Appleが発売したiPad miniへのパネルを供給量はLGDが最も多く、一方でAUOは生産の歩留り率が低く、未だ供給量の調整に手間取っていると、サプライチェーン情報筋が伝えている。 LGDとAUOは、昨年10月に発表されたiPad miniの主要パネルサプライヤーの指定を受けたが、業界関係者もiPad miniの最大パネル供給メーカーはLGDがまだ維持したままの状態と推測している。 LGDがiPad mini用パネル供給能力を十分に整えている一方、AUOは、iPad mini用7.9インチパネルの製造歩留まり率の低さを改善出来ないという大問題を抱えていることが分かった。 



IHS Electronics&Media発行のレポートによると、ディスプレイの製造歩留まり率問題が2012年第4四半期iPad miniの生産に影響を与える可能性が大きいことが分かった。
また、Radiant Opto Electronics と CoretronicはiPad miniに採用されるBack Light Unitを生産しているが、需要に応える最善を尽くして注力中と分かった。
業界では、iPad miniの2012年の総供給量は、当初の業界予想が1000万台レベルだったが、AUOの歩留まり問題で6-8百万台レベルに留まると予測している。
一部では、Appleが次世代iPad miniを2013年第2四半期に発表するという観測も出ており、新しいモデルはRetina Displayを搭載する見込みとの憶測が強い現在のところ、iPad miniに使用されるパネルは、LGDがIPS技術、AUOがAHVA技術を採用して生産している。