資機関。

Renshine Solarは2021年12月に設立され、世界の太陽電池産業のリーダーとなるべくペロブスカイト太陽電池の開発と生産に注力している。創業チームは太陽光発電の分野で長年のキャリアを持つ。技術チームも開発経験が豊富で、ペロブスカイト太陽電池の変換効率の世界記録を何度も塗り替えている。

第三世代の太陽電池技術と呼ばれるペロブスカイトは、現在主流の結晶シリコン太陽電池に比べて変換効率が高く、コストも低いというメリットがある。結晶シリコン太陽電池の変換効率が理論上の限界値に近づくなか、ペロブスカイトはこれからの太陽電池技術として注目されており、太陽光発電のさらなるコスト削減という使命を担っている。





続きを読む »
4 Mar

[MWC 24] サムスンディスプレイ、AI適用した「OLED」新技術の公開

サムスン110305874291サムスンディスプレイが世界最大の情報通信博覧会で、有機発光ダイオード(OLED)の優秀性を紹介した。

サムスンディスプレイは29日までスペイン・バルセロナで「MWC 2024」に参加すると26日、明かにした。 テーマは「OLED Vibes」だ。 今回の展示で、観覧客は日常のいたるところで、より革新的なOLED Vibesを楽しむことができるだろうという説明だ。

MWC 2024で初めて公開した「フレックスマジックピクセル(Flex Magic Pixel)」は隣の人に画面がよく見えないように視野角を調節する技術だ。 人工知能(AI)技術と出会い、スマート機器のセキュリティ機能をさらに強化できる見通しだ。





続きを読む »
29 Feb

縦折り型フォルダブルスマホ「nubia Flip 5G(NX724J)」が海外で発表!価格は約9万円から。日本でも発売へ

69a4f0a1490ZTE(中興通訊)傘下のNubia Technology(努比亜技術)は26日(現地時間)、スペイン・バルセロナにて2024年2月26日(月)から2月29日(木)まで開催されている「MWC Barcelona 2024」に合わせて同社が展開している「nubia」ブランド初のフォルダブルスマートフォン(スマホ)「nubia Flip 5G(型番:NX724J)」を発表しています。

nubia Flip 5Gは“若者向け”として価格を抑えたモデルとなっており、開いた状態では最大120Hzリフレッシュレートに対応した約6.9インチフレキシブルメインディスプレイを搭載し、閉じた状態では円形デザインのサブディスプレイを搭載しており、グローバル市場にて展開されるとのこと。価格は北米では599ドル(90,000円)からとなるとしています。

外観や特徴からすでにソフトバンクの携帯電話サービス「Y!mobile」から発表されている「Libero Flip」(ZTE製)と同等製品と見られ、一部の日本のECサイトでも取り扱われることが記載されていることもあり、日本でも販売されると見られます。価格もそのECサイトでは一時は75,020円(税込)と記載されていました。





続きを読む »
26 Feb

次世代太陽電池「ペロブスカイト」、市場の行方と日本の勝ち筋

04d1f277-2625-4e16-b453-378a3ff7fc9f次世代太陽電池の本命と期待される日本発の「ペロブスカイト太陽電池」。国内外で事業化を目指す研究開発が活発になっている。この競争を日本企業は勝ち抜けるか。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けてペロブスカイト太陽電池に関する海外の研究開発動向などを調査する資源総合システム(東京都中央区)の貝塚泉・首席研究員に聞いた。

-ペロブスカイト太陽電池の市場展望は。  

まだ製品が世の中に出ていない現状で、見通しを判断することは難しいです。まずは、現状の課題がクリアできるかどうか。製品の課題としては、耐久性と安定性があります。大面積化したときに高い変換効率を出せるか。大面積の場合、ペロブスカイトの膜を均質に作製することが難しいため、現在は小面積に比べると変換効率が低い水準にあります。そうした課題を乗り越えた上で量産化が進むことが期待されます。メガソーラーなど大規模な発電事業では、バンカビリティを満たせるかも問われます。

-バンカビリティとは。
 
融資適格性のことです。事業には当然、資金調達が必要で、金融機関はその採算性を検討します。その際に融資適格の判断を得られるかどうかです。融資は、製品はもちろん、施工業者や保守・点検サービスがそろい、安定したビジネスモデルができてなされます。既存の結晶シリコン系太陽電池はそれらがすでに確立しており、ペロブスカイト太陽電池もそうした面が整わなければ、大規模な発電事業ではシリコン系と同じような使い方はできません。





続きを読む »
26 Feb

アップル「折りたたみiPhone」開発凍結か

Screenshot 2024-02-26 09.09.02アップルが開発しているとうわさの折りたたみ式iPhoneの開発が凍結された可能性がある。中国のSNS微博(weibo)でテック系動画ブロガーのFixed Focus Digital氏が2月15日にリークした。  

 同氏によると、サプライヤーが提供したディスプレーパネルがアップル独自の厳しいテスト基準に合格しなかったため、折りたたみ式iPhoneの開発を中止したという。  

 このディスプレーパネルにはサムスンディスプレーのサンプルも含まれているが、内部テストの数日後に故障したと言われている。  





続きを読む »
21 Feb

日本電気硝子 全固体ナトリウムイオン二次電池のサンプル出荷開始

日本電気硝子は20日10時、(NIB)のサンプル出荷を開始したと発表した。
NIBは、正極、負極、固体電解質のすべてが安定した酸化物により構成され、これらが同社独自の結晶化ガラス技術により強固に一体化されている。
マイナス40度からプラス200度といった過酷な環境下で作動し、発火や有毒ガス発生のリスクがないだけでなく、ナトリウムは資源確保への懸念を要しない材料。
今回のサンプル出荷を経て、2024年内の販売開始を予定するとしている。

全固体電池入門 [ 高田 和典 編著/菅野 了治・鈴木 耕太 著 ]
全固体電池入門 [ 高田 和典 編著/菅野 了治・鈴木 耕太 著 ]







※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
20 Feb

中国BOEが折りたたみパネルで市場シェア1位に、サムスンディスプレイ抜く:23年10~12月

Screenshot 2024-02-20 08.51.07中国パネル最大手の京東方科技集団(BOE)が、折りたたみパネルの出荷枚数で韓国のサムスンディスプレイを超え、市場シェア1位となった。

ディスプレイ業界専門の調査会社「DSCC」によると、23年10~12月期の折りたたみパネル市場で、BOEのシェアが急上昇して42%となった。
一方、サムスンディスプレイのシェアは7~9月期の76%から36%に急落した。





続きを読む »
9 Feb

カネカ、有機EL照明 東京国立博物館へ寄贈

9bbf9ddcf71d0aaカネカは2月7日、独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(東京国立博物館)と、カネカ有機EL照明(カネカOLED照明)の寄贈に関する基本合意を1月22日に締結したことを発表した。
今後、東京国立博物館本館2階における展示室の天井照明、展示ケース照明の切り替えを進めていく。

 東京国立博物館は、1872年に創立された日本で最も長い伝統のある博物館であり、日本を中心として広くアジア諸地域にわたる文化財について、収集、保存、管理、展示、調査研究、教育普及事業などを行っている。近年、環境規制にともない蛍光灯から他照明への切り替えが検討される中、蛍光灯照明器具の安定調達や文化財の演色性、保存性が課題となっていた。





続きを読む »
6 Feb

2023年のスマホ向けAMOLEDパネルの出荷数は前年比16%増の約7億枚、CINNO調べ

webp1中国上海に本拠を置く半導体・ディスプレイ市場動向調査会社であるCINNO Researchによると、2023年の世界市場におけるスマートフォン(スマホ)用AMOLED(有機EL)パネル出荷数量は前年比16.1%増の約6億9000万枚になったという。

2023年通年の出荷メーカーの国・地域別シェアを見ると、韓国が56.8%で最大であったが、中国メーカーが前年から13.9ポイント伸ばし43.2%となり、シェア40%台になった。企業別出荷量を見ると、トップはSamsung Display(SDC)だが、前年比8.2ポイント減とシェアを49.9%まで落としている。
また2位は、中国BOEが前年比3.2ポイント増の16.2%、3位は同じく中国勢のVisionoxが同3.1ポイント増の9.9%となった。4位も中国勢のTianmaが同4.7ポイント増の6.9 %となり、LG Display(LGD)を上回ってのランクインとなるなど、中国勢の勢いが目立つ状況となっている。





続きを読む »
31 Jan

「Galaxy Z Fold6/Flip6」製造コスト削減で価格ダウンに期待も、新有機EL採用で中国の低価格折りたたみスマホに対抗

SS Foldable 01_m競合の折りたたみスマホに対抗するために廉価版の「Galaxy Z Fold FE」を開発中と報じられたSamsungが、新たな技術開発に取り組んでいるようです。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、Samsungは今年から折りたたみ有機ELディスプレイの製造に新方式を導入するそうです。 これはベゼル部分の加工方法を変えることで、製造コストを削減するというもの。

従来、折りたたみディスプレイのベゼル部分になるフィルムは「マイクロドライプロセス」という方式で印刷されていましたが、インクジェット方式を使うことでより大量に生産できるとみられています。





続きを読む »
30 Jan

月探査機の運用再開「月を見上げてぐっすり眠れる」…太陽電池開発のシャープが安堵の投稿

Screenshot 2024-01-30 09.06.39月面着陸した宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の月探査機「SLIM(スリム)」の運用再開を受け、太陽電池パネルを開発したシャープ(堺市)は29日、同社公式のX(旧ツイッター)に「今晩は月を見上げてぐっすり眠れるシャープ社員がたくさんいるはず」と投稿した。





続きを読む »
29 Jan

有機ELパネルの市況低迷 3四半期横ばい、TV販売鈍く

7019012024000000-1テレビ用有機ELパネルの市況が停滞している。指標品の大口取引価格は2023年10〜12月期まで3四半期連続で横ばいとなった。高額商品である有機ELテレビは世界的な物価高の影響で販売が鈍い。大手パネルメーカーは生産を絞り、値下がりを食い止めている。
テレビ販売の速やかな回復は見込めず、市況の低迷が続きそうだ。

有機ELテレビは液晶テレビよりも値段が高く、先進国が集まる欧米が2大需要地とされる。主要部品である有機ELパネルの大口取引価格は、売り手となるアジアの大手パネルメーカーと、買い手となる国内外のテレビメーカーが四半期ごとに決める。
23年10〜12月期は、流通量が多い55型品が1枚412ドル前後。3四半期連続で横ばいとなった。前年同期比では1%安い。





続きを読む »
12 Jan

「ペロブスカイト太陽電池」耐久20年実現へ、積水化学が2025年事業化

積水化学工業は開発中の次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」について、2025年までに20年相当の耐久性を実現する方針を固めた。
一般的に耐久性は5―10年程度とされ、長寿命化が実用化の障壁だった。20年の耐久性は一般的なシリコン系太陽電池にも匹敵し、社会実装に向けて大きく前進する。
東芝など電機各社や中国勢も商用化を急いでおり、積水化学は屋外設置の実証などを通じて耐久性を検証し、25年の事業化を目指す。

ペロブスカイト太陽電池は柔軟で軽く、既存の太陽電池が設置できない外壁や耐荷重の小さい屋根などに設置できる点が特徴だ。次世代の太陽電池として普及が期待され、政府は社会実装に向けて支援策を拡充している。





続きを読む »
11 Jan

2024年は「折りたたみスマホ」が倍増か。グーグル、サムスンなどが注力。

Screenshot 2024-01-11 08.36.09スマートフォンの画面を横や縦に折り曲げられる「折りたたみスマートフォン」の製品数が増えてきた。 グーグルの参入や新世代モデルと呼ばれる薄型製品の登場など、2023年は折りたたみスマートフォンを取り囲む環境が大きく変わった。

日本ではまだニッチな存在の折りたたみスマートフォンだが、2024年は認知度や販売数の拡大が進むだろう。国内外の動向や調査データを含めてその理由を解説しよう。

 折りたたみスマートフォンが初めて市場に登場したのは2018年11月。中国の新興ディスプレイメーカーであるRoyoleが「FlexPai」を発表した。 それから遅れること数カ月でサムスンが「Galaxy Fold」を、さらにファーウェイが「Mate X」を発表することで、2019年は折りたたみスマートフォン元年になるはずだった。





続きを読む »
10 Jan

サムスン、“名刺並に薄い”有機ELパネル開発。PCやタブレットの携帯性向上

サムスン20240107_5_sSamsung Displayは、CES 2024において、薄さが約0.6mmで“名刺の薄さ”だという超薄型(UT)のUT OLEDパネルを発表した。液晶パネルの3分の1となる薄さであるだけでなく、重さも「3枚のUT OLEDパネルの重さは、同じサイズの1枚の液晶パネルと同じ」だという。

Samsung Displayは「新たなモジュールプロセスを適用することで、強度を維持しながら薄型化を実現した」と説明。「ラップトップやタブレットのメーカーが携帯性を向上させ、デザインを差別化できる」と強みをアピールしている。
IT機器向けの第8.6世代OLEDで採用される技術で、マザーガラスは2,290×2,620mmと業界最大級。従来の第6世代ガラスに比べて2倍以上の大きさで、生産効率が向上している。





続きを読む »
28 Dec

セイコーエプソンの有機EL技術に関する特許200件取得=米IPValue

エプソン MOVERIO スマートグラス 有機ELパネル FullHD BT-40 コントローラーなしモデル
エプソン MOVERIO スマートグラス 有機ELパネル FullHD BT-40 コントローラーなしモデル

ライセンス会社のIPValueは、関連会社のルミテック・ディスプレー・テクノロジーが、セイコーエプソンから有機EL技術に関する約200件の特許を取得したことを発表した。

これらの特許は、テレビ、スマートフォン、車載ディスプレーシステムに関連するもので、ライセンシングはIPValue傘下のロンギチュード・ライセンシングが行う。





20 Dec

日本エイサー、34型湾曲の有機ELゲーミングモニター。HDR 400や焼き付き防止機能搭載

Screenshot 2023-12-20 06.48.23日本エイサー株式会社は19日、34型湾曲ゲーミング有機ELモニター「X34Vbmiiphuzx」を発売した。実売価格は16万9,800円前後。

曲率1,800Rの湾曲型有機ELモニター。同社がラインナップしている現行の湾曲ウルトラワイドゲーミングモニターとしては唯一の有機ELモニターとなる。アスペクト比は21:9で解像度はUWQHD(3,440×1,440ドット)。画面の焼き付きを防ぐ「イメージリテンションリフレッシュ機能」を装備する。





続きを読む »
19 Dec

10万円切りの折りたたみスマホ「motorola razr 40」レビュー

折りたたみスマホが複数のメーカーから発売され、自分に合った端末を選べるようになりました。しかし折りたたみスマホは、折り曲げ可能な有機ELディスプレイ、折りたたみヒンジ機構、高度な集積技術が必要とされるため価格はちょっと高めです。

そこで今回ご紹介したいのが、モトローラの縦折り型の折りたたみスマホ「motorola razr 40」。公式サイトでの販売価格は125,800円(税込、以下同)ですが、IIJmioでは10万円を切る95,800円という手ごろな価格で提供されています。というわけで今回は、高コスパが魅力の「motorola razr 40」の使い勝手、パフォーマンス、カメラ画質などについて迫っていきましょう。





続きを読む »
18 Dec

LGディスプレイ、圧倒的な高輝度への挑戦

LG Paju z012021年ごろまでの有機ELパネルの進化は結局のところ、機能とサイズの拡大だった。2013年に有機ELで55インチ(フルHD)のカーブド(曲面タイプ)を発売して以降、2014年に77インチ・4K、2016年に55インチ・フルHDの透明パネル、2017年に65インチ・4K、ガラス発音のCSO(Crystal Sound OLED、同社の技術名)、2018年に巻き取りタイプ、2019年に65インチ・8K、2020年に48インチ・4K、2021年に83インチ・4Kの開発といった具合に「世界初」を連発した。
ただそれは解像度、サイズ、機能、音、形態などに関わる部分で、画質に関するパネル技術は基本的に当初から変わっていない。

 ところが、事態が急変したきっかけがHDR(High Dynamic Range)だ。ハイダイナミックレンジの時代になり、高輝度が要求されても、自発光パネルではむやみに電流を投入するわけにはいかない。寿命の観点から、やむなくリミッターをかけ、低めの輝度に抑えざるを得なかった。その限界をいかに乗り越えるかが、有機ELパネルの新しい課題となった。輝度を上げると、自発光デバイスであるが故の信頼性、安定性、寿命の問題が立ちはだかる。そもそも発光部(バックライト)と信号表示部(液晶)が分かれ、技術的な対策の余地が大きい液晶パネルに対し、それらをすべて自ら行わなければならない自発光デバイスでは、高輝度化と寿命は二律背反の関係にあった。





続きを読む »
15 Dec

太陽光パネル、こんなとこにも取り付けました

QuelleZenna家の屋根や駐車場の屋上、すでに、いろいろなところに設置されている太陽光パネル。見渡してみれば、まだまだ設置できそうなところがたくさんありそうです。

ベルギーの屋内スキー場SnowWorld Antwerpは、その特殊な建物の形を利用して屋上に太陽光パネルを敷き詰めました。パネルの数、なんと1,452枚! 面積にすると、およそ1万2500平方mです。 屋上のソーラーパネルから得られた電力は、そのまま屋内スキー場で活用されています。

ところ変わって、今度はスイス。こちらは、道路横の擁壁にソーラーパネルが貼り付けられています。ソーラーパネルの数は756枚。パネル供給・設置した企業によれば、傾斜75度の壁まで設置可能とのこと。








続きを読む »
14 Dec

サムスンディスプレイ、モニター用「UHD QD-OLED」を量産開始、超精密インクジェットプリンティング技術適用

20231213154011153116サムスンディスプレイがQD-OLEDを筆頭にプレミアムモニター市場を積極的に攻略する。 サムスンディスプレイは13日、UHD解像度モニター用QD-OLEDの量産を今月から開始したと明らかにした。

31.5型サイズで自発光モニターの中で最も高い水準の画素(ピクセル)密度とUHD解像度を具現したというのが会社側の説明だ。
今回の新製品開発のためにQD発光層に超精密インクジェットプリンティング技術を適用し、インクジェットノズルと噴射量を最適化し、ピクセル密度を140PPI(Pixel Per Inch・1インチ当たりピクセル数)まで引き上げた。
これは現在発売されている65型8K TVと同等水準の画素密度だ。





続きを読む »
13 Dec

太陽光パネル市場を独占する中国勢に挑む日本企業の勝算

img_3e7e89a4f68c38611662000年代、日本企業が大きなシェアを占めていた太陽光発電市場は、今や中国勢に席巻されている。日本企業のAbalanceはベトナムに新工場を建設、主要部品を内製化して生産国証明と価格競争力を付け、日米の市場に風穴を開けようとしている。

温室効果ガス排出削減目標の達成を目指し、国や自治体の動きが活発化している。政府は太陽光発電を最大限導入するとし、2030年までに公共施設の約50%に太陽光パネルを設置するという目標を掲げた。東京都や京都府などの自治体も、住宅に太陽光発電設備の設置を義務付ける条例を制定した。





続きを読む »
7 Dec

OLEDの発光材料市場は28年に24億ドルを突破、購入で韓国は5割占める=韓国報道

OLED307629_640韓国のディスプレー専門の調査会社、UBリサーチによると、有機EL(OLED)に使われる有機発光材料の世界市場は年平均5.8%成長し、2023年の18億4000万ドル(USD、約2706億2352万円)から、2028年には24億3000万ドル(約3573億9954万円)に達する見込みだ。

国別でみると、韓国のパネルメーカーによる材料購入額は2023年の11億1000万ドル(約1632億6157万円)から、2028年には13億6000万ドル(約2000億3220万円)へと増加する。年平均の成長率は4.2%。一方、中国による材料購入額は、2023年の7億3000万ドル(約1073億2606万円)から、2028年には10億7000万ドル(約1573億1354万円)へと大幅に増加するとみられる。





続きを読む »
6 Dec

有機ELは“勇気EL”なり!

LG OLED g韓国のLG Display(LGディスプレイ)はなぜ大型テレビ用の有機ELパネルの量産化に成功できたのか。2009年に開発を始めて以来、数々の困難を乗り越えた結果、基本構造は白色有機EL+IGZOに決まった。だが、本当の意味での量産化実現には、あと2つの問題を解決しなければならなかった。

有機ELパネルの量産化実現に向けた2つの問題のうち、1つは補償回路だ。むらや経年変化が生じたときに、画素単位で電気的に補正する回路である。ところが2009年から生産の立ち上げを指揮した呂相徳氏(取材当時はLGディスプレイ・チーフマーケティングオフィサー、現在はLGディスプレイ顧問)は大胆にも、この回路構造を根本的に変えたのである。
それは2013年の55型の量産開始直前。突然のことだった。





続きを読む »
4 Dec

実用サイズで世界最高効率33.66%、シャープエネSOLが化合物・シリコン積層型太陽電池で達成

シャープ完全子会社のシャープエネルギーソリューション(大阪府八尾市、五角博純社長)は、化合物・シリコン積層型の太陽電池モジュールで従来比1ポイント超増のエネルギー変換効率33・66%を達成した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトの一環で開発した。

太陽電池を搭載した電動車などの開発に貢献し、移動体の温室効果ガス(GHG)排出量を減らす。





続きを読む »
1 Dec

縦折りスマホ「razr+」(razr 40 ultra)を手にして5カ月、改めて実感したこと

motorola-razr-plus-06942023年6月にMotorolaが「razr+」(1000ドル、日本では「razr 40 ultra」という名称で税込15万5800円)で発売した時、折りたたみスマートフォンの転換点が来たと感じた。razrシリーズやサムスンの「Galaxy Z Flip」など、最近のフリップフォン(縦折り型の携帯端末)は携帯しやすいデザインを生かし、一般的なスマートフォンにはない利便性を提供してきた。しかし、フリップフォンも結局は開いた状態で使うことが多いため、全体の使用感は普通のスマートフォンとあまり変わらなかった。

しかし、大きなカバーディスプレイを備えたrazr+の登場によって、状況は変わりつつある。カバーディスプレイが大きいことがそれほど重要かと思うかもしれないが、razr+を使っていくうちに、筆者は画面が広いことのありがたみを痛感するようになった。単に時間や通知を確認できるだけでなく、手のひらサイズのディスプレイが手に入るのだ。スマートフォンが大型化し、かさばるようになって何年もたつが、スマートフォンを2つ折りにした状態で使えるというのは、思った以上に便利だった。





続きを読む »
27 Nov

太陽光パネル大量廃棄時代へ一手、AGCがカバーガラスの再原料化に成功

Screenshot 2023-11-27 07.26.59AGCは使用済み太陽光パネルのカバーガラス約24トンを、原料カレット(ガラス端材)にリサイクルする実証試験に成功した。産業廃棄物の削減や天然資源由来原料の節減のほか、原料カレットの利用促進で製造工程における温室効果ガス(GHG)排出量の削減にもつながる。

同実証は10月19―22日に、AGC横浜テクニカルセンター(横浜市鶴見区)の建築用型板ガラス製造窯で実施した。





続きを読む »
24 Nov

【特報】au「Pixel Fold」たった3万3300円で在庫処分、Google初の折りたたみスマホ衝撃の87%オフで回線契約なしでも大幅割引

pixel fold 017月末に発売されたばかりの折りたたみスマホを、auが捨て値で捌いていることが明らかになりました。

超格安折りたたみスマホ、爆誕です。詳細は以下から。

Buzzap!編集部に読者から寄せられた情報によると、都内の大手家電量販店でauのPixel Fold(本体価格25万3000円)が破格で提供されているそうです。 これはMNPユーザーがPixel Foldを分割払いで購入し「スマホトクするプログラム」に加入すると、2年間で3万3300円を支払うだけで済むというもの。回線契約なしの場合でも4万9350円もの割引を受けることができます。





続きを読む »
15 Nov

パナHD 工場再エネ化事業を1千億円規模へ 来秋に英国で実証実験

Screenshot 2023-11-15 06.42.40パナソニックホールディングスは14日、水素で発電する燃料電池と太陽光発電、蓄電池を組み合わせて工場の使用電力を100%再生可能エネルギー化する実証実験を英国で実施すると発表した。

2023~24年にかけ計2千万ポンド(約37億円)を投じてウェールズにある同社の電子レンジ製造工場を再エネ化し、来年秋ごろから実証を開始する。

今後、同社は工場再エネ化のシステムを将来的に販売し、30年ごろに売上高1千億円を目指すとしている。





続きを読む »
26 Oct

「ペロブスカイト太陽電池」で国内初、日揮HDが物流施設で実証

873b-18e2603efc25日揮ホールディングス(HD)と苫小牧埠頭(北海道苫小牧市、海津尚夫社長)、エネコートテクノロジーズ(京都府久御山町、加藤尚哉社長)は、次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を物流施設に設置する実証実験を2024年初春に始めると発表した。

苫小牧埠頭の倉庫の凹凸状の屋根や外壁に同電池を設置し、発電効率を検証する。物流施設での同電池の実証は国内初という。





続きを読む »
19 Oct

積水化学による「ペロブスカイト太陽電池」の開発ストーリー。社会的課題解決と経済成長を実現する「新しい資本主義」とは

Screenshot 2023-10-19 09.26.09「日本で技術開発して成功しているケースはニッチなものが多い。事業はほとんど海外に持って行かれてしまっている。この曲がる太陽電池をモデルにして新しい資本主義の戦い方をしていきたいのです」 そう語るのは、積水化学のR&Dセンター ペロブスカイト太陽電池グループの森田健晴グループ長だ。

「曲がる太陽電池」は、「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」を指す。いま主流のシリコン製太陽光パネルと比べて重さは10分の1程度と軽く、厚みは20分の1程度と薄く、折り曲げやすいのが特長だ。ただ水分に弱く耐久性に課題があった。積水化学は液晶向け封止材などの技術を応用し、液体や気体が内部に入り込まないように工夫をし、10年相当の耐久性を実現させ話題を集めている。





続きを読む »
16 Oct

折りたたみスマホ「OPPO Find N3」の公式画像とスペックが判明。軽量・薄型ながらもペリスコープ望遠を搭載か

OnePlus-Open-1696930098-0-03-1中国の著名リーカーの数码闲聊站氏から、OnePlusの折り畳みスマホ「OnePlus Open」のスペックがリークされました。さらに、リーカーのRoland Quandt氏からOneplus Openの公式レンダリング画像がリークされています。

 OnePlusの親会社のOPPOの折り畳みスマホ、「OPPO Find N3」も同様のスペック・デザインになることが確認されています。

デザインは角が丸み帯びていて、スリムになった印象を受けます。Find X6 Proのような大きなカメラバンプにはHのロゴがあり、Hassel Bladと協業の印字が文字から変更。側面のフレームにOneplusらしいアラートスライダーもある様子。





続きを読む »
12 Oct

50,300円値下げ、楽天モバイル「Galaxy Z Flip4」が10月11日に価格改定

20231011104557_906_楽天モバイルは、全国の楽天モバイルショップ、楽天モバイル公式サイトにおいて、縦折り型スマートフォン「Galaxy Z Flip4」を10月11日に値下げしたと発表した。

従来価格139,800円から50,300円を値下げ(※)して、新価格89,500円で提供する。

なお、同社では、「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」での購入価格の一例として、製品価格89,500円で月々の支払い(48回払い)が1,864円の場合、支払総額(2年返却)44,736円(楽天モバイル買い替え超トクプログラムで購入して25か月めに機種変更した場合)になると紹介。





続きを読む »
5 Oct

液晶と有機ELが高画質化で競り合うテレビ用ディスプレイ(後編)

mm231004_device04有機EL(OLED)パネル技術を説明しよう。前編でもご説明したように、ハイエンドの高精細テレビ用ディスプレイパネル市場では、有機EL(OLED)パネルと液晶パネルが競合している。両者は映像を投影する原理に基本的な違いがある。
有機ELパネルは発光素子である有機ELを利用しているので本質的にコントラスト比が高い(オフにすると画素が漆黒になる)。液晶パネルは、光源であるバックライトの光を液晶のシャッタによって開閉しているので、原理的にはコントラスト比が低い(液晶シャッタは黒表示でもバックライトの光を完全には遮ることができず、光の漏れが生じる)。  

有機EL(OLED)のパネル製造で画素のパターンを形成する方式は大別すると、微細加工済みの金属をマスクとして真空蒸着によってパターンを形成するFMM(Fine Metal Mask)方式と、三原色の発光層をインクジェット印刷によって形成する印刷方式に分かれる。





続きを読む »
27 Sep

大手5社がこぞって進出、中国の太陽光大手が「米国工場」の建設競う事情

 中国の太陽光パネル大手の天合光能(トリナ・ソーラー)は9月11日、アメリカのテキサス州に2億ドル(約294億円)超を投じて太陽電池モジュール工場を建設すると発表した。新工場の生産能力は年間約5GW(ギガワット)、2024年の生産開始を目指している。

天合光能は同じく中国の晶科能源(ジンコソーラー)、隆基緑能科技(ロンジ)に続く世界第3位の太陽光パネルメーカーだ。同社によれば、新工場は(中国ではなく)アメリカとヨーロッパから調達した多結晶シリコンを使って生産を行い、地元に1500人の雇用を創出するという。

■中国大手5社がこぞって進出  

今回の天合光能の発表により、2023年に入って中国の大手5社がすべてアメリカでの工場建設計画を打ち出した格好だ。晶澳太陽能科技(JAソーラー)は2023年2月、約11億4000万元(約230億円)を投じてアメリカに年間生産能力2GWの太陽電池モジュール工場を建設すると、投資家向けの情報開示で明らかにした。





続きを読む »
27 Sep

乾電池1本、世界最小電圧で光る青色有機ELを開発=東工大など

東京工業大学、大阪大学、富山大学、静岡大学の共同研究チームは、乾電池(1.5ボルト)1本をつなぐだけで光る、世界最小電圧で発光する青色有機ELの開発に成功した。
今回の技術により、テレビやスマートフォンなど有機ELを使ったディスプレイ機器の消費電力を大幅に削減できる可能性がある。
有機ELはテレビやスマートフォンなどで実用化されているが、駆動電圧が高く消費電力が大きいという問題がある。
特に、赤・緑・青の光の三原色の中で、青色の発光が最もエネルギーを消費し、通常は4ボルト程度の電圧が必要となる。





続きを読む »
19 Sep

JDIは中型OLEDスクリーンに携わるか、中国企業と共同で量産する可能性がある

ジャパンディスプレイ(JDI )はタブレット端末やパソコン向けの14インチ有機ELディスプレイに参入する。同社は以前はスマートウォッチ用に1.4インチの画面のみを製造していましたが、現在は中型の画面でもバランスのとれた画面の明るさを実現しています。2025年に量産を開始し、米国やアジアのIT企業や情報端末メーカーからの受注を目指す。

JDIは8月下旬に上海で開催された展示会で、自社開発のOLEDスクリーン「eLEAP」を顧客に公開した。画面サイズが大きくなると画質のムラが発生しやすいが、同社は画質を安定して制御する技術を向上させた。純正品に比べて明るさは2倍、寿命は3倍です。





続きを読む »
18 Aug

激薄折りたたみスマホ「Xiaomi Mix Fold 3」デビュー!

Screenshot 2023-08-18 09.51.10Xiaomi(シャオミ)は新型折りたたみスマートフォン「Xiaomi Mix Fold 3」を海外発表しました。

Xiaomi Mix Fold 3の特徴は、ファイバーモデルで10.86mm(ガラスモデルで10.96mm)という本体の薄さ。これは、Samsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold5」の約13mmや、Google(グーグル)の「Pixel Fold」の12mm強と比較しても、際立って薄い数値です。
本体重量はファイバーモデルが255g、ガラスモデルが259gとなっています。また新開発のヒンジは、50万回の折りたたみに耐えることができ、45度から135度の間で自由な確度で固定することも可能です。





続きを読む »
4 Aug

紙のようにペラペラで曇りの日も発電可能…日本人が開発した夢の太陽光電池「ペロブスカイト」の超技術

PV 2348318767日本発の次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の開発が進んでいる。テレビプロデューサーの結城豊弘さんは「従来型の太陽光パネルと違って超軽量・超薄型であるため、どこでも設置可能で、曇天の弱い光でも発電できる。日本政府はこの夢の新技術の開発・流通を急ぐと同時に、海外への技術流出を防がなければならない」という――。

日本発の画期的な新しい太陽光パネルの開発に熱い視線が注がれている。

6月17日、大阪府島本町に西村康稔経済産業大臣の姿があった。「水無瀬イノベーションセンター」という積水化学工業の開発研究所である。西村大臣の目的は、ここで開発が行われているフィルム型の次世代太陽光発電、ペロブスカイト太陽電池を視察するためだった。





続きを読む »
1 Aug

リーズナブルで高性能! 折り畳み型スマホ「motorola razr 40 ultra」で撮影してみた

motolora 1b0f0d573d140スマートフォンの注目機種の1つに「折り畳み型スマホ」があります。ディスプレイを折り畳むことができるため、大画面なスマホもコンパクトに持ち歩くことができます。
折り畳み型スマホは、通常のスマホよりも価格設定が高くなりがちで、中には20万円を超える機種もありますが、2023年8月下旬に発売予定の「motorola razr 40 ultra」は、15万5800円と比較的低価格で入手できます。

格安折り畳み型スマホ「motorola razr 40 ultra」についてご紹介します。
モトローラよりリリースされる「motorola razr 40 ultra」は、縦型の折り畳み型スマホです。約6.9インチの大画面スマホをコンパクトに持ち歩くことができます。





続きを読む »
28 Jul

妥協のない柔軟性と多様性を実現したGalaxyの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」 │ 「Galaxy Z Fold5」

galaxy 5 9537b-0 韓国ソウル-サムスン電子(以下、サムスン)は、本日2023年7月26日(水)に、第5世代目となるGalaxyの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」を発表いたしました。折りたたみスマートフォンの業界をリードする「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」は、洗練されたコンパクトなデザイン、豊富なカスタマイズオプション、そして圧倒的なパフォーマンスにより、全てのユーザーに唯一無二の体験を提供いたします。

「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」は、新しい「フレックスヒンジ」により、見た目の美しさと洗練されたデザインを実現しながら、折りたたみスマートフォンならではの体験を提供いたします。また、「フレックスカメラ」を代表とする類まれなカメラ機能により、クリエイティブなアングルからの写真撮影が可能です。さらに、最新のプロセッサーと最適化されたバッテリーによる強力なパフォーマンスにより、端末を開いた状態でも閉じた状態でも、折りたたみスマートフォンの新たな可能性を広げます。





続きを読む »
24 Jul

Samsung幹部が「Appleと協力して折りたたみ式ディスプレイを開発中」と語る

Samsungの子会社であり、ディスプレイの製造を担当するSamsung Displayのマネージングディレクターが、「Appleと協力して折りたたみ式ディスプレイを開発中」と語ったことが報じられています。

Appleは2018年に「2画面型折りたたみデバイス」の特許を取得しました。Appleは折りたたみスマートフォンの特許も出願していますが、この特許はディスプレイを2つ搭載したMacBookのようなものを想定した特許であると指摘されていました。

その後もAppleがタッチスクリーン式のキーボードを採用したMacBookを開発していることがウワサされていたのですが、新たにSamsungの子会社でありOLED(有機ELディスプレイ)などを開発するSamsung Displayのマネージングディレクターを務めるBaek Seung-in氏が、韓国で開催された韓国情報ディスプレイ学会のイベントの中で、折りたたみ式ディスプレイについて語ったと韓国メディアのThe Elecが報じました。





続きを読む »
14 Jul

金正恩氏が折り畳み式スマホ愛用か 北朝鮮メディアの写真から

Screenshot 2023-07-14 09.11.56北朝鮮で12日に固体燃料式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験が行われたとして北朝鮮メディアが13日公開した写真の中に、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の持ち物とみられる折り畳み式スマートフォン(スマホ)のようなものが写っていた。  

金正恩氏は火星18の発射実験を視察したという。写真を見ると、椅子に座った同氏の前にはテーブルがあり、たばこや灰皿、飲み物のほかに、ケースに入ったものが置かれている。





続きを読む »
13 Jul

折り畳みスマホmotorola razr 40 ultra、7月21日発売。キャリアではIIJmio独占販売

Screenshot 2023-07-13 09.16.27モトローラ・モビリティ・ジャパンは、折りたたみ端末「motorola razr 40 ultra」を7月21日に発売します。価格は15万5800円。

海外では6月に発表されていた端末で、モトローラとしては4世代目の折りたたみ端末です。縦に2つ折りというスタイルで、外側のディスプレイ(アウトディスプレイ)が3.6インチ(1066×1056ピクセル)と大型化したのが大きな特徴となっています。





続きを読む »
11 Jul

中国「太陽光パネル」大手、スイス上場目指す狙い インゴットから最終製品まで海外で一貫生産へ

Screenshot 2023-07-11 09.17.29中国の太陽光パネル大手の隆基緑能科技(ロンジ)は6月20日、スイス証券取引所に重複上場する計画を発表した。同社が上海証券取引所に上場している人民元建てのA株を裏付けに、グローバル預託証券(GDR)を発行する。

開示資料によれば、ロンジはスイス上場を通じて199億9600万元(約3945億円)を調達し、中国内外での生産能力増強に投じる計画だ。

具体的には、中国の内モンゴル自治区の工場でシリコンウエハの生産能力を年間46GW(ギガワット)に、太陽電池セルを同30GWに引き上げる。さらに、マレーシア工場のシリコンインゴットの生産能力を年間6.6GWに、太陽電池モジュールを同2.8GWに、ベトナム工場の太陽電池セルを同3.35GWにそれぞれ拡大する。





続きを読む »

当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
掲載年月から記事を探す



アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

管理人へのメッセージ


[FPD関連本] ・フラットパネル資料館


電子ディスプレーメーカー計画総覧(2018年度版)


















カテゴリーごと記事
記事掲載の写真
  • 【台湾・自動翻訳記事】ハンスター台南工場が従業員を解雇!若手スタッフから上級部門長まで、誰もが免れません
  • 【台湾・自動翻訳記事】ハンスター台南工場が従業員を解雇!若手スタッフから上級部門長まで、誰もが免れません
  • 半導体パッケージ基板2.5倍、TOPPANが新工場
  • テレビ用液晶パネル2%高、パリ五輪商戦控え 2月大口
  • 有機EL研究、振り返る 山形大・城戸教授が最終講義、成功の心得伝授
  • バルコ,恒例のメディアカンファレンスで最新のディスプレイ・技術などを紹介
  • 「JVCケンウッド」反射型液晶デバイスの生産拠点を久里浜工場からJSファンダリ新潟工場に移転
  • 23年の中国折りたたみスマホ、出荷台数700万台突破。ファーウェイ圧倒的首位、サムスン4位
  • ZTEが「nubia」ブランドのスマホで事実上の日本再参入 “売れ筋の価格帯”で勝負
  • 日本ゼオン、新素材を開発 広帯域化コレステリック液晶
  • 「2024年度こそシャープの転換点に」--CEOが事業変革の核に据えた「世界を変える」技術とは
  • タッチスクリーンiMacが登場するかも? Appleの特許出願で明らかに
  • 太陽光パネルを垂直設置できる架台一体型システム、両面受光で狭小エリアにも
  • 太陽光パネルを垂直設置できる架台一体型システム、両面受光で狭小エリアにも
  • サムスンディスプレイ、第8.6世代IT OLEDライン設備搬入式開催…基板サイズは世界一
  • 1台の固定カメラで撮影した画像を高精度に3Dモデル化する技術、富士通など
  • 「IT向けの有機EL、中国より韓国が有利」…サムスンディスプレー社長が強調
  • マレーシアの首都KLに「サムスン・ギャラクシー駅」誕生
  • 太陽光発電量6%向上…大日印が開発、両面採光向け反射シートの効果
  • 中国のペロブスカイト太陽電池「Renshine Solar」、変換効率で世界記録7回も塗り替え
  • 静岡大が色あせないカラーフィルム、フレキシブルディスプレーなどに期待
  • 日亜化学の技術者、米アカデミー科学技術賞受賞を報告
  • Omdia:車載用CSD市場でインセルタッチTFT LCDが主流に、2025年には出荷シェア50%超に達する見込み
  • 腕に巻き付けられるスマホ!モトローラ、巻き付く「Motorola Adaptive Display Concept」実機を公開
  • 腕に巻き付けられるスマホ!モトローラ、巻き付く「Motorola Adaptive Display Concept」実機を公開
  • 2023年国内タブレット出荷、前年比13.8%減で2013年以降最少に。MM総研調べ
  • LGディスプレーが業績回復へ、ことしは450万台のiPad用OLEDパネルを生産の見込み=韓国
  • 輝き失ったアップル株、AI製品での出遅れに投資家は我慢の限界
  • アップル、M3チップの新型「MacBook Air」。164800円から
  • ASUS、14型2画面有機ELノート「Zenbook DUO」を国内投入
コメントありがとう