サムスン電子はソウルでのメディア向けイベントで、55型カーブ・ド・OLED TVを発表し、「 Zero Pixel Defect」OLED TVの世界市場投入を宣言した。
 OLEDの場合、カラーフィルタと発光材料が分離されているLCDとは異なり、それぞれの画素が自発行する構造のため、他のディスプレイよりも厳しい工程が必要となる。
 このように、OLED TVは製造工程が難しく画素不良発生が頻繁なため、サムスン電子はOLEDの最大の長所である完璧な画質をユーザーに対して明確に表現するために 「Zero Pixel Defect(ZPD)」の採用を決定した。
 特に、サムスン電子はOLED技術力を土台にした 「Zero Pixel Defect(ZPD) 」を全世界のマーケティング活動にも積極的に活用する方針だ。



 サムスン電子カーブ・ド・OLED TVは、二つのリアルタイム放送画面を同時に視聴できる 「スマートデュアルビュー(Smart Dual View)」機能を装備。また、カーブ・ド・OLED TVは毎年変化するTV機能と性能に即座に対応できる「エボリューションキット」を採用。
イベントでは、カーブ・ド・OLED TVで65型と55型のUHD TV F9000も初めて公開した。
 F9000は、信号解析、ノイズの最小化、UHDアップスケーリング、ディテールの向上など、4段階の画質処理技術を装備したサムスン電子独自の 「クワッドディテールエンジン(Quad Detail Engine)」を採用してUHD映像をより鮮明で生き生きとさせ、一般映像もUHDレベルの鮮明な高画質で鑑賞できる。
 カーブ・ド・OLED TVは、6月末から韓国の主要店舗で販売され、価格は出荷ベースで1500万ウォン(約133万5,000円)となっている。