有機EL、新天地へ進め、有機ELに大きな可能性が見えてきた、とか...まだ旬(?)の有機ELを取り上げてどうしても雑誌を売りたいということのようですね。
「可能性が見えてきた」というのは、つまり「可能性しか見えていない」ということです。技術を分かっていないジャーナリストの予想話と割り切って、真剣に読まないようにお勧めします。
有機EL、特に大型の本格的な量産化は、少なくともまだ10年はかかるという管理人の見通しは変えませんし、コアなブレークスルーが無い限り最悪の場合は消え去る技術となる確率もけっして低くは無いと思っています。
なぜか?と言いますと、どうしても有機ELでなくてはならないという必須条件(生存理由と言っても良い)が無くなってしまっているからです。
画質?、高精細?、消費電力?、いずれも液晶との差異が分かりにくくなっています。
フレキシブル? (=バックライトが不要)、それくらいしか見つかりませんね。しかしフレキシブルな大型有機ELを何に使うのでしょうね。
液晶の進化に淘汰され消え去ってしまった技術のひとつにならないことを、かげながら願ってやみません。
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