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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

OLED

15 Sep

LG電子、世界最大の大きさ97型のOLEDテレビ発売開始

632268241a37d2738245LG電子が世界最大の有機ELテレビとなる97型(画面斜めの長さ約245センチ)「OLEDエボギャラリーエディション」を発売すると発売した。

 LG電子は14日から全国の家電売場とオンライン・ブランドショップ(OBS)で97型OLEDエボギャラリーエディションの予約を受け付けていると発表した。21日から正式に国内発売を始め、順次海外の主要市場でも販売を開始する。

 現在、液晶(LCD)テレビでは100型ほどの大きさの製品が販売されているが、OLED製品で超大型画面を具現したのは一段階進化した技術力の示したものと評価される。特に壁掛け設置の際、テレビ全体が壁に完全に密着するギャラリーデザインは高級感を与え、画面の没入感までさらに高める。





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28 Jul

[更新] 有機EL(OLED)量産工場・投資予定一覧 (OLED Production Plant Investment Summary)

[更新: 2019.Jul.28]
BOE、綿陽でフレキシブル有機EL量産開始の記事を反映しました。

会社(Company)拠点(Location)
世代(Gen)
生産能力※(Capacity)
量産開始 (MP Start)
投資額 (Investment)
ライン (Line Name)
注記 (Note)
AUO
新竹
3.5G
20
2012/2Q



AUO
シンガポール
4.5G




中国スマホ向け4.3"生産
BOE
オルドス
5.5G
54K(現1.5K)
2014/Jul
220億RMB
B6
内モンゴル・稼働開始記事
BOE
成都
6G
30K
2017/2Q
5000億円 B7
LTPSライン, OLEDも生産, 17年5月稼働開始
17年10月Flex OLED量産開始
BOE
綿陽
6G
48K
2019
7200億円 B11
フレキシブルOLED, 記事
, 生産開始(2019/7)
BOE
重慶
6G
48K
2020年末


記事
(2018/3)
CSOT
武漢
6G
30-60K
2016→18

T4
記事
EDO※
上海
4.5G
15K
2014/4Q


HTC向け5.5"
EDO※
上海
6G
30K
2019



Visionox
昆山
5.5G
5K
2016



JDI
愛知県東浦
3.5G
46K
2008


旧ソニー, 産業用モニター
JDI
石川県川北町 4.5G

2018
200億円

6G生産ラインも整備?
JDI
茂原
G6

2018


量産工場表明(2016/1)
JOLED
石川県川北町 4.5G

2018
200億円

JDI内ラインに投資
Kuntech ST
陝西省 6G
30K2020/1Q 58億USD

陝西坤同柔性半導体科技FLEX OLED投資
LGD
亀尾 4.5G



AP1

LGD
亀尾 4.5G
10K
2013/3Q

AP2

LGD
亀尾
6G

2017/1Q
1兆500億ウォン
中小型OLED, 記事
LGD
坡州 8.5G
34K
2014/3Q



LGD
坡州 9G? 10.5G?26K
2018/1H
投資は凍結、液晶に変更検討
(5300億円)

記事, 記事(凍結)
LGD
広州市
8G
60K
2019 ?
1800億円強
記事
中国企業と合弁(LG:70%)
LGD
広州市


2800億円
記事
大型ライン
LGD
坡州


5000億円
記事
中小型ライン
Royole
深セン5.5G
30K

3000億円
柔宇科技, 記事
Samsung
湯井
4.5G
56K


A1

Samsung
湯井
5.5G
144K
2011/2Q

A2
フレキシブル対応
Samsung
湯井
6G
15K
2015/3Q

A3
フレキシブル対応
Tianma
上海
5.5G
15-30K
2017/1Q



Tianma
武漢
6G
30K
2017/4Q



Truly
恵州
4.5G
30K
2016/2Q
63億RMB
三星チョナン旧工場を移設

[注]
※生産能力: OLEDは蒸着装置のワークサイズがボトルネックとなっている。公称値の半分・1/4になっているケースあり注意を要する。
※EDO (Ever Display Optronics=和輝光電) =またはHehui Optoelectroics



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5 Nov

有機ELパネル、中国勢が2兆円投資 主要6社、液晶超える市場規模見込む

中国企業がスマートフォン(スマホ)などに使う有機ELパネルに集中的に投資し始めた。京東方科技集団(BOE)など主要6社が新工場を相次ぎ建設し、2020年ごろまでの投資総額は2兆円を超える。
地方政府などからの巨額資金援助を受ける大型投資で韓国メーカーに対抗する。中国企業の攻勢でスマホ向け有機ELは液晶と並ぶ市場に成長する見通し。製造装置や素材で日本企業の商機が広がる。


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28 Oct

大型テレビの有機ELの歩留まりは「80%以上」、LG Display

韓国LG Display社は2016年10月27日、中国・北京市内のホテルで報道機関向けに、同社の有機EL(OLED)に関する説明会を開催した。LG Display社の資料によると、「今後3年以内に全世界のプレミアムテレビ市場の50%は、有機ELが占めるだろう」とする予測を、同社Head of the OLED Business Unit and PresidentのSang-Deog Yeo氏が説明会で示した。
 有機ELパネルの生産について、Yeo氏は「液晶パネルよりもはるかに難しい技術であるにもかかわらず、80%以上の安定した製造歩留まりを達成し、この8月から月産10万台以上の生産能力を確保した」とした。



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13 Mar

有機ELに「iPhoneバブル」? 需要は未知数、繰り返されてきた肩透かし

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いま、ディスプレー業界のもっぱらの話題と言えば、有機EL。  
米アップルがiPhoneに採用する見通しが明らかになってから、関連市場はバブルの様相を呈している。  韓国サムスン電子やLGディスプレーは新工場の立ち上げや増産投資を加速、日本でも、ジャパンディスプレイ(JDL)が「今後最も力を入れていく事業」と位置付けているほか、話題の鴻海(ホンハイ)精密工業もシャープの技術を活かし有機ELパネル市場に参入する計画だ。政府の資金援助で液晶パネル工場を立てまくっていた中国メーカーも、建設中の工場設備の一部を有機EL用に変えることを検討していると言う。
住友化学や出光興産などの素材メーカーも、関連する部材の増産体制を整えている。猫も杓子も、有機ELだ。


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25 Nov

LG、有機EL陣営固め パナソニックや中国メーカーに外販

韓国LG電子グループが有機ELテレビ戦略を転換した。世界でLGだけが量産しているテレビ用パネルの外販を本格化。パナソニックや中国メーカーが対象だ。
価格競争が厳しい液晶テレビと差異化する独自商品と位置づけてきたが、販売は伸び悩んでいる。他社にも参入を促して「有機ELテレビ陣営」を形成し、市場の活性化やパネルの生産コスト引き下げにつなげたい考えだ。

LGのパネルを使ってパナソニックは10月、欧州で65型の有機ELテレビを発売した。2017年度をめどに日本にも投入する。高級機種の象徴の位置づけで価格は100万円以上の見通しだ。



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25 Mar

韓国LG、日本で有機ELテレビ 曲面65型100万円

韓国LG電子が4月、日本で有機ELテレビを発売する。液晶テレビに比べ明暗比が大きい鮮明な画像が特徴だ。画面中央部がくぼんだ曲面型デザインも採用する。価格は65型で100万円程度とみられ、高級品として売り込む。先端商品によるLGの攻勢で、国内市場の競争が一段と激しくなりそうだ。
 液晶テレビはバックライトと液晶を組み合わせて画像を作るのに対し、有機ELテレビは自ら発光する有機材料をパネルに使う。画像が鮮明なほか曲面型などに加工しやすい。スマートフォンでは韓国サムスン電子が主力機種に採用している。テレビ用の大型有機ELパネルは生産が難しく、量産しているのは事実上LGグループだけだ。
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6 Mar

Soluble PrintingとFlexible Substrate がOLED TVパネル市場の成長に寄与

2013年、55インチFull HD OLED TVと55インチFull HD Curved OLED TVの発売以降、大型OLED TV技術の成長度合いに関心が高まった。2014年第四半期には、LGディスプレイが65インチと77インチのUltra HD OLEDパネルを公開したが、LCDパネルが握る現状TV市場の中にOLEDパネル独自市場を築く、そのスピードに関心が高まる。
しかし、2014年での大型OLEDパネル量産メーカーは、実はLGディスプレイ只一社だけだ。
2013年には、多くのメーカーが大型OLEDパネル生産に意欲を示し開発に挑んだが、今年に入り、予想より低い歩留まり率と高コストのため量産開始を躊躇するメーカーや、歩留まり率の確保と低コストの達成までは量産の具体的な計画は立てないというメーカーも出てきている。多くのパネルメーカーが大型OLEDパネル事業に消極的になっている。
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4 Mar

LG電子、有機ELテレビで中国・日本企業との提携を計画

韓国のLG電子は24日、有機EL(OLED)テレビの普及率を高めるために中国および日本の企業と提携する方針だと明らかにした。
ただ、提携の詳細や提携先の企業には触れていない。
関連会社のLGディスプレーは、テレビ用有機ELパネルを大量生産できる唯一のパネルメーカー(坡州(パジュ)工場にG8.5世代ライン)
LG電子などによると、有機ELパネルは液晶パネルに比べて画質が優れているとともに、消費する電力が少ない。ただ、有機ELテレビは依然として、液晶テレビよりも高価だ。
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1 Mar

有機ELの技・擦り合わせ、JOLED社長東入来信博氏、「薄い・軽い」を生かし革新。

ソニーとパナソニック、ジャパンディスプレイ、産業革新機構が共同出資する有機ELパネル開発会社JOLED(ジェイオーレッド、東京・千代田)は2017年にも中型パネルを量産する。薄い、軽いといった特長を生かしてノートパソコンやタブレット(多機能携帯端末)への採用を目指す。韓国勢が先行する市場でどう巻き返すか。東入来信博社長に戦略を聞いた。

 ――新会社が1月にスタートしました。

 「ソニーとパナソニックの研究開発部門を統合してスタートした。両社が研究を続けてきた財産をすべて引き継いだ。技術的にはほぼ最終段階だ。私の役目は最後までやり抜くことだ」

 ――事業化のスケジュールを教えて下さい。

 「6月に試作ラインへの投資を決める。投資額を最小限に抑えるため、ジャパンディスプレイの拠点活用も考えている。16年秋から量産へ向けて歩留まりなど生産技術の検証を始める。17〜18年に量産する計画だ。この2年が勝負だ」

 「有機ELは薄い、軽い、曲げられるという特徴がある。特徴を最も生かせる中型でイノベーションを起こす。有機ELパネルの世界市場は20年に250億ドルとなり、うち60億ドルが当社が狙う中型だ。いずれは大型テレビ向けもやりたい」
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8 Jan

ソニーとパナの統合新会社(JOLED)が事業開始 有機ELを開発

中小型液晶のジャパンディスプレイ、ソニー、パナソニック、官民ファンドの産業革新機構が設立した有機ELパネル開発の新会社JOLED(ジェイオーレッド)は5日、事業を始めたと発表した。社長には液晶検査装置メーカー、日本オルボテック元会長の東入来信博氏(66)が就いた。業界経験を評価して産業革新機構が招いた。
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12 Dec

LGディスプレイ、OLED事業部を新設、大々的な組織改編

LGディスプレイは今月初め、OLED事業部を新設し、先月の定期人事で社長に昇進したヨサンドク社長をOLED事業部長に選任するなど、大々的な組織改編を断行した。
LGディスプレイは従来の最高技術責任者(CTO)が管轄していたOLED開発担当と、TV事業部所属だったOLED TV事業担当など分散していたOLED関連組織を一つにまとめ、新しい事業部を設置した。
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30 Sep

曲がる有機EL 量産技術を開発、東京大学

東京大学 須賀唯知教授らはウエアラブル端末の湾曲した画面に使う有機ELパネルの量産技術を開発した。パネル材料の高分子フィルムをガラス台の上に作りあとから簡単にはがして使える。
従来の製法の三分の一以下の時間に短縮できる。今後は企業と共同で実際の製造過程で実証実験に取り組む。
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30 Sep

LG電子、低価格の有機ELテレビ 韓国で41万円

LG電子は29日、実質価格が399万ウォン(約41万円)と低価格の有機ELテレビを韓国で発売した。米国や欧州でも順次、販売する。有機ELテレビは高画質だが価格が高いのが弱点だ。昨年発売した同タイプの商品は1500万ウォンだった。LGは消費者が買いやすい価格帯にも品ぞろえを増やして市場拡大を目指す。
 発売したのは画面サイズが55型で、両サイドが前に出る形に湾曲した曲面タイプだ。画面の厚みが5ミリメートルと薄い。解像度はフルハイビジョン級で、フルハイビジョンの4倍の画素を持つ「4K」テレビなど最先端品に比べるとやや劣る。
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4 Sep

4K 有機EL時代が幕開け――LG電子「当分の間、これ以上の画質進化はないだろう」

LG電子は2014年8月、4K対応有機ELテレビ「ULTRA OLED TV」を発表した。2013年1月にフルHD対応有機ELテレビを発表して以来の戦略的製品として、“4Kパネル=有機EL”を世界に定着させるべく、攻勢を掛ける見込みだ。
当分の間、これ以上の画質進化はないだろう――。
 4K対応有機ELテレビ「ULTRA OLED TV」を発売するLG電子関係者の言葉である。文字通り「究極のTV」「夢のTV」と呼ばれる4K対応有機ELテレビの時代が、いよいよ到来する。
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26 Aug

『Soluble』、AMOLEDディスプレイの必須要素

『Soluble』 AMOLEDは、AMOLED製造工程の有機発光層プロセスで、各材料をsolventに溶かして塗布加工したAMOLEDを指す。
現在の中小型AMOLED生産方式となっているFMM evaporation方式は、大型パネルの8世代以上への採用には問題が多く、AMOLEDパネルメーカーは様々な大型パネル製造方法を開発している。WOLEDを対案とするメーカーもあるが、最終的にAMOLED特性を生かすにはRGB方式パネルの開発が必要で、理論的に大面積化やコストなどに有利な『Soluble』プロセスが注目されている。
AMOLED関連メーカーはAMOLED TVパネル生産用に『Soluble』プロセスの量産採用に向け、積極的に取り組んでいる。
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8 Jun

有機ELテレビ普及進まず各社相次ぎ撤退 ソニーとパナ、新会社設立し売却へ

次世代テレビの有力候補と見られてきた有機ELテレビが苦戦している。有機ELテレビは電流を流すと自らが発光する有機材料を利用した技術で、液晶テレビより薄型構造を実現できるため、軽量で省エネ、高画質になるとされている。

 開発・商品化で先行してきた韓国サムスン電子は、有機ELテレビへの投資を中断し、専用パネルの量産ラインを2014年中に設置する計画も中止した。価格面などで他の薄型パネルテレビに対する競争力を発揮できないと判断したためだ。サムスン電子はテレビの世界最大手で、韓国国内に小規模なテレビ有機ELパネルの生産ラインを設け、13年6月に55型の曲面タイプを商品化した。韓国国内や米国市場に投入したが、振るわなかった。

 韓国LG電子も13年にリビング用の有機ELテレビ(55型)を6000ドル(約61万円)で発売したが、こちらも不振。

 米調査会社ディスプレイサーチによると、13年の有機ELテレビの市場規模は、わずか4400台だった。12年春時点の予測(25万台)の1.8%という超低空飛行ぶりとなった。

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4 Jun

「有機ELテレビ市場」・・・韓国と中国企業による「争いを迎える」 =中国メディア

ソニーが有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ事業から撤退し、サムスンも投資を中断する方針などと報じられたことについて、中国メディアの鄭州晩報は5月30日、「中国の有機ELテレビ市場は韓国のLGとわが国の創維数碼 (スカイワース・デジタル)による対決の様相を呈してきた」と報じた。
 記事は、ソニーやパナソニック、サムスンといった大手メーカーがこれまで巨額の資金を投下して有機ELテレビの研究開発を行ってきたと紹介する一方、「有望な市場と期待されてきた有機ELテレビ市場で巨頭たちが尻込みしている」と論じた。
 さらに、「2年連続で赤字となったソニーはすでにテレビ事業に関する戦略の調整を開始した」と報道。さらにサムスンについても有機ELテレビへの追加投資および研究開発を停止するとの報道があると紹介する一方で、「サムスンは同報道について否定している」と伝えた。
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29 May

有機ELパネル事業をTV以外で展開、4K液晶が一番良い戦略-平井ソニー社長

なんとなく波長というかピントが合わないですね、この超優良企業の社長さんとは。  
有機ELテレビが液晶の倍で済むと本当に思っているのでしょうか? もっときちっと算定しましょうね! 
 もっと言うと現時点、ソニーの規格に合致する商品ができないですよね。

ソニーの平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は26日、日刊工業新聞などとのインタビューに応じ、有機ELパネル事業について「技術的優位性はあるが、テレビに採用した場合、価格が液晶テレビの倍になってしまう。(テレビ以外の)限られた用途で商品展開している」との考えを示した。
その上で、テレビ事業は「4K液晶テレビで素晴らしい映像をお届けするのが一番良い戦略」と強調した。  有機ELパネル事業を巡っては、ソニーとジャパンディスプレイ(JDI)、パナソニックが、同事業での提携を協議していることが26日までに明らかになった。
3社に加え、産業革新機構が出資し開発会社を設立する案などが浮上している。  技術者や特許を提供し合い、タブレット端末向けの有機ELパネルを低コストで量産できる技術の確立を目指す狙いだ。  パナソニック幹部は「(4者で)開発面で協力できないか話し合いを始めた」と説明する。平井CEOはこの件について「当社としてはコメントしない」と語った。(2014年5月27日 日刊工業新聞)
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26 May

有機ELで日の丸連合JDI、 ソニー、パナソニックなどが新会社

有機ELという技術をどうしても残したいという三大欲求の生存欲求に促された方向性ですね。
中小型をターゲットにということでテレビよりはマシですが、いったい何を目指したいのかな??
今の液晶より0.2mm薄くしたい? 曲げるウェアラブル? 生存価値をハッキリさせてほしいものです。

---- 以下 日経新聞 ----

中小型液晶パネル世界最大手のジャパンディスプレイ(JD)、ソニー、パナソニックが有機ELパネル事業で提携する。タブレット(多機能携帯端末)向けの中小型パネルを共同開発する新会社を設立、将来の生産も含めた事業統合も検討する。テレビ用大型パネルの実用化が難航するなか、スマートフォン(スマホ)や身に着けて使うウエアラブル端末向け需要も見込める中小型への転換を迫られた形だ。
 提携は官民ファンドの産業革新機構が主導。新会社の枠組みは6月の合意をめざす。革新機構が過半を出資する見通しで、革新機構が筆頭株主で約35%出資するJDも2~3割、ソニーとパナソニックがそれぞれ1割程度を出資する方向で最終調整に入った。
 JDは石川工場(石川県)、ソニーは厚木テクノロジーセンター(神奈川県)、パナソニックは姫路工場(兵庫県)でそれぞれ有機ELパネルの開発や試作をしている。3社の技術者が新会社に出向し、2年以内にタブレットやスマホ向けパネルの開発をめざす。
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18 May

Samsung、AM-OLEDの量産技術開発向けに50億ドルを投資

DigiTimesによると、 韓国Samsung Displayはアクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)ディスプレイの量産技術開発向けに約50億ドルの投資を計画しているという。2013年に40億ドルを投資しており、2014年も追加で30~50億ドルを投じる模様。
また、2014年末までに第6世代(6G)のフレキシブルAM-OLED量産ラインを拡張したい意向で、月産9000枚の生産能力を追加する模様。
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15 May

LG電子、500万ウォン台の曲面OLED TVを発売

LG電子は12日から55型の曲面OLED TV(モデル名:55EA9700)予約販売を開始すると発表した。
25日までを予約販売期間とし30日から出荷するが、キャッシュバックを使い 599万ウォン(約60万円)で販売、予約販売期間の購入客には10万ウォン(約1万円)相当のスポーツ用品商品券も提供する。
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14 May

ソニー、有機ELテレビの開発凍結 4Kに経営資源集中

ソニーは次世代の高画質テレビとして有望視されてきた有機ELテレビの商品化に向けた開発を当面凍結する。2013年末にパナソニックとの共同開発を解消、独自で家庭向けの開発を進めていたが、当面需要が本格的に立ち上がらないと判断した。世界1位のシェアを持つ高精細の4K液晶テレビに経営資源を集中する。人件費削減なども進めテレビ事業の収益立て直しを急ぐ。
 有機ELはホタルのように自発光する有機材料を使うことで鮮明でスポーツなど動きが多い映像でもちらつかない特徴を持つ。パナソニックとの共同開発を解消、今年から独自に開発を進めてきたが、家庭向けの有機ELテレビでは韓国のLG電子やサムスン電子に先行されていた。有機ELを開発してきた厚木テクノロジーセンター(神奈川県厚木市)などの人員は4K関連製品などの開発に振り向ける。
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6 May

サムスン、有機ELテレビへの投資中断 販売不振

サムスン電子は有機ELテレビへの投資を中断する。専用パネルの量産ラインを2014年中にも設置する計画だったが中止した。価格面などで競争力が低いと判断。当面は高画質の液晶テレビに注力する。有機ELテレビは次世代テレビの一つとみられてきたが、テレビ最大手のサムスンの方針転換で普及にブレーキがかかりそうだ。

 サムスンは韓国忠清南道・湯井の工場に小規模のテレビ用有機ELパネル生産ラインをつくり、13年6月に有機ELテレビを発売。韓国や米国市場に投入したが振るわなかった。韓国LG電子も13年に有機ELテレビを発売したが、米調査会社のディスプレイサーチによると同年の有機ELテレビの市場規模は4400台にとどまっている。



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17 Apr

OLED-TVの普及の遅れが材料市場にも影響

 米NPD DisplaySearchは4月14日、有機EL(OLED)-TVの普及の遅れが材料市場にも影響するとの予測を発表した。2014年のOLED材料市場は10億ドル以上との前回予想から減少し、7億9500万ドルになると予想している。

16 Apr

OLED照明パネルメーカーの動向

OLED照明市場は、量産を開始するパネルメーカーが増加している。
コニカミノルタは、フレキシブルOLED照明パネルの量産工場を建設している。同社はパネル量産にロール to ロール方式を適用する方針であり、同技術を導入した工場を立ち上げ、2014年内に量産を開始する予定である。
三菱化学とパイオニアは、2014年3月から塗布方式で生産したOLED照明モジュールの出荷を開始した。現在、OLEDの発光層の形成は蒸着方式が主流であるが、塗布方式の開発も活発化している。蒸着方式と比べて塗布方式は発光材料の利用効率が大幅に向上するため、製造コストの削減に繋がる。
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15 Apr

Samsung stops making OLED TVs due to LG’s dominance

町のライバルLGのほうが、歩留りで優っていることでお隣さんの三星が有機ELテレビ生産を止めてしまったとの記事です。
もうかなり以前からサジを投げていたとは思いますが、OLED扇動系ブログ(誤りでした訂正します)フォローブログが記事にしたのですから正式決着ということなのでしょうね。
LGだけは、6月に65"/77"のウルトラHD TVを出すようようです。(LGはカラーテレビ大手の長虹、康佳(KONKA)、創維(Skyworth)と連携して有機ELテレビを押し広めるように画策中)

それよりも有機ELの両社の比較図がまずまずきれい、というかLGの有機ELはまがい物ということが明らかに。チラ見しても損は無いですが。 → こちら
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6 Apr

サムスンGalaxy S5のディスプレイはスマホ史上最高とDisplayMateがなぜか絶賛

サムスンのGalaxy SやGalaxy Noteシリーズはフラッグシップモデルであり、彼らの誇る有機ELディスプレイを搭載しています。DisplayMate Technologiesではサムスンからリリース前のGalaxy S5端末を入手し、客観的かつ総合的なテストを実施しました。
多くの人はGalaxy S5のディスプレイが基本的にGalaxy S4よりちょっと大きくなっただけだと思っていますが、実はそうではありません。詳細な調査によって、ほぼあらゆるテストや測定カテゴリにおいて大きく性能向上していることがわかり、スマートフォンディスプレイの中では多くな点で過去最高となっています。
Display mateがこのような表現で特定機種を称賛するのは珍しいですね。なにか意図があるのか?

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31 Mar

TEL、OLED製造用インクジェット描画装置の受注を開始

東京エレクトロン(TEL)はセイコーエプソンと共同開発した有機EL(OLED)製造用インクジェット描画装置「Elius 2500」の受注を開始したと発表した。
大型TV用パネルの有機発光層の成膜には蒸着方式が用いられているが、Elius 2500はインクジェット方式により、大気中で大型ガラス基板に有機材料を必要量のみ吐出することで成膜できる。これにより、TVの大型化やコスト低減が可能になるという。
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20 Mar

コニカミノルタ、曲がる有機EL量産へ-100億円で新工場

コニカミノルタは18日、約100億円を投じて曲げられる有機EL照明を山梨県で2014年秋から量産すると発表した。甲府サイト(山梨県中央市)に月産能力100万枚の工場を新設し、ロール状で連続生産。面全体が均一に発光する同照明は商業施設のデザイン照明などに普及が期待される。
 ガラスに代えて樹脂基板を採用したことで、軽量で曲げられる照明となった。
水蒸気バリアー性に優れる自社製フィルムを用い、低温で電極を形成する製法を確立した。生産工程では生産性に優れる塗布式と品質に優れる蒸着式を併用する。
蒸着式についてもロール・ツー・ロール方式で一貫製造する。
白色タイプ(150ミリ×60ミリメートル)と色を変化させられる調色タイプ(50ミリ×30ミリメートル)を発売。価格は明かしていないが、発売当初は少なくとも2万―3万円程度とみられる。量産効果を発揮できれば1万円を大きく下回る可能性もある。
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13 Mar

[中国語記事] 液晶に対するAMOLED(Active Matrix有機EL)の優位性・課題解説

液晶に対抗するAMOLEDの中国語解説記事です。→ AMOLED对抗LCD:一场没有结果的战争
中国でもこの論争は興味深いのでしょうね。
3 Mar

次世代有機EL、青色の発光効率100% 九大

九州大の最先端有機光エレクトロニクス研究センター(福岡市)は、次世代テレビなどの画面として期待される発光材料「第3世代有機EL」のうち、青色の光について、電気を光に変える発光効率を100%まで高めることに成功したと発表した。今後、実用化に向けて耐久性を高める。3日、英科学誌ネイチャー・フォトニクス電子版に掲載された。
 安達千波矢教授らの研究チームはこれまでに、商品化に必要な三原色のうち、発光効率を緑100%、赤約90%まで高めることに成功。最も難しいとされる青は50%止まりだったが、材料の分子構造を新たに組み立て、効率を高めた。安達教授は「既に企業と実験を進めており、1年で実用化のめどを付けたい」と話している。
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23 Feb

大型有機ELテレビ&ディスプレイ動向

有機ELは、すでにスマートフォン向けの小型ディスプレイが普及し、照明用途でも今後の普及が期待されているが、大型ディスプレイに関しては、製造コストや歩留りに加え、液晶テレビの価格下落の影響もあり、メーカー各社は製品化に二の足を踏む状況にある。
2013年1月のCESで、有機ELを用いた大画面テレビの試作品が日本・韓国の各社から出展され、さらには韓国メーカーによる大型有機ELテレビ製品化のニュースも出されたものの、世界的にこれだけ液晶テレビの普及が進
み、消費者がその画質にもある程度満足している現状では、有機ELテレビは製品化に向けた目的や存在意義が問われている。
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17 Feb

LG電子、米国でOLED TV価格を半額に値下げ

LG電子は、米国で発売した55インチOLED TV(モデル名55EA9800)の価格を半額に値下げした。
昨年7月にリリースされた当初の販売価格は14,999ドルだったが、今回の値下げでLG電子の55インチOLED TV価格は7,999ドルに落ちた。同時に購買者には1,000ドルの即還付特典があり、実質6,999ドルで購入できる。
LG電子は、先月新モデル発売に先立って、英国では55インチOLED TV価格を3,000ポンド値下げし、今回の米国販売価格の引き下げにより、英国製品の価格も変更されると伝えている。
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4 Feb

コニカミノルタ「OLEDオール蒸着の性能にオール塗布が迫る」

コニカミノルタ アドバンストレイヤーカンパニー OLED事業部 技術開発部 共通技術開発グループリーダー 森川雅弘氏は1月30日、電子情報技術産業協会(JEITA)主催のナノエレクトロニクス技術フォーラムにおいて、自社の照明用有機EL(OLED)の開発状況について説明した。
他の照明デバイスと遜色のない性能を実現するための全リン光発光層の開発では、青リン光ドーパントのポテンシャルを引き出し、寿命を改良するホスト材料の開発に成功。プラズモンロスの低減や内部・外部の光取り出し技術の向上により、1000cd/m2の輝度で103 lm/Wの高効率化を実現している。
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14 Jan

テレビ業界、OLEDより4K LGのみ積極的 CES 2014

台湾の経済紙『工商時報』(2014年1月13日)は、1月10日に閉幕した世界最大の家電見本市、米コンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)において、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)、ソニー(Sony)、米Vizioなど主要テレビ(TV)ブランド各社が注力したのは超高精細4K(4K2K)TVであり、有機EL(OLED)TVを打ち出したのは韓国LG電子(LG Electronics)のみだったと紹介。
その上で、LGには、OELD TVに対する投資を減らしたサムスンとの差別化を図る意図があるのだろうが、OLED TV市場の前途は不透明だとの見方を示した。
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9 Jan

液晶パネルの最新の動向について (2014年-その1) CES2014プレスカンファレンスのDSブログ報告

少し長文の英語記事ですが興味深く読みました。
⇒(OLED and Plasma Commitments at CES for LGE, Samsung Focuses on UHD and Curved)
CES2014開催直前のプレスカンファレンスに出席したDisplay Search(DS)リサーチャーのブログ記事です。主にLGの内容についてTVに絞って報告しています。ざっと要約しますと、
 
・LGは2014年プラズマテレビ5機種・OLEDテレビ5機種(内3機種は4K TV)を導入する。
・一方SumsungはOLEDテレビの新製品発表は無かった。
・DSは2014年のOLEDテレビのグローバル見通しを25万台から10万台に下方修正した。
・LGは large-scale OLED manufacturing investment(OLED G8工場投資)が進行中でsignificant breakthrough in higher yieldsに自信がありそうだと業界筋の情報がある。

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4 Jan

LG、77型の4K湾曲有機ELテレビ発表。'14年米国発売へ

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LG Electronicsは、米国ラスベガスで7日から開幕する2014 International CESに、77型や65型、55型の4K 有機ELテレビを出展する。
いずれも3,840×2,160ドットの4K解像度を有した「4K Ultra HD」としており、LG独自のWRGB OLED技術を採用。55/65/77型はいずれも湾曲(curved)ディスプレイだが、55型には湾曲型の「55EB9600」のほか、狭額縁の“elegant GALLERY”モデル「55EA8800」をラインナップしている。  
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26 Dec

ソニーとパナソニック、有機EL開発の提携を解消


ソニーとパナソニックは25日、両社で進めていた有機ELパネルの共同開発を(管理人の予想通り)今年末で打ち切って、提携を解消することを明らかにした。 今後、両社とも、大型有機ELパネルの開発はそれぞれ独自に進めていく。
当面、高精細テレビについては、足元で需要の伸びている4k液晶パネルに注力する。 両社は12年6月、テレビや大型ディスプレー用の有機ELパネルを共同で開発することで合意。13年末までに量産技術を確立する計画だったが、期限までに結論が得られなかった。
さらに、有機ELパネル市場が当初の見通しよりも伸びていないことから、早期の事業化は困難と判断、提携契約の更新を見送ることにした。 有機ELテレビをめぐっては、ソニーとパナソニックが今年1月の米国家電見本市「CES」で56型の試作品を公表。韓国のサムスン電子とLG電子は有機ELテレビをすでに発売して商品化で先行しているが、価格が高いことなどから市場は広がっていない。

[REF] 【管理人の独り言】 ソニー・パナソニックの有機EL共同開発は最悪の状況の中で最善の選択

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19 Dec

サムスンディスプレイ、OLED事業部とLCD事業部を統合

サムスンディスプレイはOLED事業部とLCD事業部を一つに統合する組織改編の断行を発表した。
サムスンディスプレイは「急速に変化する市場環境に効果的に対応し、内外の経営環境変化に能動的に対処するため改編した」と説明。
昨年7月にサムスン電子LCD事業部とサムスンモバイルディスプレイの合併により発足したサムスンのディスプレイは、固めてきた経営基盤をもとに、OLED事業とLCD事業の融合効果を上げる方針だ。
同時にサムスンディスプレイは、営業・マーケティング部門の窓口を一本化し、マーケティング戦略の一元化を図るため戦略マーケティング室に統合した。
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10 Nov

半導体エネルギー研究所、最新のフレキシブルディスプレイや高精細ディスプレイを展示


半導体エネルギー研究所(SEL)は、FPD International 2013において、結晶性酸化物半導体「CAAC」を用いた、最新のディスプレイを展示しました。

"CAACというのは、C-Axis Aligned Crystal の略でして、C軸に配向した結晶の構造を持った材料ということです。CAAC自身は、一般的にいわれているアモルファスではなくて結晶ですので、非常に信頼性が上がります。今まで酸化物半導体は信頼性が問題であると一般的にいわれていましたが、この材料を使う事でその問題が解決します。"

"ひとつはやはり、デザインの自由性を確保する曲がるディスプレイ、それから移動度が高いので非常に駆動力があるので、大きなディスプレイでも高精細にできます。この2つがポイントになると思います。"

フレキシブル性を利用したディスプレイとして提案されているもののひとつが、曲面部分も表示でき、額縁の無い「サイドロール OLEDディスプレイ」及び「トップロール OLEDディスプレイ」です。

プロトタイプは、326ppiの3.4型と302ppiの5.4型で、OLEDディスプレイの特徴である高い色再現性をそのまま表示できます。



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8 Nov

LG電子、「カーブ•ド•プラスチックOLED」Gフレックス発売

LG電子のスマートフォンGフレックスが12日に発売される。
LG電子がソウルで開いた5日の記者懇談会でメディアに公開した「Gフレックス」は「カーブ•ド•プラスチックOLED」パネルを装着し画面が縦方向に湾曲しているのが特徴だ。 Gフレックスは、人間工学的な設計で曲率700Rを採用して受話器とマイクを耳と口に近づけている。画面サイズは6インチで、解像度は1,280×720。一つの画素に R、G、B 3色のサブ画素を入れた定格RGBシステムを採用した。
またこのスマートフォンには、LG化学が世界で初めて開発したフィン電池も採用された。曲げによって受ける物理的ストレスを軽減するスタックアンフォールディング技術を使ったバッテリーで、湾曲形状だが容量も従来電池の最大レベル3,500 mAhを確保し、一体型に取り付けられている。
APはクアルコムクアッドコアプロセッサ「スナップドラゴン800 」でLTE - Aをサポート。製品の厚さは8.7 ㎜、重さは177g、色はシルバー。出荷価格は今のところ確定していない。

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31 Oct

AUOがAMOLED量産、サムスン独占市場に切り込む

 29日付工商時報によると、液晶パネル大手、友達光電(AUO)が、アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの量産を今月より開始した。
中国の大手携帯電話ブランド、宇龍酷派(クールパッド)など向けに4.3インチパネルを出荷し、出荷枚数は月間20万~30万枚とみられる。AMOLEDパネルはサムスン電子の独壇場だったが、AUOの巻き返しが注目される。
AUOは8月下旬に開催された「台湾タッチパネル・光学フィルム製造プロセス・設備・材料展覧会(タッチ台湾2013)」で、解像度443ppiと世界最高を誇る5インチフルHDパネルと5インチのHD720を出展した。折り曲げ可能な超薄型(厚さ0.2ミリメートル)AMOLEDパネルも開発中であることを発表するなど、長年の研究成果が実り始めていた。
AMOLEDの良品率が向上し、安定した供給が確保できるようになったとされる。  供給先である中国携帯ブランドは、日韓メーカーのパネルを採用する欧米ブランドとは異なる魅力をアピールする必要から、台湾パネルメーカーとの協力を求めている。
現在AUOが量産しているのは4.3インチAMOLEDパネルだが、今後は主流となっている5インチの量産を進める。生産はシンガポールの4.5世代工場が担っているとみられ、今後同工場が小型AMOLEDパネルの生産拠点になるもようだ。
OLED 生産ライン

メーカー
技術
ライン
生産能力
製品
SamsungOLED5.5G120KSmart Phone
SamsungOLED5.5G320KSmart Phone
LGDOLED8.5G(建設中)TV
AUOOLED3.5G7KSmart Phone
AUOOLED4.5G45KSmart Phone






※---生産能力は基板投入枚数 (月当たり、公開情報より管理人推定)

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29 Oct

半導体エネ研、OLEDフレキシブルディスプレイを展示

半導体エネルギー研究所は、FPD International 2013において、ロール状の3.4型有機EL(OLED)フレキシブルディスプレイを展示した。
Top Emission Tandem WhiteOLED + Color Filter(CF)構造を採用し、解像度326ppi、パネル厚100μm、曲げ半径4mm、重量10gを実現している。プロセスフローは、ガラス基板上に無機膜による剥離層、IGZO TFT配線を形成し、OLED層を蒸着。これに、剥離層とCF層を形成したガラス基板を貼り合わせながら透明樹脂による固体封止を行う。
さらに独自の「剥離転置工法」により、貼り合わせた両面からガラス基板をそれぞれ剥離してフィルムを転写して完成。「既存のプロセス装置で作れる」(説明員)という。同時出展のフレキシブルLiイオン電池との組み合わせにより、ウェアラブル用途で提案しているという。
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17 Oct

有機ELの開発協議、越年へ ソニーとパナソニック

ソニーとパナソニックの有機ELテレビ開発協議が越年する見通しとなった。年内をメドに共同で量産技術を確立するとしていたが、両社の技術の擦り合わせが難航しているため。有機ELテレビは次世代テレビの有力候補とされてきたが、4K液晶テレビが先行。すでに有機ELテレビを商品化している韓国・サムスン電子とLG電子も販売が思うように伸びておらず普及は遅れそうだ。
 両社は2012年6月に有機ELテレビの基幹部品であるパネルの共同開発で合意。「13年内の量産技術の確立を目指し、量産段階での協業の可能性を検討する」とし、定期会合を開いてきた。今年初めに米国で開かれた家電見本市ではパナソニックの試作機の主要部品をソニーが提供した。
 しかし最近は協議が停滞している。ソニーは発光する有機材料を高温で気化させてパネルに吹き付ける「蒸着方式」と呼ばれる製造技術を持つ。一方、パナソニックは印刷技術を応用して有機材料をパネルに塗布する「印刷方式」という製造技術を開発している。



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23 Sep

“真の白色LED”が近く登場か――米大学がポリマー半導体の発光色調整技術を発表

現在「白色LED」と呼ばれているLEDは、実際に白色光を発しているのではない。赤色・青色・緑色(RGB)LEDの光の組み合わせや、青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせによって白色光を作り出している。米University of Utah(ユタ大学)の研究チームは、ポリマー半導体の発光色を調整する方法を発見した。同研究チームは、本物の白色光を発する有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)の実現を目指している。
同技術は、有機半導体のポリマー結合にプラチナ原子を挿入する。University of UtahのZ.Valy Vardeny教授は、EE Timesの電話インタビューに対して、「合成プロセスを使って、ポリマー結合にプラチナ原子を挿入した。プラチナ原子の間隔を変えることで、発光色を調整できる」と説明した。同研究チームでは、プラチナ原子を異なった間隔で挿入したポリマーを作成し、それらをまとめることで、1つの材料から白色光を作り出すことを目標としている。

この研究の詳細資料は、Scientific Reportsから無料でダウンロード(英語)できる。

→EE Times Full Article 



16 Sep

BOEの内モンゴルAMOLEDライン、13年末稼働へ

中国のパネルの大手BOE(京東方)が、内モンゴル自治区オルドスに建設中の第5.5世代アクティブ・マトリクス式有機EL(AMOLED)パネル生産ラインが、2013年末に生産を開始する模様だ。中国の経済紙『第一財経日報』(9月13日付)が、BOE関係者の話として報じた。
先の関係者によると、2011年8月に着工したオルドスの第5.5世代AMOLED生産ラインは現在、設備の設置と調整を行っている段階で、13年第4四半期に生産を開始するという。
さらに、12年5月から建設を始めた安徽省合肥の第8.5世代ラインは、酸化物半導体(IGZO)を採用したTFT-LCD生産ラインで、量産開始は14年第1四半期を予定している。また、13年7月着工の重慶市の第8.5世代のラインは、15年第2四半期の量産を見込むとしている。

[参考]BOE、2014年より内モンゴルでAM-OLEDを生産へ (May 24, 2012) 

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10 Aug

AMOLED(有機EL)パネルメーカーの戦略分析と市場展望

ディスプレイパネル市場は小型、中型、大型を問わず、TFT-LCD技術支配が続き、e-Paper、PDP、CRTなどの存在感は弱まっている。その中にあってSamsung Display牽引によるAMOLEDパネル市場だけが成長を続け、TFT-LCDの最大ライバルとして浮上している。

この状況変化に対応しようとするパネルメーカーは、AMOLEDパネル事業の開始を急ぎ、付加価値の創出を狙っている。しかしながら、現状ではAMOLEDパネルの量産に成功しているメーカーはSDC、LGD (第8世代WRGB OLED TVの新規投資発表)、Sonyしかない。

これはAMOLEDパネル製造がTFT-LCDに比べ技術的難易度が高く、量産成功といっても、既にTFT-LCDが支配しているディスプレイパネル市場において性能や価格優位性の確保が難しいと考えられるからだ。さらに、ディスプレイパネル市場が大画面化、高解像度化競争に突入しているため、後発のAMOLEDパネルメーカーにとっては、、AMOLED基礎技術の開発と応用技術開発を同時に進めるという難関が待っている。

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8 Aug

LGディスプレイ、第8世代OLEDパネルを来年下半期に量産

LGディスプレイの第8世代(ガラス基板サイズ2,200㎜X2、500㎜)OLED生産ラインを来年下半期量産稼動に入る予定だ。 LGディスプレイは今月1日、坡州(パジュ)工場の第8世代OLED生産ラインの装置搬入式を行い、京畿道知事と坡州市長をはじめ、ハンサンボムLGディスプレイ社長、チョン・チョルドン生産責任者(CPO)副社長、ソクホジン労働組合委員長など会社関係者が出席した。
またファンチョルジュ周星エンジニアリング代表、松本佳久出光興産副社長、マイケル・グルント韓国メルク代表取締役など主要パートナー企業代表も参加した。
今年2月に投資計画を発表して以来、クリーンルーム工事などを終え、今回の装置搬入後はフォローアップ設備を整え、試験工程などを経て、第8世代OLED生産ラインは来年下半期に量産稼動に入る予定だ。
約7,000億ウォン(約626億円)を投資したこのラインは、月産2万6,000枚(ガラス基板投入ベース)の生産規模となり、55インチ大型TV用OLEDパネルなどを生産する計画だ。
ハンサンボム社長は「LGディスプレイは55インチOLEDパネルを世界で最初に発売した経験とノウハウを活かし、パートナーとの協力により新規ラインの来年下半期量産を必ず成功させる」と述べた。

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24 Jul

LG begins selling first OLED HDTV in the US

LG has officially introduced the new LG Curved OLED TV for the US market.

Best Buy has begun selling the 55-inch class (54.6-inch diagonal) 55EA9800 at a Minnesota-based store. In the coming weeks, various Best Buy stores will sell the TV at US$14,999, the company said.

LG is the first company to commercialize both the flat screen OLED TV, which has been sold to consumers in Korea since January 2013, and the new Curved OLED TV, which began sales in Korea in April.

The TV is 0.17 inches (4.3 millimeters) thin at the edge of the screen and weighs less than 38 pounds (17.2 kilograms). It is equipped with a WRGB four-color pixel system featuring a white sub-pixel that works in conjunction with conventional red, green and blue pixels.

OLED TV technology from LG Electronics delivers an infinite contrast ratio for optimal contrast levels regardless of ambient brightness or viewing angle, said LG.




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1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

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