旭硝子は、1850mm×1600mmの第6世代サイズに対応した化学強化ガラス「Dragontrail」を、「FPD International 2012」に出展した。スマートフォンやタブレット端末表面にあるカバー・ガラスにタッチ・センサを形成する、いわゆる「カバー・ガラス一体型技術」に向けたものである。「2012年の夏前に量産出荷を開始した」(同社)。
開発品は、大判のガラス基板の状態で、化学強化処理や筐体表面の外装、センサ電極の形成、表面処理、ガラス基板の切断、加工を実施する「シート工程」に対応したもの。展示品の厚さは0.7mmだが、「実際は0.55mm品を出荷している」という。