ジャパンディスプレイは、5.2型フルHD(1920×1080画素)の有機ELパネルを開発した。精細度は423ppiである。白色有機ELとカラー・フィルタ(CF)を組み合わせる方式で実現した。
ハイエンドのスマートフォンでは、フルHD液晶パネルの搭載が進んでいる。例えばNTTドコモの2013年春モデルのスマートフォンでは、フルHD液晶パネルを搭載した4機種の製品が発売された。
ジャパンディスプレイは2012年9月に、今回と同じ「白色有機EL+CF」方式で、4.5型HD(1280×720画素)の有機ELパネルを開発していた。精細度は「iPhone 5」などと同じ326ppiである。同社はその後さらなる高精細化に取り組み、今回、精細度423ppiの5.2型フルHDパネルを開発した。画素構成は従来と同じく、RGBWの4色構成である。高精細化は、同社の低温多結晶Si(LTPS)技術、白色有機EL技術、駆動技術を結集して実現したという。今後は引き続き国内の材料・設備メーカーと連携を深めて、量産に向けた課題の克服に取り組んでいくとする。
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