パナソニックは30日、タタ自動車を傘下に置くインドの財閥タタ・グループと提携し、現地での協業を強化する方向で一致したと発表した。インドでのパナソニックの売上高を2015年度に12年度の約3倍となる40億ドル(約4千億円)に増やす計画も明らかにした。
 タタとの関係強化は、戦略的な協力関係を構築し、経済成長が続くインドでの需要を取り込むのが狙い。津賀一宏社長がタタ・グループ幹部と現地で会い合意した。
 家電の取引があるタタ側と自動車分野を軸に協力を広げる方向で検討する。パナソニックは中期経営計画で自動車関連を柱の一つに位置付けている。