タッチパネル市場はスマートフォンやタブレットPCの普及で急成長している。
2012年のタッ パネル市場規模は13億4,890万台で2011年に比べ39.4%増 し、2013年にも34.0%の増となり、市場規模が18億台を超えると予想する。
タッチパネルを使う主要アプリのスマートフォンやタブレットPCが今後も高成長を続けると予想されるが、ディスプレイパネルを使う全てのIT機器でのタッチパネル採用度が高まっている。
これに伴い、タッチパネル市場規模は台数ベースでは2016年まで毎年2桁成長が続き、2016年には27億5,000万台以上の市場規模に成長すると見られる。
スマートフォンやタブレットPCの普及に伴い、我々の生活も急激な変化を遂げている。
スマートフォンやタブレットPCは日常生活で一般化されただけでなく、IT産業全体も大きな影響を与えている。特に2012年10月、タッチ機能を前面に出したWindows 8 OSが発売され、タッチパネルの大型化が本格化、市場がどこまで成長するか予想もできない程だ。
2008年からの世界景気低迷で大半のIT産業が不況に喘いできたが、タッチパネル産業だけは好況を呈している。タッチパネル業界には新規メーカーが絶えず参入し、他のメーカーも参入のチャンスを狙っている。また、参入メーカーが増加するほどタッチパネル価格が急落しており、競争力確保と差別化のために構造、技術、プロセス、新材料の開発や改善のスピードも速い。
Windows 8導入でノートPCやAIO PCでもタッチ機能採用製品が増加している。タッチ機能が全てのマウスやキーボードを代替るには時間が必要だが、タッチ機能で便利になる機能は多く、この機能に特化したアプリが増加し、従来の入力装置とタッチ機能が相互補完的に活用される。
まだ導入初期のためハイエンドのウルトラブックに一部採用されているだけだが、ミドルエンド製品にもタッチ機能の採用が増えると考えられる。
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