帝国データバンクによると、カシオマイクロニクスが12月10日、東京地方裁判所より特別清算開始決定を受けたという。11月7日の株主総会決議で会社を解散したことに伴う措置で、負債額はカシオ計算機からの借入金約75億円。カシオ計算機は、グループの合理化の一環として、2011年6月に同社とカシオマイクロニクスのWLP(Wafer Level Package)関連事業を、受け皿会社のテラミクロスへ承継させた。その際、カシオ計算機は約75億円の貸付債権を放棄。2011年度決算で放棄分の特別損失を計上している。