米グーグルはタブレット端末「ネクサス7」の後継機を7月頃に発売する。プロセッサーには米クアルコム製「スナップドラゴン(Snapdragon)」を採用する。2人の関係筋がロイターに明らかにした。
グーグルはこのタブレット端末を下半期に800万台出荷することを目指している。グーグルの新たなタブレット端末発売のタイミングや販売目標が明らかになるのは今回が初めて。グーグルは情報を公表していない。
最新機種は画面の解像度を高め、米エヌビディア製「テグラ3」の代わりにクアルコム製を採用。1人の関係筋によると、両社のプロセッサーを比較し、処理能力の観点から最終的にクアルコム製に決めた。



グーグルの広報担当者は新たなタブレット端末についてのコメントを拒否。クアルコムとエヌビディアは取材に応じなかった。
関係筋によると販売価格はまだ決まっておらず、グーグルの計画は流動的だという。市場をリードする米アップルも今年にタブレット端末「iPad(アイパッド)」の新モデルを発表する見通しで、競合他社が計画を変更せざるを得なくなる可能性がある。
1人の関係筋によると、グーグルは新機種を昨年6月発売の第1世代の機種と同じ、199ドルで販売する可能性がある。