January 15, 2013
有機EL、理美容、BtoB。パナソニックの反転攻勢
有機ELは、小型のスマートフォン向けの世界では実用の域に来ているが、テレビなどの大型向けでは技術開発や生産面で、まだまだ改善の必要性があるのは各社に共通したものである。各社それぞれの強み、方式があるなかで、パナソニックは印刷方式にこだわってやってきた。すでに開発をはじめて、6、7年という期間を経ているが、今回のCESのブースでも、我々としては素晴らしい画質の4Kの有機ELディスプレイが見せることができたと考えている。 有機ELの特徴を生かそうとすれば、ディスプレイの技術だけに留まらず、コンテンツの進化も重要である。いま、日本のテレビ放送のコンテンツを、有機ELに表示しても、ディスプレイの方が勝り、コンテンツが負けてしまう。私自身、新たなディスプレイの技術を進めるときには、ディスプレイ技術にふさわしいコンテンツやアプリケーションを整えることが健全な発展につながると考えている。その点では、まだまだ技術やコンテンツは開発のフェーズにあり、我々は急ぐ必要がない。
Pick up from "有機EL、理美容、BtoB。パナソニックの反転攻勢 津賀社長インタビュー。「CESで見せた強み」"実用化については、そんなに急いでも仕方がない。パナソニックは兵庫県の姫路工場に、5.5世代の設備を持っており、ここで56型のパネルを1枚取りしている。まずは個人用のテレビではなく、業務用ディスプレイからスタートしたい。個人用のテレビとしての展開は、液晶ディスプレイに対して、コスト的な競争力を持てるようになってからだ。そのためには、第8世代以上の生産設備が必要となるが、そこへの大きな投資には踏み出せないし、まだ早いと思っている。 有機ELの量産化については、ソニーと協業を進めているが、私がBlu-rayを担当していたときや、DVDの後期においては、ソニーと一緒に仕事をした経緯がある。日本のメーカー同士が手を握りあって、より良いものを作っていくということは非常に重要なことである。今後も力を入れてがんばりたい。ただし、各々が持っている強みがあってこそ、一緒になって強くなる。ソニーの強みと、パナソニックの強みを生かしていく。その点において、パナソニックの象徴的な技術が印刷方式ということになる。







































