日本電子回路工業会(JPCA) 会長 小西誠治氏は1月10日、新年賀詞交換会の冒頭の挨拶で、重点テーマとして、次世代ビジョンプロジェクト、戦略的標準化事業、一般社団法人化の3点を挙げた。次世代ビジョンプロジェクトでは、新市場への挑戦や海外市場支援などを実施する計画。標準化事業では、ロードマップの作成の他、UL認証に関してユーザへの協力も進めるという。「蛇年は“次の時期が作られる年”との意味がある」(同氏)とし、新政権の今後の取り組みに期待感を示した。
続いて挨拶に立った経済産業省 商務情報政策局 審議官の中山亨氏は、「経済再生・景気回復を目指す新政権において、迷うことなく前へ進みたい」と決意を語った。近々発表される
補正予算では、半導体・LCD・電機メーカーなど製造業に最新設備の投資をサポートする“リッチ補助金”や中小企業支援などの政策を盛り込んだ点を紹介。1月中に発表予定の2013年度予算では、技術革新向け研究開発投資のバックアップに注力する方針。現在のエレクトロニクス産業は、「国際サプライチェーンのどこで利益を得るか
が重要」(同氏)との見方を示した。
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