米Corning社は、高機能ディスプレイ用ガラス基板の第2世代に当たる「Corning Lotus XT Glass」の発売を開始した。有機ELディスプレイや高精細液晶ディスプレイの駆動に用いられる、低温多結晶Si(LTPS)TFTや酸化物半導体TFT用のガラス基板として製品化したものである。
今回のLotus XT Glassは、第1世代品に対して、高温下での熱安定性および寸法安定性を改善した。ディスプレイの製造工程で生じるガラス基板上の2点間の距離の変化を指すトータルピッチは、「クラス最高の精度」(同社)という。「ガラスの変形量が予測できれば、2点間の距離の変化に対応できる。この予測された変形量からのバラつきが、最終的には歩留まりの低下につながる。Lotus XT Glassは、高温下での熱安定性および寸法安定性が改善され、顧客であるディスプレイ・メーカーの歩留まり向上に貢献する」。
同社はこの新型ガラスを、2013年5月21~23日にカナダのVancouver Convention Centerで開催される「SID 2013」の展示会に出展する。
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