グーグルはテレビ局など13社の独自動画をネット配信すると発表した。動画配信サービス「ユーチューブ」を通じてテレビ放送と連動した番組や日本のアニメなどの動画を無料で配信し、広告収入の拡大につなげる。グーグルとして番組供給企業に広告料を前払いする方式を初めて採用しており、魅力的なコンテンツを集めたい考えだ。
独自動画を配信するのはTBSテレビ、テレビ朝日、フジテレビジョン、ニフティ、ホリプロ、電通など13社。各社がユーチューブ上に自社の専用チャンネルを設け、定期的に新作を配信する。テレビ朝日はバラエティー番組と連動したオリジナル動画を企画。TBSは放送中の深夜番組「女子アナの罰」の連動番組で、放送では流れない独自の内容を配信する。
グーグルは広告料金収入を番組供給企業に前払いする。過去の動画閲覧実績から、番組ごとの閲覧回数を推計して支払う。放送局などにとっては動画の製作原資を確保しやすくする。
グーグルは閲覧回数を高める動画作りも支援する。動画を縮小表示した画像の作り方や最初の数秒にインパクトのある映像を用意するなど、これまでの人気動画を参考にした作り方を各社にアドバイスする。
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