米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)の1~3月期の世界販売で、営業利益の94.7%をサムスン電子の端末が占めたことが分かった。
 米調査会社のストラテジー・アナリティクスが16日までに集計した。1~3月期にアンドロイドスマートフォンは世界で53億ドル(約5413億円)の営業利益を計上し、このうちサムスン電子が51億ドルだった。

 2位はLG電子で1億ドル。韓国2社の合計は52億ドルで全体の97.2%に達する。

 ストラテジー・アナリティクス側は「サムスンは現在の世界アンドロイドスマートフォン産業で文句なしの王者」と話した。サムスンは強い市場支配力で、アンドロイド端末の今後の方向性に影響を与えると予想した。
 別の関係者は、サムスンの高い収益性は効率的な供給網とスマートな製品、積極的なマーケティングによるものと分析した。