スウェーデンの通信機器大手エリクソンは8日、米マイクロソフトのインターネット・プロトコル・テレビジョン(IPTV)事業を買収することで合意したと発表した。

買収価格は明らかにしていない。

買収は規制当局の承認を待ち、下期に完了の見通し。

マイクロソフトのメディアルームIPTV部門が開発・製造するソフトウェアは、電話会社がインターネットを通じたテレビ配信に利用している。



エリクソンは声明で、買収によって、IPTVサービスプロバイダーとして世界首位に立つことを目指すとし、ケーブルやサテライトなどのサービスプロバイダーと競合する電話会社にサービスを提供する方針を明らかにした。

エリクソンによると、2013年の世界のIPTVサービスの契約者数が7600万人、収入が320億ドルになると見込む。さらに、2015年には契約者数が1億0500万人、収入が450億ドルに拡大するとの見通しを示した。