住友金属鉱山は、同社100%出資子会社の大口電子(鹿児島県伊佐市)にサファイア大型基板生産ラインを設置し、量産を開始した。
サファイア基板は、白色・青色LED用の窒化ガリウムを成長させる基板として使用され、LEDは、省エネルギーや環境負荷低減効果が大きいことから市場が拡大している。白色LED市場が大型液晶テレビのバックライト用途から一般照明用途へと拡大する中で、LED メーカーにとって生産性向上が図れるサファイア大型基板に対する需要が高まっており、同社では今年初めから、大口電子に大型の結晶育成炉の新設と基板加工ラインの増設を進めてきたが、工事が完了し直径6インチのサファイア大型基板の量産を開始した。
サファイア基板は、白色・青色LED用の窒化ガリウムを成長させる基板として使用され、LEDは、省エネルギーや環境負荷低減効果が大きいことから市場が拡大している。白色LED市場が大型液晶テレビのバックライト用途から一般照明用途へと拡大する中で、LED メーカーにとって生産性向上が図れるサファイア大型基板に対する需要が高まっており、同社では今年初めから、大口電子に大型の結晶育成炉の新設と基板加工ラインの増設を進めてきたが、工事が完了し直径6インチのサファイア大型基板の量産を開始した。
6 インチのサファイア基板の生産には大型結晶の育成技術が必要となるが、同社は長年培った結晶育成技術をベースに大型のサファイア単結晶を育成するための独自技術を開発してきた。今回、直径約30cm、重量約80kgのサファイア大型単結晶を短期間に育成できる技術を確立し、大型基板としては世界トップクラスの量産体制を構築した。
さらに大型基板の生産性の一層の向上につながる重量約130kgの超大型サファイア単結晶の育成技術も確立しており、2013 年度には量産に移行する計画で、今後、環境・エネルギー分野向けの材料開発を強化し、材料事業の成長戦略を推進するとしている。
さらに大型基板の生産性の一層の向上につながる重量約130kgの超大型サファイア単結晶の育成技術も確立しており、2013 年度には量産に移行する計画で、今後、環境・エネルギー分野向けの材料開発を強化し、材料事業の成長戦略を推進するとしている。
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