大日本印刷(DNP)は11月8日、2012年度上期(2012.4~9)の売上高が前年同期比4.5%減の7206億8400万円になったと発表した。当期利益は同95.3%減の3億9600万円となった。部門別では、エレクトロニクス部門の売上高が同25.5%減の912億2300万円となった。LCDカラーフィルタでは中小型パネル向けがスマートフォンやタブレット用に堅調に推移したが、大型パネル向けが減少。電子デバイス関連ではモジュール製品が増加したものの、フォトマスクが減少した。これにより、2012年通期の業績予想を修正した。全社売上高は当初予想の1兆5800億円から1兆5200億円、当期利益は同175億円から120億円へといずれも下方修正している。
大日本印刷
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Oct
2012年Q2のTFT-LCD用CF需要は、数量ベースでQOQ +6%の約610万シート/月となった。TV用パネル向けの増産が貢献したことから、面積ベースではQOQ+11%の増加となっている。大型・中小型用パネル共に2012年Q4まで増産が続く見通しであり、CF需要も堅調に推移すると見込まれる。
CF需要全体が堅調に推移する中で、専業メーカーのCF出荷は苦戦状況にある。
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