IHSはCCFLに代替して登場したLED BLUの価格競争が激しくなったことで、過去3年間のLCD TV価格が40%ほど下落し、そのためPDP TVとの比較でも非常に手頃な価格帯になったと分析した。
2012年第4四半期に米国で販売されたLED TVの平均小売価格は $ 1,251で、これは2010年第1四半期の $ 2,031に比べて約38%下落した価格となる。 LED BLUを採用したLCD TVと、CCFL BLUを適用したLCD TVの平均価格差は2010年第1四半期に約 $ 1,127だったのに対し、2012年第4四半期には約 $ 620となり、価格差が狭まった。
一方、Plasma TVとの価格差は2010年第1四半期は $ 289という高いレベルだったが、2012年第4四半期には $ 364という安さになったことが分かった。
IHSのTV市場アナリストVeronica Thayerは 「最近数年間に、薄く、消費電力が低いLED TVが旧型のディスプレイとBacklight技術の代替という組み合わせが需要に作用した」と説明。また「市場に多くの製品が登場して、価格競争が激しくなった。市場3〜4位のメーカーも、より多くのLED TVを発売し、競争と価格下落を煽っている。さらに、より小さな画面に採用されたLED TVまで発売されて全体的に価格が下落した」とコメントしている。
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