中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)HWT.ULは8日、クラウドコンピューティングや多機能携帯電話(スマートフォン)の好調が貢献し、今後5年間の売上高の年平均成長率は10%になるとの見通しを示した。

同社の郭平・最高経営責任者(CEO)は、2012年の純利益が前年比32%増の154億元(25億ドル)になったと確認した。売上高は前年比8%増の2202億元。監査前の数字は1月に既に発表されていた。



売上高を地域別でみると、中国は12.2%増の736億元。欧州・中東・アフリカは6.1%増、アジア太平洋部門は7.2%増、南北アメリカは4.3%増となった。

同社は声明で「情報・コミュニケーションの技術は引き続き成長し、クラウドコンピューティング、BYOD(Bring Your Own Device)、ビッグデータにより、新たな機会がもたらされるほか、フィーチャーフォンはスマートフォンに急速に取って代わられる」との見方を示した。