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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

IGZO

27 Jun

シャープ、中国でスマホ向け新型液晶 現地大手と生産 再建へ自前主義を転換

 シャープは中国で2015年初めにも液晶パネルの合弁生産を始める方針を固めた。現地大手が約3千億円を投じて建設中の新工場に、省エネ性能に優れたスマートフォン(スマホ)向け最新液晶技術を提供し、運営会社に10%弱を出資。生産するパネルの最大半分を引き取る権利を得る。液晶分野での日中合弁は初めて。開発から生産までを手掛ける自前主義を転換、低コストで量産ができる中国企業と組んでパネルの需要拡大に対応、再建を急ぐ。
大型液晶パネルで世界10位の南京中電熊猫信息産業集団(CECパンダ)が南京市で建設する工場に、シャープが省エネ液晶「IGZO(イグゾー)」の技術を供与する。シャープはパンダから数百億円の技術料を受け取り、一部を工場の運営会社の出資金に充てる。



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10 May

シャープ、亀山工場で「IGZO」液晶パネル量産 今秋開始

シャープは今秋、亀山工場(三重県亀山市)でスマートフォン(スマホ)向けの省エネ型液晶パネル「IGZO(イグゾー)」の量産を始める。スマホ向けを手掛ける天理工場(奈良県天理市)はフル稼働が続いているため、今後の需要拡大に備える。中小型パネルの拠点である亀山工場は足元で稼働率が低迷しており、高付加価値品の生産を採算改善につなげる。

 シャープは経営再建に向け、中小型液晶パネルを事業の柱に据えている。14日に公表する中期経営計画には、付加価値の高いIGZOパネルの生産・供給拡大を盛り込む見通し。IGZOパネルを搭載するスマホは現在、シャープ製スマホだけだが、今後は外部の携帯電話メーカーにも同パネルを供給したい考えだ。



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31 Jan

「IGZO」搭載「iPad 5」と、プラスティック製「iPhone 5S」が登場?

第4世代「iPad」が登場してから約3カ月が経過した。言うまでもなく、第5世代モデルの噂が出始める時期になったということだ。さらに「iPhone」の次期モデルに関する噂もある。
「iLounge」のジェレミー・ホロウィッツは、新しいデザインの第5世代iPadの正確なモデルとされるものを検分する機会を得た。
iPad 5の発表を3月としている報告もあるが、ホロウィッツ氏は設計と製造の進み具合の状況から10月になりそうだと見ている
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8 Jan

Apple、IGZOパネルの調達でLCDメーカーと協議

DigiTimesによると、米Appleでは、IGZOパネルが次世代の「iPad」、「iPad mini」、「iPhone」で採用されるならば、2013年はどの程度IGZOパネルが供給可能になるかさらに評価を進めているという。このため、IGZOパネルの生産能力の見通しに関してシャープとさらなる協議を進めている他、台湾AU Optronics(AUO)のL5Cラインで同パネルの生産が可能か問い合わせをしている模様。



27 Dec

シャープ再建の切り札IGZO液晶の“不都合な真実”

必死のブランド戦略の裏には、ある“不都合な真実”が隠されている。

 「11月上旬に材料の投入が終わり、下旬からIGZOの生産ラインはほとんど動いていない」

 複数の業界関係者は、IGZOの主力生産拠点である亀山第2工場の惨状をこう明かす。

 理由は最大顧客のアップルからの受注が止まったこと。iPad向けに第1、第2四半期と、それぞれ200万台以上あった受注が、秋口から激減。10月に発売された廉価版のiPad miniにも需要を食われ、韓国LGディスプレイに調達先を大きく絞り込まれた。自社製スマホも別工場で手がけるため、作る商品がないのだ。

 あわてたシャープは、IGZOを搭載した高価な業務用ディスプレイの出荷計画を発表。しかし毎月1500台と少量で「生産能力の数パーセントにも満たない」(シャープ関係者)のが現実だ。

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13 Dec

シャープ“虎の子”IGZOの優位は「1年程度」 韓国サムスン、同じ技術で猛追中

sharp06米半導体大手クアルコムと次世代パネルの共同開発を決めたシャープ。両社が開発する新型パネルには経営再建中のシャープにとって“虎の子”といわれる液晶技術「IGZO(イグゾー)」が応用される。この新技術で難局の打開を目指すが、IGZOの基本特許は科学技術振興機構(JST)が保有し、韓国サムスン電子などにもライセンス供与。「IGZOは1、2年で陳腐化する」(業界関係者)との指摘もあり、起死回生を図るための〝切り札〟としてはあまりにも心許ない。



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4 Nov

シャープ:中小型液晶パネルに再建託す 2期連続巨額赤字

2期連続で巨額赤字見通しとなったシャープは、主力の液晶テレビに代わり、タブレット端末などに使われる高精細で省エネの独自液晶技術「IGZO(イグゾー)」を活用した中小型液晶パネルに期待する。
 ただ、直ちに収益改善に結びつくかは不透明だ。世界的な景気減速や中国の日本製品離れなど、取り巻く環境も厳しさを増す。頼みの台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の出資協議はいまだ出口が見えず、再建には依然高い壁が立ちはだかっている。




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2 Nov

新IGZO TFT駆動の有機ELパネル、半導体エネルギー研究所が国内初公開

半導体エネルギー研究所は、13.5型と3.4型の有機ELパネルを、パシフィコ横浜で開催中の「FPD International 2012」に出展した。2012年6月に米国ボストンで開催された「SID 2012」で、シャープと共同で技術発表したもの。国内で一般公開されるのは、今回が初となる。
13.5型品が3840×2160画素(4K×2K)、3.4型品が960×540画素である。精細度は共に326ppiと高い。駆動素子には、IGZO層をc軸方向に結晶成長させた「CAAC(C-Axis Aligned Crystal)」構造と呼ぶ酸化物半導体TFTを用いた。白色有機EL素子にRGB3色のカラー・フィルタを用いてカラー表示を実現する。デバイス構造は、TFT基板とは逆側から光を取り出すトップ・エミッション。3.4型品は樹脂基板を用いることで、フレキシブル対応となった。 


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2 Nov

Applied Materials、IGZO用と第8.5世代LTPS用の製造装置を発表

米Applied Materials社は2012年10月31日に横浜で記者発表会を開催し、酸化物半導体のIGZO(In-Ga-Zn-O)用、および第8.5基板対応の低温多結晶Si(LTPS)用の成膜装置の新製品を発表した。いずれの装置も、次世代の液晶ディスプレイおよび有機ELディスプレイの製造コスト削減を可能にするという。
 高性能の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの量産に向けて、LTPSやIGZOのような、新しいTFT材料を採用する動きが活発化している。これらのTFT材料は、現在主流のアモルファスSi(a-Si)に比べて移動度などの性能が高く、ディスプレイの表示性能向上、低消費電力化、低コスト化の実現技術として、期待を集めている。とりわけ有機ELテレビにおいては、これはディスプレイの寿命を大きく伸ばすことにつながり、そのメリットは大きい。
発表会の場では、まず三つのLTPS用CVD装置が発表された。第5世代基板対応の「AKT-15KPX」、第6世代基板対応の「AKT-25KPX」、そして第8.5世代基板対応の「AKT-55KPX」だ。「第8.5世代基板対応のLTPS用CVD装置を作るのはきわめて困難と言われてきたが、ついに世界初の装置を発表することができた」(同社)。



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1 Nov

シャープ、ウルトラブック用IGZO液晶量産-亀山で月10万台

シャープは2013年1月から亀山第2工場(三重県亀山市)で「ウルトラブック」と呼ばれる薄型ノートパソコン向けの13インチ級酸化物半導体(IGZO)液晶パネルの量産を始める。当初は月産10万台分程度と見られ、国産パソコンメーカーに出荷する見通しだ。量産規模は小さいが、受注活動に最も力を入れるウルトラブック向けの量産をスタートする。13年度から15インチ級の量産も視野に入れる。
 IGZO液晶はアモルファスシリコンに比べて最大10分の1程度の低消費電力化を実現し、シャープが世界で初めて量産した。新たに量産する13インチ級IGZO液晶は、パソコンメーカーの春モデルに搭載される見通し。当初は10月頃から量産する計画で、約3カ月遅れになる。


31 Oct

AUO、IGZOパネルを来年量産

 友達光電(AUO)は29日、自社開発したIGZO(酸化物半導体、イグゾー)を使った10.1インチタブレット型パソコン用の液晶パネルを既にサンプル出荷しており、来年下半期にも量産すると表明した。65インチ液晶テレビ用のIGZOパネルも早ければ来年下半期に量産する。IGZOパネルはコストを抑制でき、中大型パネルの主流になる見通しだ。これまで世界で唯一生産可能だったシャープの量産が遅れ気味とみられる中、AUOが技術で追い付く意欲を見せた形だ。30日付蘋果日報などが報じた。



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28 Oct

4Kから8K、そしてIGZO――進化するテレビを支える先端技術

「近未来のテレビにワクワクする」のもCEATECの楽しみの1つ。“フルHDの次のテレビ”として期待されている4Kテレビやスーパーハイビジョン(8K)、そして話題のIGZOなど、先端技術を駆使したCEATEC出展のテレビを集めてみた。

 「4Kは単にパネルを大きくすればいいというものではなく、4Kの情報量を出力する必要がある。レグザエンジンCEVO 4Kによって微細なテクスチャーやきらめく輝き感を復元することができ、従来のハイビジョンでも4Kならではの高精細な映像を楽しめる」


 IGZOはIndium(インジウム)、Gallium(ガリウム)、Zinc(亜鉛)、Oxygen(酸素)から生成される酸化物半導体で、シャープが世界で初めて量産化に成功している。今回のCEATECでは、優れた技術・製品に贈られる「CEATEC AWARD 2012」で、IGZOが経済産業大臣賞を受賞した。 


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27 Oct

3840×2160画素の65型IGZO液晶パネル、AUOが開発

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台湾AU Optronics社(AUO)は2012年10月26日、テレビ向けに酸化物半導体(IGZO)を採用した3840×2160画素で65型のTFT液晶パネルを開発したと発表した。電子移動度や光透過率が高い、ベゼル(縁)が狭い、軽量・薄型で消費電力が小さいといった特徴を備えるという。
 同社は同時に50型でフルHD表示が可能なテレビ向け液晶モジュール「Super Narrow Bezel FIM(fully integrated module)」を発表した。ベゼル幅が3.5mmで一般的な競合他社製品に比べて1mm狭いことが特徴という。また、55型で3840×2160画素のテレビ向け液晶パネルも発表。こちらは色再現性がNTSC比96%と高いことが特徴という。



22 Oct

シャープ、天理で最新液晶生産へ スマホ向け

シャープが中小型の液晶パネルを生産する天理工場(奈良県天理市)で、最新の液晶パネル「IGZO(イグゾー)」の生産を始めることが21日、分かった。
主にスマートフォン向けを製造する。IGZOは画像が美しく消費電力が少ないのが特長で、シャープが世界で唯一量産できる。現在は亀山第2工場(三重県亀山市)だけで製造しているが、工場を増やして生産体制を拡充。経営再建の「切り札」と位置付け、収益向上を狙う。



21 Oct

シャープ、HPやデルと交渉 最新鋭液晶を長期供給へ

経営再建中のシャープが最新鋭の高精細液晶「IGZO(イグゾー)」のパネルを、米パソコン大手のヒューレット・パッカード(HP)やデルに長期供給する交渉に入っていることがわかった。液晶事業の赤字に苦しむシャープにとって、大口販売先を確保して経営再建にはずみをつける狙いだ。
 IGZOパネルは高精細、省電力が特徴で、シャープが今春、亀山第2工場(三重県)で世界初の量産を始めた。すでに今冬モデルのスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末の一部に搭載され、米アップルの「iPad」も採用しているが、亀山第2工場の生産能力が大きいため、現状の稼働率は3~4割にとどまり経営の足かせになっている。

[管理人] 気になるのは HPもデルもリーズナブルな価格のパソコンを大量に販売しているメーカー。
IGZOの高精細液晶を使って市場を作り上げていくようなビジネス展開は不得手ですからね。



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16 Oct

タブレット向けLCD市場、韓国2社のシェアを切り崩しか

DigiTimesによると、タブレット向けLCD市場では現在、韓国LG Displayと韓国Samsung Electronicsの2社がシェア60%を占めているが、近い将来、パナソニックやシャープ、台湾AU Optronics(AUO)にシェアを奪われ始めるだろうという。米Appleは、シャープのIGZO技術を採用したLCDを次世代のiPad」に採用する見込み。また、Apple向けの7.85型LCDの大部分をAUOが担当することなども影響するものと見ている。




当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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